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2022年釣行記(36) – TC

2022年 Touching 釣行記

日 時:07月11日(月) 19:00~21:30
潮回り:中潮(↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 8
同行者:単独

3週間振りとなる前回の刀狩り復活戦では、ベルト・サイズが1匹だけの貧果に終わり、ボーズでなかったのがせめての救いと云った所だった。しかも、針の掛かり所が悪かったので、已む無くお持ち帰りした細いタチウオ1匹では、幾ら老夫婦の食卓とは云え、全然物足りない。
と云う訳で、火曜・水曜には傘マークが付いていたので、中1日空けただけで疲れが完全に取れたとは云えない中、再度刀狩りに行くことにした。しかし、釣りをする時間帯の潮位は120cm以上もあるので、MHR-KGNではテトラ帯の殆どが海面下に沈んでいる。そうなると、テトラ帯の位置がよく判らず、下手をすると根掛かりが連発することになってしまう。
と云う訳で、今回はUMB-FP刀狩りをすることにした。

17:40頃、自宅を出発し、丁度1時間後の18:40頃にUMB-FPに到着。
直ぐにクーラーやバッカンをキャリヤーに積んで、釣り場となる岸壁に出て、長いロッドを振っているアングラーの様子を見ながら、空きを探して奥に向かった。すると、幸運なことに、第一スロープ第一ボラードの間に少し広めに空いている場所が見付かった。今回はキャリヤーを使っているので、もっと広い空きを探すために、更に奥に向かうことは苦にはならない。とは云え、UMB-FPではいつも第一候補にしている場所なので、少々、強引だとは思ったが、両側の先行者に断って、入れさせて貰った。

キャスティングの開始は、丁度19:00頃。
ロッドはSephia S809M/Fに、テンヤは快適波止タチウオテンヤSS SSドジョウを括り付けたいつもと同じタックル。

小生がキャスティングを開始して程なくして、左手の方向から若者の歓声とタチウオのバチバチと暴れている音が耳に入って来た。
ソロソロ、回って来たぞ!!
気合を入れてコンタクトがあるのを待ったが、小生には音沙汰がない。若者たちの歓声は続けて起きているので、近くにまで来ていることは確実。
もう、来るだろう。もう、来るだろうとキャスティングを続けている内に、直ぐ左隣りの若者がロッドを大きく曲げてタチウオを抜き上げ、
イヨイヨ、小生の番だ・・・・・。
所が、直ぐにでもコンタクトがある筈と期待したが、小生には音沙汰がない。
コンタクトがない原因を考えながらキャスティングを続けている内に、
アタリがなくなった。
時合が終わった・・・・・との声が聞こえて来て、帰り支度を始めるアングラーまで出始めた。

なーんだ。小生の手前でUターンしたのか・・・・?
しかし、小生の釣りはまだ始まったばかり。
粘っていれば、回って来る筈・・・と思いつゝキャスティングを続けていると、19:30頃にコツンとこの日最初のコンタクトがあった。

残念ながら、これは取れなかったが、近くにまで来ていることは確実なので、そのまゝ軽くリフト&フォールを続けて、次のアタリを待っていると、又々、コン。
今度は、合わせも決まってタチウオ独特の強い引きをいなして抜き上げたのは、指3本のまぁまぁサイズ。

これで、前回の1匹と合わせて2匹になるので、老夫婦の食卓に乗せられると一安心。

しかし、期待した後続のコンタクトがなく、迷子になったタチウオ交通事故的に釣れた様な状況。
右手方向に浮かんでいる電気ウキの赤や青の灯りも、波にただ揉まれているだけで、20:00少し前には、左隣りの若者が、そして、20:00を回った頃には、右隣りの餌師の年配者も引き揚げて行き、小生の周囲はスカスカ状態になった。

こうなると、小生にも里心が付き。引き揚げることが頭を掠めたが、釣りを初めてまだ1時間程しか経っておらず、疲れもない。と云う訳で、駄目で元々と粘ってみることにした。
すると、これが大正解で、
20:17 2匹目
20:27 3匹目
20:33 4匹目
20:56 5匹目
21:02 6匹目
21:19 7匹目
21:24 8匹目
と退屈しない程度のインターバルで、タチウオを物に出来た。

こうなると、2匹追加して、ツ抜け達成をと思うのは、アングラーの性。
片付けを始める時刻にも拘わらず、未練のキャスティングを続けたが、やはり焦る気持ちが強かったと見えて、合わせを入れるタイミングが合わず、3連続の空振り。付近にはタチウオが寄って来ているのは明らかだったので、残念だが、泣く泣くStopFishingとした。
とは云え、この日のタチウオのサイズは、何れも指3本以上だったので、この時期の陸っぱりとしてはまぁまぁで満足して帰路に着いた。

昨年から始めたタチウオドジョウ・テンヤ釣りだが、餌釣りと違ってタチウオが餌を喰い込むまで待つ必要もなく、小さな変化にも積極的に合わせに行く釣り方は、ルアー釣りそのもの。
しかも、ロッドを煽って針掛かりさせた瞬間にガツンと根掛かりした様にロッドが止められ、2秒か3秒の短い瞬間をジッと耐え、タチウオが動き出すのを待ってリーリングを開始して寄せに入る。
すると、寄せている最中に、フッとロッドから重さが抜ける時があってバレた様に思える場合もあるが、構わずにリーリングを続けていると、竿下付近にまで寄って来て海面に顔を出すか出さないかの所で、最後の一暴れがある。
それを凌いで抜き上げると、サーベルの様にギラギラと銀色に輝く長い魚体をバチバチと音を立てて暴れているタチウオを物に出来る。
タチウオドジョウ・テンヤ釣りの醍醐味で、小生を夢中にさせている理由だろう。