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2025年釣行記(58) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:09月09日(火) 18:30~22:00
潮回り:中潮
(↓) 190→90cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 6
同行者:KRKZさん

先週の後半は台風15号のため釣行出来ず、1週間振りの釣行。
この所刀狩りが続いていたので、KMI’sアジングをすることを考えていたが、火曜日にKRKZさんMHR-KGN刀狩りをするとのことだったので、付き合うことにした。

現地到着は、日没直後の18:00頃。
岸壁を俯瞰すると、この日はアングラーの姿が4~5人程見える。先日の台風15号の影響で、調子が少し戻って来ているのかも知れない。時刻は、丁度、満潮時刻の18:02に当たっているため、潮位は191cmと最も高くなっておりテトラ帯は完全に海中に没していて、海が広く感じる。風は予報通り南寄りで稍強めだが、9月も中旬に差し掛かろうと云うのに酷暑・猛暑が収まっていないので、寧ろ有り難い。

KRKZさんに連絡を入れると、既に到着していて26番スポット付近でロッドを振っているとのことだったので、急いでクーラーなどを積んだ重たいキャリヤーをゴロゴロと引っ張って岸壁を歩いて、KRKZさんと合流。
今回は24番スポット付近に釣り座を構えることにして、準備を始めた。

今回使用するロッドは、Major CraftTCX-962STY
前回はZENAQASSAUT Shore S96を使ったのだが、20年前には何の苦労もなく振り回していたこのロッドのズッシリとした重さに、寄る年波には勝てないことを厭と云う程思い知らされて帰って来た。
そんな背景があったためか、刀狩りの動画に写っていたロッドの中に妙に気になるものを見付けてしまった。そこで調べてみると、上代20,000円そこそこで実売価格は13,000円程。更に、貯まっているポイントを使えば11,000円で手に入ることが分かった。
小生は良い物を長く使うのが主義なのだが、つらつら考えてみると、小生の釣り人生も残り僅かしかない。となると、ここで多額の設備投資をしてもそのコストを回収出来ない惧れが非常に強い。しかし、11,000円程度であれば2~3年しか使えなくても充分元が取れるだろう
と思いつつも、小生にしては珍しく迷いながらポチッ。

このTCX-962STYドジョウをセットしたスパーク・テンヤの11gを組み合わせて、18:30頃、キャスティングを開始。
このロッドはスピニング・ロッドだが初めて手にするものなので、様子見のため軽くキャストして先ずは慣らし運転と云った所だが、いつもの様に軽くリフト&フォールを繰り返してリーリングをしているとコツン。心の準備も出来ていなかったので見送ってそのまゝリーリングをしていると又々コツン。これは空振りだったがKRKZさん、魚信があるよ!!と隣りに声を掛けて、改めてキャスティングをし直した。
しかし、こちらが集中して待ち構えると魚信があったことが嘘の様に、何も変化がない。
ありゃ、どうした・・・・?
と思いつゝキャスティングを繰り返していた。

すると、それから間もなくしてコツと反応が返って来てこの日の口開けの1匹をゲット。
サイズは指3本でまぁまぁと云った所。時刻は18:39のことで、実釣を開始して10分足らずで、最近になく出足が良い。
鱗のない魚で鱗付けが出来たと云うのも何か理屈に合わない気もするが、これでTCX-962STYでの初釣果をあげることが出来たので、気を良くして次の獲物を狙った。

そして、その10分後の18:512匹目をゲット。
どの様な反応だったのかさっぱり思い出せないのだが、強烈な引きは鮮明に覚えている。元来タチウオの引きは強くて、小生などはその引きの強さに病み付きになっている様なものだが、この時はロッドはガッチリと押さえ込まれたまゝで全く動かせず、リールも負けない状態が暫く続いた。時間にすると、実際にはそれ程長い時間ではなかったと思うが、その時はタチウオと綱引きをしたまゝどうしたものかと考える程長く感じた。
最終的には、リールのハンドルをゴリゴリと強引に回して寄せて来たのだが、竿下に浮かんだ獲物の太さや長さを見てびっくり。そして、これまでに見たこともない様な大物を抜き上げようとしたが、持ち上がらない。隣りのKRKZさんに頼んで玉網を出して貰うことも考えたが、リールのスプールを左手で抑え、ロッドの真ん中付近に右手を添えてエイ、ヤー
強引に抜き上げられて岸壁でバチバチと音を立てて暴れているタチウオを見た瞬間、ドラゴンを釣り上げたことを確信。獲物の太さは指5本を超えており、顔はこれまで釣り上げたタチウオのどれよりも厳つい顔付きをしていて、正に。念の為、これまで全く出番のなかったスケールを引っ張り出して体長を図ると、何と1mを軽く超えて106cmもある。
隣りのKRKZさん凄い!!凄い!!を連発する程の獲物だったが、今にして思えば記録写真を撮っておくべきだった。恐らく、目にしたこともない獲物を前にして、年甲斐もなく舞い上がっていたのだろう。

このドラゴンを獲って間もない18:56にこの日3匹目をゲット。サイズは指3本でこの時期のアベレージだが、直前に太いドラゴンを見ていただけに、殊更細く見えた。
そして、19:02指3本4匹目を掛けたが、順調だったのはここまで。

以降は、反応が間遠くなってしまったので、誰も居ないことを幸いに立ち位置を22番スポット付近や28番スポット付近に替えてタチウオの居場所を探す刀狩りになったが、隣りのKRKZさんにはこの時点まで釣果がなかった。
仲間と一緒に釣りに来た際に一方は釣れても、もう一方は全く駄目と云うケースは良くあることだが、自然相手の遊びなので仕方がないこととは云え、これでは面白くない。そこは揃って楽しい思いをしたい。
と云う訳で、反応が返って来ることがあれば直ぐにKRKZさんと入れ替わり、アクションの付け方などをレクチャーするなどし、小生は実験的に20gのジグパラショートを遠投して沖を探ってみた。
ジグパラショートでは2~3回反応はあったものゝ合わせ切れなかったので、正体は不明だがタチウオの可能性はあるため、次回以降も試してみる価値はありそうだ。

一方のKRKZさんが何とかタチウオを掛けた所で、小生はテンヤに戻って19:235匹目となる指3.5本をゲット。この時にドジョウの尻尾側の半分が切れてなくなってしまったので、ドジョウの代わりにECOGEAR熟成スーパーどじょうをセットしてみた。本物のドジョウではなく偽物にしたからではなく、付近にタチウオが居なかったのが理由だと思うが、音沙汰がない。

それでも、キャスティングを繰り返していたが、少し疲れを感じ始めていたので時刻を確認すると、まだ20:30を僅かに過ぎたばかり。体感的には21:00を回っていると思っていたので時計を見直した位で、KRKZさんもやはり同じ思いだった様子。

小生は、ここまでで5匹の釣果があり、何と云ってもドラゴンを掛けているのでここでStopFishingとすることもあり得たが、早過ぎるためかえってカミさんに心配を掛けてしまう。何よりも若いKRKZさんは、まだまだヤル気充分。そこで、小生も刀狩りを続けることにしたが、本物のドジョウをセットしたテンヤに交換するのも億劫だったので、無精を決め込んでそのまゝキャスティングを続けた。

そして、20:4628番スポット付近で指3本6匹目を掛けたのを最後に、この日の刀狩りは事実上終わり、この後の1時間程は惰性でキャスティングを続けるだけで、22:00頃、StopFishingとした。