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2023年釣行記(02) – MB

2023年 Mebaring 釣行記

日 時:01月13日(金) 16:50~21:30
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 3、カサゴ x 4
同行者:Dr.TJさん

MHR-KGNは、小生にとっては気軽に行ける癒やしの場であり、冬季には週に2度、3度と通っていた。所が、昨シーズンは、それまでとは様変わりで、釣れたとしても1桁台の釣果に終わることが殆どだった。
それだけに、今シーズンがどうなるか心配していたが、前回の結果は、6匹と最悪期は脱した様な印象だった。とは云え、以前の様にテトラ帯と岸壁の間では皆無と云っても良い程反応はなく、テトラ帯が設置されているラインより沖目を狙ったのが功を奏したもので、その意味では完全に回復したとは云えそうにもないが・・・。

兎にも角にも、沖目を狙えば可能性があることが判った所で、それを確かめたくてチャンスを狙っていた所、13日の金曜日は南西の風が3~4mと、MHR-KGNでのメバリングには願ってもない予報。そこで、すっかりその気になっていた所に、考えることは皆同じと見えてDr.TJさんからお誘いを頂いた。

15:40頃、自宅を出発。現地には16:40頃到着し、先着していたDr.TJさんと合流。

前回と同じSoare S803ULT30を手に連れ立って岸壁に出てみると、風は予報よりも弱く、穏やかな海には点々とテトラ帯が頭を出していて、前回の様に円らな瞳の可愛娘ちゃんがコンタクトしてくれれば云うことなし。

岸壁に出た所で、Dr.TJさんには先に始めてもらい、小生は、前回と同じ飛ばしウキ0.5gのJHを組み合わせたシステムを組んだ。しかし、最近になって、急激に視力が落ちて来てラインを結ぶなどの手先の作業に手間取り、16:50頃にキャスティングを始めた時には、DR.TJさんはかなり先にまで行ってしまっていた。

周囲は、日没時刻を過ぎたばかりでまだまだ明るいためか、可愛娘ちゃんからの反応は感じられない。そこで、Dr.TJさんを追い掛ける様に蟹の横這い釣法のテンポを少し上げて反応を探っていると、ガツンと根掛ってしまった。ロッドが長いため、少しロッドを煽ると外れることが多いので、この時もそうして外したのだが、何がどうしたのか、弾みとは怖ろしいもので、ラインがグシャグシャに絡んでしまった。
今、考えれば、この時点でSoare S803ULT30を諦めて、予備に持って来ていたBlueCurrentⅢ69/Bに替えれば良かったのだが、この時はその様な考えは微塵もなく、見え難いのに絡んだラインを一生懸命になって解いた。

トラブルを解消している間に、陽は落ちて周囲はすっかり暗くなっていて、ゴールデン・タイム。前回は、18:00頃になると反応がなくなったことを考えると、今がそのチャンス。集中力を高めて可愛娘ちゃんからのコンタクトを待ったが、今回は音沙汰がない。
17:50頃、またもや根掛かり。今度はロッドを煽っても、立ち位置を変えてラインを引っ張っても外れず、ラインが高切れしてしまう最悪の結果。こうなるとシステムを組み直す気にもならず、車まで距離のあるへの字カーブを過ぎた辺りだったが、エッチラオッチラ戻って、ロッドを交換した。

ベイト・ロッドのBlueCurrentⅢ69/Bではハード・プラグのみを使うことにして、先発はTETRA WORKSEBIKKOを結んでみたが、反応が返って来ない。
それから以降は、SS(SlowSinking)SF(SlowFloating)SP(Suspend)S(Sinking)などなど、手持ちのプラグを取っ替え引っ替えして何とか可愛娘ちゃんの気を引こうとしたが、59番スポット付近で、1度だけ反応があっただけ。

そして、コンタクトを得られないまゝ77番スポット付近にまで来た時、ボトム付近を狙ってみることを思い付いた。しかし、残念ながらメタル・ジグの持ち合わせはない。そこで、駄目で元々と沈みの早いTETRA WORKSTOTOで試してみることにしてキャスト。
ラインをフリーにして10カウントした所で、軽くリフト&フォールをすると、微かだが魚がジャレ付いている様な感触が伝わって来た。あれ?と思いつゝ軽く合わせを入れた所、小さな生命体の暴れる動きがあって、この日の最初の獲物をゲット。時刻は19:10頃のことで、正体は、可愛いロリ・カサゴメバル狙いなので外道とは云え、ホット一息つけた。

カサゴでも良いやと続いてキャストして、10カウントした所で、今度はコンとはっきりと感じるアタリ。合わせも決まって遣り取りをすると、カサゴとは違う動きがあって、今度こそ本命の可愛娘ちゃんであることを確信。

これで気を良くしたが、後続がなく、余りにも反応がないことに嫌気も差して来た。
そこで、気分転換を兼ねてDr.TJさんの様子を聞こうとしたが、何処に行ったのか姿が見えず、漸く探し当てた所は127番スポット付近。訊けば、やはり調子は今一つの様子で、狙いをカサゴに替えた様子。

19:30頃、連れ立って折り返しに入ったのだが、その頃から風が強く吹き出して来てしまった。更に、悪いことには南西であるべき風が、真横から吹き付ける西風とあっては、前回の二の舞いで、やり難くて仕方がない。それでも我慢をしてキャスティングを繰り返していたが、泣きっ面に蜂で、雨まで降り出す始末。しかし、時刻は20:00になったばかりで、引揚げるには早過ぎる。予報には傘マークが付いていなかったことを頼りに、戻りながらキャスティングを繰り返していた。

そんな時、凸部110番スポット付近に入っていた餌釣り師が、堪らず引き揚げて行った。そのポイントは、西風を背に受けられる上、小生自身も過去に良い釣りをしたこともある。実は、往路で入ろうと思っていたが、先行者が居たので見送ったのだが、折角、空いたのに勿体ない。ものは試しとばかりに入ってキャストすると、着水と同時にココン。
思い掛けない反応にビックリしたが、合わせも決まって抜き上げたのは、22cm近くもある良型の可愛娘ちゃん
これに続いてキャストを繰り返したかったが、生憎、この頃から雨粒が大きくなり本降りの様相になって来た。そこで、泣く泣くそのポイントは諦めて、少し足を早めて戻りながら雨風の合間を見てキャストすることにした。

そして、74番スポット付近にまで戻って来た頃から、ラッキーなことに雨風が少しづつ弱まって来て、それに呼応する様にDr.TJさんがポツリポツリとメバルを掛け始めた。
訊けばSSのミノーをデッド・スローに引いているとのこと。
小生も倣ってやってはみたが、操作感に乏しいこの釣り方は苦手で、どうしてもルアーを動かしてしまう。こんなこともあって、小生は10cm位のロリ・メバルを1匹拾っただけに終わってしまい、結局、21:30頃、StopFishingとした。

今回は、残念ながら、長竿での沖目狙いが不発に終わってしまった。しかし、Dr.TJさんがプラグで7匹も出した様に、プラグにはソコソコ反応があったので、次回は、プラグ縛りでやってみようと思う。