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2017年釣行記(53) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:8月21日(月)~22日(火)
潮回り:大潮(↓↑)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 6、カサゴ x 2、ワリガニ x 1

同行者:単独

雨模様の日々が続いていたので、今月初めの4日に来て以来17日振りの孤島’
この時は散々な目に遭わされ、少々頭に血が上っていたが、好むと好まざるとに関わらず結果としてこの17日間が良い冷却期間になった様で、改めて孤島方面に行く気がムズムズと湧いて来た。
そこで天気予報をチェックすると、風は南風とのこと。であれば孤島ではなく南寄りの風に強い孤島’の方が良い。しかも、前回の屈辱を晴らすチャンスにもなる。

現地の岸壁には18:00少し前に到着。
先行者は、手前のテトラメジナ師、最も奥の第一出っ張り黒鯛師、そして第二Vゾーン付近には餌釣りの3人だけ。アジンガーは小生一人で、空いている第三Vゾーン付近に釣り座を決めて、準備を開始。
今回持ち込んだロッドは、最近出番が少なくなったSoare改8320#1Bの日本建てで、先発は8320#1B1gのJHの組み合わせ。

18:20頃、キャスティングを始めようと岸壁の縁に立って改めて海を見ると、前回の4日と同じ様に茶色の濁りが強く入っている。それを目にした途端、気持ちがシュンとしてしまって出鼻を挫かれた格好。
しかし、キャストもせずにスゴスゴと負け犬の様に引き揚げることが出来る訳もなく、そんな状況でも4日には釣果を揚げていたアングラーもいたので、兎に角、やって見るしかないと覚悟を決めてキャスティングを始めた。

風は予報通りフォローの風で問題ないが、潮の流れが右から左に強くて、潮上にキャストして30カウントもすると、左横まで流されてしまう始末。そこで、JHを重めの1.5gに替えてみたが効果がなくどうしようもない。
先はまだまだ長い。その内、潮が緩むこともあるだろう。
JHを1gに戻して、潮が緩くなるチャンスを窺いながらキャスティングを繰り返していると、18:40頃になって、それまでが嘘の様にスーッと流れが弱くなり、チャンスタイム到来・・・・・・・。
アジ様からのコンタクトを待ってキャスティングを繰り返したが、実釣を開始して1時間半も経つ20:00になっても、何ら音沙汰がない。この時点で、4日二の舞になることを確信せざるを得ない程で、税金のカサゴからもコンタクトがないのは一種異様な感じ。
小生より1時間早く釣りを始めたと云う隣りのエサ師に様子を訊ねてみても、帰って来る答えは明るい内はアタリがあったが、暗くなってからはサッパリとのこと。テトラのメジナ師アタリが全然ないと嘆いていたので、どうも釣り場全体が不調の様子。

22:00頃になると、濁りは多少薄くなり水色も良くなって来た様に思えたが、大潮にも拘わらず潮はトロリとも動かないまゝ、気が付かない内に潮位だけが下がっている様な状況。

そこでロッドをスローなので潮の流れが良く判るSoare改に替え、JHも軽めの0.8gに変更。

この日、初めてアタリがあったのは23:20頃。
それまでは、只の一度もアタリがなく、正に4日のVTRを見ている様な状況で、半ば以上に諦めの境地だった。
そんな状況で惰性でキャスティングを続け、アクションを加えていると、足許付近まで寄って来た所でチクッ。
反射的に腕が動いて合わせが決まって、生命体の小気味良い反応がロッドを伝わって来る。
この故に釣りが続けられるのだろうが、アタリがあった場所が岸壁に近かったこともあったので、カサゴだろうと思いつゝリーリングを開始した所、中々観念することなく抵抗を続けている。
ひょっとして本命か?・・・・・・。
期待しながら海を覗くとキラリとヒラを返す白い魚体が見えて、紛れもないアジ様
やっと寄って来た!!!
チャンス到来とばかりに気持ちを込めて、アタリがあったポイントを付近を狙ってみたが、後続はない。それでも、アジ様が近くに寄って来ていることを信じてSGMRさんが良くやっている様に、足許を集中的に攻めてみたが、これも空振りに終わって交通事故の様。

