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2007年釣行記(24)

2007年

潮回り:大潮  場所:ABRTB-HKST  釣果:ナシ 同行者:
単独

実は11日の釣行では釣果はあったものゝ、何となくモヤモヤとした気持ちが滓の様に残っていた。
その原因の一つには、ヤエン師達の釣りに気をとられて自分の釣りに集中出来なかったことがあるし、更には、その故に折角のあたりが取れなかったことがある。敢えて加えれば、7:00に異例の早上がりをしたこともあるのかも知れない。
このモヤモヤした気持ちは、帰宅した頃にはかなり強いものになっており、翌日には、ジックリと腰を据えてあのポイントを攻めたいと考えていた。そのためにはウィークデイ釣行しかない。天気予報を見ると、金曜日の15日から雨模様。13日は仕事の都合で休みは取れず、消去法で残った14日に有給休暇を取って釣行することにした。
当然、ポイントは11日と同じと思っていたが、局地予報を見ると、神奈川県西部は6:00より雨マークが付いている。対して東部は9:00。
折角、有給休暇を取ってウィークデイ釣行をして竿を出したとしても、直ぐに雨に降られるのは願い下げにしたい。となれば東部方面しかない。幸か不幸か、三浦にはチェックしておきたいポイントが一箇所残っていたので、今回は三浦に釣行することにした。
現地の駐車場には薄明るくなった頃に到着。早速、支度をして目指すポイントへ向かうと、流石にウィークデイのこと、釣り人の姿は何処にも見えずに完全に貸切状態。
ポイント・ガイドには沖目のカケアガリを狙えとあったので、第一投目から思いっ切り遠投して、例によってカウント10で、シャクリを開始。
第二投、第三投と扇状に探るが気配なく、徐々に棚を下げて行ったが、カウント15?20で、どの方向にキャストしてもアマモが掛って来る。以前、この裏の磯に乗った時も、アマモに悩まされたが、どうもこの近辺はアマモの繁殖地の様だ。であれば、アオリも産卵のために寄って来ている筈だが、前回の釣行から既に3週間過ぎており、状況も変わってしまっているのだろう。
アオリの気配が感じられず、時間が過ぎて行く。
ガイド・ブックにあるカケアガリはもっと先なのかも知れない。しかし、小生の力量では到底無理だろう。
そこで、砂浜を挿んで対面の磯にポイント移動。
この磯の岸寄りには、近くの施設に使う海水の取水口位置を示すブイが浮かんでいる。どんな釣りでも云えることだが、この様な障害物付近はポイントとなり得る。
早速、キャスティングを開始すると、水深も、こちらの方が若干ではあるが深そうな感じ。しかも2回に1回くらいの割合でカジメが掛って来る。と云う事は・・・・
根がある筈 -> であれば、アオリもいる筈 -> 釣れる筈
と、アングラーであれば誰もが考える三段論法。
しかし、ふと気が付くと小さな漁船が沖から砂浜に近付いて来たかと思うと、そのまゝ徐々に正面にまで流れて来る。邪魔だと思いながらも、その漁船を避ける様にキャストをしながら見ていると、事もあろうにブイ付近で網を上げ始めた。
確かに網入れのブイはあるにはあったが、それは右45度前方以遠。従って、釣りには影響がないと思っていたが、釣り座の正面付近にまで流しているとは思いもしなかった。仕方がなく、キャスティングをする手を休めて作業を見守っていると、時折、プシューと噴射音が聞こえ、遠目にはしかとは判らないが、アオリらしき姿が掛っているのが見える。
作業が終わり、2?3時間もすれば落ち着くだろうと期待をして、作業の終わりを待っていたが、網を上げ終わったその船が、正面にまで戻って来て、
ガ?ン!! マタマタ、網入れを始めてしまった。
これじゃ、釣りにもならないと諦めて、MSKやJGSMに移動したものゝ、一言でも声を掛けて貰えれば・・・・・・、と思ったのは正直な所。
イアホーンから聞こえて来るNHKのニュースでは、関東地方も入梅したらしい。しかし、雲は空一面に出ているものゝ、時折青空が透けて見える程薄くて雨が落ちてくる気配は全く感じられず、こんな状況ならば西部でも充分釣りが出来たと悔やんで見ても、後の祭り。
結局、最近、とんとご無沙汰している三浦方面のアオリの状況を見るために、ウロウロしただけに終わり、却ってフラストレーションを溜める結果となってしまった。