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2024年釣行記(60) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:09月17日(火) 18:15~22:45
潮回り:大潮
(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:タチウオ x 5、豆アジ x 2、カサゴ x 1
同行者:KRKZさん、(ISBSさん)

仲間からの情報では、今シーズンのKMI’sは9月の中旬を過ぎても調子が下がっておらず好調を持続しているとのこと。しかも、カミさんからはアジの在庫が切れたと告げられていたので、在庫補充のために、今回はKMI’sでのアジングを予定して準備をしたいた。
そんな所に、JellyFishさんことKRKZさんからMHR-KGNでの刀狩りのお誘いを頂いた。実は1ヶ月程前の8月下旬に、アジングを始めたいので、色々と教えて欲しいとのメールを、12年振りに頂いたことを切っ掛けに再び連絡を取り合う様になったのだが、その遣り取りの中でKRKZさんテンヤの引き釣り刀狩りをしていることを知り、機会があれば一緒に行こうとなっていた。
こう云う経緯からお誘いを頂いたもので、KRKZさんとは、2012年08月にYNGSMメッキ調査をして以来12年振りのコラボ・釣行になる。

17:45頃、現地に到着。
KRKZさんは程なくして到着し、昔と同じ様にニコニコと笑いながら車から降りて来て、12年振りの再会となった。

早速、連れ立って岸壁に出てみると、思いの外大勢のアングラーが長いロッドを振っており、最近のホーム・ポイントとなっている22~24番スポット付近が空いているかどうか心配なって来る程。
案の定、丁度真ん中の23番スポット付近には先行者が入っているので、22番スポット24番スポットも諦めざるを得ない。仕方がないので、その先の26番スポット付近に釣り座を構えて二人並んで刀狩りをすることにした。
そして、Sephia S806ML-Sにリールをセットしラインを通すなど準備を始めたのだが、直ぐに23番スポット付近のアングラーの姿が消えているのに気が付いた。これは、ラッキー!とばかりに急いで24番スポット付近を確保し、24番26番に別れて、ゆったりとロッドを振ることが出来ることになった。

18:15頃、キャスティングを開始。
海は、大潮の満潮時刻から1時間経過したばかりで潮位が高くてテトラ帯は完全に水没しており、一際広く見える。風は強めだが、背後からの南寄りなので釣りには支障なく、暑さが凌げるので寧ろ有り難い。

残照の中、キャスティングを繰り返したが、予想通り反応は返って来ない。活性が高ければ、暗くなる前にコンタクトして来ることもあり得るが、MHR-KGNでは滅多にないことで、まずは肩慣らしと云った所。

やがて、周囲の暗さが増して来てゴールデン・タイムに入り、集中力を高めてロッドを握ったが、やはりタチウオからの反応がない。
隣りの26番スポット付近からは、ビユッとロッドの風切音が聞こえて来るので、KRKZさん刀狩りを始めた様子。しかし、刀狩りには付き物のケミホタルの灯りが見えない。
どうしたんだろう・・・と様子を見に行くと、何とケミホタルを付けておらず、しかもワイヤー・リーダーを使っている。そこで、24番スポットに取って返しケミホタルと自作のナイロン・リーダーを持って来て、KRKZさんの仕掛けを作り直し、改めてアクションの付け方などを軽くレクチャーした後、自分の刀狩りを再開した。

しかし、相変わらずタチウオからの反応はないまゝ。

そこで、念の為に持って来ておいた8320#1Bのロッドを取り出し、アジングをすることにして、0.8gのJHを結んでキャスティングを始めた。すると、1投目からモゾと反応が返って来て、豆アジをゲット。
潮位が高い今の時間帯ならアジが出るよと、この豆アジKRKZさんに見せると、元々KRKZさんと再会することになった切っ掛けはアジングなので、早速KRKZさんアジングを開始。
KRKZさんアジングは初めてだが、メバリングの経験はあるため、
1)基本的にはメバリングアジングも大きく違うことはないこと。
2)違和感があったら、兎に角、合わせを入れること。
の2点だけを伝えて、小生は24番スポット付近に戻って、刀狩りを再開した。

