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2023年釣行記(48) – TC

2023年 Touching 釣行記

日 時:08月10日(木) 04:30~08:00
潮回り:小潮
(↑)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

今シーズンの刀狩りは、7月6日と21日に夫々MHR-KGNUMB-FPに行ったのだが、残念ながら、その2回共アタリ一つない完全試合を喰らう結果だった。昨年は、6月から釣果が上がっていて楽しんでいたので、真逆の結果だったが、自然相手のことなので、素直に受け入れるしかない。そこで、少し時間を置いて8月に入ってから、本格的に参戦することにしていた。
所が、7月の下旬になって、KMIさんマゴチを掛けた現場に居合わせたのが運の尽き。新しもの好きの小生としては、ジッとしておれず、早速マゴチを新しいターゲットに加え、8月に入ってからも追い掛けていた。しかし、結果は、最盛期を過ぎてからの参戦だったためか、30cm程の小振りな1匹をマグレで獲っただけ。

と云う訳で、当初の予定から随分と遅れてしまったが、8月の中旬に入った所で、UMB-FPで本格的な刀狩りをすることにした。

現地の駐車場に到着したのは、18:00頃。
予報によるとUMB-FPでは向かい風になる東風が3mとのことだったが、車から降りてみると、結構強く吹いている。しかも、既に上がってはいるが、現地到着の直前にザーッと雨が振り、黒い雲が頭上に広がっていて、何となく先行きが不安に感じる状況。

と云っても、このまゝ引き返すことなどあり得ない。バッカンやクーラーをキャリヤーに積んで岸壁に出て様子を見ると、いつもの様に沢山のアングラーが長い竿を出していおり、夏休みに入ったせいか子供も多い印象。
この分じゃ、入る場所を選んではいられないなぁと思いつゝ奥に向かった所、第一スロープ第一ボラードの中間辺りに、少し広目のスペースを見付けた。ここを見送って奥に進んでもスペースがあるとは限らない。何よりも小生のお気に入りの場所だったので、少々強引だったきらいはあるが、両隣りのアングラーに断って入ることにした。

18:10頃、キャスティングを開始。
今回もタックルは、Sephia S809M/Fのロッドに快適波止タチウオテンヤSS2Sの組み合わせ。

風は、正面からかなり強目に吹き付けて来ており、テンヤが押し戻されて距離は出ないが、涼しい上に蚊が寄って来ないので、痛し痒しと云った所。海は小さく波立っていて、少々落ち着かないが釣りには全く影響はない。

小生の左隣りは、女性アングラーで、女性にしては珍しく単独釣行の様子。その彼女はサビキ釣りをしていたので、調子を尋ねるとイワシもアジも全然釣れないとのこと。ベイト・フィッシュが寄っていなければ、タチウオも寄って来ていない可能性は大いにある。
しかし、ここまで来た以上やるしかない

そのまゝキャスティングを続けたが、タチウオからの反応は全くない。

日没時刻の18:36を過ぎて、徐々に周囲が暗くなって来たにも拘わらず、餌釣りの赤や緑色の電気ウキの灯りがない。昨年の今頃は、ウキの灯りが沢山浮いていて非常に賑やかな光景だったことを考えると、まるで嘘の様に静かな光景が広がっていて、雲泥の差。
やっぱり、釣れていないんだなぁ!!
先日、東京湾内の川崎エリアで熱帯魚と題する記事を読んだが、やはり海水温の上昇が影響しているのだろうか・・・・・。

19:00を回って、周囲がすっかり暗くなった頃に、ようやく電気ウキの灯りがポツポツと浮かび始めたが、それでも小生を挟んで左右に2個づつしか見えない。
そのウキが、海中に引き込まれる様な動きもなく、波間にゆらゆらと揺れているだけで、釣り場の岸壁全体に活気がない。

それでも、回遊してくれば必ず釣れる。釣れる筈とキャスティングを繰り返していて、フト思い付いた。
小生は、テンヤの引き釣りでは中層から表層しか狙っていない。餌釣りにしても、それ程深い棚を狙うことはない様だ。タチウオが浅い層にまで浮いて来ず、ボトム付近を回遊しているとすると、小生にも餌釣りにも反応がないのは道理。
と云う訳で、深い層を狙ってみることにした。

そして、キャスト後フリー・フォールで10カウントしてラインを張ると、何やらゴツゴツした感触が伝わって来る。
エッ、根掛かり?
こんなに浅かった?