日付が変わってからは、忘れた頃に来る単発のアタリを逃さない様にするのが精一杯の所で、結局5匹の釣果で朝を迎えてしまった。
そして5:00過ぎ。
8320#1B1gのJHで未練のキャスティングをして40カウント。ボトムをシッカリと取りチョンチョンとアクションを加えていると、コツッと今回始めて感じるハッキリとしたアタリで、25cmの良型アジ様
エサ師明るくなってから3匹パタパタと来たと云っていたので、今回は夕方、明け方とも明るい時間帯の方が良かった様だ。

今回は、釣果があっただけ4日よりはましだったが、と云ってもツ抜けにも達しない貧果で終わってしまい、屈辱を晴らせたとは云えない結果だった。
しかし、どう云う訳か、満足出来たとは云えないまでも4日の様な屈辱感もなく、再度挑戦する気になって引き揚げて来た

所で、帰宅後、対岸の釣り施設の釣果情報をチェックすると、一時は4,000以上もの釣果が21日には400内外まで減っているので、大きな群れが去って行ってしまったのかも知れない。

2017年釣行記(52) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:8月18日(金)
潮回り:中潮(↓↑)

場 所:UMKZ-P
釣 果:カサゴ x 3

同行者:単独

8月に入って、まるで梅雨の様に雨模様の天候が2週間以上も続き、釣りに行きたくても出られない状況。ニュースによると16日も雨の日が続いたのは40年振りとのことだが、前回の孤島’での屈辱的な結果から立ち直るには、丁度良いタイミング。これ幸いとばかりに釣りのことは忘れて、鉄道模型作りに専念していた。

そう過ごして2週間程経ち禁断症状が出始めた所で、天気予報をチェックすると、金曜日の夜は南寄りの風が4mと強目だが傘マークがなく、苦手な雨が降ることはない模様。それを目にした途端、釣りに行きたい気持ちがムズムズと湧いて来て、釣りの準備を始めた。
以前ならば、この条件を見ると迷わず孤島’にする所だが、人気場所だけに激混みになるのは必至な上、どうしても徹夜になってしまう。そこで今回は、釣り場の引き出しを増やすことを優先してUMKZ-Pでのアジング調査をすることにした。ここは、過去に地元釣り師に不愉快な思いをさせられたことがあって、以来避けて来たが、タチウオアジが出ているとの情報があったので、再度チェックして見ようと云う気になったもの。

16:30頃、自宅を出発。釣り場の駐車場には予定通り18:00過ぎに到着。

予報では南風が4mとのことだったが、岸壁ではそよ風程度で全く気にならない。しかし、流石に週末を控えた金曜日の夕方、しかも2週間振りの天気とあって、岸壁には一定の間隔でズラリとアングラーの背中が並んでいる。しかも、夏休み中なので子供連れも多い。空きを探して行ったり来たりして、男の子連れの親子の隣りにスペースを見付けて、潜り込ませて貰って何とか釣り座の確保に成功。

18:20頃、8320#1B1gのJHの組み合わせでキャスティングを開始。すると、その2投目か3投目。ボトム付近で軽くアクションを付けていると、コツッ。
情報に嘘はなかったと喜んでリーリングを始めたが、直ぐに抵抗することを諦めてしまうカサゴの挙動にガッカリ。

日没時刻の18:30を過ぎ、周囲が暗くなり始めてチャンスタイムの到来かと思ったが、これも期待外れで、全く音沙汰がない。辺りを見渡すと、タチウオ狙いのの電気浮子の灯りが点々と波間に漂っているが、釣れている気配は感じられない。

19:30頃、10m程離れた所に陣取っていた若者の歓声が聞こえて来たので、見ると丁度タチウオを抜き揚げた所。サイズ的にはもう一つの感がある様に見えたが、寄って来たと見えて、その後、ポツリポツリと揚がり始めた様子。
しかし、肝心のアジ様からのコンタクトは依然として感じられない。
タチウオが接岸しているのでアジ様が怯えて口を使わなくなっているのか、アジ様からの微かなコンタクトを感じられないのか。
こんな時、SGMRさんならどうするだろうか・・・・。
色々と考えたが、どうしても事態の打開には繋がらない。

20:30頃、アジ様が居るのか居ないのか判らないまゝ、スーパーの建物裏に移動を移動を敢行。
こちら側は街灯の光りが届かないので、タチウオも寄っていない筈で、そうであれば、逆にアジ様の寄りが期待出来るのではと思ったのだが・・・・

孤島付近では、アジ様が浮いていることは少ないのでボトム一辺倒だが、場所が変われば浮いていることだってあり得るだろうと5カウント刻みで表層からボトムまで探ったが、これも空振り。
こうなると、小生はお手上げ!!

