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2017年釣行記(49) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:7月28日(金)~29日(土)
潮回り:中潮(↑↓↑)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 9、カサゴ x 9、シマイサキ x 1

同行者:FKGW女史、(KIさん、THYさん)

この所、めっきりと腕を揚げたFKGW女史のお誘い。歳は取っても、こんな小生であってもかつては男の端くれ。異性からのお誘いには弱い。また、小生自身としても、前回試した1.5gのメタルジグのアジングを、更に明るい時間帯で使って見たかったこともあって、今週2回目の孤島’での濱アジングをすることにした。

現地には、FKGW女史と二人揃って16:00少し前に到着。

予報通り、風は右からの横風になる東寄りが結構強く吹いていて、やり難そう。しかし、予報では夜には弱くなるとのことなので、暫く我慢すれば何とかなりそう。
それよりも、海水の色が何となく茶色っぽく濁りが入っている様に見えるのが気になる。と云っても、濁りが入っている時が良かったり、逆に悪い時もあるので、こればっかりはやって見なければ判らない。

FKGW女史第三Vゾーン、小生はその隣りの第三出っ張りに釣り座を構えてキャスティングを開始。今回持ち込んだロッドは8320#1B8326#1Bの2本で、先発は当初の予定通り8326#1B1.5gのメタルジグの組み合わせ。
しかし、何となく雰囲気が宜しくない
そこで、小生のみ第一Vゾーンに移動して、離れて釣りをすることに。

第一Vゾーンは前回も入ったポイントなので、様子は解っているため、前回と同じ様に35カウント程沈めてアクションを開始。メタルジグのアクションと云えばリフト&フォールが定番だが、小生はジグ単の場合と全く同じ様に、と云うか、ジグ単の積りでキャスティングを繰り返した。前回は、これで一応答えが出た格好だが、今回はコンタクトがない。
そこで、アクションを色々と替え、棚を替えたりもしたが梨の礫

早々にメタルジグを諦め、8326#1Bに風の強さを考えて重めの1.3gのJHの組み合わせで再スタート。
しかし、横風に吹けるラインに引っ張られて思った様に沈んで行かないので、試し更に重い1.5gにしてみた所、足許でコン。写真を撮り忘れたので、時刻は定かではないが未だ明るい日没前のことで、続いて同じ様に足許でコンと、まずまずのスタートを切ることが出来た。

所が、その後はアタリが間遠くなってしまった。と云っても、ポツリポツリと退屈しない程度の間隔でアタリがあって、20:30頃にはツ抜け寸前になり悪いとは云えないペースと思ったら、その頃からピタリとアタリがなくなってしまった。それでも、最初の内は、その内また群れが回って来る筈と余裕をかましていたが、1時間経ち、2時間経ち、気が付くと3時間もの間アジ様からのコンタクトがないまゝ。
そうなると、ロートルアジンガーの集中力も徐々になくなり、休みなく吹き続けている東寄りの風が、飛翔力のない蚊をブロックしてくれるし、暑さを吹き飛ばしてくれて、多少べた付いた潮風であることを割り引いても非常に気持ちが良く、気が付けばロッドを持ったまゝ、ウツラウツラ。
フト我に帰り気を取り直して、ロッドから伝わって来る信号を感じ取ろうと集中したが、いつの間にか意識が朦朧。
これはイカン!
膝の上に置いたロッドをしっかりと握って、目を閉じるとスーッと引き込まれる様に・・・・・。
FKGW女史アタリはありますか?の声掛けに目が覚めるまで、久し振りに釣り場で気持ちの良い眠りをすることが出来た。

そこで、気分を変え、相変わらず吹き付けて来ている東寄りの風を正面から受けられる様に少し釣り座を移し、岸壁に沿う様にキャスティングを再開。
訊けばFKGW女史は、この風の中0.8gのJHを使っているとのことだったので、小生も倣って0.8gに変更。向かい風で距離は全く出ないが、元々足許を狙う積りなので、何ら問題なし。

すると、これまで何時間もアタリがなかったのに、コンとアタリがある。合わせを入れると、針掛かりした瞬間こそグングンと良い引きだが、直ぐに重たいだけになってしまって、案の定カサゴ。しかし、ルートを変えると梨の礫。
アジングに来てカサゴは外道だが、アタリがないのも寂しいものがある。そこでアジングを諦めてガシリングに趣旨を替えてカサゴ狙いにして、遊んでいると、コツッ。
カサゴの積りで合わせを入れた所、カサゴよりもトルクのある強い引き。しかも、直ぐに観念することもなく針を外そうと抵抗する動きも伝わって来る。
久し振りのアジ様か?
しかもこの引きなら尺はあるかも知れない・・・・。

慎重にネットインさせると、アジ様にはない横縞が入っていて、クェクェと鳴いてさえいる。
KIさんの所まで持って行き、鑑定して貰うとシマイサキと云う魚とのこと。

その後は、又、カサゴと遊んだが、足許で来る筈のアジ様には全く見向きもされず交通事故の様なまぐれアタリもないまゝ時は過ぎ、空が白み始めた4:00過ぎには、道具を片付けて帰り支度を始めていた。

所で、昨夜の晩飯では前回釣ったアジを刺身にして食したのだが、何故かしら、以前ほど美味さに感激をしなくなっていることに気が付いた。頭や背骨で出汁を取った潮汁も然り。以前は、食す度にこんなに美味いものはないと感激し、子ども達や孫達にも喰わせてやりたいと切に思ったのが嘘の様。

こんなこともあり、又、ご近所に配るにしても毎週毎週ではヒンシュクものなので、今回は持ち帰る予定は全くなく、その意味ではお気軽なアジングだったが、そんな時に限って2桁に届かない情けない釣果。

対してFKGW女史は、この渋い中でも20匹を叩き出している。
元々、彼女の粘りと云うか集中力には凄いものがあって、只々、感心するばかり。釣り場に着くと直ぐにキャスティングを始め、釣り終わるまで殆ど休むことなくロッドを振り続けていて、小生にはとても出来ない相談。この点、アタリが途切れると直ぐに退屈してしまう小生なんかとは全く違っていて、この熱心さ・集中力の故に急速に上手くなったのだろう。
見習わなければと思うが、いつも指を咥えて見ているだけに終わってしまう。
次回会う時には、爪の垢を貰って煎じて飲むことにするか・・・・。