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2007年釣行記(20)

2007年

潮回り:中潮  場所:ABRTB  釣果:400gX1, 500gX1 同行者:ナシ

momoKenさん
のお膝元にしようかとも考えたが、少々過熱気味である旨情報が入ったので、当初の予定通り三浦半島南部方面に釣行することにした。
ポイントについては、夜明け前の暗い内はMSKを攻めて、夜明け頃からABRTBの地磯にと考えたが、過去の経験から中途半端に終わってしまいそうなので、ABRTB一本に的を絞った。
そのABRTBでも先週と山を挟んで反対側の地磯。
午前3時過ぎに出発。ABRTBの駐車場には4時過ぎに到着したが、その頃には既にヘッド・ランプを点けなくても歩ける位に明るくなっていた。次回はもう少し早くても良さそう。
早速、釣り道具を持って目的の磯に向かった。舗装された小道を抜けて海岸沿いに磯に向かった。途中に、満潮時には水没する可能性がある箇所えがあったが、満潮2時間前であり問題なく通過。ガイドブックを見て頭に叩き込んでいた磯に迷うことなく到着した。
正面に向かって第一投。底の状況等全く様子が分からないので、取敢えず早めのカウント10でシャクリを開始。異常なし。
カウント15.アマモがカンナに掛って来る。
カウント20、根掛り。
ライン・ブレイクするかも知れないと思いつつ、ラインを左手に巻き付けスプールを右手で抑えてジワーッと引っ張ると、ズルズルと云った感触でアマモが根っ子から付いて来る。
次の一投も正面で20カウント。軽くシャクルと、ズンッとアオリが乗って来た。
来る時はこんなものだ。僅か4・5投目で本日の初釣果。
これでボーズはなくなったとホッとしながら巻き寄せて来ると、予想通りと云うか心配した通りと云うか、残り20m程の所で根掛り。
アオリの逆噴射で外れるかも知れないと、ラインのテンションを保ったまま暫く様子を見ていたが、全くその気配もなく、海草との綱引き状態となってしまった。
仕方がなく、バラシ覚悟で先程と同じ様にしてラインを引っ張りアマモを根っ子から引っこ抜き、ラインを巻き取って来ると、そのアマモの塊の陰に隠れる様にしたアオリがプシューッと墨を吐いている。
こいつはラッキーと思ったが、スポーニングのこの時期にしては小さな400g程度のメス。
釣果記録で、締めた後の白くなったものを載せている方々も沢山いるが、実は、小生は余りすきではない。出来れば生きた状態で撮りたいと思っているので、常にスカリを用意している。メスでもあるので釣果記録写真を撮った後にリリースしようと一旦そのスカリに収容して、シャクリを再開。
2杯目は6時半頃。
勿論、2杯目が出るまでの間は、遠いポイント・近いポイントを扇状に探っていたのだが、ここはやたらに海草が多い。それこそ一投一投に必ず海草が引っ掛かって上がって来る。特に岸から15?20mの間には、特に密度の高いアマモ地帯がある様で、ここでエギが引っ掛かると綱引きをしなければならない。しかし、このポイントの海草はカジメではなくてイネ科のアマモであったことが不幸中の幸いで、エギをロストする様なことにはならないが、ストレスは充分以上に溜まってしまった。
この2杯目は、カーブ・ホールをさせているとコツンとしたアタリで来た。
本来はイカにエギを抱き込ませるために、一呼吸入れなければならないのだが、この時は反射的にその瞬間に合わせてしまった。
果たして、1杯目と同じ様に海草と共に抜き上げたアオリは蝕腕一本だけ。危ないところだった。
この2杯目はオスでスカリに入れられて真っ黒に興奮し、盛んに墨を吐き、ジェット噴射を繰り返していた。その後暫くしてスカリを見ると、先に入れておいたメスが真っ白になっている。
こんなことがあるんだろうか?
オスの吐き出す墨で窒息してのか?
直ぐに、2杯のイカをスカリから出して記録写真を撮ったのがこれ。

その後は、手当たり次第に海草を引き抜く作業の連続。
満潮時刻を過ぎて下げに入り、潮が動き始めても変化がなく、とうとう諦めてStopFishing。