しかし、豆アジと違ってタチウオは活性が低いためか、そもそも付近には回って来ていないのか、兎にも角にも、全く反応がない。前回は、獲れないまでもそれらしい反応は何回かあったが、今回は見事なまでの梨の礫で、今日は駄目かも知れないと、早くも弱気の虫がゴソゴソと這い出して来る始末。

それでも、その内回って来る筈と自分自身に云い聞かせて、何とかモティベーションを切らさない様にしてキャスティングを繰り返していると、突然、コツ。
いつもなら、アタリがある前に何かしら気配があることが多いのだが、この時はいきなり来たので、些か泡を喰った格好。しかし、何とか合わせが決まって、年甲斐もなく、KRKZさん、来たよ!!と大きな声を上げてしまった。時刻は20:35のことで、サイズは何とか指3本ともう一つ。とは云え、実釣を開始して2時間20分の間にあった唯一無二の反応をものにすることが出来て、これはこれで嬉しい1匹だった。

タチウオは群れで回遊しているので、連続して反応が返って来ると云われている。しかし、MHR-KGNタチウオの群れは小さいのか、或いは回遊のスピードが早いためか定かではないが、兎に角、交通事故的な単発のアタリが多い印象で、この日も2匹目をゲットしたのは約10分後の20:44。そして、それから15分後の20:593匹目、17分後の21:164匹目を掛けることが出来たので、比較的良い調子と云っても良いのかも知れない。

この日の釣りは、大潮の下げの時間帯に当たっており、4匹目をゲットした頃には、潮位が1m程にまで下がっているため、テトラ帯が大きく身体を海面から出している。そのために、テトラ帯とテトラ帯の切れ目が目視出来るので、テンヤを通すコースがはっきりと見えて、この点は良いが、その切れ目にテンヤを通しても、一寸気を抜くとゴツゴツとテトラ帯の裾に触れる感触があって油断がならない。

そこで、少し早めにピック・アップしてテンヤをテトラ帯に喰われない様に気を付けながら、キャスティングを繰り返したが、一向に反応が返って来ない。
時刻は22:00を回った頃、実釣時間も4時間を超えて来て少し疲れも出て来たので、気分転換をすることにした。そして、26番スポット付近でKRKZさんと四方山話をしていると、通り掛かったアングラーが、ジッと小生の顔を覗き込むようにし、一呼吸置いて小生の名前を呼び掛けて来た。
あれ、誰だ・・・?
よくよく見ると、その御仁はISBSさんで、アジングにやって来たが、アタリがなくなったので引き揚げる所だとのこと。持っていたクーラーには沢山のアジが入っており、好釣果に気分良く引き揚げる途中で良く似た人物を見掛けたので、声を掛けてくれた由。

ISBSさんが引き揚げて行った後、刀狩りを再開したが、やはりタチウオはお留守の様子。
しかし、10m程離れた隣りのKRKZさんからは、アタッた! バレた!と声が聞こえて来る。そこで、テンヤを一段軽い快適波止タチウオテンヤSS3Sチャター・タイプをチョイスして、チャターの振動でタチウオを誘き寄せる作戦に出た。すると、これが奏功したと見えて、いきなりガツガツと反応が返って来て、22:115匹目をゲット。これに気を良くしてキャスティングを続けたが、単発の交通事故に終わり、後続はない。
隣りのKRKZさんには、相変わらずアタリがある様なので、何とか2匹目をゲットして貰おうと見守ったが、結局、獲ることは叶わず、22:45頃、StopFishingとして、引き揚げて来た。

所で、この日のKRKZさんは、アジングのデビュー戦を見事に飾り、今シーズン初のタチウオもゲットしたとのことで、小生としてもご同慶の至りで、コラボした甲斐があったと云うもの。
小生の刀狩りも、5匹の釣果で数の面ではソコソコだったが、何れも指3本サイズばかりで、この点には若干不満の残る所。しかし、季節が進めばもう少し太くなるだろう。その時を楽しみにして、通おうと思っている。