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2023/01/13
2023年 Mebaring 釣行記
日 時:01月13日(金) 16:50~21:30
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 3、カサゴ x 4
同行者:Dr.TJさん
MHR-KGNは、小生にとっては気軽に行ける癒やしの場であり、冬季には週に2度、3度と通っていた。所が、昨シーズンは、それまでとは様変わりで、釣れたとしても1桁台の釣果に終わることが殆どだった。
それだけに、今シーズンがどうなるか心配していたが、前回の結果は、6匹と最悪期は脱した様な印象だった。とは云え、以前の様にテトラ帯と岸壁の間では皆無と云っても良い程反応はなく、テトラ帯が設置されているラインより沖目を狙ったのが功を奏したもので、その意味では完全に回復したとは云えそうにもないが・・・。
兎にも角にも、沖目を狙えば可能性があることが判った所で、それを確かめたくてチャンスを狙っていた所、13日の金曜日は南西の風が3~4mと、MHR-KGNでのメバリングには願ってもない予報。そこで、すっかりその気になっていた所に、考えることは皆同じと見えてDr.TJさんからお誘いを頂いた。
15:40頃、自宅を出発。現地には16:40頃到着し、先着していたDr.TJさんと合流。
前回と同じSoare S803ULT30を手に連れ立って岸壁に出てみると、風は予報よりも弱く、穏やかな海には点々とテトラ帯が頭を出していて、前回の様に円らな瞳の可愛娘ちゃんがコンタクトしてくれれば云うことなし。
岸壁に出た所で、Dr.TJさんには先に始めてもらい、小生は、前回と同じ飛ばしウキに0.5gのJHを組み合わせたシステムを組んだ。しかし、最近になって、急激に視力が落ちて来てラインを結ぶなどの手先の作業に手間取り、16:50頃にキャスティングを始めた時には、DR.TJさんはかなり先にまで行ってしまっていた。
周囲は、日没時刻を過ぎたばかりでまだまだ明るいためか、可愛娘ちゃんからの反応は感じられない。そこで、Dr.TJさんを追い掛ける様に蟹の横這い釣法のテンポを少し上げて反応を探っていると、ガツンと根掛ってしまった。ロッドが長いため、少しロッドを煽ると外れることが多いので、この時もそうして外したのだが、何がどうしたのか、弾みとは怖ろしいもので、ラインがグシャグシャに絡んでしまった。
今、考えれば、この時点でSoare S803ULT30を諦めて、予備に持って来ていたBlueCurrentⅢ69/Bに替えれば良かったのだが、この時はその様な考えは微塵もなく、見え難いのに絡んだラインを一生懸命になって解いた。
トラブルを解消している間に、陽は落ちて周囲はすっかり暗くなっていて、ゴールデン・タイム。前回は、18:00頃になると反応がなくなったことを考えると、今がそのチャンス。集中力を高めて可愛娘ちゃんからのコンタクトを待ったが、今回は音沙汰がない。
17:50頃、またもや根掛かり。今度はロッドを煽っても、立ち位置を変えてラインを引っ張っても外れず、ラインが高切れしてしまう最悪の結果。こうなるとシステムを組み直す気にもならず、車まで距離のあるへの字カーブを過ぎた辺りだったが、エッチラオッチラ戻って、ロッドを交換した。
ベイト・ロッドのBlueCurrentⅢ69/Bではハード・プラグのみを使うことにして、先発はTETRA WORKSのEBIKKOを結んでみたが、反応が返って来ない。
それから以降は、SS(SlowSinking)、SF(SlowFloating)、SP(Suspend)、S(Sinking)などなど、手持ちのプラグを取っ替え引っ替えして何とか可愛娘ちゃんの気を引こうとしたが、59番スポット付近で、1度だけ反応があっただけ。
そして、コンタクトを得られないまゝ77番スポット付近にまで来た時、ボトム付近を狙ってみることを思い付いた。しかし、残念ながらメタル・ジグの持ち合わせはない。そこで、駄目で元々と沈みの早いTETRA WORKSのTOTOで試してみることにしてキャスト。
