2005年 アオリイカ釣行記(22)
2005/11/05
潮回り:中潮 場所:森戸海岸 釣果:450gX1 300gX1 同行者:I氏
「秋は数釣り、春は型」と云われて毎回期待に胸膨らませて釣行しているが、数は出ないし型も小さく、何となくフラストレーションが滓の様に溜まって来ていた。そこで、「堤防や岸壁が駄目でも、ボートならば何とかなるだろう」とマタマタ安易な考えを巡らし、今回は初のボート・エギングをやって見た。
実は、エギングを始めて直ぐに釣り仲間のT氏を誘って釣行したことがあったが、見事にボーズを喰らいエギングに対する興味を失わせる結果となり、以来単独での釣行をしていたのだが、今回はI氏を誘い出すことにした。思い付きで釣行日前日に電話をすると、I氏は見事に乗って来た。アオリもこんな具合に乗せられれば良いのだが・・・・。
I氏には5時半に拙宅に来て貰い、小生の車に乗り換えてボート屋の葉山釣具センターに急行。このボート屋は\500アップでポイントまで引っ張って呉れるので有難い。エンジンつきのボートに7?8艘の手漕ぎボートが連結されて、いざ出発。
裕次郎灯台を越えて岩礁地帯の南側のポイント付近で連結を切り離されて、各ボートが思い思いのポイントに散らばって行く。こちらは始めての場所故ポイント等分かる筈もなく、ボート屋に書いて貰ったポイント図を頼りに投錨して、いよいよ期待のStartFishing。
周囲のボートを見渡して見ると、オアリよりも最近好調なカワハギ狙いが多い様に思える。それでも2艘位はアオリ狙いの様子なので、じっと観察するが上げている雰囲気は全く見えない。こちらにしても岩礁地帯に近付き過ぎたためか思ったより水深がなく、エギに付いて来るのは海草の切れ端のみ。浅場が駄目なら深場だろうと考え、岩礁帯南側沖目に出ようとしたが、ボートが何艘も入っているので無理。岩礁地帯の北側の深場を探ることにして、イケスの角に近い所で投錨した。
堤防や岸壁からだと風や潮でラインが吹けたりエギが流されることはあっても、自分が立っている支点は当然動く筈がない。ボートの場合は風や潮でにボートそのものが流され、錨を中心にして結構大きく動き回る。釣り難いったらありゃしない。これじゃピン・ポイントを狙うことは全く考えられないし、ラインの動きで魚信を取ることも出来ない。
と云い訳を考えつつキャスティングを繰返していると、ガツンと来た。真っ青な海から浮かんで来たのは紛れもなく待ちに待ったアオリ。
「Iさん、来たヨ。来た!!」と声を掛け取り込むとまぁまぁのサイズ。これ以前から集中力の切れ掛かっていたI氏も気を取り直しキャスティングするが駄目。何とかあの引きを味わって貰いたいと考えて釣り座を入れ替わった見たがそれも駄目。
昼頃になってイケスの深場に向かってキャストしシャクルと何やらラインにムズムズとした感触。合わせて見ると蝕腕一本でアオリがあがって来た。久し振りのアオリ、しかも蝕腕一本。バラシてはならじと慌てて玉網で掬うと、プッシュー。やられた!! リールから右腕に掛けて墨を掛けられた。
同時に、I氏も「来た!!!」
シャクらずにずる引きをしていると、ジワーッと重くなった魚信だったとのこと。やっとアオリが回遊して来たかと期待し直してキャスティングにも力を込めたが、地合はこの一瞬だけで、元の木阿弥。
沖上がりの2時半頃に、道具を片付けてStopFishing。
今回は、初のボート・エギング、初の釣り場であったが始めてエギングをしたI氏にも何とか一杯出たので「良し」としたい所だが、安くはないボート代を払った結果としては、満足出来るものじゃない。
「秋は数釣り」は何処に行ったんじゃい!!!!
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