2022年釣行記(44) – TC
2022/09/01
日 時:09月01日(木) 18:00~21:30
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:タチウオ x 1
同行者:ISBSさん
南寄りの風が4~5m程との予報を前提に考えると、先ずDKKのアジングは無理。となるとUMB-FPかMHR-KGNか、どちらかでの刀狩りとなる訳だが、UMB-FPでは強目の横風になってやり難い。しかし、混み具合次第で何とかなる・・・にしても、これは行ってみなければ何とも云えない。MHR-KGNであれば釣座に困ることはないが、厳しい刀狩りになりそう。
と、どちらにしても帯に短し襷に長しと云えそうだが・・・・、結局、今回もまたまた安直な所でUMB-FPで刀狩りをすることにした。
16:50頃、自宅を出発し、17:40頃に現地に到着。
直ぐに道具をキャリヤーに積んで岸壁に出てみると、風向きこそ南寄りだが、予報程の強さではなく拍子抜け。しかも、時折無風状態になる時もあり、そうなるとベトーッとした蒸し暑さが纏わり付いて来て息苦しささえ感じる程。
こんなに風がないなら、UMB-FPに行けば良かったと思ったが、蒸し暑い中場所替えをするのも億劫なので、そのまゝ準備に入り、18:00頃、キャスティングを開始した。
この日のロッドは、SaltyStyleのSSQC-742LT-BF-KR。刀狩りに使うには少々パワー不足だと思ったが、ルアーのウェイトは1.5~18gとなっているので、何とかなるだろう。
テンヤは、いつもの通り快適波止タチウオテンヤSSだが軽目のSSSタイプをチョイス。と云うのは、今回はベイト・タックルでの釣りなので、テンヤは重目の方が扱い易いが、根掛かりリスクの高さを考えて8gのSSSタイプにしたもの。根掛かりリスクのないUMB-FPであれば、そんな心配も要らないのだが、仕方がない。
釣り座は24番スポット付近。この日も、入釣時刻の潮位は約160cmと高くてテトラ帯は海中に沈んでいるので、勝手知った22番スポット付近に釣り座を構えようと思ったが、生憎、そこには先行者の姿がある。そこで、その先の24番スポット付近に入った。しかし、このポイントは、前回来た時に、テトラ帯とテトラ帯の切れ目の正面に位置していることを確認しており、テンヤを沈めさえしなければ、根掛かりの心配はなく、その点は安心してロッドを振ることが出来る。
日没時刻の18:09を過ぎ、周囲の暗さが徐々に増して来て、雰囲気は良くなって来たが、不快な蒸し暑さは変わらず身体中に纏わり付いていて、汗が胸や背中を伝って落ちて行くのが分かる。
タチウオがコンタクトして来てくれれば、そんな暑さは吹き飛んでしまうが、そんなに都合良く事が運ぶ筈もなく、前回と同様全くその気配さえない。
18:40頃、ISBSさんが登場して来て、先行者が引き揚げて行った後の22番スポット付近に入って、キャスティングを始めた。22番と24番なので、若干距離があるものゝ、仲間が近くに居るだけで、磯場と違って人の行き来がある釣りであっても、気分的に楽になる若しくは安心感が出て来る。
暫く、並んでキャスティングを続けたが、タチウオの回遊はなく一向に音沙汰がない。
前回、初めてコンタクトがあった19:40を回っても何も変化がなく、前回以上に厳しくなりそうな予感が徐々に強くなり、
ひょっとすると、今回は・・・・。
そんなことを考えながらキャスティングを続けていると、突然、何の前触れもなく北風が吹き出して来た。予報には北風の一文字もなかったので、これにはビックリしたが、汗ばんだ身体には寧ろ心地良い位。しかし、過ぎたるは及ばざるが如し。徐々に強さが増して来て、釣りには厳しい状況に変わってしまった。
時間は早いが引き揚げるか・・・と考え始めたが、踏ん切りが付かずにキャスティングを繰り返していると、嘘の様に何事もなく収まってしまった。
この日の最初のコンタクトがあったのは20:15頃。
いつもの様に表層付近をフワフワと漂わせるイメージでテンヤを泳がせていると、ジワーとした重さが伝わって来た。
しかし、不覚にも、当初はそれがタチウオのアタリとは判らず、こんな所にゴミが流れていたのか・・?と思い、そのゴミを回収する積りでラインにテンションを掛けた所、微かに生命体の動きが伝わって来た。そこで慌てて追い合わせを入れて寄せて来たのだが、海面付近でバシャバシャと激しく暴れるのを見て、これはタチウオじゃないな・・・・。
しかし、抜き上げてみると尻尾付近が無くなっているものゝ、指4本サイズの立派なタチウオ。このタチウオはテンヤを丸呑みしており、トレーラー・フックが喉の奥のエラにまで達していて、針を外すのに難儀したが、所謂、居喰いをしていたのだろう。
と云う訳で、釣った感に乏しい結果だったが、兎にも角にもボーズは逃れられて一安心と云った所。
それを見たISBSさんが直ぐにファローのキャストを入れた所、反応があっが、これは空振りしたか、バラしたかで物には出来なかった様子。
近くに回って来ていることは確実・・・・。
しかし、足早に去って行ったと見えて、コンタクトは続かず、強くなったり弱くなったりする風に邪魔をされながら、後続のコンタクトを待った。が、期待は見事に外れてその後は何の変化もないまゝ時間だけが過ぎ、21:30頃、この日初めてのバック・ラッシュをしたのを機にStopFishingとすることにした。
そして、片付けに入ったのだが、それと同時にパラパラと雨が降り出し、アッと云う間に本降りになってしまった。5分、10分早く終わっていればと思ったが、これは後の祭り。所が、不思議なことに車に辿り着いた頃には上がっており、ものの10分もない間の出来事で、突然の北風と云い何とも落ち着きのない刀狩りだった。
この日のISBSさんと云えば、余りにもコンタクトがないのに堪らず、小生を越してプチ移動した所で、この日の最初の1匹を掛け、更に移動した所で追加していた。
MHR-KGNでは、回遊してきたタチウオが足を止める要素が見当たらない。そのために、回遊して来たとしても、一瞬で通り過ぎ去ってしまうので、一箇所で粘るよりも、付き場を探して移動する方が良いのかも知れない。
そう考えると、この日のISBSさんの様に場所を変えながらタチウオの居場所を探す釣り方の方が、より適した釣り方と云えるだろう。この釣り方は、この場所でのメバリングでは常用しているのだが、道具立てが全く違うので、その点をどの様に解決するか・・・・。
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