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2020/08/25
2020年 Touching 釣行記
日 時:08月25日(火) 18:30~22:45
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:UMKZ-P
釣 果:ナシ
同行者:単独
カミさんの体調は回復したので、喜び勇んで釣りを再開したのも束の間、今度は背中が痛いと云い出した。どうやら、後遺症で背中に痛みが残ってしまった様で、今度は痛み止めを背中に塗る必要が・・・・。しかも、その痛みは就寝中に強く出るので、就寝前に塗らなければならないことに。
仮に患部が背中でなく、自身で塗れる範囲であれば、何も問題はないのだが、手が届かず見えない背中とあっては、どうしようもない。不承不承ながらも、同居人としては手を貸してやらなければ、この先、どの様な事態を招くかは、火を見るよりも明らか。塗るために要する時間は1~2分だが、そのたった2分のために、夜の外出は控えなければならず、釣り動画を眺めて自身を慰めていた。
そんな生活が1週間、2週間、3週間と続くと、連日の猛暑もあって、徐々に釣りに行きたい気持ちが薄れて来て、稀に行けそうなタイミングがあっても、準備をするのさえ何となく億劫になって、結局、モヤモヤした気分で過ごしていた。
そんな時にYGWさんから23日(日)の夜中から翌朝までの予定で釣りに行きましょうとのお誘いを頂いた。
釣りに行かない日が更に続けば、そのまゝ釣りを止めてしまうことに繋がるかも知れないと、小生の状況を心配してのことだと思うと、殊更に嬉しく、有難く受けさせて頂き、久し振りに釣りに行く気になっていた。
所が、残念なことに月曜日に入っていた用事の日程がどうしても動かせず、泣く泣くYGWさんにはお断りの連絡をさせて頂いた。
丁度その頃になって、背中の痛みもなくなり薬を塗る必要もなくなったので、通院には付き合う必要が残るが、夜は解放されることになった。
と云う訳で、実に1か月近くのブランクを挟んで、釣行することにした。
で、狙いは・・・・。
空振り続きのアジを先ず第一に考えたが、釣り動画に触発されてUMKZ-PかOHT-FPで刀狩りをすることにした。しかし、最近は余り情報が聞かれなくなった。と云うことは、一頃のピークは過ぎたと見るべきで、そうなると空振りに終わる惧れが強いが、テンヤを試したかったのがその理由。
テンヤと云えばドジョウを餌にするのが一般的で、AKTさんやKRTさんもドジョウテンヤをしているが、餌にするドジョウの入手が少々問題。通販でも買えるが思いの外値段が高く、送料まで込めるとコスパは良くない。それよりも何よりも、幼い頃に遊び相手をしてくれたドジョウを餌にするのは、なんとも忍びない。
と云う訳で、小生はサンマの切り身を餌にするテンヤをやってやってみようと考えた。サンマの切り身なら2年前にタチウオの浮子釣りで使った残りが、冷凍庫に残っている筈。
16:30頃、自宅を出発。UMKZ-Pには予定より若干遅れて18:15頃到着。
車から降りて岸壁を見ると、大勢のアングラーが竿を振っていて、割り込む隙も見当たらない。昨年の台風15号、19号の影響で入釣出来る釣り場が限られているため、アングラーが集中するのは仕方がないが、これ程の激混みになっているとは思いもしなかったので、これにはビックリ。
OHT-FPに転戦するか、場所が空くまで待つか迷っていると、丁度、目の前の若者グループがどうやら片付けを始めた様子。駄目で元々と声を掛けると、引き揚げる所とのこと。
と云う訳で、激混みではあったが、幸運にも、難なく釣り座の確保に成功し、早速準備に掛かった。
今回持ち込んだロッドはZENAQ ASSAUT Shore S96のみ。
動画ではサンマの切り身をテンヤに巻き付けているアングラーがあったが、小生はサンマの切り身の上にワームをセットするハイブリッド釣法。
これで来てくれるかどうかは、全く判らないが、タチウオが居れば来るだろうとの読み。
8月も最終週になると日没時刻が18:18頃と早くなっており、アッと云う間に周囲の光量が減り、暗い海面には至る所に赤や青の電気浮子の灯りが揺れて、何とも幻想的は雰囲気。
風は、予報通り南風が背後から優しく吹いて来る。不思議なことに、夏の夜釣りには切っても切れない蚊の襲来がなく、快適。
これで、ギラギラと銀色に輝く魚体をくねらせてタチウオが来て呉れれば申し分ないが・・・・・。
周囲の様子を見ながらキャスティングを続けたが、アタリはなく、海中にジワーと引き込まれる浮子も見当たらない。
時間的にはいつ来ても良さそうな時間帯の筈だが、やはりピークは過ぎているのかも知れないと思いつゝ、キャストし小さくリフト&フォールを繰り返していると、19:30頃のこと。ゴミでも掛かった様な重さが伝わって来た。
この日のライン・システムは、1.2号のPEラインに60lbのナイロンリーダーの組み合わせなので、多少のことではブレイクしない。少々強引にリーリングをすると、いきなり生命体の反応が伝わって来た。
オッ、タチウオだ!!
