2009年釣行記(9)
2009/04/10
潮回り:大潮 場所:TKUR 釣果:400g X 1 同行者:単独
2009年の幕開け。最初に来て呉れたのがこの娘。
去年はキロ・オーバーからのスタートだったので、それと比べると些か物足りないが、考えてみれば8連敗中の身。一昨年の黒星街道の二の舞になり兼ねない所だったので、最先の良いスタートが切れたと思うことにしよう。
実は今年で目出度く現役を引退し、晴れて毎日が日曜日の身になれる予定なのだが、新年度に入ったこの時期にも拘らず後任者が決まっておらず、来月中旬の役員会に上程出来るかどうか・・・・。
所詮は偉い方々が決めること故、ヤキモキしていても始まらないとばかりに、余っている有給休暇を取っての釣行と洒落て見た。
釣行前のお決まりの儀式、ネットで天気予報をチェックした所、MyPoint方面は風が2-3mと微妙な様子。ならばと伊豆半島東側を南に下がったPointは1m。と云う訳で長駈KTS-HKTに釣り場を設定し、ちょっと早めの1:30に出発。
平日の深夜と云うこともあり、道路状況はすこぶる順調。頭上には満月が煌々と輝き、西湘バイパスの吹流しは多少吹かれているものゝ、先々週と比べれば全く問題なし。
と云う訳で、真鶴駅前の交差点を急遽左折れし、いつものポイントに入った。
真正面の雲一つない空には絵に描いた様な大きな満月が浮かび、まったりとした春の海にはキラキラと輝く帯が足元から対岸まで真っ直ぐに延びている。
余りの素晴らしさに釣り支度をすることも忘れて、暫し見とれていた。
実際にキャスティングを開始したのは4:00少し前。
手前から扇状に探って行くが、らしき気配は感じられない。
江之浦沖の海水温も15度半ばから場合によっては16度になって来ているので、ソロソロ寄りを見せても良いと思ったが、未だ少し早いのか?
満月が対岸の山陰に沈み日の出を迎える頃、正面に定置網のブイが見えなくなっていることに気が付いた。
定置網が入っていることは潮通しも良く、魚の回遊も良い証拠なのだが、その定置網がなくなったと云うことは、漁師も諦める位に状況が悪いのか?
はやり伊豆半島を南下すべきだったのかと後悔しても、これから行くのでは遅過ぎる。
そこで、昨年の幕開けでキロオーバーを出した所だけに諦め難いものはあったが、思い切って定置網があった付近に場所を移動することにした。
所が、ゴロタ浜を横切り波に洗われそうな低い磯に乗ってキャスティングを始めた頃になって、風が吹き出した。
移動前のポイントであれば完全にフォローの風になるのに、場所を替えたここでは右から左の真横からの風。更に悪いことには、強さが徐々に増して来る。
風に大きく湾曲したラインに引っ張られてエギの着底も覚束ない。
7:00過ぎ。風がふと止んだ隙にキャストし着底を待って2シャクリ目、ガツンと止まったロッドにグィーン・グィーンと生命体の反応。
忘れ掛けていたこの感触・・・・・。
上がって来たのはメスだったので近くにオスが居る筈だと期待したが、見事に外れ、その後は何事もなく9:00頃にStopFishingとした。