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2019年釣行記(52) – TK

2019年 Octopusing 釣行記

日 時:07月26日(金) 06:30~13:30
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:Y’s P
釣 果:タコ x 1 (400g)
同行者:AKTさん、SKさん

前回のY’s P’で、AKTさんから26日にSKさんとオクトパッシングに来ることになっているので、一緒にどうかとの有難いお誘いを頂いた。聞けばSKさんは何年も前からオクトパッシングをしておられるとのことなので、色々と教えて頂ける。しかし、26日も釣行するとなると、今週の釣行は月曜、火曜に続いて3回目となるので、流石に疲れが気になった。と云っても、滅多にないこんなチャンスを見逃す手はない。
と云う訳ですっかりその気になっていたのだが、予報を見ると台風6号の影響のためか、26日は10:00頃から雨模様になっている。釣りの予定は6:00頃から14:00頃までなので、前半は問題ないとしても後半は雨に濡れてしまうことになる。何とか降り出しが少しでも遅くならないか・・・・
そんな願いが天に通じたのか、次に予報をチェックした時には傘マークは15:00以降にズレて付いている。こうなると迷うことなく、21:00過ぎには道楽部屋で床に入っていた。

6:00過ぎ、AKTさんSKさんと連れ立ってY’s Pに到着。先行者はヘチ釣りの黒鯛師が一人だけ。
風は横風になる南東から強目に吹いている。アジングでは邪魔になって仕方がない風も、40g以上の重たいジグを扱うオクトパッシングでは殆ど問題とはならなず、暑さ凌ぎになるので、寧ろ有難い。

06:00過ぎ、キャスティングを開始。
海の色は前回の様に赤茶けておらず綺麗になっているので、直ぐにでもコンタクトがあるのかと思ったが、反応がない。AKTさんタコからのコンタクトを求めて3番、4番スポット方面に移動。SKさん蟹の横這い釣法タコの居場所を探し、小生はSKさんに付かず離れずで付いて行く作戦。

07:00過ぎ、コンタクトがないので、小生のみ引き返して、水が綺麗になってピーカンに晴れているので、タコは物陰に隠れているのではないかと考えて、岸壁の陰を狙うことに作戦変更。そして、岸壁の近くの陰になった部分を狙ってアンダーキャストでエギを送ってチョンチョンとシェイクしていると、根掛かり。
アーアッ、こんな所で根掛かりとは・・・・。
ロッドを煽っても、ラインを手に巻き付けて引っ張っても、全く動く気配がない。仕方がないので、エギをロストする覚悟でラインをアルミパイプに巻き付けて、グイッと力を込めて引っ張ると、ズルズルと動く。
アレッー、根掛かりじゃなくて、タコ????
慌ててラインを巻き取ろうとしたが、アルミパイプに巻き付けたラインを解くのに手間取ってしまって、又々、根掛かり。この根掛かりもパイプにラインを巻き付けて、ズルズルと動かし、急いでパイプから解いてリーリングをすると、ゴミでも掛かった様な重さがある。
やっぱりタコだぁと漸くここでタコであることを認識。
そのまゝリーリングを続けて、足を傘の様に広げたタコを海面まで浮かせ、抜き揚げようとした所、ボチャンと空しいを残して海に帰って行ってしまった。

オクトパッシングを始めたばかりとは云え、タコを掛けたことがない訳ではない。しかも、タコか根掛かりか判らなければ、兎に角合わせを入れるべしとの知識はあるのに、何故この時は、直ぐに根掛かりだと決めつけてしまったのか・・・・。
自身の馬鹿さ加減と悔しさで意地になって同じ場所をしつこく攻めたが、タコがエギを押さえ込む根掛かりは、2度と起こらず仕舞い。

その後は、根掛かりかも知れないが怪しいと思ったものには、ドンドンと合わせを入れたが、悉く空振り。
こうなると、どうせ、これも根掛かりだろうと注意力は散漫になりモティベーションは急降下。
建物の陰に座り込んで、オクトパッシングのし過ぎで左手親指の付け根を痛めたAKTさんと並んで休んでいる時間が多くなってしまった。