ラインをフリーにして10カウントした所で、軽くリフト&フォールをすると、微かだが魚がジャレ付いている様な感触が伝わって来た。あれ?と思いつゝ軽く合わせを入れた所、小さな生命体の暴れる動きがあって、この日の最初の獲物をゲット。時刻は19:10頃のことで、正体は、可愛いロリ・カサゴ。メバル狙いなので外道とは云え、ホット一息つけた。
カサゴでも良いやと続いてキャストして、10カウントした所で、今度はコンとはっきりと感じるアタリ。合わせも決まって遣り取りをすると、カサゴとは違う動きがあって、今度こそ本命の可愛娘ちゃんであることを確信。
これで気を良くしたが、後続がなく、余りにも反応がないことに嫌気も差して来た。
そこで、気分転換を兼ねてDr.TJさんの様子を聞こうとしたが、何処に行ったのか姿が見えず、漸く探し当てた所は127番スポット付近。訊けば、やはり調子は今一つの様子で、狙いをカサゴに替えた様子。
19:30頃、連れ立って折り返しに入ったのだが、その頃から風が強く吹き出して来てしまった。更に、悪いことには南西であるべき風が、真横から吹き付ける西風とあっては、前回の二の舞いで、やり難くて仕方がない。それでも我慢をしてキャスティングを繰り返していたが、泣きっ面に蜂で、雨まで降り出す始末。しかし、時刻は20:00になったばかりで、引揚げるには早過ぎる。予報には傘マークが付いていなかったことを頼りに、戻りながらキャスティングを繰り返していた。
そんな時、凸部の110番スポット付近に入っていた餌釣り師が、堪らず引き揚げて行った。そのポイントは、西風を背に受けられる上、小生自身も過去に良い釣りをしたこともある。実は、往路で入ろうと思っていたが、先行者が居たので見送ったのだが、折角、空いたのに勿体ない。ものは試しとばかりに入ってキャストすると、着水と同時にココン。
思い掛けない反応にビックリしたが、合わせも決まって抜き上げたのは、22cm近くもある良型の可愛娘ちゃん。
これに続いてキャストを繰り返したかったが、生憎、この頃から雨粒が大きくなり本降りの様相になって来た。そこで、泣く泣くそのポイントは諦めて、少し足を早めて戻りながら雨風の合間を見てキャストすることにした。
そして、74番スポット付近にまで戻って来た頃から、ラッキーなことに雨風が少しづつ弱まって来て、それに呼応する様にDr.TJさんがポツリポツリとメバルを掛け始めた。
訊けばSSのミノーをデッド・スローに引いているとのこと。
小生も倣ってやってはみたが、操作感に乏しいこの釣り方は苦手で、どうしてもルアーを動かしてしまう。こんなこともあって、小生は10cm位のロリ・メバルを1匹拾っただけに終わってしまい、結局、21:30頃、StopFishingとした。
今回は、残念ながら、長竿での沖目狙いが不発に終わってしまった。しかし、Dr.TJさんがプラグで7匹も出した様に、プラグにはソコソコ反応があったので、次回は、プラグ縛りでやってみようと思う。
2023/01/09
2023年 Mebaring 釣行記
日 時:01月09日(月) 17:00~20:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 6
同行者:単独
年が改まって既に9日。正月気分も抜けて今更の感があるが、今回が2023年初の投稿なので・・・・・
おめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
無事新年を迎えた所で、2023年の釣り始めを何処でするかを考えていたのだが、昼間の暖かさに惹かれて釣りに行く気になっていても、夕方から冷え込んで来るとその気もナヨナヨと萎えて来て、暖かい部屋で録画した洋画を観て過ごす日々。
これでは、いかんと天気予報をチェックすると、9日の月曜日は、南西or西南西の風が、21:00頃からは4m程に強くなるものゝ、釣りをしている時間帯は、南西の風が2~3mと釣りには絶好の条件。
