2018年釣行記(57) – AJ&TC
2018/09/17
日 時:9月17(月)~18(火) 17:00~5:00
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:孤島
釣 果:アジ × 2、タチウオ × 1
同行者:YGW、INUE、NGHM各氏
この歳になって誠に有難いことだが、AKTさんとYGWさんのお二人から、それぞれ16日の日曜日と17日の月曜日に孤島アジングのお誘いを頂いた。小生が若くて体力が有り余っている状態であれば、16日の夜から17日にかけてはAKTさんと、そして17日の夜から18日にかけてはYGWさんとご一緒させて頂く所だが、生憎、高齢の身とあってはこれは出来ない相談で、二者択一の選択をしなければならない。
丁度、この時期は15日の土曜日から17日月曜日の敬老の日に掛けて、世間様では3連休。となると、16日はその連休のど真ん中に当たり、年に数える程しかない連休を楽しみにやって来る現役の方々で釣り場は混むだろう。小生も現役時代には連休が待ち遠しくて仕方がなかったが、これは今も昔も変わらないだろう。そう考えると、365連休の立場にあって、何時でも好きな時に出撃出来る身分の小生としては、ここは現役の皆さんに譲って楽しんで貰うべきだろう。
対して17日は連休の最終日であり、その夜まで頑張る現役組は少ないのではないだろうか。
と云う訳で、今回はYGWさんにお付き合いさせて頂くことにした。
所が、生憎なことに、天気予報では17日の夕方は傘マークが付いているので、場合によっては17日の孤島はパスすることになるかも知れない。その場合はUMKZ-Pで18日の朝間詰めにタチウオを狙おうと考えていた。
そして16日に再度予報をチェックすると、傘マークが付いている時間帯が延びて夜21:00までズラリと並んでいる、こうなっては孤島アジングは、雨が人一倍苦手な小生には無理なので、気持ちは完全にUMKZ-Pでのタチウオに向いていた。
所が、所がである。
17日の昼頃に見た予報では、傘マークが全く消えてしまっていた。
こうなるとアジもタチウオも狙える孤島を外す訳には行かない。急遽YGWさんに孤島アジングに参加する旨の連絡を入れて慌てて釣り支度をし直した。
孤島には、一足早く着いていたYGWさん、INUEさん、NGHMさんに迎えられて16:00頃、到着。
予想した通り先行者の数はそれ程多くなく、アジンガーは小生達の外に2~3名。小生はNGHMさんの隣りの航路側に入れて頂いて、航路側から小生、NGHMさん、INUEさんそしてYGWさんの順。
今回持ち込んだロッドは、タチウオ用にSephia S809M/FとZENAQ ASSAUT Shore S96の2本。アジング用にTenryu改と8320#1Bの2本の都合4本で、小生としては多過ぎる位だがタチウオもターゲットに入れているので止むを得ない所。
予報では、風は南東からだがもっと穏やかに吹いている筈だったが、現場ではかなり強目。しかも南東とあっては、斜め右前方からの風になるので非常にやり難い。そこでジグ単は諦めて、最初からTenryu改でキャロシステムで16:30頃StartFishing。
最初はシンカーを1.8gをセットして見たが、強い風にラインが吹かれて仕掛けが沈んで行かない。そこでシンカーを2.6gに替えて何とか沈められる様になったが、やり難いことには変わりがない。
そこで航路に向いてキャスティングをしていると、YGWさんが隣りに来て、20カウント位してから、サビク様に。サビいていても仕掛けは徐々に沈んで行くから、結果的にアジの泳層を通すことが出来るとのこと。いつもいつもこうして目を掛けて、助言をくれるのは有難いことで、釣りを通しての付き合いしかないためそれ以外のことについては判らないが、YGWさんの釣りに関する知識の広さや深さには只々感心するばかり。
この時も云われた通りにしてみると、意外にもかなり近い所でコン。
小生でも見逃しようもない程ハッキリと手許に感じるアタリで、この日の口開けの1匹をゲット。17:30頃のことで、曇り空で薄暗いとは云え日没時刻前のことなので、出足は良い。
程なくして、同じ様なアタリで1匹を追加出来、風は強いがこの分で行けばソコソコ釣れそうと思ったのも束の間、群れが遠のいたと見えて全体にアタリが途絶えた。
