2025年釣行記(70) – EG

2025年 Eging 釣行記

日 時:10月27日(木) 17:15~22:00
潮回り:小潮
(↑↓) 150→162→110cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:アオリイカ x 1
同行者:単独

10月も下旬に入っているので北風が吹く日が多いが、この日の風は東風で風速は2m/s。季節柄、南風は望むべくもないが、東の2m/sならば問題はない。しかし、潮回りは潮の流れが余り期待の出来ない小潮で、この点は気掛かり。とは云え、潮位は18:35の満潮時で162cmもある潮位の高い時間帯での釣りになるので、邪魔なテトラ帯を余り気にする必要がないと、結局、潮の面では一長一短。

と云う訳で、やっと緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんに会いに行くチャンスが来た。

17:00頃、現地に到着。
岸壁を俯瞰すると、電気ウキの赤い灯りがポツンポツンと波間に漂っていて、前回よりもタチウオ狙いのアングラーが多くなっている印象で、何となく気分がウキウキとして来る。
そのまゝ岸壁に降りて7番スポット付近で支度を始めたが、風は殆んど吹いておらず波もなく穏やかな海で、正にエギング日和

今回は、7番スポット付近からスタートして蟹の横這い釣法可愛娘ちゃんの居場所を探し、最終的には凸部までは脚を伸ばす予定で、Sephia XTUNE S806ML-Sのロッドに3.0号のエギを組み合わせて、17:15頃、キャスティングを開始。

その2投目か3投目のこと。キャストした後何もアクションを加えずただ巻きをしていると、リールのハンドルを回している手にジワーッと重たい感触が伝わって来た。
ただ巻きをしているとこの様な反応が出ることが多く、実際、前回の2杯共そんな反応だったので、この時もテッキリ可愛娘ちゃんの仕業だと喜んで回収に掛かった。
所が、その獲物はただ重たいだけでジェット噴射の感触が全くない。
あれ、何だ・・・? 可怪しいぞ!と思いつゝ抜き上げてみると、その正体はボロボロになったビニールの切れっ端。
何だ、ゴミか・・・・。
ガッカリしながらエギに纏わり付いたビニールを取り除いてキャストすると、又々、ビニールが引っ掛かって来る。そんなことが続いたので、海を覗き込んで様子を確認してみると、岸壁とテトラ帯の中間付近にゴミが帯状になって漂っているのが見えた。
ゴミでも海藻の切れ端であれば、自然の物なのでまだ許せる。しかし、人口物でしかも長い期間海を漂っていたと見えて薄茶色に変色していて気色が悪く、何よりも、そんなものに釣りの邪魔をされるのは許し難い。

可愛娘ちゃんの反応は皆無にも拘らず、キャストの度に邪魔をして来るゴミに少し苛立ちながらキャスティングを繰り返したが音沙汰はなく、実釣を開始して約1時間15分後の18:30頃にはへの字カーブに到達していた。
このへの字カーブ付近から54番スポット付近に掛けては実績ポイントなので、丁寧に探ったが掛かって来るのはビニールばかり。少し足を伸ばした先の前回の実績ポイントである59番スポット付近も空振り。

そこで蟹の横這い釣法のテンポを少し上げて更に先に進んで可愛娘ちゃんを探したが見付からず、20:00頃に凸部に到達。凸部にもタチウオ狙いの赤いウキの灯りが見えたが、幸い実績ポイントの90番スポット付近は空いていたので、先ずここから調査を開始することにした。
そして、テトラ帯の端を狙ってキャストしていると、この日初めて魚かイカか正体は不明ながら反応が返って来た。これまでずっとゴミが掛かって来る反応ばかりで集中力も切れ掛かっていたが、これで勇気百倍。どんな小さな違和感も見逃すまいと集中したが、その後は元の木阿弥

そこで更に先に向かって蟹の横這い釣法で一通りチェックしたが、何の反応も得られず、結局、21:00頃、諦めて113番スポット付近から折り返しに入った。しかし、復路に入っても何も反応がないまゝ、この日唯一の反応があった90番スポットに戻って来た。可能性があるとしたら、この90番スポット付近だろうと駄目元で再度念入りにチェックすることにした。しかし、願いも虚しくやはり反応は返って来ない。
そこで、ロッドを少し大きめにシャクってエギにアクションを加えてみた。
実は、今シーズンのエギングただ巻きを中心にしており、アクションを入れる際も小さく入れるだけにしていた。しかし、余りにも反応がなくボーズが確実になった所で、気分転換のために少し違ったアクションを付けてみることにした。
そして、キャスト後パンパンとロッドを小さく・強くシャクった後ラインを張ったまゝテンションを掛けてフォールさせ、少しサビキ始めた所、ムズと重くなる反応が返って来た。
オッ、やっと来たか・・・!
それ程強くはないが、アオリイカのグイーングイーンの引きを楽しんで何とか可愛娘ちゃんをゲット。サイズは300gに少し足りない位だが、嬉しい嬉しい1杯だった。時刻は21:16。実釣を開始して丁度4時間後のことだった。

この頃にはかなり疲れも出て腰の痛みも強くなりかかっていたが、可愛娘ちゃんの顔を見た途端に何処かに吹き飛んで雲散霧消。この1杯に気を良くして、2杯目を狙ってキャストしていると突然ロッドを引っ手繰る様な強い反応があった。しかし、オ、オーッとビックリ合わせを入れたが、これは文字通りの空振り。しまった!!と思いつゝキャストし直すと又もやゴツン。だが、これも掛けることが出来ずに空振り。
次こそはと三度目の正直を目論んだが、残念ながら三度目はなく終わってしまった。

90番スポット付近はこの日唯一反応があったポイントなので後ろ髪を引かれる思いだったが、北風の吹き出しと共に身体が冷えて来たので、目ぼしいポイントをチェックしつゝ戻り、22:00頃、StopFishingとした。

それにしても、この日のゴミは凄かった。キャストの度にエギにヒラヒラと引っ掛かって来るのには閉口した。
風や潮の流れでこの様に吹き寄せられるのだろうが、このゴミの帯は凸部付近手前まで続いていた。しかし、凸部付近では比較的少なくなっており、海藻が繁茂する時期でもこの付近には余り海藻が生えていないことを考えると、この付近はやはり潮の動きがあるのかも知れない。

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