しかし、生憎、9日は祝日の成人の日。となると、平日釣行を旨としているので、本来ならば釣行は諦めなければならない所だが、翌日の10日は強い北風、更に11日も状況は芳しくない予報となっていて、悪くすると、今週の釣りはなしとなる可能性もある。
と云う訳で、新年早々、禁を破ってMHR-KGNで初釣りをすることにした。
15:50頃、自宅を出発し、現地には16:40頃、到着。
直ぐに岸壁に出てみると、風は予報通り殆どなく、先ずは一安心。
目の前に配置されているテトラ帯は、満潮間近で潮位が高いために海中に没していて、広く見える海は、波もなくノッペリとしていて早くも、春の海の様相。
今回はSoare S803ULT30のロッドを持ち込んだ。
このロッドは、MHR-KGNでのメバリングには、少々強過ぎるが、昨年末の2度の釣行での惨めな結果を考えて、今回はテトラ帯付近or少し沖目を重点的に狙いたかったので、少し長めのロッドにした次第。
17:00頃、20番スポット付近でキャスティングを開始。
この日は、出来ればプラグでやりたかったが、新年早々、ボーズを喰らうことだけは避けたかったので、安全策として、ワームを使うことにした。ワーミングの場合、2~3gの重たいJHを使うジグ単もあるが、海中に沈んだテトラ帯の上を通すことを考えると、根掛かりリスクが高い。と云う訳で、無難な所で、飛ばしウキと0.5gのJHを組み合わせたワーミングで試すことにした。
この日の日没時刻は16:46なので、タイミング的にはゴールデン・タイムのはしり。円らな瞳の可愛娘ちゃんの活性が高ければ、直ぐにでも反応があっても良い頃だが、何の音沙汰もない。
そこで、蟹の横這い釣法でポイントを移動しながら可愛娘ちゃんの居場所を探して、40番スポット付近にやって来た時のこと。
海面直下にテトラ帯があるために、海水の動きが他と違うポイントを狙ってキャストして、10カウント。ラインを張って軽いリフト&フォールをしようとした時、コツッと今年初めての獲物からのコンタクト。合わせも決まって待望の可愛娘ちゃんの動きがロッドを通して伝わって来て、思わずガッツポーズ。時刻は、実釣開始20分後の17:20頃のことで、サイズはMHR-KGNでは良型に属する20cm超。
これで、2023年の初釣りでボーズはなくなった!!!
と喜び勇んで後続を狙ったが、MHR-KGNでは当たり前のことなのだが、同じポイントで2匹、3匹と出ることは滅多にあることではなく、この時も、40番スポット付近では空振りだった。
そこで、また蟹の横這い釣法に戻って、2匹目の可愛娘ちゃんをゲットしたのは、54番スポット付近で17:40頃のこと。
この娘は写真の通りの腹ボテちゃんで、MHR-KGNのメバルはスポーニングの季節に入った模様。
そして、5分後の17:45頃、隣りの55番スポット付近で、この日3匹目のメバルをゲット。
更に、17:50分頃、57番スポット付近で立て続けに4匹目、5匹目をゲット。
サイズは、何れも20cm内外の良型ばかりで、昨年末の絶不調が嘘だった様な好調振りに、MHR-KGNはやはり小生にとっての癒やしの釣り場だったと安心すると同時に、この調子で行けば、ツ抜けは簡単に達成出来ると思ったのが良くなかったのか、その後はサッパリ音沙汰がなくなってしまった。
それでも、何処かに可愛娘ちゃんが屯している場所がある筈とキャスティングを続けている内に、西風が強く吹き出してきてしまった。
21:00頃から強くなるのであれば、予報通りなので文句の付け様はないが、まだ釣りを始めて2時間も経っていない18:30頃で、老いたりと云えども体力はまだまだ残っている。ひょっとすると治まってくれるかも知れないと根拠のない期待を抱いて蟹の横這い釣法を続け、凸部の先の129番スポット付近にまで来たが、治まるどころか強さが増して来る始末。
北に向いているMHR-KGNでは、西風は左から右への完全な横風で、ラインが流されてしまってどうにもならない。
仕方がないので、戻りながら風が弱くなるタイミングを見てキャスティングを繰り返したが、どうにもならなず、20:00頃、42番スポット付近で、アベレージの17cmを拾っただけで、結局、20:30頃、消化不良のまゝ2023年の初釣りを終えた。