結局、22:00頃に1.8インチのワームと変わらないサイズのロリ・カサゴを釣ったのを最後に、ウンともスンとも感じられなくなり、23:00前には気持ちも切れて、StopFishingとした。

帰り際に隣りでタチウオを釣っていた若者に、今後のために様子を訊ねてみた所、19:00頃の間詰め時、25cm程のアジ様がポツポツだが揚がっていたとのこと。
しかし、岸壁から20m程の距離で投げサビキだった由。
とすれば、距離の出ないショートロッドでのアジングは可能性が薄いのか・・・?

2017年釣行記(51) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:8月4日(金)~5日(土)
潮回り:中潮(↓↑↓)

場 所:孤島’
釣 果:カサゴ x 5、ワリガニ x 1

同行者:FKGW、SGMR、(KKC、KRHR、THY、NKZT)各氏

今週の始めにチェックした予報では、週末に近い金曜日は強い風が吹くので、釣行は無理かと思っていた。所が、間近になると予報の内容が変わって、風は日付が変わってからは北寄りに変わるものの、当日中は南寄り。しかも一晩を通して1~2mと弱いとあり、この予報通りであれば充分釣りに行ける。
しかし、夜から翌朝に掛けて傘マークが付いている。前回、前々回とも傘マークにも拘らず雨が降に降られることもなく、アジングを楽しめたが、2度あることは3度あるなのか、それとも3度目の正直で今回は降るのか・・。窓を通して見る空は一面に黒い雲が覆っており、今回ばかりは予報通り降り出しそう。
所が、FKGW女史SGMRさんも釣行するとのこと。

彼らに触発された訳ではないが、来週は台風5号祝日のため釣行出来なくなる惧れがあるので、行くなら今晩しかない。更には前回SGMRさんに教えて貰ったトントントン・スーッ・パッを復習しておきたいと多少の雨でも行く気になって準備を開始。

遅れて来ると云うSGMRさんに先行して、16:00前にFKGW女史と二人、釣り場の岸壁に到着。週末を控えた金曜日で、しかも、夏休みに入っているのでアングラーは多いだろうと思っていたが、現場には黒鯛師が一人だけ。
ガラガラの釣り場で、FKGW女史第一Vゾーン、小生は第二Vゾーンに釣り座を構え、そして遅れて来るSGMRさんのためにに第三Vゾーンを確保して今晩の濱アジングを始めることにした。

空は不気味に暗い雲が覆っていて、降り出すのは時間の問題の様子。

風は予報通り南寄りが弱く吹いているだけで、この点は申し分ない所。
しかし、海には前回よりも強い濁りが入っていて、岸壁に当たった波の白い泡が薄茶色に染まっている。そして、その濁りを目を凝らして良く観察すると、味噌汁の椀の底に沈殿している味噌の様にモヤモヤとした雲状のものが、岸壁の壁に沿って3~4mの幅で帯になって続いているのが分る。そこで、少しでも濁りの薄い場所はないかと、岸壁を歩いてみた所、第三から第四Vゾーン方面が幾らか良く、小生が入った第二Vゾーン付近が一番濃い様に思えた。と云っても、50歩100歩。
敢えて場所移動をすることもなかろう
と思ったが、寧ろ、来なければ良かったかも・・・と、雨に濡れることを覚悟までして来た小生の気持ちは、キャスティングを始める前にも拘わらず、スーッと萎えてしまった。

一方、FKGW女史は、余り濁りを気にする様子もなく、いつもの通り早速キャスティングを始めている。
その内、濁りもなくなるだろうし、そうなれば釣れる様になる筈
半分、自身に云い聞かせる様にして、8326#1B1.5gのメタルジグを結んで、16:20頃キャスティングを始めたが、まるでコンタクトがありそうな雰囲気がない。そこで10分もしない内に1gのジグ単に切り替えたが、潮の変化も感じられない。