そんな二人を他所にやる気満々のSKさんは、突堤の反対側を探査して来ると云って出て行き、中々帰って来ない。
と云うことは、釣れている筈だと思いつつも重い腰を上げる気にもならずに休んでいる所に、タコ網を大きく膨らませてSKさんがニコニコしながら帰って来た。
9番から10番が良いですヨ
網に入れたタコを1匹1匹処理しながら、キャスティング方向や狙い方などを説明してくれた所で、漸くその気になり重い腰を上げて、テクテク歩いて10番スポット付近に到着し、一足先に来ていたAKTさんと並んでキャスティングを始めた。
確かに、他とは違う根の様子なので期待をしたがコンタクトがない。そうこうする内、釣ったタコの処理を終えて戻って来たSKさんが、小生の後ろに立ち、キャスト方向やエギの動かし方など、それこそ手取り足取りで教えてくれた。それでも、小生にはコンタクトがない。

そこで荷物を置いている場所に向かいながら、蟹の横這い釣法タコの居場所を探すことにした。
小生が先に立ち、キャストをし底取りをしてズル引き。根のある所に来たらシェイク・シェイク。シェイクしながらロッドを立てる様にして、エギが動かない様なら合わせを入れ、動く様なら引き続いてシェイク・シェイク。
それでもタコからのコンタクトがない様なら、少し移動して、同じことを繰り返す。仮に合わせが空振りでも、エギを回収せずにシェイクし続けること。
SKさんのこんな説明を受けながらタコを探していると、小生の後方でロッドを振っていたSKさんが、小生が探った筈の場所でロッドを曲げている。
ウーン。一体何が違っているのか・・・・・。それにしてもSKさんの爆釣振りには只々呆れるばかり。

やり方は間違っていない。そのまゝ続けていれば、必ずタコは釣れる。
SKさんは後ろから声を掛けて呉れるが、小生の気持ちは直ぐにでも切れてしまいそうな状態。そうなっては、小生に釣らせようと一所懸命になってくれているSKさんに申し訳ないと思う気持ちだけで持っている様なもの。

そして、とうとう1番スポット付近にまで来た時のこと。時刻は既に13:00を回っており、ソロソロ終わろうかと思いつゝキャストして底を取ったと思ったら根掛かり。
SKさんの教え通りシェイクを続けロッドを立てたが、ガッチリと動かない。そこで思い切って合わせると・・・・。
ガツンとロッドが止まると同時にゴミを掛けた様な重さが伝わって来て、漸く、この日最初の獲物をゲット。
サイズはそれ程大きくはないが、付きっ切りで教えてくれたSKさんも、ホッとしたことだろう。

と云うことで、最後の最後になって何とか辻褄合わせが出来たの訳だが、思い返せばSKさんに教えて頂いた内容も、YGWさんAKTさんの説明も、突き詰めると根掛かりを積極的に狙うことではないかと思った。
オクトパッシングには根掛かりは憑き物であることは、充分に承知しているのだが、実際には、無意識の内に根掛かりを避け様としていた様に思う。そのために、根掛かりが発生するとそこでシェイクし続けることはなく、根掛かりを外すことに気を使っていたのが、余りタコが釣れなかった理由だろう。つまり、根掛かりをするとチェッと舌打ちをするか、シメタと思うかの違いで、オクトパッシングの場合はシメタと思わなければならず、この点、他の釣りとは正反対なのだろう。
次回は、積極的に根掛かりを求めてやってみようと思う。

2019年釣行記(51) – TK

2019年 Octopusing 釣行記

日 時:07月23日(火) 14:30~19:30
潮回り:中潮(↑)
場 所:Y’s P’
釣 果:タコ x 4 (1kg x 1、リリースサイズ x 3)
同行者:YGWさん、AKTさん

