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2017年釣行記(45) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:7月10日(月)~11日(火)
潮回り:大潮(↓↑)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 25、カサゴ x 1

同行者:単独

いつもコラボしているSGMRさんは、水曜日に仕事があるので火曜日に行けるかどうか分からないとのこと。そうは云うものゝ、彼の場合はこれまでも万難を排して釣行することが多かったので、今回も火曜日にはきっと行くだろうと思ったが、言葉通り行けないことだってあり得る。と云うことは、週の前半の釣行は単独になることを前提に考える必要がある。

そこで、天気予報をチェックすると、月曜の夜も火曜の夜も同じ様に南南西の風が強めに吹く予想。しかし、比較すると月曜日の方が若干弱そう。一人で行くのであれば、条件は少しでも良い方が好ましい。

と云う訳で、月曜日に行くことにして、17:00少し前に孤島’に到着。
広い岸壁には黒鯛師の姿が2人見えるだけで、アジング・ポイントには人影はない。一人なので誰に遠慮することなくSGMRさんお気に入りの第二Vゾーン付近に釣り座を構えることにした。

風は、予報と違って右から左への横風になる南東から強めに吹いており、やり難そう。潮は普段の色に戻っているものゝ、白い四葉のクローバーの模様のある水クラゲや触手の長い茶色のクラゲが至る所に漂っている。

今回持ち込んだロッドは、8320#1BSoare改の2本。
先発は、8320#1Bに強い横風対策で少し重めの1.3gのJHの組み合わせで、17:20頃、キャスティングを開始。潮の流れが風とは反対に左から右で、結構早い。しかし、潮の重さが感じられない。
何処かに潮が重く感じる場所はないかと向きや距離を変え、ロッドも右や左に向きを変えてみたが、どう云う訳か見付からない。それどころか、キャストの度にクラゲの茶色い触手がライン、リーダーやワームに絡み付いて来る。アジ様も触手が絡み付いたワームなど見向きもしないだろうから、その都度指で取り除くことになるが、これが気色が悪い。

強めの横風、
その横風とは逆方向に流れる潮、
至る所でフワフワと漂っている沢山のクラゲ、
ラインやリーダー等に絡み付いて来る触手・・・・。
折角、良い場所に釣り座を構えたと云うのに、気勢を削ぐ状況に、果たして独り一晩を過ごせるか自信がなくなって来る。

そんな気持ちがアジ様にも伝染してしまったと見えて、コンタクトがない。
今回、少し早めに現場に入ったのは、前々回良かった夕方の好地合いを逃したくなかったのが理由だが、そんな思惑は見事に空振りに終わってしまった。

この日の最初のアタリは、丁度、日没時刻の19:00。
サイズは20cm内外で、最近の孤島アベレージ。とは云え、ボーズ逃れの嬉しい1匹で、これを皮切りにテンポ良くと行きたい所だが・・・。

しかし、現実にはテンポが良いとは云えず、アタリは間遠く、SGMRさんKIさんがいつも好釣果を叩き出すポイントを独り独占しているにも拘らず、どう考えても、それには程遠い状況。しかし、不思議なことに退屈になって集中力が切れ掛かって来るとアタリがある。釣ってやろうとする気持ちが強過ぎて、アジ様に警戒心を抱かせているのかも知れない。

この日のツ抜け達成は23:30頃。
この頃になると、気が付けば、あれ程強かった風も収まり、集まっていたクラゲも触手の長い茶色のクラゲの姿はめっきりと少なくなって、水クラゲだけになったので、茶色の触手がラインやリーダーに絡んで来ることも殆どなくなって、釣り易くなった。しかし、同時に、潮の流れも止まってしまったが、どちらかと云うと、潮が止まった分、状況は悪くなったのかも知れない

流れがなくなってしまったので、Soare改0.8gのJHに変えて足許近くを重点的に狙う様にすると、何かしらこれまでとは違う雰囲気がある。しかし、もう一つ決め手がない。
こんな時、SGMRさんだったらどうするだろう?
SGMRさんの云っていたことを思い出しながら、ボトム付近をフワフワと漂わせる様にしているチクッとしたアタリ。
そしてモゾモゾとしたアタリ。
これがSGMRさんの釣り方かも知れない。
今晩は、この方法を徹底して見よう
と思った途端、それまで止まっていた潮が急に流れ出して来た。流れが出て来たことは歓迎すべきことだが、しかし、過ぎたるは及ばざる如し。潮上に向かって岸壁に平行になる様にキャストしても、カウントが終わる頃には横から斜め左後ろにまで流されてしまう程。
こうなってしまうと引き出しの数の少ない身にはなす術もなく・・・・・。

それでも独り貸し切りの岸壁なので、他人様に迷惑も掛からないと色々と試している内に、仮眠を取る時間もなくなり、気が付けば日の出間近な3:00。
ソロソロ朝間詰めのゴールデン・タイム・・・
気合を入れ直して集中すると、コンとハッキリとしたアタリが伝わって来て、型もそれまでよりは一回りも良い25cm。それが連続して来た所で、潮の流れが更に早くなってしまって、どうしようもなくなり、5:00頃、StopFishingとした。

この日は、一晩通して孤島’の岸壁にはアジンガーは小生独り、他に黒鯛師が一人だけと貸し切り状態だったので、色々と試すことが出来たのは収穫だった。特に、足許のボトム付近を漂わす様な釣り方は、これまで何度も試しても結果が出なかっただけに、どうしても疑心暗鬼の気持ちを拭えなかった。しかし、今回の試行で少し先が見えて来た様な気がする。次回はこの方法を徹底して見ようと思った次第。