久し振りに感じるタチウオの引きを楽しみながら、リーリングを続け海面に浮かんで来た銀色の魚体を見ると、アングラーの欲目かも知れないが、結構な良型。
これで明日の夜は焙りが喰える!!
と喜んで、抜き揚げに掛かった所で、手摺に魚体がぶつかって敢え無くフック・オフ。
この釣り場には、転落事故防止のための柵が張り巡らされており、魚を抜き揚げる際には注意をする必要があるのだが、柵の高さが若干高めであることに加えて、体長のあるタチウオでしかも良型で重さもあったため、充分な高さにまで揚げられなかったのが、原因だろう。
もう少し慎重になれば良かったと思ったが後の祭り。柵にぶつかって針が外れ、柵の外側に出っ張った岸壁の縁に落ちてから、銀色の残像を置き土産にしてタチウオは海に帰って行ってしまった。
この日のハイライトはこれが最初で最後。
その後は全くアタリもなく、周囲でも揚げた様子はなく、気が付けばあれ程波間に浮かんでいた浮子の灯りも疎らになり・・・・・。
何とかマグレでも来てくれないかと22:45まで粘ったが、それも夢に終わってStopFishingとして、帰路に着いた。
今回試したサンマの切り身とワームのハイブリッド釣法だが、結構行けるのではないかとの印象を得た。
この日は、周囲の状況を見てもタチウオが寄っていなかったと見るのが妥当で、ターゲットが居ない所で、幾らアピールしても空振りに終わるのは道理。仮に寄っていたとすれば、それなりの反応は得られた筈なので、又々、やってみようと思う。
それにしても、あの激混み振りは何とかならないものか。台風被害の修復をやっていると云っても、もう1年も経つ。コロナ禍があるにしろ・・・。
次回は、朝間詰めを狙って見ることにしよう。そうすれば、少しは混雑緩和に繋がるだろう。
2020/07/30
2020年 Eging 釣行記
日 時:07月30日(木) 19:10~23:00
潮回り:長潮(↑)
場 所:南端
釣 果:ナシ
同行者:単独
カミさんの体調が回復して、ようやく夜の外出が出来る様になったので、10日振りの釣行。
そこで、天気予報をチェックすると、北東の風が1~2m。であれば、MHR-KGNでのメバリングは一寸辛い。DKKのアジングにするか、南端でメトウイカにするか迷ったが、コンでもチクッでもないヌメーとしたアタリが懐かしく、そろそろ終盤に差し掛かっている筈のメトウイカを狙うことにした。
現地到着を18:30頃に設定して、16:30頃自宅を出発。道中、大きな渋滞もなく、現地にはほゞ予定通りの18:40頃に到着。
所が、着いて見ると、岸壁の入り口にバリケードがあって、一般車進入禁止の看板が取り付けられている。新型コロナで緊急事態宣言が出された頃には、一帯の岸壁は立ち入りが禁止され、釣りが出来なくなったことはニュースで知っていたが、外出自粛が解除されたので、解禁されたと思っていただけに、これにはビックリ。
2時間も運転して来たのに・・・・と思いつゝ岸壁を見ると、凡そ漁業関係とは思えない乗用車やバンが沢山止まっており、ロッドを持っているアングラーの姿さえ見える。
と云う訳で、進入禁止の看板は見ない振りをして、1台分の間隔の空いたバリケードの隙間から、そっと岸壁に乗り入れた。
車から降りて岸壁を見回し釣り座を構える場所を探した所、5番街灯付近に何人かアングラーは見えるが、その手前は空いている。5番街灯付近は5年前に初めてメトウイカを手にした場所なので、迷わずそこに入ることにした。
クーラーやロッド、バッカン等々を手に、エッチラオッチラ岸壁を歩き、先行者に断わって荷物を置かせて貰い、久し振りのLightEgingの準備に掛かった。
準備をしながら周囲の様子を見ると、5番街灯の直下から沖側にメトウ師が4人入っており、長いロッドを振っている。と云うことは、終盤に差し掛かっているメトウイカだが、まだ少しは釣れている証と一安心。