YGWさんAKTさんは、昨日の貧果を受けて別の場所でリベンジを図るとのこと。小生も参加したいと思ってはいたが、連日の釣行は、高齢者の身には些か辛いものがある。と云う訳で、参加するしないの意思表示は保留にさせて貰って帰宅して来た。

そして、翌日の朝起床し、どう云う訳か余り疲れが残っていないのに自分自身でもビックリ。
幸い(?)この日から25日までは、臨時に独身に帰る3日間になるので、何をするにしても、誰に遠慮する必要もない。となると、この日の予定は、当然、YGWさんAKTさんのリベンジ釣行に参加することで、直ぐにその旨連絡を入れたのは云うまでもない。

待ち合わせ時刻の14:00に余裕を持って到着すべく12:40頃、早目に自宅を出発。
すると、大通りに出た途端、車が進まない。何とか渋滞を抜けヤレヤレと1kmほど走った所で、又もや渋滞。ここはよく渋滞する場所だが、渋滞することのない朝早い時間帯に通っていたので、完全に意識外のことだった。しかも、渋滞の列がいつもより遥かに長く、信号が青になっても全く動かない。
余裕を持って家を出たこともあって、最初の内はまだまだ冷静でいることが出来たが、時計の針が進んで来るに連れ、徐々に焦りを感じ始め、途中でYGWさん遅れるかも知れないとお断りの連絡を入れた程。
結局、約束の時刻には何とか間に合ったが、二つの渋滞の原因は、どちらも交通事故。交通事故を起こしたくて事故る人はいないだろうが、二つとも、なんでこんな所で事故るの?と不思議に思う程の場所での事故。小生も高齢者ドライバーの端くれになり、昨年はどうしてと思う様な自爆事故を起こしているだけに、もっと注意をしなければと思った次第。

14:00過ぎに、目的の釣り場に到着。
ここはY’s Pとは違って突堤の先端だけが掛かり場で、270°程開けていて3人で釣りをするには、丁度良い大きさ。

例によって、最初にキャスティングを始めたのはYGWさんで、彼によれば根は北北東方向にあるが、南向きは泥又は砂底でつぶ根がある程度だとのこと。
そこで、小生は先ず南向きを広くデビルパラシュートで結探ってみることにして、14:20頃、キャスティングを開始。
1投目。底を取ってからズルズルと引いて来たが、YGWさんの云う通り、根の存在は感じられない。
タコの拠り所がないので、こちら向きは駄目かも知れない・・・・。
と思いつゝ2投目をしようとしていると、北北東向きにキャストしていたYGWさんが、早くも一番乗りでキープサイズのタコをゲット。
やはり、根がある方が良さそうだな。
2投目をキャストして、今度は軽くチョンチョンとルアーを動かしながら寄せて来た所で、岸壁の陰があることに気が付いた。ひょっとすると陰に潜んでいるかもと思い、そのまゝルアーを陰に誘導する様に動かしていると、根掛かり。
こんな所に根があるんだと思いながら、根掛かりを外そうとロッドを持ち上げる様にすると、ロッドはギューッと曲がりつゝもジワーッと持ち上がって来る。そこでタコがルアーに抱き付いていることを確信し、合わせを入れて寄せに掛かった。しかし、重たくて中々上手くリールを巻くことが出来ない。YGWさんからポンピングをするなと声が掛かったが、余りにも重たいので、どうしてもポンピング気味になってしまう。
何とか海面に浮かせて、抜き揚げたのは、見るからに良型と判る大きなタコ
オクトパッシングを始めて3回目にして、1から10まで全てを独りでやり遂げた最初のタコで、しかも良型だったので、年甲斐もなく興奮していたのか、写真を撮るのをすっかり失念していた。

2匹目は、17:30頃。
これは南西の壁際で来たリリースサイズ。
前回と違って1匹、2匹とロッドを曲げてくれたので、今日は釣れそうだと期待したが、期待を胸にすると釣れなくなるのは、釣りの世界ではよくあることで、時間が進むに連れてサッパリ。

小生が釣れていないのは、ある意味当然だとしても、意外にもAKTさんが苦しんでいる。しかし、そんな二人を他所にYGWさんは一人だけポツリポツリと良型を掛けている。
何が違うのだろうか?

