2014年釣行記(59)-EG
2014/11/19
潮回り:中潮 場所:SKN 釣果:ナシ 同行者:単独
月曜、火曜は孤島に行きたいと思っていたが、生憎、風が強く吹く予報。しかし、釣果報告は出されているので、こんな風の中でも行っている輩がいる筈で、それには驚くが、だからと云って小生が老齢の身で行くには厳し過ぎる。と云う訳で孤島でのAjingは却下。
次なる候補はメッキだが、3連続完敗しているだけに、ちょっと敬遠したい所。
そこで、久し振りにEgingでもやって見ようかとSKN方面の天気をチェックしてみると、夜間は北寄りの風が1~2m前後と絶好の予報。であれば、火曜日(18日)の夜に今年のEging幕開けをしようと考えていた。所が、その日は日米野球で大谷が先発すると云うし、サッカーのオーストラリア戦もある。
念のため、その翌日の水曜日(19日)の予報をチェックすると、この日の夜の風も弱い由。であれば、何も好き好んで寒い中でロッドを振ることはない。それよりも暖かい部屋でTV観戦と安直な道を選んだ。所が、この日は安倍首相の衆議院解散宣言がだされてしまったので、ニュース番組が延長されて・・・・・。
そして1日遅れのEging開幕戦。
16:40頃自宅を出発。途中、娘宅に掃除機を届ける役目を仰せつかったり渋滞に二度も捉まったりしたので、現地到着は2時間後の18:40頃。釣り場の駐車場には、平日にも拘らず沢山の車が止まっており、先行者の有無が心配になる程。そこで車から降りてSKNの様子を闇を透かして窺うと、心配した通り青白い灯りがチラチラと見える。しかし、釣り人であれば海に突き出している磯の先端にある筈のその灯りは、その反対側の陸に近い所でチラチラとしている。
兎に角、行ってみよう!とヒップ・バッグを肩から斜め掛けにし、Dバッグを背中に背負い、片手にはクーラー・ボックスを持ち、もう一方の手には2本のロッドと玉網の柄を持ち、ブカブカのフェルトピンのブーツを引きずる様にして磯に向かった。
駐車場からSKNの磯までのルートは、一抱えも二抱えもある様な大きな岩を乗り越えて行く道路下のルートと、道路から崖伝いに5m程降りて行くルートの二つがある。道路下のルートは、飛び石の様に岩から岩に伝って飛び歩く必要がある一方、崖伝いのルートは、距離は道路下より伸びるが、手掛かり足掛かりとなる出っ張りや凹みが豊富にある。どちらにしても、バランス感覚の衰えたご老体には一寸不安が残るところだが、慣れた崖伝いルートを選んだ。
道路からその崖の取っ付きに移動して直ぐのこと・・・・。
道路に接した所から崖になる所まで凸凹した岩場を歩く必要がある。このルートでは最も転倒する危険性が高い部分で、ここさえ越せれば後は問題ないと慎重に歩を進めた筈だが、第三者から見ればヨタヨタと覚束ない歩き方だったのだろう・・。
ブーツがブカブカのため、足の動きとブーツの動きがズレていたことが原因だったと思うのだが、一寸危ないなぁと感じた次の瞬間、バランスを崩し出っ張りと出っ張りの間にある凹みに仰向けに倒れ込んでいた。そして、右腰と右腿の強い痛みのため、暫くの間、動けずにいた。と云うよりも凹みに身体がスポッと両足を上に嵌り込んでしまって、身体を起こすのに腰と腿の痛みで力が入らず難儀したと云う方が正しいだろう。
それでも何とか起き上がって周囲を見渡すと、倒れ込んだ所の直ぐ横はDKNに行くルートのロープ場になっていて、3m程垂直に切れ込んでいる場所。転倒した場所が少しずれていたらと思うと背筋が寒くなった。
歩く度にズキンズキンと響く腰と腿の痛みを我慢して崖を下り磯の先端に出てみると、誰も居ない。駐車場から見えた青白い光は矢張り引き揚げて行くアングラーだったのだろう。
風は右から左に少し強めに抜けて行くが、波もなくEgingの条件としては悪くない。
このSKNは根がきつくて水深も余りないので、願わくば潮がもう少し高ければ良いのだが、干潮潮位38cmに向かって下げの8分にあるこの時間帯では、それはない物ねだり。果たして、ワンドの中心方向はカウント10を数える間もなくガッチリと根掛かりしてしまうので、正面のKMKMの突堤方向から左しか狙えない。
と云う訳で、沈下スピードの遅いShallowタイプのエギを主に使ってみたが、全くお触りもないパーフェクト・ゲーム。途中で気分転換にメバル用のプラグを投げてみたが、根掛かりで2個ロストの結果で、腰と腿の痛みも引かなかったので24:00少し過ぎにStopFishingとして、緑色のアイシャドウをした可愛娘ちゃんに会えないまゝスゴスゴと引き揚げて来た。
そして、帰宅後、腰と腿を鏡に映してみると、緑色ならぬ綺麗な青あざが出来ていた(涙)