風は、予報通り弱い北東からの冷たい風で心地良く、寧ろあって有難い。
タックルは、Tenryu改にAURIE-Q RSの1.6号LBIの組み合わせにして、19:00頃キャスティングを開始。
日没時刻を過ぎたばかりで、まだまだ明るい時間帯なので、メトウイカは沈んでいる筈と考え、5年前の記憶を頼りに、40カウントしてから、軽くシャクリを入れ・・・・・。
すると正面にキャストしたエギが、斜め左から帰って来る。2年前の8月にメトウイカ狙いで1度だけ来た時の記憶が甦って来る。その時は同じ様に右から左への強い流れに弄ばれただけに終わってしまい、何となくその時の二の舞になりそうな予感がして来た。
幸い、小生の右には誰も入っていないので、斜め右にキャストして、何とかエギを沈めようとしたが、思った様に沈んでくれない。そうこうする内、辺りはすっかり暗くなって来たので、イカが浮いて来ているかも知れないと考え、表層、中層とエギを通して見たが、一向にコンタクトがない。
メトウ師の長いロッドの先に付けているケミホタルの白い灯りも、上下に揺れているだけで、取り込んでいる様子も伺えない。
21:00頃になって、右から左への強い流れが緩んでチャンス到来!!
これまで以上に集中したが、流れが緩んだのは一瞬のことで、今度は左から右へ強く流れ出して来た。
それでも、せめて顔だけでも見たいとキャスティングを続けたが、全く音沙汰がないまゝ時間だけが過ぎて行き、22:00になった頃、この日2度目の根掛かりで、高切れ。
それと同時に気持ちもプツンと切れて撤収することに。
入釣した時と同じ様に、クーラーやバッカン、ロッドなどを抱える様にして車に戻った所で、海の様子を見ると、何となく雰囲気が違う様な気がして来た。
ひょっとすると・・・・・と釣りたい虫がゴソゴソと動き出して来た。
とは云え、高切れしたラインシステムを組み直すのも面倒。
と云う訳で、車に入れておいた予備のNSL-S702UL/BFを引っ張り出して、改めてキャスティングを始めたが、何事も起きず、23:00頃StopFishingとして、スゴスゴと帰路に着いた。
そして、その帰り道のこと・・・・。
道路は三桁とは云え100番台の国道。片道一車線でセンターラインは黄色。そして制限速度は50km。
交通量も少ないこんな時間帯なので、決して褒められたことではない上、推奨する訳ではないが、普通の感覚の持ち主ならば50kmを越えた速度で、場合によっては60km近い速度で走るのが一般的ではないかと思う。
所が、この日、小生の前を走る軽四輪は40km内外でトロトロと走っていた。メーター読みで40kmなので、実際には35~36kmと云った所だろう。50kmをキープしているのであれば、順法精神が旺盛なドライバーだなと半ば呆れながらも、そう思う所だが、制限速度を10kmも下回る速度しか出していない。
後ろに別の車が付いていること、自分は制限速度を10kmも下回って走っていることの自覚があれば、端に寄せて道を譲るなどしても良い筈だが、全くその素振りも見せないまゝ、トロトロと走り続けている。
追い越し禁止でなければ当然追い越し、何事もなく終わる所だが、それも出来ない。これまでであれば、パッシングなどしてもう少し速度を上げる様に促す所だが、道路交通法が改正され煽り運転が厳罰化された以上、迂闊にパッシングなどする訳にも行かず、延々と付き合わされてしまった。
穿った見方をすれば、意図的に煽り運転を誘い、その瞬間をドラレコで記録して、後日、警察に持ち込んで道路交通法違反の罪に問う愉快犯の可能性だってある。煽り運転は現行犯でなくても、証拠があれば、後になって貶めることだって出来てしまうので、こんな輩が居てもおかしくはない。
確かに煽り運転は危険なので取り締まる必要はある。しかし、煽り運転を誘う様なこんな走り方をするドライバーを取り締まる必要はないのだろうか?
