2017年釣行記(48) – AJ
2017/07/25
日 時:7月25日(火)~26日(水)
潮回り:中潮(↑↓↑)
場 所:孤島’
釣 果:アジ x 58、カニ x 7
同行者:FKGW女史、SGMRさん、OHTさん
天気予報をチェックすると、火曜日の10:00頃から水曜日の朝までズラリと50%確率で傘マークが並んでいる。所が、我が居住地域のピンポイント予報を見ると、傘マークが付いている現時刻でも窓の外は晴れている。
念のために、色々なサイトを訊ねてチェックしたが、同じ様に傘マークが並んでいる。予報の元になっているデータの出所が同じなので、何処のサイトも変わり映えがしないは当たり前と云えば当たり前かも知れない。しかし、窓の外は晴れている現実に対して、傘マークが付いている予報をどう捉えれば良いのか?
すると、ラジオから流れて来た予報では、天気の急変に注意・・・。
成る程、これが答えか・・・・。例え、外は晴れていても、1分後に天気が急変して雨になるとすれば、この矛盾は説明出来るし、予報は当たっていたことになる。
何れにしても、火曜の夜はどこかの時点で雨が降り出すことは確実らしい。
となると、雨に濡れると溶けてしまう特異体質を持つ小生としては、これでは釣りを諦めざるを得ず、先週に続いて今週も前半は釣りは休む積りでいた。
所が、FKGW女史やSGMRさんは雨支度をして行くとのこと。更に、今回は久し振りにOHTさんが来るとのこと。OHTさんには真冬のアオリイカ釣りで一緒になって以来、半年振りになるので、是非会いたい。
そこで、漸く意を決して、孤島’で濱アジングをすることにした。
先行していたFKGW女史にニコニコ顔で迎えられて、17:00少し前にSGMRさんと一緒に釣り場の岸壁に到着。
FKGW女史は第二出っ張りに釣り座を構えていたので、小生は第一Vゾーン、SGMRさんは第二Vゾーンに夫々構えることにして、準備をしている内に、遅れてOHTさんも姿を見せて、今夜のメンバーが勢揃い。
天気が急変して、いつ雨が降り出して来ても可笑しくない筈だが、空は高く晴れている。しかし、異常な程の蒸し暑さが、雨が近いことの証明かも知れない。重たい道具を持って長い岸壁を歩いて来ただけでびっしょりとかいた汗が中々引かない。
小生が、息を整え汗が引くのを待ちながら、ゆっくりと釣り支度をしている間にも、他の若い3人はキャスティングを始めている。
この日は1.5gのメタルジグを試したかったので、いつものSoare改、8320#1Bに加えて暫く出番のなかった8326#1Bの3本を持ち込み、Soare改には0.8g、8320#1Bには1gのJH、そして8326#1Bには1.5gのメタルジグを組み合わせてスタンバイ。
キャスティングを開始したのは17:20頃。
先発は、これまで通り8320#1B。仲間内の情報では明るい内からアタリがあったとのことだが、それから2~3日も経つので状況は変わってしまったのか、コンタクトがない。
そこで遠くの深場を狙うことにして8326#1Bに変更。
1.5gのメタルジグはメバリングで使う積りでかなり前に買ったものだが、全く出番がなくタックルボックスの片隅に転がしていたもの。前回、ここでKKCさんがジグサビキを使ってアジ様をゲットしていたのを見て、ひょっとするとメタルジグでも行けるかも知れないと思って引っ張り出して来た。
キャストして35カウント後、リフト&フォールを繰り返し、時にはサビいたりもしていると、コンと明確な反応があって、メタルジグでの第一号。
時刻は18:20頃で、他の仲間に比べると出遅れ感一杯だが、新しい方法でゲットした嬉しい1匹。
これを皮切りに2匹、3匹とこれまでにない好調な滑り出しに気を良くしたが、反応が薄くなったので、8320#1Bに替えてJHでのアジング。
すると、又々アタリが出始めて、2匹、3匹。早くも19:00過ぎにはツ抜け達成する程の高活性だが、サイズは何れも判で押した様に20cm内外ばかりで、もう一つ。
アタリがない時は、サイズはどうでも良いからアタッて欲しいと思い、アタリが続くと、今度はサイズを求める貪欲なアングラーの性丸出しで、前回の釣りを楽しもうと云う反省は何処へやら。
この日のアジ様の高活性状態は続き、こんなロートルアジンガーでも、21:00頃には20匹、日付が変わる頃には40匹もの好釣果。
しかし、こうなって来ると釣り上げたアジ様の処分先が気になって来る。小生宅は年寄りが二人なので、数は全く要らない。そこで近所に配る算段をする訳だが、週に2回も濱アジングをしていると、その都度頻繁に配ることも出来ない。
小生の御幼少の砌、釣り好きな親父が釣って来た魚が毎晩の食卓に出て、辟易した記憶がある。そんなこともあって、小生の釣りはヘラ鮒、ブラックバス、フライフィッシングと、海釣りを始めるまでは全てゲームフィシングで釣果を持ち帰ることはしなかった。
そんなことを考えていると、徐々に矛先が鈍って来て、只でさえ微かなアタリに対する反応は鈍いのに、輪を掛けて手が出なくなって・・・。
丁度その頃になって、夥しい数の水クラゲが大挙して押し寄せて来て、岸壁の際を帯状の絨毯の様にビッシリ。こうなると、年寄りのか細い集中力はプツンと切れてしまう悪循環。
そこで、気分転換のために試しに8326#1Bに1gのJHを組み合わせてみた。と云うのも、このロッドは、アタリの出方にもう一つしっくりしたものが感じられず、その直後に作ったSoare改の方が好みに合っていたために、2軍に落ちていたので出番がなかったのだが、アジ様の活性が高い時ならば、色々と実験が出来るし、アタリの出方を確かめられるのではないかと思ったのが理由。
その結果、何故これまで余り使わなかったのか、自分でも不思議に思う位に微かな違和感でもきちんと手元に伝えてくれるのが解った。そこで、日付の変わった後半戦は8326#1Bで通すことにしたが、お蔭で、この夜はSoare改の出番が来ることは一度もなかった。
次回は、8320#1Bと8326#1Bの2本建てでやって見ようと思った次第。
所で、この時期はワタリガニが岸壁近くに寄って来ることが多い。前回は玉網を持ち込まなかったので、近くを泳ぐカニを見て悔しい思いをしたが、今回はその轍を踏まない様に玉網を持ち込んだ。
それが正解で、海面付近を泳いで近付いて来るカニを見逃すまいとアジングの傍ら目を凝らし、見付けると玉網を手に捕獲に挑戦。
最初の1~2杯は要領が解らず失敗したが、最後には要領も解り殆ど取り逃がすこともなく、都合7杯も捕獲に成功。
他の3人はお土産にしないとのことだったので、全て持ち帰り、5杯はご近所にアジ様と一緒に引き取って貰い、2杯は夕食の際の味噌汁の美味しい出汁になって貰った。
所で、いつ急変しても可笑しくない空模様だが、ズラリと並んだ傘マークにも拘らず泣き出すこともなく、一晩もってくれたのには助かった。今回は、予報が良い方に外れてくれた格好だが、その逆に晴れマークにも拘らず雨が降ることもあり得る訳で、やはりもう少し確実な予報を出して貰いたいものだと切に思う。