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釣行記(2) 接触事故

2006年

潮回り:小潮  場所:三崎・荒崎・秋谷  釣果:– 同行者:単独

寒い!!
そろそろ出発しなければならない時刻。
しかし、寒くて、床から抜け出す気力が沸いて来ず、ウトウトと時間を遣り過ごしていた。何処に行こうかとグズグズと考えて、3時前にやっと起き出し、久し振りに三崎に向かうことにした。
寒い筈。車載温度計で見ると、外気温は?2.0度を指している。
三崎には4時前に到着。先ずは白灯堤防に向かう。
アレーッ!!
珍しいことに釣り人の姿が見えない。新港側岸壁や先端のイケス周りを見ても人影は全くなし。まるで狐に摘まれた様な感じ。花暮にも廻ったがここにも誰も居ない。結局、この広い三崎で、釣り人は製氷所前と通り矢の2?3人だけ。
寒いからなのか? 釣れていないせいなのか?
こうなるとなかなか竿を出す気になれず、気持ちは完全に萎えてしまった。
それでも、なかなか去りがたくアッチコッチをウロウロするばかりしていたが、北風も結構冷たく吹いていることを理由に三崎は諦めることにした。
とは云え、このまま引き返すのも癪なので、荒崎方面から秋谷の何処かで・・・・。
今から思えばこれがいけなかった。未練がましくせず、あっさりと戻って来れば良かったと、悔やんでも後の祭りと云うもの。
荒崎方面の様子を見た後秋谷に来た。ここにも釣り人の姿は見えないし、北風が三崎よりも強く吹いている。
今日は駄目だ。諦めよう。帰って鉄道模型をしよう。
未だ暗いこの時刻では、当然漁港の門扉は閉まっている。いつもの様に、漁港の横に立っているマンションの玄関先のアプローチに尻を突っ込んでUターンしようとした所、
ガリッ
と厭な音。
またしてもやってしまった。昨夏も右後ろを引っ掛けて保険で修理したばかりだと云うのに・・・。
運転には自信があった。そもそも、免許を取って40年。事故といえば免許取得後半年目にダンプカーと接触事故を起こしたことがあるが、その後は全く無縁であった。違反にしても、駐車違反が2回、追い越し禁止違反が1回、スピード違反が1回。40年間での事故・違反暦はこれだけなのだから超優良運転手だと思っていたし、自信もあった。
所がである。所が昨年の夏以来4回目の接触事故。しかも全部静止物体との接触である。しかも全てバック運転時のことで、中央部から運転席側のみである。
どうしたんだろう?
何処か悪い所でもあるのか?
加齢のせいか?
75歳までは運転する積りであったが、60歳にして考えられない様な接触事故。相手が全て物だから良かったようなものの、人間だったらと考えると背筋が寒くなる。