※ 月別アーカイブ:11月2007 ※

ガイド交換(3)

釣り道具


紹介をし忘れていたが、ガイド交換にはガイド・メーカーの富士工業(株)のHPを参考にした。

ガイドの交換に当って先ずしなければならないこと・・・既存のガイドの取外しをした。

ガイドの取り外しには、ドライヤーで暖めながらカッターで・・・と富士工業のHPでは説明されているし、又、コーティングの気泡を取り除く場合もドライヤーで暖めるとある。従って、ロッド・ビルディングのツールとしてドライヤーは必需品だと思うのだが、小生は昔からヘア・ドライヤーが嫌いで、ドライヤーを持っていない。
と云う訳で、今回ガイド交換の為だけにドン・キホーテで購入した。これは小生の誤った先入観かも知れないのだが、ドン・キホーテは若者達の店だと思っていた。そんな店に60面をぶら下げて入るのは、些か抵抗を感じたが、流石に安い。求めるドライヤーは999円だった。

このロッドのトップ側の5個のガイドは、台がプラスティック製の軽量化ULなのだが、やはり安物ドライヤーでは役不足か? 暖めても簡単には外せない。仕方なくニッパーで切り外してしまったので、このガイドの再利用は不可能となってしまった。
ガイドを取り除いた跡に残った接着剤やコーティングは、ドライヤーで暖めながら−−暖めると少し柔らかになる様だ−−定規で削り落とす様に書いてあったが、上手く行かなかったので、小生はカッターの歯の背の部分で塗料に傷つけない様に慎重に擦り取った。只、一箇所失敗して地肌の黒いカーボンまで削ってしまった所がある。タッチ・アップしなければならないが、色合わせが難しそう。

新しいガイドの取り付け位置は、基本的に元の位置にした。但し、トップ側の2個は夫々5mm程トップ側にずらす事にした。ガイドの位置をこの程度ずらしても竿としての機能には殆ど影響はないのだが、ガイドとガイドの間隔のバランスが良くなった様に思う。

ガイドを巻き止める糸は、出張先の釣り道具屋で補修用の糸を買っていたのだが、チョット太過ぎたので昔バスをやっていた頃に使っていたPEラインを流用した。太さは忘れてしまったが、恐らく1号程度だろう。色はモスグリーンに白いマーカーが付いている。

で、そのラインを使って試しに止めて見たのが写真。マーカー部分がちょっとしたアクセントになっている。汚れていて純白でないのだが、かえって落ち着いた感じが出ている(?)ので、これはこれで良いだろう。

2007年釣行記(34)

2007年

潮回り:若潮  場所:KMGMON  釣果:ナシ 同行者:釣do楽さん

毎年の出張月間が漸く終わり、頃も11月に入ったので、今シーズンの幕開けをした。

小生の職場の休みのパターンが世間様とは少々異なっているので、通常は単独の幕開けになる筈だが、今回は先日コメントを寄せて下さった釣do楽さんとご一緒させて頂くことになった。
しかも、場所は小生が興味を持っていたが入れなかった磯である。更に、釣do楽さんにとっては遠回りになるにも拘らず拙宅まで迎えにまで来て頂くことになり、いやはや有難いことです。

釣do楽さんの仕事が終わり拙宅に来て頂くまでの待ち時間を利用してガイドを仮止めして見た。結果に気を良くして写真撮影をしていると携帯の呼び出し音。
仕事が早く終わった(終わらせた?)ので、既に近くにまで来ているとのこと。

早速、道具を担いで道路に出て、程なくして釣do楽さんが到着。
体格の良い釣do楽さんの笑顔と今シーズンの開幕に流石の小生も些か興奮していたのかも知れない。時刻が記憶に残っていないが、恐らく9時40分位だったと思う。

さて、待望のKMGMONの磯に到着し、海岸にまで来て海を眺めて見ると、意外なことにかなり大きなウネリがある。
潮周りは今ひとつだが風もなくコンディションとしては良い方だと思っていたのに、このウネリには機先を制せられた思いがしなくもない。
釣do楽さんの先導で磯の先端に来て見ると、先行者が1名。釣do楽さんが今晩はと声を掛けても返事は聞こえなかったし、私たち二人が支度をしている間に、姿を消してしまった。まぁ、人それぞれだが・・・。

この磯は平らな部分が多く、しかも海面からの高さも丁度小生好みで期待が持てたが、コマセの臭いがキツイ。
いつも感じることだが、何故始末をして帰れないのだろうか?自分達の釣り場を汚して平気な人が多いのにはガッカリさせられるばかり。

暗い中、ヘッド・ランプの光りを頼りに支度を整えるのだが、たった2ヶ月程遠去かっていただけなのに段取りが悪いことこの上ない。

そして、暗い海に向かっての第一投。いよいよ開幕。野球であれば始球式と云った所。
エギの着水点が解からぬまゝ、着底した頃を見計らってシャクリの開始。
するとクン・クンとした明確なアタリ。思わず合わせると・・・・、スカ。
第二投目。同じ。
結局、アオリからのラブ・コールと思ったのは全てウネリの引き・・・・・・・。

暫く粘っていたものゝノーカンジのまゝ時間が経過し、場所替えを決行することになったが、ここでハプニングが・・・。
両手に荷物やロッドを持ってヘッド・ランプの光りを頼りに岩場を進んでいる時・・・・・。
何処がどうして、何故そうなったのか、全く解からないのだが、アッと思った次の瞬間・・・・。
いや、正直云って、アッと思ったかどうかさえ解からない。
思い出せるのは浅い潮溜まりに横倒しになっている自分の姿
これまでは何とも思いもしなかったし、意識をすることもなかった様な所でのハプニング。これが老化と云うことかも知れない。

滑落する時の小生の叫び声に振り向いた釣do楽さんによれば、かなり派手な転び方をした様だが、その時に側頭部、右肩、両膝を打撲。右半身は潮に濡れ、潮溜まりの中に立ち上がったものだから両足を濡らしてしまった。

その後、ENUR、FKUR、OSKと見て廻ったが、何れも竿を出すに至らずATMで小一時間程シャクッて見たものゝ全くその気配さえ見えず、打撲した右肩がキャストする度に、シャクル度にズキン・ズキンと痛み出す始末。
ATMを諦めITHにまで脚を伸ばしたが南に下るにつれて風が強く吹いており、到底エギングは無理。
仕方がないので、今来たこの道を引き返して、とうとうHYKWに。ここでは釣do楽さんが竿を出し、小生は見学と洒落込んだが、音沙汰もなく、StopFishingとした。

それにしても台風20号の凄まじい爪痕が至る所にあった。
丁度その時、小生は出張で首都圏を留守にしていたのでそれ程まではと思っていたのだが、八貫山下のGSの向かいにある駐車スペースがなくなっていたり、OSKの突堤の先端に大きなコンクリート・ブロックが流されて来ていたり、改めて自然の力の大きさを実感させられた幕開けだった。

to 釣do楽さん
今回は色々とご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。
これに懲りずに又お付き合い下さいネ。宜しく。