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2025年釣行記(57) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:09月01日(月) 18:40~22:00
潮回り:長潮
(↑↓) 140→152→140cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 2
同行者:単独

2週間程前からアブラ蝉に混じってつくつく法師の鳴き声が聞こえる様になって、季節は秋に向かって進んでいる筈だが、酷暑・猛暑が収まる気配もなく、所によっては40℃超えの気温を記録している由。
こんな時は、特に小生の様な後期高齢者は、熱中症になるリスクを避けるためにも自宅に引き籠もっているべきで、釣果が上がっているならまだしも、満足な釣果もないのに何もこんな時に行かなくても・・・・。
と囁く声が聞こえて来そうだが、前回、隣りの餌釣り師の様子から得た沖目にはタチウオが回って来ているかも知れないとの印象を確かめたくて、潮の動きのない長潮の潮回りだが、敢えて刀狩りに出掛けることにした。

18:15頃、いつもの場所に車を停めて、相変わらずアングラーの居ない岸壁をクーラーやバッカンを積み込んだキャリアーをゴロゴロと引っ張って歩き26番スポット付近に到着。

今回持ち込んだロッドは、ZENAQASSAUT Shore S96。今回は特に沖目を狙うつもりなので飛距離が欲しい。そのために手持ちの中では最も長いこのロッドを選択したのだが、今から20年も前の物なので、兎に角、ズッシリと重量がある。そのために出番は1年に1回あるかないかだったが、今回は操作性は二の次にして、兎に角、飛距離重視で引っ張り出して来た。

このロッドに、いつも通りドジョウを括り付けたスパークテンヤの11gを組み合わせて、18:40頃、キャスティングを開始した。

風は予報通りかなり強く吹いているが、背後からなので余り釣りには影響はない。寧ろ、飛距離を稼ぐには好都合。
その風にテンヤを乗せる様にキャスティングをしたが、反応がない。
正直な所、頭の何処かにひょっとしたらと期待する思いがあるのは、アングラーとして当然のことだが、回遊して来るまでじっくりと待とうとこの時は余裕綽々。
しかし、30分、40分と時間が経つにつれて待ち切れなくなってひょっとしたら、隣りには回って来ているかも知れない26番スポット付近を中心に24番28番スポット付近にプチ移動してタチウオの気配を探った。しかし、何も反応は返って来ず仕舞い。

風は相変わらず強く背後から吹いているが、時折、向きが横から、しかも右からと思えば左からとクルクルと変わる様になり、この風にロッドが煽られてしまいやり難くなって来た。
それでも我慢をしてキャスティングを繰り返していると、時折、テンヤの近くを泳ぐタチウオの気配が出て来た。しかし、喰った魚信ではなくテンヤに戯れている様な反応ばかりで、合わせる所までには行かない。リフト&フォールを止めてタダ引きにしたり、レンジを替えたりしてタチウオの気を引こうと試したが、なかなか喰い魚信が出ない。
どうしたものか・・・・と考えていると、コツ。
合わせのタイミングもピッタリ合ってタチウオ独特の引きを楽しんだが、もう一つ強さがなく、上がって来たのは指2本半のベルト・サイズでガッカリ。この娘は写真も撮らずにお父さんか、お母さんを呼んで来る様にと云い聞かせてノータッチ・リリース。時刻は、丁度20:00のことだった。

兎にも角にもタチウオからの反応が出始めたことに気を良くして後続を待ったが、気配がピタリと消えてしまった。
群れが小さいのか、
あるいは、単独行動をしていたのか、
泳層が変わってしまったのか・・・・?

この日2匹目のタチウオをゲットしたのは、20:15頃のことで、この時は何の前触れもなくいきなりコツンと来た。サイズは1匹目と同じ指2.5本でこの娘もノータッチ・リリース

この2匹目を掛けた頃から、ロッドの重さで右腕が疲れて来た。重量があって先重り感も強いロッドを振り続けるのは、やはり辛い。こんなロッドを20年前には1日中振っていたことを考えると、正に隔世の感があるが寄る年波には勝てないと云うことだろう。そこで、予備に持って来ていたSephia S809M/Fにロッドを替えることにした。
そして、改めてSephia S809M/Fでキャスティングを始めてみると、ロッドの軽さにびっくり。このロッドの自重は108gと最近のロッドとしては並の重さだと思うが、210g超のASSAUT Shore S96に比べれば半分程しかない。
ロッドの軽さに目が覚めた思いで、キャスティングを続けたがタチウオからの反応はなく、逆に根掛かりスパークテンヤの11g海の神に奉納してしまった。
この時の時刻は21:00を回った所で、タチウオの気配もなく続けても結果は出そうにもなかったのでStopFishingにしようかとも思った。しかし、時間はまだ早い。22:00まで粘って見ようと考え直し、予備のリールをセットして刀狩りを続けることにした。そしてテンヤを15gの快適波止テンヤSSのSと少し重くしてキャスティングを続けたが、相変わらずタチウオの気配はない。そこで、思い立ってテンヤに括り付けているドジョウの上にECOGEARPOWER SHADを重ねて括り付けて、所謂、ハイブリッドにすることにした。元々括り付けていたドジョウが細くて貧相だったので、ものは試しと嵩増しをしてみた。そして、リフト&フォールはせずにタダ巻きで通してみることにした。

すると、21:40頃、コツと小さいけれど明確な魚信があり、見事に合わせが決まりやり取りを始めた。すると、これまでになく強い引きが伝わって来た。
これはデカイぞ!!と慎重に足許にまで寄せて来ていざ引き抜こうとした所、ボチャン。
その後、寄って来たのかも知れないと何度かキャスティングを繰り返してみたが、反応が返って来なかったので予定通り22:00頃、StopFishingとした。

この日は、沖目重視のため敢えてASSAUT Shore S96を持ち込んだのだが、果たしてその甲斐があったのかなかったのか・・・・。
掛けた2匹の内1匹目はテトラ帯が配置されているライン近くだったし、2匹目もそれより少し沖だったがテトラ帯に近い場所だった様に思う。
沖からテンヤを追随して来て、喰い付いたのがテトラ帯の近辺であったとするなら、沖目を狙った効果があったと云うことになる。しかし、テトラ帯近辺にいたタチウオが偶々近くを通り掛かったテンヤを見付けて喰い付いたのであれば、効果はなかったことになる。
海の中を覗いていた訳ではないので、どちらとも云えない。しかし、少なくとも沖目から長い距離をテンヤを引っ張って来た方が、テンヤを見付けられる時間が稼げるので有利ではないかと思う。逆に、タチウオの付き場がテトラ帯の近辺だとすると、長い距離を引っ張るだけに効率が悪くなるが、趣味の釣りなので効率を求めることもないだろう。
と云うことで、沖目狙いは、一定の効果はあったと云うことにしておこう。