所で、昨年のMHR-KGNでのメバリングの回数は24回。内二桁の釣果があったのは5回だけで、最高釣果が13匹しかなかったことから、つ抜けするのは当たり前で、良い時は30匹、40匹と釣れていた一昨年以前に比べて、釣れなくなった印象が残っていた。特に、昨年末は、2回の釣行で手に出来たメバルは1匹だけと散々な結果だけだったので、絶不調の印象が強く残っていた。
しかし、今回は、従来の釣り方を変えてテトラ帯ラインを狙った所、何とかメバルの顔を見ることが出来た。と云っても、横風に邪魔をされた面があるとは云え一桁釣果なので、結論を出すには早計だが、この釣り方を続けて見る価値はありそう。
と云う訳で、次回も、今回と同じ方法でメバリングをしてみようと思う。
2022/12/07
2022年 Mebaring 釣行記
日 時:12月07日(水) 16:30~21:20
潮回り:大潮(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 1、カサゴ x 4
同行者:単独
前回のMHR-KGNでのメバル調査は、向かい風になる北風の予報を無視してベイト・タックルを持ち出したのが敗因だったのか、或いは、年初からの不調が続いているのか、兎に角、可愛娘ちゃんに完全に無視されるパーフェクト・ゲームに終わってしまった。
と云う訳で、再調査をするチャンスを伺っていた所に、西or南西の風が1~2mとMHR-KGNでのメバリングには願ってもない予報を見て、喜び勇んで出掛けることにした。
現地到着は、16:20頃。
岸壁に出てみると、風は背後からの微風で一安心。
今回は、小生にとっては実質的なシーズン開幕になるので、先ずは可愛娘ちゃんの居場所を探るため、手前の18番スポット付近からチェックを始めることにした。
今回のロッドは、超軽量ジグから飛ばしウキを使った仕掛けまで、色々と応用の効くスピニング・ロッドのTenryu改にして、0.5gのJHを組み合わせて、18:30頃、キャスティングを始めた。
大潮の満潮直後のため、潮位はかなり高く、テトラ帯の殆どが海面下に沈んでいるので、開放感溢れる穏やかな海が広がっている。前回は、大量のゴミが吹き寄せられていて、閉口させられたが、今回はそのゴミも殆んど見えず、気持ちが良い。
これで、可愛娘ちゃんがコンタクトしてくれれば、云うことなし!!
所が、可愛娘ちゃんからの応答はない。それどころか、キャストする度に千切れたアマモの葉が針に掛かって来て、邪魔になって仕方がない。恐らく、海中には沢山の切れ藻が漂っているのだろう。
そこで、蟹の横ばい釣法でポイントを移動しつゝ、切れ藻がなく、可愛娘ちゃんの居るポイントを探したが、何処に行っても状況は変わらない。
ワームが駄目ならプラグではどうか・・・・
ものは試しと、MHR-KGNでは滅法強いFinluckMinnow30SやギガスクリュータイプA GS-A K2その他を試したが、完全に無視される始末で、どうしようもない。
18:30頃には、早くも凸部に達してしまった。凸部では、今年の初めに重たいジグを使ってYTさんが良い結果を出していたので、小生も倣って2.0gのJHを使ってボトム付近をチェックしてみた。すると、18:40頃、コンとこの日初めての反応があった。合わせも決まったが、引きの具合に違和感がある。ひょっとすると・・と思いつゝ抜き上げた正体は、やはり惚け顔のカサゴで、がっかり。
それでも、魚が動き出したのかも知れないと、儚い期待を胸にキャスティングを繰り返したが、根掛かりと切れ藻の連発で、気持は風前の灯。にも拘わらず、何とか可愛娘ちゃんに会いたいと老いの一徹。一縷の望みを賭けて、蟹の横ばい釣法で凸部の先にまで足を伸ばした。しかし、何年か前には、爆釣をしたポイントも、可愛娘ちゃん達は何処に行ってしまったのか、今回も梨の礫。
20:10頃、更に足を伸ばす気力もなくなって、123番スポット付近で折り返しに入った。だが、往路と同じ釣法では、結果は見えている。往路とは違う方法で・・・と辛うじて消え残っていた気力を絞り出して、飛ばしウキを使ったシステムを組んで、沖目を狙うことにした。