2020/07/20
2020年 Mebaring 釣行記
日 時:07月20日(月) 19:20~24:00
潮回り:大潮(↓↑)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 7、カサゴ x 3
同行者:単独
先日からカミさんが体調を崩しているので、幾ら何でも昼間から大手を振って遊びに行く訳には行かない。行きたい気持ちは山々だけれど、そこはジッと我慢をして外出自粛。しかし、夜ならば文句を云われることは、それ程ないだろう。
と云う訳で、前回のMHR-KGNでのリベンジを果たすべく天気予報をチェックすると、月曜日の夜は南風が1~2m、傘マークも付いておらず、絶好の条件。そこでtommyさんをお誘いすると、指の怪我のためロッドが振れないので、残念ながらパスとのことで、今回は単独でリベンジすることにした。
18:00過ぎに自宅を出発。当初は一般道で行く積りだったが、自宅を出て直ぐに渋滞に巻き込まれてしまい、時間を稼ぐため急遽高速を使ったので、現地到着は19:00を回った頃。
直ぐに車のトランクを開けて支度に取り掛かった所、風が吹き抜けて行く。しかも、予報とは違う強い西風で、東風でないことは救いだが、果たして釣りになるか心配になる程。
19:20頃、61番スポット付近に到着し、Falcon改に1.0gのJHの組み合わせでキャスティングを開始。
心配だった風は、弱い風が背後から吹いて来るだけで、車を止めた場所で吹いていた強い西風は、どうやら背後に立っている高いマンションの影響だった様子。前回、帯状になって漂っていた夥しいゴミの帯は見えず、波もなく海は穏やかなので、メバリングにとっては絶好の条件。
これならば、今日は数釣りが楽しめそうだ・・・・・。
しかし、数投しても、音沙汰がない。
アレッ、どうしたんだ?
キャストする方向を変え、立ち位置を変えて可愛娘ちゃんの居場所を探したが、何処に行ってしまったのか、ウンともスンとも云って来ない。
おかしい、変だ!! このまゝでは前回の二の舞になって仕舞う!!
そこで、岸壁から身を乗り出して、岸壁に平行になる様にワームを通してみると、コン。どうやら可愛娘ちゃんは、岸壁や岸壁とテトラ帯の中間に入れられているテトラには、着いている様子。
と云う訳で、同じ様に岸壁と平行に流して、この日の口開けの可愛娘ちゃんをゲット。
時刻は、実釣開始後20分経過した19:40頃のことなので、出足は良いとは云えないが、悪いとも云えずまぁまぁと云った所。
そして、直後に2匹目をゲットしたが、その後が続かない。
そこで、駄目元でプラグに替えて見た。
するとコツン・コツンと反応が返って来る。どうやらこの日の可愛娘ちゃんはワームには興味はないが、プラグには興味がある様子で、岸壁沿いでなくても反応が帰って来る。
そして20:00を回った頃、プラグで追加。プラグはDUOのTOTO42S。
今日はプラグの日だとtommyさんに報告を入れて、後続を狙ったが、コン・コンとアタリはあるが針掛かりさせられない。
そこで必殺のプラグのFinluckMInnow30Sに替えて見たがやはりショート・バイトばかり。
こうなると、何とか針掛かりさせようと、熱くなるのはアングラーの性。
最近ではワームの釣りが中心なので、プラグは保険のためにしかバッグに入れて来ていないため、それ程種類がある訳ではないが、色々と取り換えて見たが状況は変わらず仕舞い。
たまに針掛かりしても、抜き揚げる際にボチャンと海に帰って仕舞う。
そこで蟹の横這い釣法で場所を替え、ワームとプラグを付け替えて可愛娘ちゃんを探し回ったが、結果は出ず。ひょっとしたらと淡い期待を胸に凸部の向こうの角110番スポット付近にまで足を延ばしたが、これも無駄足掻き。
21:45頃、折り返しに入ったが、この頃になるとプラグとワームを入れ替える気力もスッカリなくなって、ワーム一辺倒。と云っても、JHの重さだけは0.5g、0.8g、1.0gと変化させ、交通事故の様に忘れた頃に突然来るアタリを取って、都合7匹。