17:00少し前、SGMRさんが登場。
濱アジングの申し子の様なSGMRさんでも釣れなければ、アジ様が寄ってい来ていない証拠。彼が釣れば近くに寄っている証だと、最近では、すっかりパイロット・アングラーと化してしまったSGMRさんの様子を見ていると、第一出っ張りに移動して直ぐにロッドを曲げている。残念ながらこれは税金のカサゴだったが、暫くすると、ポツリポツリながらもアジ様を抜き揚げ始めたのは、流石としか云い様がない。しかし、やはり濁りの影響でアジ様の活性が低くて中々口を使わない状況の様子で、もう一つテンポが良くない。

18:00頃、NKZTさんと、KRHRさんが登場。
NKZTさん第三VゾーンSGMRさんの隣り、KRHRさん第三出っ張りに釣り座を構えてキャスティングを開始。するとその一投目、SGMRさんが云っていた通りNKZTさんは早くもアジ様をゲット。

20:30頃になって、KKCさんTHYさんが登場して来て、この夜のメンバーが確定。KKCさんには彼の爆釣ポイントである第二Vゾーンを譲り、小生は第二出っ張りに少しずれる様にして移動。

時間は経ったが、中々濁りがとれず、アジ様の活性は低いまゝの状況に、皆さん苦労している様子。しかし、それでも何とか引っ張り出していて、気が付けば、小生のみが本命を手に出来ていない。
何とかしなければ・・・と焦る気持ちもありながら、半分以上は諦めた気持ちを奮い立たせて、1匹だけでもとキャスティングを続けたが、濁りに加えて帯になって流れて来る潮の灰汁が気になって仕方がない。
釣れている時であれば、何も気にすることなく釣りに集中出来るのだが、
こんな状況では、周りの全てが気になり完全に負のスパイラルに落ち込んでしまう始末。こうなると、トントントン・スーッ・パッの復習も何処へやら、いつの間にか惰性の繰り返し。

更に、そんな気持ちに追い打ちを掛ける様に、夜半前には、遂に雨がシトシトと降り始め、メガネのレンズに小さな水滴がびっしり。こうなると、周囲がぼやけて見える様になって、この夜の釣りは事実上の終了。
後はひたすら夜が明けるのを待つだけになり、東の空が白み始める頃には、道具を片付けていた・・・・。

孤島修行の場になることは、これまでも何度もあったし、寧ろ満足出来る結果に終わったことは、数える程もなかったので、驚くに当たらず小生に取っては当たり前。
しかし、久し振りに感じるアタリに喜んでも、その主は小さなカサゴばかりで、アジ様からだと自信を持って云えるアタリが一度もないまゝ、ボーズに終わってしまった今回ばかりは、何故か、これまでになく惨めさを強く感じながら、家路に着いた次第。

2017年釣行記(50) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:7月31日(月)~8月1日(火)
潮回り:小潮(↑↓)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 21

同行者:SGMRさん

皮肉なもので、梅雨明け宣言が出る前は晴天が続き、梅雨明け宣言が出て以降、愚図ついた雨模様の日が続いていて、雨の有無を気にする毎日。

月曜日の朝、いつもの様に天気予報をチェックすると、月曜日の夜は曇りだが、翌日の火曜日は朝から晩まで傘マークがびっしりと並んでいる。そして、週末の金曜日は雨は降らないものゝ風が6~7mと強く吹く予想となっている。となると、今週の孤島での濱アジングは、出来そうもない。

たまには、釣りのない一週間があっても良いかと思ったが、釣りに行きたい気持ちを俄かに抑えることが出来ず、色々なサイトを徘徊してみたが押し並べて火曜日は一日中雨の予報。しかし、その中でもWindyのみが雨の降り出しを8:00頃からと予想している。
この予報通りなら、月曜からの濱アジングは問題ない。
一縷の望みを持って、いつも見ている予報を改めてチェックし直すと、火曜日の早朝は50%確率の傘マーク。と云うことは、雨が降らないことだってあり得る。
しかし、50%確率の傘マークは、同じマークが付いている日が2日あれば、どちらか1日は降るが、どちらか1日は降らないと云う意味になり、この論法に従えば、25日の50%確率の傘マークは降らない方に振れたので、今回は降る方に振れる筈。

そこでSGMRさんに連絡を入れると、濡れるのを覚悟で行きましょう!!