結局、StopFishingとした19:30頃までにリリースサイズを2匹追加出来たものゝ、正に竜頭蛇尾の結果で、10年に1度の当たり年と云われているだけに、もう一つ満足しきれない結果だった。

所で、タコがルアーを抱いた時と根に掛かった時とでは、何が違っているのだろう。
例えば、タコが抱いた時は、ルアーを引き込んだり押さえ込んだりするにしても軟体動物特有のヌルッとした感触があり、対して、根掛かりの場合は無機質の物体にルアーが引っ掛かっているので、硬い感触しかない筈だとばかり思っていた。そして、その違いは必ずロッドを通して伝わって来る筈なので、集中すれば判ると思っていた。
しかし、現実にはその違いを小生は全く判別出来ずにいるために、タコが抱いたのを見逃し、根掛かりをタコのそれだと勘違いをして合わせているのかも知れず、結果として貧果に繋がったのではないか・・・。
だがこの日の結果を見る限り、どうも、そうではなさそうで、最初の2匹を除いては、根掛かりだと思いつゝも合わせてみたらタコだったと云う訳。こうなると、益々、どっちがどっちなのか判別し難くなるのは当然のことで、その解決策は、数多く釣って経験的にその違いを得とくする以外にないのかも知れない。
そのためには、せっせと釣り場に通う必要がある・・・・・とはオクトパッシングにのめり込もうとする口実か?

2019年釣行記(50) – TK

2019年 Octopusing 釣行記

日 時:07月22日(月) 06:15~13:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:Y’s P
釣 果:ナシ
同行者:YGWさん、AKTさん

前回はマグレっぽい結果で、満足度はもう一つだったが、兎にも角にも、生まれて初めてのタコを釣ったことには気を良くしていたので、YGWさんの提案には一も二もなく飛び付いてY’s Pでオクトパッシングをすることにした。そして、その後の連絡ではAKTさんINUEさんも行くことになり、2ヶ月半振りの4人揃い踏み。

Y’s Pに到着したのは6:00過ぎ。
長い釣り場には先行者の姿は見えず、アングラーは遅れて参加することになっているINUEさんを除く3人だけ。釣り場には仲間内しかいないので、誰に遠慮することなく思う存分タコと遊ぶことが出来そう。

小生が準備をしている間にも、YGWさんは釣り場の中程の所まで歩いて行き、AKTさんは一段高くなった所で、早速ロッドを振り始めている。毎度のこととは云え、彼らの手際の良さにはただ感心するばかり。
この日の最初の獲物を手にしたのは、AKTさんで、小生がキャスティングを始めるのとほゞ同時。残念ながら、サイズは今一つでノータッチリリースになったが、今日は期待出来そうだ!!

小生は、釣り場の取っ付き付近から蟹の横這い釣法で、タコの居場所を探しながらキャスティングを繰り返したが、全く音沙汰がない。
前回、初めてのオクトパッシングで2匹獲ったとは云え、タコのアタリだと確信を持って獲りに行った結果ではなく、これは文字通りビギナーズ・ラックで、釣ったと云うよりも釣れちゃったと云うべきもの。早くタコのアタリと根掛かりを見極めるコツを掴みたいと思うが、ネット情報では、兎に角、怪しいと思ったら合わせるべしとのこと。

この釣り場の底の様子は、足許から7~10m先まで基礎が入っており、その先は泥か砂地で、余り根はない様な印象。とは云え、沖目につぶ根でもあれば、そこも狙うべきポイントになるので、沖目から手前までを探り続けたが、2番スポット付近を除いては、小生には見付けられなかった。

