2018年釣行記(56) – TC

2018年 Touching 釣行記

日 時:9月13(木) 17:00~21:00
潮回り:中潮(↑↓)

場 所:UMKZ-P
釣 果:タチウオ × 1、サバ × 1
同行者:単独

前回は完全に空振りに終わってしまった刀狩りだが、先行者から得た方策を試したくて、そのための準備を整えていたにも拘わらず、風や雨など条件が悪く、漸く13日の木曜日は何とか出来そうな予報になり、すっかりその積りになっていた。
所が、前日の12日の夜になって、アジが出ているよAKTさんから、現場中継が入って来た。この所、アジも満足に釣れていない上、冷蔵庫の在庫も切れていたので、大いに心が動いたが、ここは初心貫徹アジの誘惑を振り切ってタチウオを狙うことにした。

15:00頃に自宅を出発。UMKZ-Pの駐車場には16:30頃到着。
車から降りて岸壁を見渡すと、前回よりも多くのアングラーがズラリと並んで長い竿を出しており、とても入る隙間はなさそう。今回はワインドの時間を長く取る積りで早目に来たのに、これでは早目に来た意味がないが仕方がない。
昼間組が引き揚げるのを待つ積りで道具を両手に持って、ブラブラと左手方向に歩を運んでいると、前回、餌釣り師がタチウオを2本、3本と出した場所で、女性が独りキャスティングしているのを見掛けた。所が、その女性の後方にはクーラーやバッカン等が全然見当たらない。どうも、拠点となる釣り座を離れて様子見に来ている雰囲気で、直ぐにでも元の釣り座に戻って行く可能性がある。と云っても、その女性の後方で荷物を置いて待つのは、如何にも催促している様で憚られる。そこで、そのまゝ進んだが、やはり隙間が見付からない。仕方なく戻り掛けた所、キャスティングしている筈の女性の姿が見えない。直ぐにその場所に戻って来て見ると、件の女性は近くの椅子に座って煙草を吸っている所。
その彼女に断わって、漸く釣り座の確保に成功。しかも前回の実績場所だけに、これはラッキー。

今回持ち込んだロッドは、ワインディング用のSephia S809M/Fと餌釣り用のZENAQ ASSAUT Shore S96の2本。S96はエギングを始めた際に購入したもので、手持ちの中では最長であり、10年以上にもなる古いロッドのため、ガイドの径が大きいのでウキ止め糸があってもキャスティングには余り影響がないだろうと考え、久し振りに引っ張り出したもの。

場所探し等に時間が掛かってしまったため、予定よりは遅くなったが、マナティーを使ったワインディングで17:00頃StartFishing

風は、斜め右前方から吹いて来る北東の風だが、強さはそれ程ではないので、余り気にならず、空はどんよりと曇っていて、日没前にも拘わらず周囲は薄暗く、夕間詰めのゴールデンタイムが早く到来しそう。
しかし、タチウオからのコンタクトはない。周囲の浮子にも動きはないので、まだ寄って来ていないのだろう。とは云え、いつ何時ガツンッと来るか分からず、油断はならない。いつ来ても良い様に集中したが、音沙汰がない。
そこでテンヤに変更して、数投した所で、敢え無く根掛かりで殉職。しかも高切れしてしまったので、ラインシステムから組み直す必要がある。しかし、ここでシステムを組み直しても、ワインディングを続けられる時間は余り残っていない。そこで、ワインディングを諦めて餌釣りをすることにした。

海での餌釣りは初めての経験なので、システムを組むのも初体験。来る途中の○州屋で購入した電気浮子のパッケージに書かれている説明図を参考に何とか組み上げて、サンマの切り身を縫い刺しして恐る恐るキャスティングを開始。
時刻は18:00を回った頃だと思う。小生が餌釣り用のシステムを組むのに悪戦苦闘している最中に、左隣りのアングラーが本命のタチウオを1匹、2匹と掛け始めた。彼の釣り方は、電気浮子がないので餌釣りとは違うのはハッキリとしているが、そうかと云ってロッドをシャクッている風でもないのでワインディングでもなさそう。今となっては遅いが、どんな釣り方をしているのかもっとじっくり観察をするか、直接尋ねれば良かったと思っても、これは後の祭り

左隣りが掛け始めたので、近くにまで寄って来ていることは確実。しかし、小生の電気浮子はピクリとも動かない。正面方向で駄目なら、少し左寄りなら何とか口を使ってくれるかも知れない。

18:40頃、一寸姑息だとは思ったが、左寄りにキャストして暫く待っていると、小生の赤い電気浮子の灯りがジワジワと海中に沈んで行く。動画で何度も見た光景で、浮子が走るまでジックリと待つとのセリフがあるが、更に深く海中に沈み、スーッと浮かんで来る赤い灯りを実際に目にしていると、何ともタイミングが掴み辛く、胸がドキドキとして来る。
浮子が走るとはどんな状態を云うのか判らないまゝ待ったが、浮子は沈んだり浮いたりを繰り返すだけで、一向にそれらしい動きがない。そこで、浮子が海中に引っ張り込まれたタイミングを見計らって、合わせを入れるとガツンとタチウオが乗った感触。

ルアーではなく保険に持って来た餌での今季初タチウオに、若干後ろめたさはあるものゝ、嬉しい獲物。だが、太さは指3本少々と、この時期としてはマズマズ及第点と云って良いと思うが、残念なことに尻尾が噛み切られていて長さがない。

そうこうする内にも、左隣りのアングラーはポツポツと掛けている。そこで、放っていたSephia S809M/Fのラインシステムを組み直し、遊動浮子釣りを試して見ることにした。同じ餌釣りだが、リフト&フォールのアクションも入れるこの釣り方の方がルアー釣りに似ているので、小生には馴染めそうだと思った次第。

その1投目。
海面に浮かんだ緑色の灯りが、ジワジワと海中に沈んで行ったり浮かんで来たりしている。これがタチウオが餌をついばんでいるためか、浮子が波に揉まれてその様な動きをしているのか、初体験の身では判断が出来ない。しかし、根拠は全くないが、何となく波のせいではない様な気がするので、思い切って合わせを入れると、ガツン。

これは、抜き揚げる直前にバレてしまったが、遊動浮子釣りが成立しそうな雰囲気で、その後は通常の餌釣りを止めて、これに専念。
所が、20:00を回った頃から、雨がポツリポツリと降り出して来ると同時に強くなった東寄りの風が右から左に吹いて来る様になった。しかも、潮も右から左に流れなので、仕掛けはアッと云う間に左に流されてしまって釣り難くて仕方がない。
それでも、小生には珍しく雨の中を頑張って見たものゝ、サバを1匹掛けた所で、この日の釣りは事実上終わり、21:00頃帰路に着いた。

この日は、初めて餌釣りでタチウオを獲ったが、浮子が海中に引っ張り込まれてから、合わせを入れるタイミングを計っている間のドキドキ感は一種独特で病み付きになりそう。
又、今回初めての遊動浮子釣りは、餌の代わりにワームを使っても成立する様な気がする。もう一点。釣り場に入る時間だが、前回も今回も夕間詰めから夜の時間帯を狙った。この時間帯はやはり競争率が高くて、場所を確保するのにどうしても難儀することを避けられない。夕方から夜中までやるか、夜中から朝までやるかの違いだが、夜中過ぎに入って朝方を狙う方が場所の確保の点からは問題が少ない様に思える。
と云う訳で、次回は、夜中過ぎから朝方までを、ワームを使った遊動浮子釣りで狙って見ようと思う

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