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2019年釣行記(27) – AJ

2019年 Ajing 釣行記

日 時:04月28日(日)~29日(月) 16:00~06:00
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 13
同行者:AKT、YGW、INUE各氏(KRHR、UHR各氏)

今シーズンのアジングの幕開けを孤島ですることにした。
時期的には、通常のGWに加えて、今上天皇の退位と新天皇の即位のため今年限りの祝日が設けられて史上初の10連休に入ったばかりで、孤島に限らず、何処の行楽地も人出が賑わうこと必至。しかも、南風が4mと少々強目の予報なので、どうしようかと迷っていた。
しかし、昼前の予報で南風が3mと弱くなっているのを見て、3mなら何とかなるだろうと行くことにした。

15:20頃、駐車場に到着したが満車状態で、遥か遠くにしかスペースがない。これでは釣り場は超満員状態になっている筈だし、重たい荷物を背負ってこの距離を歩くのは少々辛い。いつもなら、次の機会を狙うことにして引き返す所だが、この日は、偶然、駐車場で1年振りに出会ったKRHRさんUHRさんと色々と話をしている内に、その気もなくなって予定通り幕開けアジングをすることにした。

16:00過ぎ、孤島’に行くと云うKRHRさんUHRさんとは途中で別れて孤島の突堤に、先着していたAKTさんYGWさんINUEさんに迎えられて到着。
風は、向きこそ予報通りの南だが、強さはかなり強目で軽量リグではやり難そう。しかし、それよりもこれまで見たこともない程の混み具合が問題で、とても釣り座を設けられる状態ではない。事実、先着していた3人も、昼間のアングラーが引き揚げて行くのを待っている状態。

先着していた3人と色々と話をしながら、ゆっくりと支度を整えて、裏側の空いたスペースを見付けて、キャスティングを始めたのは、17:30頃。

今回持ち込んだロッドは、1g以下のJH用のSoare改、1.2~1.5g用の8320#1B、キャロシステム用のSoare30 S803ULT30の3本で、先発は、風対策に少々重めの1.2gのJHを結んだ8320#1B
キャスティングを始めたと云っても、裏側の空いているスペースを見付けての釣りになるので、気持ちの面でも落ち着かず、時間潰しが目的。しかも、日没時刻の18:24にはまだまだ間がある明るい時間帯なので、本命のアジが来ることは期待薄だろうし、どうしても気持ちが入らない。

所が、キャスティングを初めて間もなくして、コツ。
合わせも決まって抜き揚げたのは、本命のアジで、サイズは20cm程度だが今季の幕開けを告げる嬉しい初獲物。時刻は17:30頃のこと。

思い掛けなく本命をゲット出来、後続がある様なら腰を落ち着けてと思ったが、得てしてこんな時は竜頭蛇尾に終わることが多い。この時もその例に漏れず、その後はロッドを曲げてくれるのはトボケタ顔のカサゴばかりで、アジ交通事故みたいなもの。

18:00を回った所で引き揚げて行ったアングラーも多少はあったが、それでも突堤には多くのアングラーが残っていて、釣り座の確保が出来ないまゝ。
釣り座の確保が出来たのは20:00頃。それまでの間は、釣り談義や、空いた場所を見付けてのキャスティングで退屈凌ぎをしていたが、南寄りの風が時折身体をグーッと押す程の強さになったりで、モティベーションは益々下がるだけ。
小生の釣り座は、引き揚げる先行者のアジンガーに譲って貰った場所で、街灯直下のベスポジの少し岸寄り。YGWさんは小生の右隣り。AKTさんは、一人置いた小生の左、最も航路側にINUEさんが入って、漸く全員の釣り座が決まった。この夜の徹夜組の正確な人数は不明だが、恐らく小生達を別にして10人は下らない程の盛況振り。

突堤に来て4時間も待って、漸く落ち着いてアジングが出来ると思ったが、風は一向に弱まる気配がない。それでも、ポツリポツリとアタリがあるので退屈し切って厭になってしまうことはないが、サイズがもう一つ。

そんな中、隣りのYGWさんがキャロで良型を揚げ始めたので、小生もSoare30 S803ULT30を持ち出したが、強い風でどうにもロッドが振り難い。実は、当初、キャロ用のロッドとして短めのSoare30 S610LS30を使う積りでいた。しかし、キャロで遠投するなら少しでも長い方が良かろうと考え、自宅を出る直前になってSoare30 S803ULT30に替えたもので、これが裏目に出た格好。強い向かい風の抵抗が強くて思う様にロッドが振れないので、直ぐに諦めてジグ単に戻した。

日付が変わってから、少しづつ風が弱くなって来て釣り易くなったが、釣果は伸びず豆ばかりの8匹だけ。それでも老夫婦二人が刺身を楽しむには充分だと思っていた。
そんな時、3:00頃だったと思うが、YGWさんが小生のSoare30 S803ULT30を手に航路側のカーブ付近に立って遠投して、難なく良型をゲット。そして老夫婦のため2匹欲しいと云う小生の要望に応えて、またまた良型を掛けてニコニコ。
そこで、YGWさんのレクチャーを受けながら試してみると、直ぐに答えが出て良型を抜き上げることに成功。しかも、アタリが続いてあるので、まぐれではなく本物。
結局、小生の5匹にYGWさんに貰った2匹を加えて良型を7匹確保出来、豆アジの8匹の影がすっかり薄くなってしまった。良型が先に釣れていたなら、当然リリースしていた筈の8匹で、少々可哀そうなことをしてしまったと思うが、こればっかりは仕方がない。美味しく頂いて供養にしようと思う。

この夜の特記事項は、YGWさんに色々とご教授頂いたこと。
YGWさんにはこれまでも色々と教えて頂いたが、認知症気味(?)の高齢者の頭脳では中々理解出来なかった。しかし、この夜はどう云う訳かスーッと腑に落ちたのが自分でも意外だった。
腑に落ちたと云っても、それが実践出来るかどうかは別物。
例えばロッドの立て方や寝かせ方等々・・・・、傍目では同じ様に見えている動作一つ取っても、実際には風の強さや潮の流れなどによって微妙に変えている由で、とてもとても小生には出来る芸当ではないと痛感した次第。
と云っても、このまゝ尻尾を巻いて退散する訳には行かない。時間は余り残されていないかも知れないが、兎に角、やるだけはやってみようと思う次第。