※ 月別アーカイブ:8月2010 ※

2010年釣行記(35)-F.F.

2010年 FlyFishing 釣行記

FlyFishing 場所:KR-R 釣果:山女 x 1 同行者:単独

例によって3:00に自宅を出発。
途中で入漁証を買うのに手間取り、現地着は5:00過ぎ。

前々回の源流域、前回の中流域に続いて、今回は下流域の探査。
只、前回の中流域探査の際、フライを2度程見に来て渓底に沈んで行った渓魚が気になったので、先ずその正体を見届けてから、下流域に移動しよう、と云うことで橋の袂から入渓。

川原に降り立ったのは5:20頃。 水量は、心なしか前回よりも増えている様子で、岸辺の草も下流に向かって倒れている。 20cm位の増水があって減水中の様だ。

先ずは、橋の真下のトロ場。 左右からの流れ込みがぶつかっていて、如何にもと云った雰囲気なのだが、前回と同じ様に音沙汰なし。
前回出て呉れたチャラ場でも、今回は駄目。
そして、例の場所。 姿勢を低くして静かにストーキングをしてキャスト・・・・・・・。
増水気味だったので期待したのだが、今回はシ~ン。

このまゝ釣り上がろうとも考えたが、予定通り下流域探査に行くために入渓した橋まで戻ることにした。 しかし、釣り上がる時は、多少流れが速くても、水深があっても何とか上って行けるのに、下る時は何故かオタオタとしてしまう。

漸く橋の所にまで戻って来た時、トロ場の左右からの流れ込みがぶつかって波だっている所から少し下で波ではない小さな飛沫が上がるのが偶然目に入って来た。 そこで、気配を消して岸辺に立って様子を窺っていると、正体は判らないが、小さなライズが散発的にある。
そのライズを狙って、フライを流れ込みがぶつかっている所にキャストし流れに乗せて見たが、フライは無視され、ライズも無くなってしまった。 渓魚が居ることが分かって熱くなって何度もやって見たが、結局時間の無駄。

車に戻って入渓点を探しながらゆっくりと下って、林道の脇に駐車スペースを見付け、車を降りて渓流側の杉林をよく見てみると、薄っすらとした踏み跡が渓に向かって続いているのが見えた。 これまでも何度か通ってはいたのだが、走っている車からは、先ず判らないだろう。
その踏み跡を辿って行くと案の定渓にまで続いており、堰堤の下に出ることが出来たが、これでは入渓点ならぬ脱渓点でしかない。

更に下って駐車スペースを見付けた。 ここにも踏み跡があったものゝ、ここで入渓しても先程の堰堤まで距離がなさ過ぎるので、そのまゝ徒歩で林道を下り浄水取入口を過ぎた辺りで踏み跡を発見。 ここを入渓点としてさっきの堰堤までを釣り上がる事にした。

渓には人の背丈程もある大岩がゴロゴロとしており、川原らしいものは殆どなくこの辺りでも源流の趣で、やはりチマチマした釣りにならざるを得ない。
そんな中に一寸した開きを見付けて、その左側にフライを流して来ると、いきなり岩陰から灰色っぽい影が飛び出して来たと思ったらフライが消えた。 油断もあって合わせる手に力が入ってしまい、無念の合せ切れ。 ヤマメであれば恐らく2度とは出てこないだろうが、駄目で元々と遅い朝食と休憩で30分程休めて、又同じ様にフライを流すと、今度は派手に水面を割って出て呉れたが、タイミングが合わず空振り。 再度、同じコースを同じ様に流すと同じ様に出て呉れたが、今度も空振り。 流石にその後は反応が無くなってしまった。

Kari-River006R.JPG その上のチャラ瀬の瀬尻で出て呉れたのが、このヤマメ。 13cm前後のサイズだが、嬉しい釣果。

この後、直ぐに取水口下の堰堤にぶつかり、堰堤下のプールで遊ぼうと思ったが、そのプールがない。 仕方がないので林道に上がったが、この下流域は堰堤が多く、加えて堰堤間の距離がないので、フライの釣り場としてはもう一つの印象。