丁度、その頃、川崎方面では雨が降っている様子で、黒い雲から地表に向けて濃いグレーのレースのカーテンが垂れ下がっている。予報では傘マークがとれて一晩中曇るとなっていたが、何となく不安を掻き立てる雰囲気が漂っている。
アジのアタリがなくなった所で、サンマの切り身を餌にした浮子釣りで、雨にならないことを祈りつゝ、もう一つのターゲットを狙うことに。
その2投目のこと。
赤い電気浮子の灯りが徐々に左から右に流れて丁度45度付近に来た時、ジワリジワリと浮子が水中に沈んで行き、赤い光が滲んで見えて来た。
タチウオが来ているのは間違いない。
本や動画などでは、浮子の灯りが走り出すまで待て等々、兎に角、餌を喰い込むまでジックリと待つのが肝の様だが、2度目の餌釣りとあっては、どの程度待てば良いのか全く見当が付かない。
滲んだ灯りを見ながら、頭の中では合わせのタイミングを待つ積りになっているのに、結局、手の方が動いてしまった。
この時は、ラッキーにも針を飲み込んでいたのでバラスことなく無事タチオウの捕獲に成功。しかも指4本の良型。
丁度、19:00頃のことだったが、この頃から雲行きがイヨイヨ妖しくなって来て、空には稲光の白い閃光が走り出す始末。
皆さんは、早くもレインウェアを着て雨支度を始めたが、小生は降らないことを祈りつゝ雨支度もせずタチウオを狙っていると、19:30頃になりポツイポツリと雨粒が落ちて来た。念のために持って来ていたレインウェアを慌てて引っ張り出して、着込み終わった頃には雨粒は一段と大きくなってザーッ。
建物の陰に避難して凌いだが、と云っても屋根がある訳でもないので、真上から落ちて来る雨だれは防ぎ様もない。地面には薄っすらと水が溜まり出しているので座ることも出来ず、南極のペンギンの様に立ったまゝ。
20:30頃、3人が引き揚げて行った。降りが余りにも酷く止む気配もないので、3人と一緒に勇気ある撤退を図ろうかと、正直考えた。
しかし、この雨の中、びしょ濡れになって道具を片付け車に積み込むのも、自宅に戻って濡れた道具を運び込むのも難儀この上ない。どうせここまで濡れたのなら、慌てて引き揚げても一緒。頑張って残っていれば、朝方には雨が上がっているかも知れないし、そうなれば道具を片付けるにしろ、自宅に運び入れるにしろ、遥かに楽になる。
小生以外のアジンガーがどう考えたのか定かではないが、結局、6人が豪雨の中覚悟を決めて居残ることに。
雨は小降りになる気配も見せず降り続いていたが、22:00頃に予報をチェックすると24:00頃から晴れになるとの予想になっていた。
あと2時間程、我慢をすれば雨が上がる。皆、この予想に元気付けられたのは間違えのない所だと思う。
事実、24:00少し前から雲が切れ雨が上がって来た。
皆、釣り座に戻ってキャスティングを始めたが、アジからのコンタクトがない。これまでの傾向からすれば、24:00を回った頃からアタリが出だすのだが、大雨注意報が出される程の雨が降った影響なのだろうか。
それでも、豪雨の中、あるかないか判らないアタリを待つよりは、雨がないだけでも遥かに状況が良い。
所が、雨が降らなかったのは1時間程の間で、25:00頃から、またまたポツリポツリと降り出して来て、結局、明け方の4:00頃まで、降雨状態が続きバッグの中までびしょ濡れになる程。
結局、豪雨の中、年甲斐もなく頑張ったにも拘わらず、釣果は雨が降り出す前に獲ったアジが2匹とタチウオの1匹だけ。19:00以降はひたすら強い風と豪雨に耐え忍ぶ修行の時間となり、4:00過ぎには他のアジンガーとは一足早くStopFishingとして片付けに入っていた。
所で、天気予報に裏切られたことは、これまでに何度も経験して来たので、学習効果がないと云われればそれまでだが、この日ばかりは、同じ日に2度。
1度目は、昼過ぎに見たその日の夜の予報。そして、2度目は夜に見た日付が変わってからの予報。何れも、予報とは真逆の結果。
1週間も10日も前に出された予報が外れたのであれば、それは仕方がないことだと思える。しかし、今回は、ほんの半日前に出した予報が見事に外れた訳で、これには開いた口が塞がらない。こんな体たらくにも拘わらず、ピン・ポイント予報を自慢気に出していることに、気象庁は何の疑問も持たないのだろうか。
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