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2023年釣行記(42) – TC

2023年 Touching 釣行記

日 時:07月21日(金) 16:40~21:10
潮回り:中潮
(↑↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:ナシ
同行者:単独

予報では東風が3m。KMI’sでは向かい風になる上、前回は三兎を追った結果が、アタリ一つないパーフェクト・ゲーム。7月も下旬に入ったこの時期になると、アジはそろそろ夏枯れになる頃なので、向かい風の中敢えて狙っても、前回の二の舞いになる惧れが強い。
と云う訳で、昨年のこの時期に通っていたUMB-FPMHR-KGNでの刀狩りにしようと考えた。しかし、東風はUMB-FPでは向かい風、MHR-KGNでは横風になって、条件としては芳しくない。とは云え、ラインを若干細めにし、風の悪影響の少ない向かい風のUMB-FPにすれば、飛距離は出なくても何とかなるだろう。しかも、前回の調査でパーフェクト・ゲームを喰らったMHR-KGNと違って、背後に街灯の列がある方が有利だろうと考えUMB-FPに行くことにした。

16:30頃、到着。
早速、クーラーやバッカンをキャリーに積んで岸壁に出てみると、昨年の盛期よりも若干少なめだが、それでも大勢のアングラーが長いロッドを振っている。
そんなアングラーの背後を、入れそうな場所を探しながらトロトロと歩を進めて、第一ボラード付近に、丁度一人分の空きを見付けた。この付近はUMB-FPでの刀狩りの実績ポイントなので、ラッキー!! これで釣果は約束された様なものと先行者に断って、釣り座を構えることにした。

この日の本命はタチウオだが、時間的にも早過ぎる。日没時刻までは行き掛けの駄賃と先ずはタコ釣りのタックルを準備して、16:40頃、キャスティングを開始。
UMB-FPでのタコ狙いは始めてなので、先ずは底の状態をチェックすることにした。すると、KMI’sとは違って、至る所に根があってゴツゴツとした感触が伝わって来る上、ガッチリと根掛かりする場所もある。
これなら、期待出来る。久し振りにタコの感触を味わえるぞ!!
タコエギが根掛かった感触に、何度も何度も胸をドキドキさせて様子を伺ったが、タコエギがモゾモゾとする動きが伝わって来ない。結局、タコエギを1個奉納しただけで、背後からジリジリと差して来る西日が傾き植栽の影が伸び来て日陰になった18:00頃、タコ釣りを終了。

この日の刀狩り用のタックルは、Sephia S809M/Fのロッドに快適波止タチウオテンヤSS2Sの組み合わせ。
正面から休みなく吹き付けて来る東風のため、飛距離は差程出ないが、タチウオは近くに寄って来ていることが多いので、気にすることなくキャスティングを繰り返した。

やがて陽が沈み、周囲の光量が徐々に減って来て、いつコンタクトがあっても良い状況になり、タチウオ独特の強い引きを思い描いた手に自然に力が入って来るが、待てども待てどもコンタクトがない。

久し振りに出会った鎌倉の御仁の4月、5月は釣れたが、6月に入ってからはサッパリとの言葉が脳裏に浮かんで来る。その言葉を裏付ける様にタチウオ狙いの電気ウキの数が少ない。
回遊して来るタチウオの数は少ないかも知れないが、回遊がない訳ではないだろう。
一投一投に願いを込めてキャスティングを繰り返した。

20:00頃(?)、時刻は定かではないが、隣りの餌釣り師のウキがジワジワと海中に引き込まれ、銀色に輝くタチウオを抜き上げた。
サイズは指3本とのことで、少々物足りないが、釣れただけマシというもの。
やっと、群れが回って来た。次は小生の番だ!!!と期待をしたが、小生の方には音沙汰がない。
群れが小さいのか、数が少ないのか・・・・・。

回って来るだろう

回って来い

回って来てくれ 

しかし、願いも虚しくタチウオからの音沙汰がないまゝ時間が経ち、気が付けば数少ない電気ウキの数が更に減ってしまって数える程。小生も腰の痛みが強くなるに連れ、モチベーションが反比例して下って来て、ボラードに腰を掛けながらリーリングをする始末。
こうなると釣れるものも釣れなくなるのだが、いつ来るかも知れないコンタクトを考えると、諦めが付かない。未練のキャスティングを繰り返していたが、21:00を回った頃になると、首の皮一枚の気持ちも切れてStopFishingとして、スゴスゴと引き揚げて来た。

今シーズンのタチウオ調査は、今回で2回目だが、2度共見事にパーフェクト・ゲームの結果。現地で聞く情報も6月に入ってからは全く駄目とのことで、昨年の結果とは雲泥の違い。自然相手のことなので、年によって状況が違うのは納得出来るが、こんなにも極端に違うとは思いもしなかった。とは云え、釣り物が少なくなる盛夏の時期なので、暫くの間、通ってみようかと考えている。