何とかツ抜けを達成したいと、最近では入ることのなかった階段下や岸壁入口付近でもキャストして見たが、全く効果なく、右手首だけではなく右肘にまで痛みが出て、キャストそのものがし難くなって、結局、リベンジには程遠い結果しか得られないまゝ、24:00頃、StopFishingとした。
と云う訳で、tommyさんに無理をして来て貰わなくて良かったとこれだけが救いになった1日だった。
2020/07/16
2020年 Mebaring 釣行記
日 時:07月16日(木) 19:00~24:00
潮回り:若潮(↑)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 1、カサゴ x 2
同行者:tommyさん
今回は、tommyさんが新調したロッドの鱗付けの目的に加えて、心優しいMHR-KGNの円らな瞳の可愛娘ちゃんに慰めて貰う目的でMHR-KGNに出張ることにした。
つまり、前回の孤島アジングでは雨風に祟られただけでなく、肝心要の白衣の天使には全く相手にされることもなく、身も心もボロボロになって引き揚げて来る結果だった。と云う訳で、ズタズタに引き裂かれた心身を癒して貰おうと、文字通り江戸の敵を長崎でを地で行く様なことを考えていた。
そして当日の午前中に天気予報をチェックした所、日付が変わる頃に、向かい風となる北に変わるものゝ、それまでは東南東の風が2mとのこと。MHR-KGNでは、東寄りの風は横風になってやり難いが、翌日の金曜日は一日中雨模様となっているので、風が2mと余り強くはないことを拠り所に、予定通り木曜日に決行することにした。
17:00頃、拙宅に到着したtommyさんの車に、小生の道具を積みこんで出発。現地到着は18:40頃。
直ぐに支度を整え、沢山の可愛娘ちゃんに会えることを夢見ながら、岸壁に出て見ると、風の向きは予報通り東寄りだが、微風で時折止むこともある程で、釣りには殆ど影響はなさそうで、ヤレヤレ、助かった。
気の合った仲間と取り留めのない話をしながら歩くと15分がアッと云う間で、19:10頃、への字カーブの先の60番スポット付近に到着し、Falcon改に1.0gのJHを組み合わせてキャスティングを開始。
可愛娘ちゃんのご機嫌が良い時は、直ぐにでも反応がある筈だが、ない!!
メバリングは始まったばかりで、時間はタップリある。
しかし・・・・・・・、コンタクトがない。
アレッ、どうした?
蟹の横這い釣法で少しづつ立ち位置を移動しながら、可愛娘ちゃんの居場所を探したが、何処にも居ない。
これは、どうした。
MHR-KGNの素直な可愛娘ちゃんでも、ご機嫌の悪い時はあるが、そんな時であっても、キャスティングを繰り返していると何かしら雰囲気は伝わって来るものだが、この日はサッパリ。
そうこうする内、悪いことに、20:00を回った頃から、徐々に風が強く吹き出して来てしまった。こうなるとラインが大きく風に吹けてしまって極端にやり難い。前回、前々回のMHR-KGNではこれ以上に強い風だったが、南が入っていたので、未だ良かった。しかし、今回は真横からの東風で最悪。
しかも、岸壁から3m程離れた所に、ゴミが1~2m幅の帯状になって切れ目なく漂っており、キャストの度に千切れたアマモがJHに掛かって来て、五月蠅くて仕方がない。
こんな状況でも、可愛娘ちゃんのご機嫌次第では、何匹かは獲れるものだが・・・・・。
21:00頃、念の為、予報をチェックしてみると、夜中まで変わらず東南東の風が2mとのこと。しかし、現場に立ってみると6~7m位はありそう。
21:30頃、最近は余り良くない凸部を越えて先に移動。こちらはテトラ帯までの距離がないので、或いはと期待したが、全く音沙汰がない。
こうなるとなす術がなく、風が少しでも弱くなってくれることを祈るだけ。
すると、年寄り二人の願いが通じたのか、間もなく風が心なしか弱くなって来た様な・・・。
そして、この日最初の可愛娘ちゃんがロッドを曲げてくれた。時刻は22:00頃のことで、実釣開始後5時間にして初めてのアタリ。