しかし、沖目からも答えが返って来ず、空振り続きのまゝ35番スポット付近に戻って来た時、モゾとした違和感が伝わって来た。時刻は21:00頃のことで、実は、その頃には完全に気持も切れており、引き揚げようとしている時だったが、思わず知らず、ロッドを持つ手に力を入れると、生命体の反応があった。その引き具合から、カサゴではないだろうと思いつゝ抜き上げると、その正体は、待ちに待っていた可愛娘ちゃん。サイズは15cm程で、ナイス・サイズとは云えないが、二日掛かりでやっとの思いで手にしたメバルなので、殊の外嬉しかったが、時既に遅し。
待ち疲れと歩き気疲れのため、延長して釣り続ける気力もなく、付近を簡単にチェックしただけで、21:20頃、StopFishingとした。
このMHR-KGNは、小生にとっては、良型は望めないが数多くの可愛娘ちゃんが遊んでくれる癒やしの釣り場の位置付けだった。所が、昨年(2021年)末頃から状況が悪くなり、年が明けた2022年になっても、パッとしなかった。
そんな状況だったので、一夏過ぎた今シーズンは少しでも回復していることを祈りつゝ、調査をして来たのだが、残念ながら、嫌と云う程キャスティングを繰り返したにも拘らず、まぐれアタリがたったの一度しかなかったことを考えると、状況は更に悪くなって、付近のメバルは何処かに移動して行ってしまったのではないかと思う。釣り場で会った自転車で通っている地元のオッチャンもメバルが居なくなったと云っていたので、小生が受けた印象は間違っていなかったと思う。
しかし、これだけ広大な釣り場のメバルは、一体、何処に行ってしまったのだろう。釣り場全体では、数え切れない程数多くのメバルが生息していた筈で、その中の一匹も残さず居なくなってしまったとも考え難い。
出来れば、これは一時的な現象だと思いたい。そうでなければ、老齢の小生が楽しめる冬場の釣り場がなくなってしまう。
2022/11/28
2022年 Mebaring 釣行記
日 時:11月28日(月) 16:50~21:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 0、カサゴ x 2
同行者:単独
最近のDKKは、タチウオは居残り組がポツポツと釣れることはあるが、アジに至っては釣れても豆アジばかりで、20cm超は殆んど釣れることがなく、全体としては低調。水深のない湾奥に位置する釣り場のこと故、冬場に向かうこの時期としては、已むを得ないことだが、文字通り虎穴に入らずんば虎子を得ず。兎にも角にも、現場に赴かなければ、豆アジとも遊ぶことは出来ない。
と云う訳で、DKKアジングをすべく準備万端整えて自宅を出るばかりになっている所で、ふと、MHR-KGNのメバルが気になった。そこで、改めて天気予報をチェックすると、MHR-KGNでは北乃至北東の風が1mとのこと。北向きのこの釣り場では鬼門の風向きだが、1mならば、何とかなるのではと考え、釣り場付近のライブ・カメラで様子を見ても、木の枝が少し揺れているだけ。
と散々迷った挙げ句、急遽、MHR-KGNに行き先を変えることにした。
15:30頃、自宅を出発し、現地には16:30頃に到着。
直ぐにEmeraldas改を手に岸壁に出てみると、大勢のアングラーが、一定の間隔で長いロッドを並べていて、とても入る余地はない。何処まで続いているんだろうと歩を進めると、結局、への字カーブの手前でやっと途切れた。
一体、何が釣れているんだろうと思いつゝ歩を進めて、42番スポット付近に到着し準備に取り掛かった。
風は、予報よりもかなり強く正面から吹き付けて来ており、大量のゴミが吹き溜まっていて、釣りの邪魔になりそう。その様な状況なので、当初からジグ単を諦めて、飛ばしウキを介したシステムで、16:50頃、ゴミの少ないポイントを狙ってキャスティングを始めた。
しかし、システムが風に煽られて距離が出ない。テトラが置かれているラインまで飛ばすのがやっとの状況に加えて、操作感も全く感じられない。
