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2007年釣行記(15)

2007年

潮回り:小潮  場所:SMD  釣果:800g X 1 同行者:ナシ

先週は往復300km走破したにも拘らず、例によって見事にボーズを喰らったものの、次は釣れそうだとの予感があった。
その予感を現実のものにすべく平日の釣行を目論んだが、生憎、天候が悪く風が強い日が続いており、結局通常のパターンでの釣行となった。と云っても、昨日までの悪天候の影響は残っており、明け方までは雨模様でしかも風もソコソコ強い予報となっている。
午前1時にセットした携帯の目覚し音で一旦目を覚ましたものの、ウダウダとして気が付いたら1時半になっている。慌てて家を出ると、アレレ、雨は降っていない。天候の崩れが遅れているのだろうか? ここは、予報が外れたことを祈りながら、一路伊豆を目指す。道路は順調過ぎる位順調で、茅ヶ崎の柳島辺りまで来るのに、これまでの最速記録の35分。
西湘バイパス沿いの吹流しは垂れ下がっており、伊豆に入ってからの幟旗も殆どはためいていない。所が、伊東辺りから雨が降り出し、風も出て来た。
現地には4時半頃到着。駐車スペースには先行車が1台のみ。しかも、車内灯を点けて、何やら準備中の様子。こっちは、雨と風に出鼻を挫かれた格好で、暫し車中で休憩。
雨は小降りでそれ程気にする必要もないが、先週とは正反対の方向から吹いて来る風は強い。時折車がユサユサと揺れる。さてどうしようか?なんて考えている内にウトウトしていたらしい。気が付くと辺りは薄明るくなってしまっている。
道具を引っ張り出し、防波堤に急ぐと、風がまともに吹き付けて来る。
防波堤には先行者が一人。挨拶をして防波堤の中程に釣座を構えたものの、大きなうねりが押し寄せて来ているし、右斜め前方から吹き付ける風でエギは押し戻されて来る。仕方がないので、港内側に向きを替えてキャスティングを繰返すが、雰囲気は全くない。
地合が出て来る6時半頃になると、更に悪いことに雨粒が大きくなり、本格的な降りになって来た。
今までの小生であれば、もうこの辺りで引き揚げている所だが、釣れそうだとの予感が未だ残っていたためか、車で一休みをすることにした。ウトウトとして気が付くと7時半。風は相変わらずだが雨は上がった模様。防波堤に戻ると先行者も引き揚げた様子で、完全に貸切状態。
釣座は朝と同じ場所に構えて、沖に向かってキャスト。心なしか風は幾分収まって来た。
2投、3投、4投、5投・・・・。相変わらずイカからの信号はないが、集中力も切らさずに黙々とキャストを繰返していると、いつの間にか気が付いたら風が収まっている。
キャストしたエギの着底を待ち、シャクリ上げてテンション掛け気味にしてフォールさせている、引き波とはチョット違う感じが伝わって来た。
ウン??
一呼吸おいて大きくシャクルと、
ガツンと竿が止まり、
ロッドがグングンとお辞儀をし、
ドラグがジリジリと気持ちの良いサウンドを奏でている。

待ちに待った、アオリの引き。充分堪能してギャフをかけたのがこれ。

続いて、もう一杯と思ってキャストを繰返したが、コイツの相棒は近くには居なかった模様。
折角収まっていた風が朝とは正反対の陸側から吹き始めて来た頃には、防波堤の岸よりには、泳がせ釣り師が沖側、内側に夫々3人位入って来、徐々に小生の方に向かって張り出して来た。
自由に泳がせている鯵とお祭りするのも厭だったし、風もかなり強く吹き出したのを期に、11頃にStopFishingとした。
あの引き具合から、キロ前後かと思っていたが、帰宅後計量して見ると残念ながら800g
でも、嬉しい1杯だった。
兎に角、今日は集中力が切れることがなかったのが、結果を出せた理由だろう。