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2009年釣行記(22)

2009年 釣行記

潮回り:大潮  場所:KTSSRT  釣果:ナシ 同行者:単独

エギンガー諸兄は、釣行の前に潮周りや天候等どの様な点をチェックされるのだろうか?
今は未だ、小生はサラリーマン・アングラーなので釣行出来る日時などについては自由に選ぶことは出来ず、毎週、ほぼ決まった曜日に出掛けている。 従って、潮周りや天候を気にしても仕方がないのだが、釣行前日にはネットでチェックするのが慣わしになっている。

今回も、当然天候をチェックした所、雨は降らない模様だが南寄りの風が強い予想になっている。
この梅雨時にも拘らず曇りマークだけと云うのは、雨を最も苦手としている小生にとっては非常に有り難い。 次に気になる風だが、渡る積りにしていた烏帽子群礁付近は、最大6m/sの南風とあり、船宿のブログにも風が強く吹く様だから朝に確認の電話をと書いてあるし、最近良く通っている神奈川県西部方面も3m
/s
の予報。 ついでに伊豆半島の南部方面をチェックすると、こちらは精々1-2m/s

と云うことで、今回のポイントは少々遠いがKTSSRTに決定。

1:00過ぎに出発し、現地着は予定通りの3:30頃。
車を駐車スペースに停めて支度をしていると、ズーンッと腸に響く様な低い音。 ウネリ???
漁船の上げ下ろし用のスロープを越えて防波堤に出て見ると、突堤先端は潮でビショビショに濡れているが、時刻的には大潮の満潮を過ぎておりこれからは波が這い上がって来ることはないだろうと考え、突堤の先端に陣取って沖に向かってキャスティングを開始した。 しかし、ウネリは予想外に大きく、夜明け前の薄暗い中、波頭は突堤の高さギリギリまで盛り上がり、次にはグーッと下がるのを見ていると、何やら気持ちの悪いものがある。
釣に来て波に浚われたんじゃ物笑いの種と突堤を少し戻って乾いた所を立ち位置にして、ここで暫く並み波の様子を観察することにした。

約30分位だろうか、観察している間に波が突堤を這い上がる場面はなかったので、先端に戻って、気を入れなおしてキャスティングの再開。 し
かし、大きく上下する波にラインが遊ばれて、エギ自体も海の中でバタバタと落着かない挙動を示しているのだろう。 そんなエギにイカが抱きつく筈もなく、何の信号も感じられないまま時間
が過ぎて行く。
辺りがすっかりか明るくなった頃、地元の釣り師が自転車に乗って登場。 挨拶をして様子を尋ねると昨日はもっとウネリが大きくて、道具を流された人も居たとのこと。 であれば、底荒れもしている筈だ。 イカの気配も感じられないのは、ある意味当然のことか?

前々回に6杯も出したSZKはここから更に30km程南下した所。 思い切って場所替えしようかとも考えたが、今日は午後からお袋を病院にまで連れて行か
ねばならないので、実釣時間も余りないし、遅刻は絶対出来ない。 帰途には何箇所も渋滞の名所があるので、ここは粘るしかないと考え直して続けたが、切れ藻ばかりが
ロッドを曲げる様では、集中力も途絶えがちになるのは仕方のない所。

IMG_0151_R.JPG
6:00頃から、霧が濃くなりだし幻想的な灰色の世界の中でのエギング。 イカからの信号は相変わらずなく、霧が晴れて日が差して来れば状況が変わるかも知れないと、根拠のない期待を抱いたが、霧は益々濃くなり、ニュースでは金谷フェリーも欠航になったとのこと(写真は釣り座にしている突堤の先端から最も霧が薄くなっている岸側を写したもの)。

7:00を回った頃、地元の釣り師が引揚げるのを見習って、こっちもStopFishing

伊豆半島には何箇所も竿出しポイントがあるのだが、既に寄り道をする気も完全になくなり、ひたすら元来たこの道帰りゃんせ
途中の西湘バイパスに幾つか
設置してある吹流しは、どれもだらりと垂れ下がっており、予報は完全に外れ。 こんなことなら、烏帽子群礁に渡れば良かったと悔しい思いを胸に、帰り着い
た。