雨粒がメガネのレンズに着くのが煩わしくて仕方がないので、出来れば避けたい所だが、この日をパスすると今週の釣りはなくなってしまう公算が強い。と云う訳で、小生にしては珍しくこの日ばかりは敢えて濡れることを前提で行くことにした。

今回は、雨に降られても良い様に、持ち込む道具類を極力少なくしてバッカンに詰め、仕事で遅れるSGMRさんより一足早く、17:00少し前に釣り場の岸壁に到着。
空には一点の雲もなくドピーカンに晴れ渡り、夕方の17:00頃にも拘わらず、日差しがジリジリと強く、明日の雨予報が俄かには信じられない程の好天気で、少し歩いただけで、汗が流れ落ちて来る。
週の始めの月曜日の故か、岸壁には黒鯛師が一人だけで、閑散としており、この後も、翌日の雨予報をおして徹夜組が現れることは考えられず、釣り座は好きな所を取り放題。しかし、念のため、後から来るSGMRさんのお気に入りの第二Vゾーンを確保。

17:15頃、持ち込んだ8320#1B8326#1Bの二本の内、8326#1Bをチョイスして1.5gのメタルジグの組み合わせでキャスティングを開始。
水の色は、前回と同じ様に濁りが入っていて茶色っぽく見えるが、風はフォローの南寄りで、前回よりは遥かに条件は良さそう。これで、アジ様が遊んでくれれば云うことなし。

色々と角度を変え棚を替えてキャスティングを続けたが、全くノーカンジ。20分程でメタルジグを諦めて1gのJHに変更。
しかし、構えた釣り座付近では潮の重さも感じられず、アジ様が居そうな気配もない。そこで、誰もいないことを幸いに、カニの横這い釣法宜しく移動とキャスティングを繰り返したが、雰囲気がまるでない。

18:00少し前。SGMRさんが遅れて登場。
彼は、少し離れて第一Vゾーンに道具を降ろして、直ぐにキャスティングを開始。そして、その第一投目で見事にアジ様をゲット。
当然、彼が釣り座を構えた第一Vゾーン付近も、彼が現れる前にチェックしてアジ様が居そうにもないことを確認済みだったのに、これにはビックリと云うか、自身の腕の悪さを見せ付けられた様で、情けない気持ちにもなったのが正直な所。

SGMRさんが順調にアジ様をゲットしているのを横目にキャスティングを続けたが、一向に結果を出せないまゝ時間が過ぎ、何とかファーストフィッシュをゲットしたのは19:30頃。

その頃、釣れなくなった第一Vゾーンから第三Vゾーンに移動して行ったSGMRさんは、漁師モードに突入。

そんなSGMRさんと張り合う気持ちはサラサラないが、少しはあやかりたいとキャスティングを繰り返したものゝ、忘れた頃に来るアタリを拾うのが精一杯で、日付が変わる頃にやっとツ抜け
それでも、前回よりは良いと自らを慰めて続けていると、見かねてSGMRさんが隣りにまで来てくれて、手取り足取りでコツを教えてくれた。
そのキーワードはトントントン・スーッ・パッ。

生憎、小生は、教えて貰ったことが直ぐに実践出来る程のセンスを持ち合わせている訳ではない。そこで、その後は釣果を得ることよりもアクションの付け方をマスターすべくトントントン・スーッ・パッを小さく口に出し、目を瞑ってJHの動きを脳裏に描いての復習に注力。すると、タイミング良くアクションを付けることが出来た時には、コツとかチクとしたアタリを感じることが出来る様になった。しかし、この感覚が解り掛けた頃には、東の空に太陽が顔を出して来ており、タイム・イズ・オーバー!!