この時点で早くもDKKの方が良かったかも・・・。
ゴミの少ないポイントを探しつゝカニの横ばい釣法でつぶらな瞳の可愛娘ちゃんの居場所を探したが、何処に行ってしまったのかさっぱり判らない。これまでの経験からすると、キャスティングを繰り返していると、何かしらヒントになる反応が帰って来るのだが、今回は、何も感じられない。
或いは、風の影響で、感じ取れていないのかも知れないが・・・。
結局、可愛娘ちゃんの反応を一度も感じることもなく、凸部の手前に到達。この日は、凸部の手前までの間をじっくりとチェックする積りだったが、時刻はまだ18:00頃。時間は充分に残っている上、反応が皆無だったので、予定を変えて凸部の先に移動することにした。
こちら側は、テトラ帯が岸壁近くに設置されているため、テトラ帯の沖側を狙うことが出来るので、足を伸ばしたのだが、思った様なキャストが出来ない。飛ばしウキが風に吹かれて、思わぬ方向に流されてしまって、下手をするとテトラ帯に引っ掛かってしまう。
その風を利用して、テトラ帯と岸壁の間に仕掛けを入れて流しても、音沙汰がない。
19:00頃、風が収まって来て、キャストはし易くなったが、相変わらず可愛娘ちゃんはダンマリを決めこんだまゝ。
そこで、重ための2.0gのJHを使ったジグ単に替えてボトムを狙ったが、そうすると根掛かりの連発。仕方がないので、次に飛ばしウキからJHまでの長さを1m程にして、且つ、JHを1.0gにしたシステムにして見たが、これも空振り。
19:40頃、129番スポット付近から折り返しに入ったが、その頃には、気持は風前の灯。
復路に入って94番スポットにまで帰って来た時、21:00頃のことだったと思うが、待ちに待った反応があって、惚けた顔をしたロリ・カサゴをゲット。この日初めて感じるコンタクトだったので、嬉しいには嬉しかったが、それも半減。そして、それから間もなく、同サイズのロリ・カサゴ。
その後は、メバルどころかカサゴの反応もなく、21:30頃、疲れ果ててStopFishingとした。
結局、この日は、16:50頃にキャスティングを開始して約4時間半の間に、感じ取れたコンタクトは2回だけ。しかも、その主は外道のカサゴとあって、完璧に打ちのめされた釣行だった。
と云う訳で、北風1mの予報を甘く見たのが、大きな敗因と云えそう。
2022/05/26
2022年 Mebaring 釣行記
日 時:05月26日(木) 18:45~23:20
潮回り:若潮(↓↑)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 10
同行者:単独
週後半の釣行は、DKKでアジングをする積りになってその準備を終えたが、出発時刻までまだ間がある。と云う訳で、時間潰しのためネット・サーフィンをしていた時、飛ばしウキでデカ・メバルを狙う動画を見掛け、前回、MHR-KGNで出会ったISBSさんが、飛ばしウキで沖目を狙った方がアタリが多いと云っていたのを思い出した。その途端、飛ばしウキで沖目を狙う釣りがしたくなり、慌ててメバリングに切り替えて支度をし直した。
17:30頃、自宅を出発し、現地到着は18:30頃。
直ぐにタックルを手に岸壁に出てみると、思いの外、背後からの南寄りの風が強く吹いている。時間的に見て潮位は1m近くはある筈だが、もう少し高い様に見え、海面にビッシリと広がっている海藻の絨毯が意外にも見えない。と云っても、海を覗き込むと海藻の塊が、至る所に浮かんでいるので油断はならないし、海中にも沢山の切れ藻が漂っていることは確実なので、安心するにはまだ早い。
今回のメバリングは、ISBSさんが云っていた様に、沖目の可愛娘ちゃんを狙う前提にしているので、途中の海藻の絨毯を越えさせる必要がある。そのためには、長いロッドを使って出来るだけ海藻に潜られない様にし、海藻に絡まれてしまった場合には、強引に引っ張り出すために、ラインも太い方が良い。
その様なことから、今回は、ロッドはSoare30 XTUNE S803ULT30、ラインはPEの0.6号、リーダーはライン側を1.5号、JH側を1.2号と磯メバル仕様よりも太目にした。
