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2018年釣行記(36) – LEG

2018年 Eging 釣行記

日 時:6月14(木) 19:00~23:30
潮回り:大潮(↓)

場 所:南端
釣 果:ケンサキイカ(?) × 1
同行者:YGWさん

光陰矢の如しで、ついこの前、桜が咲いたと思ったらもう梅雨の季節の6月。時期的には、ソロソロ、メトウイカが釣れても良い頃なのに、小生のアンテナには、釣れ出したと云う情報が引っ掛かって来ない。
情報がない以上、自分で調査するしかないか・・・と思っている所に、YGWさんライト・エギングに行こうと思っていたとの連絡が入って来た。
こうなると、話が決まるのは早く、YGWさんが休みの14日(木)に南端に行くことになった。

16:00少し前、拙宅に到着したYGWさんの道具を、小生のリムジンに積み替えて出発。
交通量が多くてスムーズに走れず、又、途中の魔界で買い物をしたこともあって、現地到着は予定より大幅に遅れて日没時刻の19:00少し前。

この日のFishingPlanは、陽の高い時間帯は緑のアイシャドウが悩ましいアオリイカ、陽が暮れてからは本命のメトウイカを狙うことになっていたので、ロッドはSephia S806ML-SFalcon改の2本建て。

到着が遅れたので余り時間がない。
Sephia S806ML-Sとバッグを手に、点々とアングラーが入っている西向きの岸壁を過ぎ、その先の突堤に急いで出た所、突堤は先端で盛んにロッドをシャクッているエギンガーが一人だけで、岸壁とは違ってガラガラ状態。
岸壁を通り過ぎる時は、建物の陰に入っていることもあって殆ど感じることのなかった東風が、沖に張り出している突堤では、少々強く吹いている。幸いポイントは西向きなので、寧ろ、遠投出来るので好都合。

YGWさんは、準備宜しく、先端寄りに釣り座を決めるや否やキャスティングを開始。小生は、そんなYGWさんの様子を見ながら、リールをセットしラインを通す等していると、早くも、
アッ、ラインが止まった。アタッた!!
YGWさんの声が聞こえて来た。
アタリの主の正体は判らないが、イカの活性は高そうで、楽しい釣りが出来るのでは・・・・。

19:00を回った頃、遅ればせながら小生もディープ・タイプのエギを結んでキャスティングを開始。

20カウント程沈めてから軽く3回程シャクリを入れた後ロッドを水平に寝かせてサビき、アタリがなければシャクリを入れてサビいてを繰り返して、半分程回収した所で、ロッドのティップがプンと入るアタリがはっきりと見えた。
オッ、アタッた!!
しかし、これは残念ながら空振りだったが、何事もなかった様に澄まして同じ様にしていると、又々、プンとティップが入る。タイミング良く合わせた筈だが、これも空振り。
ひょっとするとイカではなくて魚かも知れないと思いつゝ、同じアクションを続けていると、今度もプン。
3度目の正直で、今度は合わせが決まったが、引きが弱々しい。
何だろうと・・・・?

揚がって来たのは、3.5号のエギより少しだけサイズの大きなこの娘。
アオリイカではなかったことは残念だが、第一投目から、今日のターゲットの軟体系の獲物があったのは嬉しい限り。

この所、目ぼしい釣果が得られずお土産を持ち帰れない日が続いていたので、これはお持ち帰りすることにしよう
所が、慌てて来たので、タオルやトングも、肝心の獲物を入れるビニール袋さえも車に置き忘れて来たことに、初めてここで気が付き、YGWさんに袋を提供して頂いたと云うお粗末さ。

ビニール袋に入れたこの娘を足許に置いて、アオリイカを掛けようと、先程よりもエギを沈めたが、そんなに簡単にコンタクトを取って来て呉れる筈もない。方向を変え深さを変えたりしたが、音沙汰がない。立ち位置を色々と替えてキャスティングを続けているYGWさんも、アタッタのは最初だけだとのこと。

周囲がすっかり暗くなった20:00前になっても、状況は一向に好転する気配もない。そこで、この日のアオリ狙いは終了し、本命のメトウイカにターゲットを替えることに。
タックルを取り換えるために、車の方に戻りながら岸壁の墨跡をチェックしたが、意外な程少ない。量販店の釣り情報には、釣れている様なことが書いてあったが、この南端は余り良くないのかも知れない。

メトウイカは、建物の庇に設置してあるライトが一際明るく岸壁から海面を照らしている所に、釣り座を構えた。ここは、コの字になった岸壁の最奥に近い場所なので、潮通しも悪く、メトウイカの回遊も少し心配になるが、何しろ明るい。実は、メトウイカのポイントを作る必要があるかと、一応作業灯を持って来てはいたが、全くそんな心配はない程だった。
潮通しについても、実際にはFlacon改Aurie Q 1.6を組み合わせてキャストすると、瞬く間に左に流されてしまう程早い時間帯もあったので、杞憂なのかも知れない。

ここでも、開始早々YGWさんメトウイカらしきアタリがあった由で、期待したが、小生は1度もアタリを感じることもなく、YGWさんも最初の1回だけで終わったとのこと。
堪らず、YGWさんは、イカを求めてあちらこちら徘徊を始めていなくなり、ほゞほゞ気持ちの切れ掛かった小生は、休憩がてら居残って、キャスティングを続行。
30分ほどして戻って来たYGWさんに様子を聞くと、想像していた通り、何処も駄目!!

21:30頃、駄目元で対岸の岸壁の先端付近に大きく場所を移動することに。
この場所は、2~3年程前のことになるが、YSKWさんが好んで入っていたポイントとの記憶があったので、ひょっとすると・・・・と一縷の望みを持っていたが。
この頃になると、東風が冷たい北風に変わり、少し肌寒い位になって来た。それでも、獲物があれば気にもならない程度だが、入釣した直後にあった以外にはアタリらしいアタリもなく過ごして来たので、殊更に身に染みる寒さで、念のため持って来ていたウィンド・ブレーカーを着た位。

周囲を見渡しても、メトウ狙いでロッドを出している地元のオッチャン連中は1~2人しかおらず、これでは、粘っても徒労に終わると、23:30頃、精も根も尽き果てゝStopFishingとした。

所で、対岸に場所を移ってからのことだが、ここでは、ロッドを振っている時間帯よりも、YGWさんにレクチャーして頂いた時間帯の方が長い位、釣りに関するものの見方や考え方など色々なことを教えて頂いた。年齢的には小生の子供であってもおかしくはない程歳は離れているが、こと、釣りに関しては大ベテランと云える程の知識と技量を有しておられることを、改めて実感させられた時間帯だった。
色々と話して頂いた中でも、印象的だったのは、例えば、ワームを替える際にも、小生の様にただ漫然と替えているのではなく、その目的と理由を極めてハッキリと意識し持って実行していることだった。目的意識を明確に持っているからこそ、それが正解であった時も、不正解であった時も、その理由が手に取る様に解り、次回に活かせることになるのであって、小生の様なやり方は、例え結果は良くても、それは宝くじに当たった様な物で、単に運が良かったからに過ぎず、それこそ再現性は全く期待が出来ない。
ことほど左様にYGWさんと小生とは全く違うことを痛感させられた。思えば、釣りの上手い人は、皆さんその様な傾向が強い様に思われる。

この先、何年釣りを楽しむことが出来るか判らないが、YGWさん他釣りの上手い人達の爪の垢を煎じて飲むことにしようと思う。