勝負はこれからかと思ったが、後続はなく、まるで交通事故。
その内、収まっていた風が、今度は正面からの北風に変わって、時間の経過と共に強くなって来て、最悪。
結局、74番スポット付近でロリ・カサゴを2匹獲っただけで、可愛娘ちゃんの追加はなく、24:00頃、諦めてStopFishingとした。
と云う訳で、tommyさんはロリ・カサゴだけで鱗付けは成った様な、成らなかった様な、何とも中途半端に終わり、そして、小生は、江戸の敵を討つこと叶わず、返り討ちにあって白衣の天使に見放されただけではなく、円らな瞳の可愛娘ちゃんにも相手にされず、老いた心に深いダメージを受けて帰って来た。
2020/07/12
2020年 Ajing 釣行記
日 時:07月12日(日)~13日(月) 18:30~06:00
潮回り:小潮(↑↓)
場 所:孤島
釣 果:アジ x 1、メバル x 1、カサゴ x 多数
同行者:AKT、INUE、YGW、(IKD、KRT、YRO)各氏
先週の孤島アジングは、強い雨風の予報が出ていたので、高齢の身には無理は禁物と考えて已む無くパスさせて頂いた。所が、後日聞いた話では、実際には風も雨もなく、しかも、爆釣の結果だった由。釣りの世界には良くある話しだが、それを後になって聞かされると、やはり心穏やかならざるものがある。表面的には武士は食わねど高楊枝で冷静な素振りをしていたが、内心では切歯扼腕。多少の無理は覚悟の上で行くべきだったと後悔しきりだった。
そして、今回の孤島アジングだが・・・・。
YGWさんから声を掛けて頂いた6月末の頃の予報では、喜んで釣行するには少し躊躇する様な状況だったが、釣行日が近付くにつれて良くなって、最終的には、雨はなく風も2~3m程度。気になるのは、向きが真横からになる北東の風と云う点だが、強さが2~3mならば、何とかなるだろうと前回の悔しさもあったので、今回は参加させて頂くことにした。
孤島の突堤には、AKTさんやIKDさんの出迎えを受けて18:00過ぎに到着。
いつものことだが、AKTさんやIKDさんには、重たい荷物を街灯下まで運んで頂き、本当に有難いこととこの場を借りてお礼を申し上げる次第。
このお二人の他、2段高くなった街灯下からニコニコと手を振っているYROさん、声掛けをして頂いたYGWさん始めINUEさん、KRTさんの姿もあって、これでいつものメンバーが勢揃いした格好で、楽しい一晩を過ごせそう。
所が、小生の到着と殆ど時を同じくして、まるで小生が連れて来たかの様に冷たい北東の風が強く吹き出して来た。空には黒っぽい雲が流れていて、丁度寒冷前線が通過している時の様な状況で、これにはビックリ。
自宅を出る直前に見た予報では、夕方頃に傘マークはないものの降水確率が50%の時間帯があったので、恐らくこれが当たったのだろう。であれば、一時的なものである筈で、暫く待てば回復する・・・・。しかし、雨こそ落ちて来ないものの、風は弱まるどころか、益々強くなり、海はバシャバシャと波立ち、白いウサギがあちらこちらで飛び回る始末。
真横からの爆風で、しかも、足場が高くて海面から距離のある孤島とあっては、小生の出番は到底ある筈もなく、この時点でモティベーションは急降下。仕事の都合で20:00頃に揚がると云うYGWさんと一緒に引き揚げようかと思った程。
そんな状況なので、釣り支度をする気持ちにもならず、専ら皆と当たらない天気予報をネタに釣り談義をしていた。しかし、こんな中でもロッドを振っているINUEさんやYGWさん。流石に上手い人はこんな場合でも、ロッドを振るんだなぁと半ば呆れながら感心していると、INUEさんが丸々と太ったアジを抜き揚げ、それを見てAKTさんやYROさんが改めて釣り座についてアジングを開始。
20:00に引き上げるにしても、何もせずに尻尾を巻く訳にも行かないと、持ち込んだ4本のロッドの内Falcon改にのみラインを通し、YGWさんの助言で重たい3.0gのJHをセットしてキャスティングを始めたが、小生の腕では如何ともし難く、ただただ風に弄ばれるだけで何をしているか判らず仕舞い。
