2022年釣行記(12) – MB
2022/03/10
日 時:03月10日(木) 18:00~22:00
潮回り:小潮(↑)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 0
同行者:YTさん、Dr.TJさん、ISBSさん
前日の9日の夕方、久し振りにYTさんから電話があり、色々と積もる話をしている内に、MHR-KGNでメバリングを一緒にすることになった。条件的にも予報でも、夕方から夜にかけては弱い南風の予想だったので、申し分のない所だった。所が、一夜明けて当日の朝、改めて予報をチェックすると20:00頃から東風に変わるとのこと。条件としては悪い方向になるが、こればかりは仕方がない。
16:15頃、自宅を出発し、現地到着は17:10頃。
前回は久し振りにかなり沢山の車が止まっていたが、前回の結果が全く芳しくなかったので、アングラーは少ないだろうと予想した通り、この日は又々ガラガラ状態に戻っていた。
今日も、厳しそうだなと思いつゝ、車から降りて準備に掛かろうとした所に、ピカピカの黒のスバル・ボクサーが入って来て、DR.TJさんが登場。そして、Dr.TJさんに挨拶をして戻る途中、反対側に止まっていたYTさんに呼び止められて、早くから来ていたYTさんにようやく気が付き、改めて挨拶をして、釣りの準備に掛かった。
今回持ち込んだロッドは、Tenryu改とEmeraldas改の2本。
Emeraldas改は、前回使ってみた結果、ティップの暴れが少し大きい様に感じたので、その暴れを少しでも軽減したかったため、ティップのガイドを1個減らしてガイドを付け直したもの。その効果が思った程でない場合を考えて、Tenryu改を予備に持ち込んだものだが、その際にはEmeraldas改のベイト・ロッドへの改造はボツにしようと思っていた。
と云う訳で、3人揃って岸壁に出た所で、小生はEmeraldas改でテストの開始。
潮は干潮から上げ潮に転じて間もない時刻だったので、潮位は低いため、テトラ帯は大きく海面から出ており、海藻がびっしりと海面に漂っている。そんな海藻を避けるために、針は付けずにフロートだけでキャストすると、スムーズにラインが出て行って、テトラ帯付近に着水。3.6gのフロートを使っているにしては、余り距離は出ていないが、ロッドに慣れればもう少し伸びる筈であり、仮に伸びないとしても、MHR-KGNでは不足のない距離は出ている。
2度、3度とキャスティングを繰り返してみたが、同じ結果・・・・。
ガイドを減らした効果があった!!
と云う訳で、今回はEmeraldas改で通すことにして、先に進んで行ったYtさんやDr.TJさんを追って、60番スポット付近に到達し、前回使ったソルト・フライのカラマリを結んで、18:00少し前にキャスティングを開始。
このポイントでも、海藻がテトラ帯と岸壁の中間付近にまで広がって来ているので、キャスト出来るのは手前の狭いスペースしかない。そこで、ここではピッチングの練習を兼ねて可愛娘ちゃんからのコンタクトを待った。しかし、キャスティングに注力していたためか、音沙汰を感じられない。
そこで、先行して行った二人を追い掛ける様にして、テンポの早い蟹の横這い釣法で可愛娘ちゃんの居場所を探したが、見付けられないまゝ70番スポット付近に到達。
この付近は、比較的海藻の密度が低く、足許からテトラ帯付近まで綺麗な海面が広がっている。そこで、オーバー・ヘッド・キャストにキャスト方法を替えて、少し沖目を狙うことにした。
所が、何故かフロートが全く飛んで行かない。リリースするタイミングに気を付けてキャストし直しても、テトラ帯と岸壁の中間付近で、急激に失速してしまう。
アレッ、どうしたんだろう?
何があったんだろう?
これが、この日の地獄の始まりだったとは、その時は思いもしなかったのだが・・・・・。
リリースのタイミング、力の入れ具合等々色々と注意しながらキャストを繰り返したが、入釣時の様な飛び方の再現が出来ない。この時点で、可愛娘ちゃんと遊ぶことを諦めて、キャスティングの練習に打ち込むことにしたが、何故か原因が判らないまゝ悩んでいる小生の後ろを通って、18:30頃、ISBSさんが登場。
その後は、フロートを2個にしてみたり、ラインとリーダーの結び目がガイドを通らない様に短くしたり、果てはリールのマグネットの数を減らしたりしてみたが、解決に至らないまゝ。
こうなってしまうと、すっかりメバリングを続ける気持ちは雲散霧消。
ロッドをTenryu改に替える気力もなく、YTさんやDr.TJさんの隣りに並んで愚痴を繰り返して邪魔をすることに専念。にも拘らず、二人共ツ抜けを達成。ISBSさんもツ抜け達成したとのことだったので、小生一人蚊帳の外でママならないキャスティングに悩み、結局、解決出来ないまゝ、22:00少し前にこの日のメバリングを終えることにした。
帰宅後、こんな状態ならベイト・ロッドを調達するしかないとネットを徘徊している際、ふと思い付いてスプールの回転状況をチェックする気になった。
そこで、マグネット・ブレーキを開放にしてクラッチを切ってスプールを手で回転させてみると、明らかに回転量が少なく、直ぐに止まってしまう。こうなると原因は、ベアリングにあることは明らかなので、駄目で元々とばかりにエア・スプレーで2個付けられているベアリングを吹いてみた。
そして、改めてスプールを組み込んで回転させてみると、クルクルと気持ちの良い程回転を続けて呉れる。
使用後の水洗いは、きちんと励行していたので、塩ガミではなく、何か小さなゴミでも噛んでいたのかも知れないが、兎にも角にも、原因がやっと解明出来た。
原因が解ってしまえばなーんだと云うことだが、現場では何が何だ解らず、ロッドを曲げている仲間を目にして切歯扼腕。地獄の様な時間だった。
と云う訳で、次回、調子の良いリールを使ってEmeraldas改を試してから、どうするかを考えようと思う。