2007年釣行記(17)
2007/05/01
潮回り:大潮 場所:真鶴MCNS、KTSSRT 釣果:1.1kg X 1, 800g X 1 同行者:ナシ
GWだけに何処の釣り場も人出は多いだろうと思ったが、月に一度の満月の大潮しかも天気も良さそうなので、行くしかない(笑)
いつもは夜半から朝マヅメの釣りが中心であるが、今回は夕方に出られそうである。先週覘いて見た真鶴方面であれば午後3時過ぎの出発で良い。上手くすれば夕マヅメから夜半までの釣りで、翌日はゆっくりと休めそう。
3時半過ぎに家を出たが、流石に夜中に走るのとは訳が違う。いつもの倍の時間が掛かり、真鶴の駐車場に到着したのは、夕方5時半過ぎ。日が沈むのが6時半頃なので、余り時間がない。
慌てて支度をして坂道を下り釣り場に向かったが、木々の間から透かして見える釣り場には人影が全然見えない。ゴロタ浜の石に脚を取られオタオタしながら岩場に立つと、思いの外強い西風が吹き荒れている。釣り人が見えない理由はこの爆風だろう。
少しでも風を避けられる岩場を探して、期待の第1投。
表層から探って行こうと10カウントした所でシャクルとガツン。
来たか!!
所が、グィ?ン・グィ?ンがなく、単に重たいだけ。
ウン????
エギに着いて来たのは、切れ藻の塊。抜き上げることも出来ず、ギャフで引き揚げなければならない有様。
その後、キャストする度に方向を変えても、掛って来るのは切れ藻ばかり。目を凝らして見ても見えないので、沈み加減で流れて来るのかも知れないが、これでは釣りにならないとこの場所は諦めて転戦することにした。
日も暮れて真っ暗な中を、小さなヘッド・ランプの光りを頼りに20分も掛けて駐車場に辿り着いた頃には汗ビッショリ。
移動中の車の中では、その汗の為に身体がドンドンと冷えて来て、風邪を引きそう。釣りに来て風邪を引いたんじゃ、家族から何を云われるか分かったものじゃない。エアコンの温度を26℃に設定して車内を暑い位にして、西風を避けられる漁港を探しながら南下。
KTSSRTに到着したのは21時頃。早速、防波堤の様子を探ると満月の大潮だと云うのに、人影は全くなし。
これはどうした事か?
釣れていないのか?
道具を担いで防波堤の先端に来て見ると、風向きは西から南東に変わっていて、時折強い風が吹き付けて来ている。更に南下することも考えたが、南下しても状況は余り変わらないだろう。しかも、ここはSAMURAI777さんからの出ている情報もあった場所だし、何よりも貸切状態。キャスト方向は自由に選べる。
期待を込めてキャストを繰返したが、イカからの信号が感じられず、集中力が切れ掛かって来た22時半頃、シャクッたロッドにグーッと重さが伝わって来た。
ガツンではないので、また、切れ藻かと、一瞬訝ったもののクイン・クインとした僅かな生命体の反応が伝わって来る。
アレ?ッ???
と思った瞬間、竿がグンと締めこまれ、ドラグがジーッジー。
来た?!!
デカイ?!!
何回か遣り取りをして、右腕が鈍って来た頃、漸く海面に浮かび上がり足元に寄って来た。ヘッド・ランプで照らした先に浮かんでいたのは、不気味な程のデカ・イカ。
左手に磯玉網を持って何度か試みたが、中々玉網入れが上手く行かない。時折、イカはジョット噴射をして抵抗を見せるし、益々右腕は鈍って力が抜けてしまいそうになる。
それでも、何とか玉網に入ったので、ロッドを股に挟み、玉網の柄を両手て持って引き揚げ様としたその瞬間・・・・・、完全には入り切っていなかったのだろう、大きな水音と共に暗い海に・・・・。
アァ、やってモウタ!!!
涙・涙・涙・・・・・!!!
茫然自失!!!!
右手で磯玉網を使えば良かった!!!
磯玉網ではなくて、ギャフにすれば良かった!!!
単独でなければ良かったのに!!!
と考えても後の祭り。
その場に暫くの間、へたり込んでいた。
気を取り直して再開すると、日付の変わる頃に待望のアタリ。今度は慎重の上に慎重に玉網入れし、ゲットしたのがコイツ。帰宅後計量すると1.1kg。
その後はアタリも遠退き、睡魔がやって来たので夜明けまで車で休むことに・・・。
4時に目が覚めて、と云うよりも殆どウトウトしただけだったが、今度はギャフを手にして防波堤に戻り、その第2投目。
ラインを通して伝わって来るモゾモゾしたアタリに合わせると、800gのコイツ。
その後はアタリもなく時間だけが過ぎて行き、冷たく感じる風が強く吹き始めた7時半頃StopFishingとした。
それにしても、釣り逃がした魚は大きいと云うが、本当に惜しいことをした・・・・(涙)
これまでの不調が嘘の様に2杯もゲットしたと云うのに、何となく虚しい帰りの運転だった。