次回は、トントントン・スーッ・パッを徹底して、何とかものにしてやろうと思いながら、StopFishingとした。

それにしても天気予報のあてにならないこと!!
あれだけズラリと並んでいた傘マークにも拘らず、空はいつまでも晴れ渡り、風は程良く吹き続き、ベタ凪で釣りには最適な状況。まぁ、あの様な予報だったので、広い岸壁にアジンガーはSGMRさんと小生の貸し切りになったと云える面もあるが・・・・。もう少し確度をあげて欲しいものだ。

所で、この日は、図らずもSGMRさんの釣り方を教えて頂いたのだが、これまで思っていた以上に非常に繊細であることが印象的なことであった。

繊細さと云う意味では、小生の釣りの原点のヘラ鮒釣りにしても、フライフィシングにしても、同じ様に繊細な釣りであることに変わりはない。しかし、それらとアジングの繊細さは、少し質の面で異なっている様に思えた。
つまり、ヘラ鮒釣りもフライも、目に見える浮子の動きや水の流れなどの具体的な変化から魚の状態を推理し対策を打ち、釣果に繋げる釣りだと云える。勿論、その様な具体的な変化ばかりではないのは当然だが、浮子の動きや水の流れの具体的なものが大きな要素であることは間違えのない所だと思う。
一方、アジングでは、ロッドを通して手に感じる違和感から全てを判断しなければならない。例えば手に伝わって来た違和感から潮の流れを読み、その上でアジの状態を推理する等、抽象的な違和感を全てのベースにしなければならない釣りだと云えるのではないかと思う。
アジングの経験が豊富なアジンガーやセンスのあるアジンガーであれば、この様なことを意識することなく、釣果を得ることも可能だろう。しかし、長い釣り歴の中でもアジングは2~3年の経験しかなく、ヘラ鮒釣りやフライの方がアジングよりも遥かに短い。その意味でアジングは未だ未だ初心者の域を出ず、判断に偏りがあるかも知れないが、アジングの方がより難しい釣りではないかと思った次第。

まぁ、何れにしても、トントントン・スーッ・パッを早くマスターすべきだと切に感じた1日だった。

2017年釣行記(49) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:7月28日(金)~29日(土)
潮回り:中潮(↑↓↑)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 9、カサゴ x 9、シマイサキ x 1

同行者:FKGW女史、(KIさん、THYさん)

この所、めっきりと腕を揚げたFKGW女史のお誘い。歳は取っても、こんな小生であってもかつては男の端くれ。異性からのお誘いには弱い。また、小生自身としても、前回試した1.5gのメタルジグのアジングを、更に明るい時間帯で使って見たかったこともあって、今週2回目の孤島’での濱アジングをすることにした。

現地には、FKGW女史と二人揃って16:00少し前に到着。

予報通り、風は右からの横風になる東寄りが結構強く吹いていて、やり難そう。しかし、予報では夜には弱くなるとのことなので、暫く我慢すれば何とかなりそう。
それよりも、海水の色が何となく茶色っぽく濁りが入っている様に見えるのが気になる。と云っても、濁りが入っている時が良かったり、逆に悪い時もあるので、こればっかりはやって見なければ判らない。

FKGW女史第三Vゾーン、小生はその隣りの第三出っ張りに釣り座を構えてキャスティングを開始。今回持ち込んだロッドは8320#1B8326#1Bの2本で、先発は当初の予定通り8326#1B1.5gのメタルジグの組み合わせ。
しかし、何となく雰囲気が宜しくない
そこで、小生のみ第一Vゾーンに移動して、離れて釣りをすることに。

第一Vゾーンは前回も入ったポイントなので、様子は解っているため、前回と同じ様に35カウント程沈めてアクションを開始。メタルジグのアクションと云えばリフト&フォールが定番だが、小生はジグ単の場合と全く同じ様に、と云うか、ジグ単の積りでキャスティングを繰り返した。前回は、これで一応答えが出た格好だが、今回はコンタクトがない。
そこで、アクションを色々と替え、棚を替えたりもしたが梨の礫

早々にメタルジグを諦め、8326#1Bに風の強さを考えて重めの1.3gのJHの組み合わせで再スタート。
しかし、横風に吹けるラインに引っ張られて思った様に沈んで行かないので、試し更に重い1.5gにしてみた所、足許でコン。写真を撮り忘れたので、時刻は定かではないが未だ明るい日没前のことで、続いて同じ様に足許でコンと、まずまずのスタートを切ることが出来た。