それでも、時合などがなくいつエギに抱き付いて来るか判らないタコを釣るには、兎に角、キャスティングを休むことなく続けることが肝とのことなので、老骨に鞭打ってロッドを振ったが、根掛かりでエギを3個奉納しただけ。根掛かりの中には、前回の様にエギを抱いて岩か何かに貼り付いたのを、小生が見極められず根掛かりと判断したのもあったのかも知れないが、何れにしろ、タコの姿は拝めず仕舞い。

この日、小生は完全試合を喰らってしまったが、YGWさんAKTさんと云った手練れでも2~4匹程度。この釣果が良いのか悪いのか小生には判断出来ないが、同じ釣り場でYGWさんが10匹以上の釣果を出した10日程前と比べると、悪いことは明らかで、総じてタコの活性が低かったのがその理由だろう。
とすれば、オクトパッシングが2回目の小生が釣れなくてもある意味では不思議ではないかも知れないが、釣りに来たにも拘わらず、空手で引き揚げざるを得ないこと程寂しい物はなく、いつも以上に疲れを感じてしまう。

この様な貧果に終わってしまったことから、YGWさんAKTさんは次の日別の場所に入ってリベンジするとのこと。
小生としても、釣果だけでなく何の収穫もないまゝ週を跨ぐのは辛いものがある。と云って、この年齢故、連日の釣行は体力的にどうか・・・・・。
でも、YGWさん達が行くなら、行きたい!!

2019年釣行記(49) – TK

2019年 Octopusing 釣行記

日 時:07月17日(水) 06:15~13:30
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:Y’s P
釣 果:タコ x 2 (300g、700g各1)
同行者:YGWさん

今年は10本足の軟体動物には全く相手にされなかったので、足が2本少ない軟体動物で借りを返そうと、YGWさんY’Pを案内して頂いた。

元々、小生は釣りの対象としてのタコには興味がなかったが、丁度1週間前にYGWさんからタコを爆釣したとの連絡を頂いたことを切っ掛けに、色々と動画を巡ってみた。すると、結構面白そうなので、徐々に興味が湧いて来たのだが、そんな小生の気持ちを見透かした様なタイミングで、YGWさんから17日に行きましょうとのお誘い。しかもタックル類は貸して頂けるとのこと。
と云う訳で、17日に案内をして頂く約束をして、その日が来るのを楽しみに待っていた。しかし、動画しか観ていないにも拘らず、1度行けば、病み付きになって仕舞う予感がフツフツと湧いて来る始末。こうなると、とても気持ちを抑えることなど出来る筈もなく、気が付けば密林を徘徊し、ロッドやリールをポチッとしていた。

釣り場のY’Pには6:00過ぎに到着。釣り場には我々の他にはカップルのアングラーの2人と総勢でも4人だけなので、他のアングラーの邪魔をせずに、タコの潜んでいるポイントを探しながら歩き回って狙うオクトパッシングには好都合。

この日のタックル構成は、
ロッド:岸蛸 CRX-B722H/Taco(MajorCraft)
リール:Spartacus(Kastking)
ライン:PE4号
リーダー:フロロカーボン14号(50lb.)
で、何れもこの日のために急遽手に入れたものばかりで、小生の釣り歴の中では最もごつい内容。

風は微風で、パラパラ降っている雨は、予報では間もなく上がる筈。
足許の海の色は少し赤茶けて見え、もう一つだが、初めての釣り場なので、これが常態なのか悪い状況なのか判らない。

いつでもそうなのだが、その日の最初のキャスティングは期待と不安が綯い交ぜになってドキドキするものだが、この日は特に初めて手にするごついタックルに、狙うものも初めてのタコなので、これまで以上にドキドキしながら、06:15頃、キャスティングを開始。

ネットで得た情報では、タコは好奇心が強く思いの外獰猛な性格らしく、動く物に対しては直ぐに手を出して来るので、近くに居れば直ちに結果が出るとのことだが、それらしい違和感がない。
先週、YGWさんが爆釣したとのことなので、タコは居る筈だが、活性が落ちているのか、それともルアーの届かない所に移動して行ったのか?
初めての場所なので、何とも判断出来ず、あるいは、初めての釣りのため、ひょっとするとアタリが判らず見逃していることも考えられる。
どちらにしてもキャスティングを続ける以外にない、釣れれば答えは自ずから判って来る筈と、YGWさんを倣って移動しながらタコを探すことにした。

