2014年釣行記(19)-FF
2014/05/16
場所:SKM-R 釣果:ヤマメ X 2 同行者:Tommyさん
2014年のフライ・フィッシングの幕開けをホームのSKM-Rですることにした。
この溪は、行程は500m程しかないものゝ、入渓・脱溪は楽だし釣果もソコソコあるので、小生の様な老体には優しく気に入って良く通っていた。
所が、一昨年から減水傾向が続き、昨年などは糸状のアオミドロが至る所に発生して、およそ渓流とは云えない状態になってしまった。水量が減少した原因は、一昨年の7月に始まった再生可能エネルギー全量買取制度に伴って廃止された水力発電所の再開発が促進されることとなり、このSKM-Rの上流にある小さな発電所もその対象で、再稼働に伴って取水がされる様になったことではないだろうかと思っている。
そんな状況に嫌気が差して、昨年は数える程しか入渓しなかったが、果たして、今年はどうか・・・・・。
5月の中旬では、川虫が飛び出すのは9:00~10:00頃からだろうと云うことで、いつもよりはかなり遅い7:00過ぎに自宅を出発。現地には、予定より遅れて9:00過ぎに到着。
早速、ウェーダーを穿き等々準備を整えて入渓地点に向かうと・・・。
何と、3本程の大木が根元から倒れ折り重なって入渓路を塞いでいる。足元が覚束なくなった小生には、到底溪に近付くことが出来そうもない。仕方がないので、以前の入渓ポイントである橋の袂に引き返したが、ここにも灌木が倒れ込んでいて無理。Tommyさんと付近をウロウロして、何とか反対側の袂から溪に降りるルートを探し出して、キャスティングを始めたのは9:30を回った頃。
心配していた水量は、案の定、少ない。もはやこれが平水位だと思った方が良いのかも知れない。
入渓して直ぐのこと、小さな落ち込みに15番のパラシュートを流すと、今シーズン初のライズ。これはチビメで針掛かりさせられなかったが、ヤマメが居ることが分かって一安心。
そして、そこから少し釣り上がった所。
岸と大きな岩で狭められた流れにフライを流すと、底から黒い影がフライに飛びつく様に出て来たのが見えて、開幕を祝う15cm程のヤマメ。
早々に女王様がお出ましになったのに気を良くして釣り上がったが、倒れた木々や折れた枝が溪を覆っていて、減水で少なくなったポイントを更に減らしていて、やり難いことこの上ない。
それでも、飽きない程度の間隔でフライを目掛けてライズして呉れるヤマメがいたので、モチベーションが下がることはなく、結局、この日の釣果は小生が2匹、Tommyさんが1匹と貧果と云えば貧果だったが、アッと云う間に時間が経って楽しい一日だった。
1年振りのフライ・フィッシングで大きな岩を乗り越え、ジャンプし等々滅多に使うことのない筋肉を酷使したので、筋肉痛になりそうな予感が・・・・・。
若くはないので、当日や翌日になることはないが、2日後の日曜日にはきっと筋肉痛で顔をしかめているのでは。