そんな訳で、海藻対策には万全を尽くして来たのだが、だからと云っても、やはり邪魔になることは変わりがない。そこで、密度の低い場所を探しながら歩き、15番スポット付近にテトラ帯の先まで海藻がなさそうな場所を見付け、18:45頃、StartFishing。
時間的には日没時刻だが、まだまだ残照があって明るいので、様子を見ることに重点を置いてキャスティングを続けた所、キャストする方向や場所によっては、全く海藻が邪魔をしないポイントがあることが判った。海藻がなければストレスなく釣りに集中出来るし、願わくば、直ぐにでも反応が返って来て欲しい所だが、そこは贅沢と云うべきかも知れない。
そこで、蟹の横這い釣法で出来るだけ海藻の密度の低いポイントを選んでは、キャスティングを繰り返したが、たまに反応があるものゝ針掛かりさせられず、悔しい思いをさせられるばかりで、この日の飛ばしウキ作戦は失敗だったか?と思った程。
反応が薄い中、海藻がないポイントを行ったり来たりして、コンタクトを待ったが、ないまゝ時間が経ち、この日最初の獲物を手にしたのは、入釣後約1時間経った19:50頃のことだった。
場所は、35番スポット付近で、サイズは20cm位のぷっくらとした可愛娘ちゃんを手に出来、取り敢えずボーズ回避がなって一安心。
やっと、動き出したか・・・・と後続を期待したが、それっきりコンタクトがなくなってしまった。
そこでへの字カーブの手前のポイントは諦めて、凸部方向に移動することにし、途中で、海藻が少なそうに見えるポイントでキャストしてみたが、悉く海藻が邪魔をして来るため、粘ることも出来ず、結局、凸部のいつものポイントに到達してしまった。
この日の凸部は意外と空いていて、テトラ帯とテトラ帯の切れ目を縫って可愛娘ちゃんを探すことが出来、また、これまで通り海藻は殆どないので、安心して釣りに専念も出来るが、コンタクトはないまゝ。
仕方がないので、久し振りに凸部の先に向かうことにしたが、こちらでは海藻のある所とない所が疎らになっている様子で、キャストして海藻が掛かれば少し方向を変えてキャストし直して、海藻の邪魔がなければじっくりと反応を待つと云った具合。
この日、2匹目が来たのは、1匹目を獲ってから1時間以上も経った21:05頃のことで、場所は117番スポット付近。
しかし、アタリは続かず、21:30頃、終点から折り返しに入った。
折り返しに入って間もない21:37頃、やっとの思いで3匹目をゲット。ポイントは129番スポット付近。
この頃から、可愛娘ちゃんのご機嫌が少し良くなったと見えて、この後は入れ掛かりには程遠い状態ながら、ポツリポツリと退屈しない程度の間隔でコンタクトがあった。
21:43 4匹目 128番
21:57 5匹目 122番
22:08 6匹目 109番
22:20 7匹目 105番
22:23 8匹目 103番
22:52 9匹目 68番
そして、23:11頃、36番スポット付近でツ抜けを達成し、23:20頃、風が強くなって来たこともあってStopFishingとし、久し振りに満足して引き揚げて来た。
今回、釣果としては10匹だったが、実は、海藻に巻かれたり敷石やテトラの隙間に入られたりして、残念ながら、獲れなかったのが同じ位あった。潮位が低い時間帯の釣りで、型もソコソコ良かったので、ドラグを目一杯締めていたにも拘わらず、強い引きに負けてしまったのは無念としか云い様がない。
また、長竿に飛ばしウキを使う釣り方は、メバリングを始めたばかりの頃にやっていたのだが、その頃は、まだキャスティング自体が覚束なかったために、ジグの重さを稼いでキャストし易くする目的だった。
今回、ISBSさんの言葉を思い出して、やってみたのだが、出足こそ良くなかったものゝ、型も20cm超が揃って、最終的には楽しい思いをさせて貰ったので、海藻が繁茂している時期の釣り方として、引き出しの一つにしても良いだろう。
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