最初にロッドを曲げたのは、当然、YGWさんで一段高くなった所で、抜き揚げたタコを小生に見せ付ける様に、ニコニコ笑いながら上下させている。

小生が、生まれて初めてタコを掛けたのは、06:40頃。足許から7m程の根掛かりポイント付近で、これまでと違う感触が伝わって来た。そこで、動画で勉強した通り小さくロッドのティップを震わせる様にして細かくルアーを動かした後、頃合いを見て大きくロッドを煽ると、ガツンとロッドが停まった。
アオリイカならここでグィーン・グィーンとトルクのある引きが伝わって来て、ロッドがお辞儀をするので、アオリイカが掛かったことが判るのだが、その様な動きはなく、最初は根掛かりをしたと思った。しかし、いつの間にか隣りに来たYGWさんタコが掛かっていると云う。確かに、やたらと引き抵抗は強いものゝ、リールを巻けば巻く程寄って来ているし、微かだがラインを引っ張っている感触もあるので、根掛かりではないのは判る。そして、やがて海面に姿を現した主が、ピューッと水鉄砲を発射したのを見て、タコであることを確認し、新調したロッドやリールに墨入れが成った次第。

2匹目は、それから約1時間後。
この時も1匹目と同じ足許から7m程の根掛かりポイント付近で、昨年ヒイカで味わった軟体動物特有のムニューとしたヌメリ感のあるルアーを押さえ込む様なアタリが伝わって来た。
タコだ!!
2秒程置いて、大きくロッドを煽るとガツン。固い感触を残してロッドは止まったが、生命体の感触はなくリールも巻けない。
アーアッ、今回は根掛かり確実だ・・・・。
ガックリと来ながらロッドを煽ったり、立ち位置を変えたりして根掛かりを外そうとしたが、ガッチリと外れる気配もない。そこでラインを手に巻いて切ろうと引っ張ったが、手袋を通して手に喰い込むだけで、どうにもならない。
こうなると、これ程ごついタックルを扱うのは初めてなので、どうして良いかサッパリ見当も付かず、遠くでロッドを振っているYGWさんに電話を入れてレスキューをお願いすることに。
そして、自分の釣りを中断してやって来てくれたYGWさんが、アルミのパイプを使ってラインを切ろうとした所、ズルズルと動くと云う。根掛かりでも掛かり様によってはズルズルと動くことがあるが、どうもそれとは違うらしい。暫く様子を見ていたYGWさんヤッパリ、タコが掛かっているヨ・・・・。
どうやら、ルアーを抱えたタコが障害物に張り付いてしまっているらしい。そのまゝYGWさんにその後を任せた結果、彼が抜き揚げたのは良型のタコ
タコのアタリを取って掛けたのは小生だが、やり取りをして抜き揚げたのはYGWさんと云うことで何となく中途半端な感はあるが、この日の2匹目。

この日は、潮の影響なのかアタリが頻繁にある訳ではないので、歩いて活性の高いタコの居場所を探す以外になく、釣り場の反対側の端まで探しに行ったが、結局は空振り。
その後も、3匹目を何とかモノにしたいとキャスティングを続けたがコンタクトがないまゝの状態が続き、気温が上がって暑くなって来るに連れて疲れも出て来て、13:30頃には集中力も切れてしまい、StopFishingとした。

YGWさんによれば、タコの活性が低くて巣穴に籠っている様で、アタリも先週の半分程度とのこと。そんな中でも、YGWさんは大小取り交ぜて10匹程は獲っており、只々感心するばかり。

と云うことで、小生のオクトパッシング初体験は、何となく中途半端な状態のまゝ終わって仕舞ったが、やはり嵌ってしまいそうな気配が濃厚・・・・・(笑)

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