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2024年釣行記(56) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:09月02日(月) 18:15~22:00
潮回り:大潮
(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:タチウオ x 4
同行者:単独

迷走台風10号が日本列島付近をうろついていたため、連日の豪雨・強風の悪天候続きで釣りに出掛けられず道楽部屋で悶々としていた。所が、釣り仲間の中には、敢えて悪天候を狙って釣行する者が、それも複数居ることが分かって愕然。正に病膏肓で、後期高齢者としては事故のないことを願うばかり。
その台風も熱帯低気圧になって、ようやく傘マークのない日が巡って来たので、今シーズン5回目の刀狩りに行くことにした。しかし、天気予報では南南西の風が5~6mと強めに吹くとのこと。こうなるとUMB-FPでは横風になるので具合が悪い。しかし、MHR-KGNならば背後から受けることになるので、支障はないだろう。

18:00頃、現地に到着。
早速、岸壁に出て様子を見ると、今回もやはり岸壁の入り口付近に4人程のアングラーの姿が見えるだけ。いつもは点々とアングラーの姿が見えるのに、寂しい限りだが、少ないとは云え同好の士が居るのを見て、一安心。
風は、予報通り背後から強く吹いており、UMB-FPにしなくて正解。海は大潮の満潮時刻を過ぎたばかりで、潮位は180cm近くもあって、目の前にある筈のテトラ帯は全く見えない。

4人の先行者の背後を通って先に進み、前回と同じ22番スポット付近に釣り座を構えた。前回は、このポイントでテンヤを3個奉納する結果になったので、注意をする必要があるが、テトラ帯が見えないので、少しでも様子が分っていることを優先した。

18:15頃、Sephia S809M/Fを手にキャスティングを開始。
いつもはベイト・ロッドを手にしているのだが、前回の反省からMHR-KGNでは、飛距離の出るスピニング・ロッドを使うべきと考えたもの。
組み合わせたテンヤは、快適波止タチウオテンヤSS3Sをチョイスした。と云うのは、強いフォローの風なので軽いテンヤでも飛距離が出る上、テトラ帯に掛けるリスクが減ると考えた次第。

キャスティングを繰り返している内に徐々に周囲の光量が減って来て、ゴールデン・タイム。
今か今かとタチウオの反応を待っていたが、何も音沙汰がないまゝ時間が経ち、前回掛けた19:00を廻っても、梨の礫

アリャー、今日は駄目か・・・・・・
実釣を開始して1時間程で、早くも弱気の虫がムクムクと頭をもたげて来る始末だったが、それでも、まだ釣り始めたばかりだと考え直して、キャスティングを繰り返していた。すると、何やらタチウオが寄って来ている様な気配が伝わって来た。

オッ、寄って来たかな・・・確信が持てないまゝキャストし軽いリフト&フォールを繰り返していると、コツと前アタリがあって、次にガツン。
待ちに待ったタチウオ独特な引きを楽しみながら抜き上げてみると、指3.5本のまあまあのサイズ。時刻は19:33のことで、これでお土産が確保出来たとヤレヤレ。

チャンス到来とばかりに、血抜きのために急いでエラを切って海水を汲んだバケツに放り込んで後続を狙ったが、反応はそれっきり返って来ない。
そこで、24番スポット付近にプチ移動して、タチウオを探したが見付けられず、結局30分程で元のポイントに戻って来た。そして、バケツに入れておいた獲物をクーラーに収納しようとして、びっくり。バケツには獲物の姿はなくもぬけの殻になっており、一瞬、我が目を疑った程。
獰猛な顔に似わず、意外に生命力のないタチウオがバケツから抜け出して海に帰っていったとも考えられず、アオサギも見ていなかったので、野良猫の仕業だろう。しかし、漁港や釣り場には野良猫が付き物だが、MHR-KGNでは見たことがなかったので、完全に油断をしていた。

あぁ、折角のお土産を・・・とがっくりし、何としてでもその代わりをとキャスティングを続けていると、程なくして強いアタリが返って来た。
良かった。これで埋め合わせが出来たと喜んだのも束の間。抜き上げに入った瞬間、ポチャンと虚しい音を残してオート・リリース。

ガックリしたが、このまま尻尾を巻いて引き上げるのは、昭和男児の沽券に関わるとボーズを覚悟しつつキャスティングを繰り返した。
すると、約40分後の20:46にこの日2匹目タチウオをゲット。
このタチウオはテトラ帯の直ぐ近くで反応を返して来たので、瞬間的にテトラに掛けてしまったか・・・と思った。しかし、ラインを張って様子を伺うと明らかに生命体の反応が伝わって来たので、本命であることを確信。強い引きを楽しみながら、抜き上げた獲物は指4本の良型。これは、マタマタ、野良猫に持って行かれない様に、用心をして血を抜きクーラーに収納したのは、云うまでもない😁

そして、その直後の20:493匹目をゲット。これは指3本だったので、直ぐにリリースしたが、続けて反応が返って来たことに気を良くして連チャンを狙った。しかし、続けて来たのはマグレだったと見えて、元の木阿弥

それでも、ポイントを行ったり来たりして替えてキャスティングを繰り返して、24番スポット付近で、21:13指3本サイズをゲット。これも即リリース。

その後も追加出来ないかと粘ったが、音沙汰はなく、22:00過ぎに諦めてStopFishingとした。

所で、刀狩りで使っているケミホタルだが・・・。
いつもは50サイズを使っているのだが、この日は試しに一回り大きな75サイズを使ってみた。このサイズのケミホタルは、刀狩りを本格的に始めた頃に購入したものだが、水に沈むのでお蔵入りにしていた。しかし、このまゝ死蔵しておくのも勿体ないので、どの程度沈下するのか真水を入れたバケツでチェックしてみた所、完全には沈んでいないことが分かった。実際に使用するのは海水の環境なので、この程度の沈み具合であれば、全く問題はないだろうと考えたものだが75サイズにしてみた結果、視認性が上がってテンヤの位置が手に取るように判り、テトラ帯ギリギリまで狙えた。
と云う訳で、今後はMHR-KGNで使用するケミホタル75サイズにしようと思う。

又、この日は夜の22:00まで刀狩りをして来たのだが、この時刻の潮位は1m足らず。この潮位であれば、テトラ帯も海面から出ているので位置の把握は容易だが、一方で浅くなり過ぎているため、テトラ帯とテトラ帯の切れ目であっても根掛かりし易くなる様に思える。
と云うことから、MHR-KGNでの刀狩りは、1m以上の潮位を取り敢えずの条件とすることにしよう。