所が、その後はアタリが間遠くなってしまった。と云っても、ポツリポツリと退屈しない程度の間隔でアタリがあって、20:30頃にはツ抜け寸前になり悪いとは云えないペースと思ったら、その頃からピタリとアタリがなくなってしまった。それでも、最初の内は、その内また群れが回って来る筈と余裕をかましていたが、1時間経ち、2時間経ち、気が付くと3時間もの間アジ様からのコンタクトがないまゝ。
そうなると、ロートルアジンガーの集中力も徐々になくなり、休みなく吹き続けている東寄りの風が、飛翔力のない蚊をブロックしてくれるし、暑さを吹き飛ばしてくれて、多少べた付いた潮風であることを割り引いても非常に気持ちが良く、気が付けばロッドを持ったまゝ、ウツラウツラ。
フト我に帰り気を取り直して、ロッドから伝わって来る信号を感じ取ろうと集中したが、いつの間にか意識が朦朧。
これはイカン!
膝の上に置いたロッドをしっかりと握って、目を閉じるとスーッと引き込まれる様に・・・・・。
FKGW女史アタリはありますか?の声掛けに目が覚めるまで、久し振りに釣り場で気持ちの良い眠りをすることが出来た。

そこで、気分を変え、相変わらず吹き付けて来ている東寄りの風を正面から受けられる様に少し釣り座を移し、岸壁に沿う様にキャスティングを再開。
訊けばFKGW女史は、この風の中0.8gのJHを使っているとのことだったので、小生も倣って0.8gに変更。向かい風で距離は全く出ないが、元々足許を狙う積りなので、何ら問題なし。

すると、これまで何時間もアタリがなかったのに、コンとアタリがある。合わせを入れると、針掛かりした瞬間こそグングンと良い引きだが、直ぐに重たいだけになってしまって、案の定カサゴ。しかし、ルートを変えると梨の礫。
アジングに来てカサゴは外道だが、アタリがないのも寂しいものがある。そこでアジングを諦めてガシリングに趣旨を替えてカサゴ狙いにして、遊んでいると、コツッ。
カサゴの積りで合わせを入れた所、カサゴよりもトルクのある強い引き。しかも、直ぐに観念することもなく針を外そうと抵抗する動きも伝わって来る。
久し振りのアジ様か?
しかもこの引きなら尺はあるかも知れない・・・・。

慎重にネットインさせると、アジ様にはない横縞が入っていて、クェクェと鳴いてさえいる。
KIさんの所まで持って行き、鑑定して貰うとシマイサキと云う魚とのこと。

その後は、又、カサゴと遊んだが、足許で来る筈のアジ様には全く見向きもされず交通事故の様なまぐれアタリもないまゝ時は過ぎ、空が白み始めた4:00過ぎには、道具を片付けて帰り支度を始めていた。

所で、昨夜の晩飯では前回釣ったアジを刺身にして食したのだが、何故かしら、以前ほど美味さに感激をしなくなっていることに気が付いた。頭や背骨で出汁を取った潮汁も然り。以前は、食す度にこんなに美味いものはないと感激し、子ども達や孫達にも喰わせてやりたいと切に思ったのが嘘の様。

こんなこともあり、又、ご近所に配るにしても毎週毎週ではヒンシュクものなので、今回は持ち帰る予定は全くなく、その意味ではお気軽なアジングだったが、そんな時に限って2桁に届かない情けない釣果。

対してFKGW女史は、この渋い中でも20匹を叩き出している。
元々、彼女の粘りと云うか集中力には凄いものがあって、只々、感心するばかり。釣り場に着くと直ぐにキャスティングを始め、釣り終わるまで殆ど休むことなくロッドを振り続けていて、小生にはとても出来ない相談。この点、アタリが途切れると直ぐに退屈してしまう小生なんかとは全く違っていて、この熱心さ・集中力の故に急速に上手くなったのだろう。
見習わなければと思うが、いつも指を咥えて見ているだけに終わってしまう。
次回会う時には、爪の垢を貰って煎じて飲むことにするか・・・・。

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