2023年釣行記(52) – TC
2023/09/05
日 時:09月05日(火) 18:00~21:00
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 0
同行者:単独
先月の21日以来、丸々2週間振りの釣行。
釣りに出掛けられなかったこの2周間の間に、夜には虫の鳴き声が聞こえる様になり、朝晩の暑さも、何となく和らいで来た様な印象で、季節は確実に進んでいる。しかし、海の中の季節は、地上よりも遅れてマダマダ真夏状態にあるため、この2週間で状況が変わったとも思えない。
とは云え、ようやく釣行が解禁になったのに、道楽部屋に籠もっていることなど出来る訳もない。そこで、天気予報をチェックすると、04日の月曜日は、南寄りの風は弱いが、夜には傘マークがあり、翌日の05日の火曜日には南寄りの風が5~6mと強いが、傘マークはなく雨の心配はなさそう。
どちらにしても一長一短だが、結局、傘マークのない火曜日に、UMB-FPに刀狩りに行くことにした。
予定通り、日没時刻の1時間前の17:00頃、現地の駐車場に到着。
直ぐにクーラーやバッカンをキャリヤーに積み込んで、岸壁を奥に向かって進んだ所、第一ボラードの手前に広めの空きを見付けたので、左右の先行者に断って、釣り座を構えることにした。
今回も、刀狩りでは定番のSephia S809M/Fのロッドに快適波止タチウオテンヤSSの2Sの組み合わせで、17:15頃、キャスティングを開始。
風は、予報通りの南寄りで右から左に強く吹いており、テンヤが左に流される程。
この釣り座に来る途中で会った鎌倉の御仁によれば、相変わらずタチウオは釣れておらず、最近は話題にもなっていないとのこと。覚悟していたことなので、驚くには当たらないが、出来れば耳にしたくない情報だが、仕方がない。
回って来れば、必ず反応はある筈。
回って来るまでの辛抱だ。
と自分自身に云い聞かせてキャスティングを繰り返したが、丸で音沙汰がない。
日没時刻の18:04を過ぎ、周囲の暗さが増して来て、餌釣り師の電気ウキが3つ、4つと波間に漂いだしたが、一向にコンタクトはない。
過去には、20:00頃まで全くアタリがなかったこともあると昔の状況を思い出し、何とか気持ちを切らさない様にするのが、精一杯。
19:30を回った頃(?)、ボラードを挟んだ向こう隣りのアングラーがタチウオを抜き上げた瞬間を目撃。
オオ、やっと回って来たか・・・・。
次は小生の番だ・・・。
と一段と集中力を高めて、タチウオからの反応を待ったが、何も変化がない。
何故、アタッて来ない???
見る所、お隣さんも小生と同じテンヤの引き釣りの様子。となると小生にもコンタクトがあっても不思議ではない。所が、小生のテンヤには異常なし。そうこうする内、お隣さんは、2匹目、3匹目と好調に釣り上げている。
彼と、小生の距離は精々10mあるかないか。釣り方も同じなのに何が違っているのか・・・・・。
お隣さんの釣り方をチェックしようにも、暗くて様子が判らない。
そこで、20:00過ぎ、思い切って釣り方を尋ねることにした。
そして、先ず仕掛けを確認すると、お隣さんも小生と同じドゼウのテンヤ。
最近でこそ、テンヤの引き釣りでタチウオを狙っているアングラーを見掛けることが多くなっったが、関東ではドゼウが手に入り難いため、キビナゴを使っているケースが殆んどで、ドゼウを使っているのを見るのは、これが始めて。
こうなると、一方は入れ掛かりに近いにも拘わらず、僅かしか離れていない隣りでは全く反応がないと云った極端な状況になっているのが、益々解せない。
お隣さんの説明では、8gのテンヤをゆっくりとフォールさせていると、コンタクトがあるとのこと。しかも、ゆっくりとフォールさせるために、ラインはPEの1.5号、リーダーはナイロンの80lbsを使っているとのこと。そして、アシスト・フックは、喰いが良くないのでダブル・フックが良いとのこと。更に、アクションの付け方はロッドを下向きにして、ゆっくりとフワフワと上下させている。
と丁寧に教えて頂き、釣り座に戻った。
太いPEラインに太いナイロンのリーダーを使って、フォール・スピードをコントロールすることは、知識としては持っていたが、この時の小生のシステムは、リーダーこそは60lbsのナイロンを使ってはいたものゝ、ラインは風の影響を抑えるためにPEの0.6号を使っていた。そして、テンヤは8gに対して、小生のは11gと少々重め。
となると、小生のテンヤのフォール・スピードは、お隣さんよりもかなり早くなっている筈で、この辺が反応のなさに繋がっている可能性が高い。そこで手持ちのテンヤの中では、最も軽い6gのSSSSに付け替えてみた。しかし、それまでは倍の重さのSSを使っていたので、どうにも頼りがない。それでも、直ぐに結果が出れば我慢して使い続けることも出来るが、反応が得られないと、これで良いのか?云々と色々な疑問が湧いて来て、その結果、野壺に嵌まってしまうことになる。この時も、正にその罠に落ちてしまって、一度しかなかった反応にも空振り。
結局、21:15頃まで、悩みながらキャスティングを繰り返して、StopFishingとした。
兎に角、今シーズンのタチウオの状況は良くないのだが、狙い方次第で釣果が得られることを、今回の釣りで、身を以て知ることが出来たのは、大きな収穫。
これまでは、11gのテンヤを使って表層をフワフワと流す釣り方で、結果が出ていたので、馬鹿の一つ覚えでこの方法で釣れなければタチウオは居ないと思っていたのが、大きな間違えであることを痛感させられた。
表層で駄目なら中層からボトム付近を狙ったり、アクションの付け方を替えることも、これまで以上に意識して行うべきだろうし、何れにしてもタチウオは近くに寄って来ていることを信じることが肝要だろう。
コメントを残す