20:00を過ぎた頃、YGWさんが引き揚げて行き、突堤には、本命のタチウオのアタリがないので引き揚げるかどうするか散々迷っていたKRTさんを含め、我々6名と初めて顔を見るアジンガーの4人、そしてヘチ釣り師の11人で、夜を徹することになったが、天候は一向に改善する気配はない。
やっぱり引き揚げるべきだったと後悔する気持ちはあったが、居残ることを決めた以上、何もせずに朝を迎える訳には行かない。覚悟を決めてキャスティングを続けたが、まぐれアタリもない。
そうこうする内、21:30頃になって、ポツリと手の甲に当たるものがある。時間的には満潮時刻間近なので、波のシブキだと思ったが、どうやら空が泣き出した模様。暫く我慢をしてキャスティングを続けていたが、雨粒は大きくなって来る上激しさも増して来て、とうとう耐え切れず、構築物の陰で雨宿りをすることにした。
構築物の陰とは云え、屋根がある訳ではないが、この時ばかりは強い横風のために雨が横殴りになるのがかえって幸いで、風裏に入れば何とか雨は凌ぐことは出来た。しかし、時間の経過と共に雨脚は益々強くなり、遠くのビルの灯りは完全に雨のカーテンに隠れてしまい、ライトを照らすと白い壁が浮き上がって見え、アッと云う間に周囲は水浸しになり、バッグの中も濡れて来る始末。
九州地方や長野・岐阜に被害をもたらした50年に一度の大雨、これまでに経験したことがない位の大雨とまでは行かないだろうが、それにしても凄い雨だった。しかし、降りしきる雨を物ともせずに黙々とキャスティングを続けていたIKDさんやINUEさんの後ろ姿は、悟りを開いた坊さんの様で、思わず手を合わせたくなってしまった。
そんな強い雨も、日付が変わる少し前に上がったが、強い北東の風は相変わらず止むこともなく吹き続けており、潮は下げに入っているので、海面までの距離が広がるため、益々風の影響が強く出る様になる。そこで、気分転換を兼ねて、釣り座を裏側の陸寄りに移して再開したが、一向にコンタクトがない。
普段であれば休憩に入って一眠りする所だが、至る所水が溜まっている上、風を避ける場所もない。仕方がないので、小生には珍しく粘りに粘ったが、全くアジには相手にされず、ロッドを曲げてくれるのはカサゴばかりでウンザリ。
空が白み始めた頃になって、この日のアジングを諦め、裏側の釣り座を撤収して元の場所に戻った所で、時合が来たと見えて、代わる代わるロッドを曲げだした。
そんな中に居たAKTさんが、釣り座を譲って呉れた所で、この日最初で最後のアジの引きを味わうことが出来た。時刻は道具の片付けに入るべき05:00を少し回った頃。
それにしても、孤島に通う様になって何年も経つのに、この嫌われ様はどうしたことだろうか?
前回、前々回と2回連続でパーフェクトに抑えられ、3度目の今回は、雨風はないとの予報にやる気満々で来たのに、この体たらく。今回は辛うじて9回の裏に、何とかバント・ヒットでパーフェクトに押さえ込まれることを回避出来たとは云え、精神的にはにはパーフェクトを喰らったと変わらず、実質的には3連続パーフェクトの敗戦。
YGWさん他の手練れの皆さんと同じ位とは、到底、云える筈もないが、せめてツ抜けぐらいはしたいし、させて貰いたいものだ。
所で、今回、自宅を出る間際に降水確率50%の予報を見て、念のためと思ってバッグに入れて来たレイン・ウェアがあったので助かった。
昼間は30度越えの猛暑だったので、防寒対策など念頭になく、雨に濡れるのが嫌で、急いでバッグに放り込んだのが幸いした。濡れた身体に、止むことなく吹き付けて来る冷たい北東の強い風、加えて、明け方の冷え込みで、もし、レイン・ウェアがなければ、ひょっとすると新聞種になっていたかも知れない。
と考えると、INUEさんを見倣ってもう少し慎重に考えるべきかも知れない。
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