不覚にも、感触があった瞬間はタチウオの反応とは判らなかったが、何とか合わせが間に合って、抜き上げに成功。
サイズは指3本なので、自慢出来るものでもないが、今季3回目の釣行にして、ようやく手に出来た獲物だけに、嬉しさも一入と云った所。
時刻は、実釣開始後1時間40分も経った19:50頃。

やっと、タチウオの泳層が分かったと思い、追加を狙ったが、どうやら単独回遊だった様で、再現ならず仕舞い。

その後は、表層、中層、ボトム付近を色々と替えてみたが、何も反応を得ることもなく、21:20頃、腰も痛くなって来たこともあって、StopFishingとした。

2023年釣行記(42) – TC

2023年 Touching 釣行記

日 時:07月21日(金) 16:40~21:10
潮回り:中潮
(↑↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:ナシ
同行者:単独

予報では東風が3m。KMI’sでは向かい風になる上、前回は三兎を追った結果が、アタリ一つないパーフェクト・ゲーム。7月も下旬に入ったこの時期になると、アジはそろそろ夏枯れになる頃なので、向かい風の中敢えて狙っても、前回の二の舞いになる惧れが強い。
と云う訳で、昨年のこの時期に通っていたUMB-FPMHR-KGNでの刀狩りにしようと考えた。しかし、東風はUMB-FPでは向かい風、MHR-KGNでは横風になって、条件としては芳しくない。とは云え、ラインを若干細めにし、風の悪影響の少ない向かい風のUMB-FPにすれば、飛距離は出なくても何とかなるだろう。しかも、前回の調査でパーフェクト・ゲームを喰らったMHR-KGNと違って、背後に街灯の列がある方が有利だろうと考えUMB-FPに行くことにした。

16:30頃、到着。
早速、クーラーやバッカンをキャリーに積んで岸壁に出てみると、昨年の盛期よりも若干少なめだが、それでも大勢のアングラーが長いロッドを振っている。
そんなアングラーの背後を、入れそうな場所を探しながらトロトロと歩を進めて、第一ボラード付近に、丁度一人分の空きを見付けた。この付近はUMB-FPでの刀狩りの実績ポイントなので、ラッキー!! これで釣果は約束された様なものと先行者に断って、釣り座を構えることにした。

この日の本命はタチウオだが、時間的にも早過ぎる。日没時刻までは行き掛けの駄賃と先ずはタコ釣りのタックルを準備して、16:40頃、キャスティングを開始。
UMB-FPでのタコ狙いは始めてなので、先ずは底の状態をチェックすることにした。すると、KMI’sとは違って、至る所に根があってゴツゴツとした感触が伝わって来る上、ガッチリと根掛かりする場所もある。
これなら、期待出来る。久し振りにタコの感触を味わえるぞ!!
タコエギが根掛かった感触に、何度も何度も胸をドキドキさせて様子を伺ったが、タコエギがモゾモゾとする動きが伝わって来ない。結局、タコエギを1個奉納しただけで、背後からジリジリと差して来る西日が傾き植栽の影が伸び来て日陰になった18:00頃、タコ釣りを終了。

この日の刀狩り用のタックルは、Sephia S809M/Fのロッドに快適波止タチウオテンヤSS2Sの組み合わせ。
正面から休みなく吹き付けて来る東風のため、飛距離は差程出ないが、タチウオは近くに寄って来ていることが多いので、気にすることなくキャスティングを繰り返した。

やがて陽が沈み、周囲の光量が徐々に減って来て、いつコンタクトがあっても良い状況になり、タチウオ独特の強い引きを思い描いた手に自然に力が入って来るが、待てども待てどもコンタクトがない。

久し振りに出会った鎌倉の御仁の4月、5月は釣れたが、6月に入ってからはサッパリとの言葉が脳裏に浮かんで来る。その言葉を裏付ける様にタチウオ狙いの電気ウキの数が少ない。
回遊して来るタチウオの数は少ないかも知れないが、回遊がない訳ではないだろう。
一投一投に願いを込めてキャスティングを繰り返した。

20:00頃(?)、時刻は定かではないが、隣りの餌釣り師のウキがジワジワと海中に引き込まれ、銀色に輝くタチウオを抜き上げた。
サイズは指3本とのことで、少々物足りないが、釣れただけマシというもの。
やっと、群れが回って来た。次は小生の番だ!!!と期待をしたが、小生の方には音沙汰がない。
群れが小さいのか、数が少ないのか・・・・・。

回って来るだろう

回って来い

回って来てくれ 

しかし、願いも虚しくタチウオからの音沙汰がないまゝ時間が経ち、気が付けば数少ない電気ウキの数が更に減ってしまって数える程。小生も腰の痛みが強くなるに連れ、モチベーションが反比例して下って来て、ボラードに腰を掛けながらリーリングをする始末。
こうなると釣れるものも釣れなくなるのだが、いつ来るかも知れないコンタクトを考えると、諦めが付かない。未練のキャスティングを繰り返していたが、21:00を回った頃になると、首の皮一枚の気持ちも切れてStopFishingとして、スゴスゴと引き揚げて来た。

今シーズンのタチウオ調査は、今回で2回目だが、2度共見事にパーフェクト・ゲームの結果。現地で聞く情報も6月に入ってからは全く駄目とのことで、昨年の結果とは雲泥の違い。自然相手のことなので、年によって状況が違うのは納得出来るが、こんなにも極端に違うとは思いもしなかった。とは云え、釣り物が少なくなる盛夏の時期なので、暫くの間、通ってみようかと考えている。

2023年釣行記(38) – TC

2023年 Touching 釣行記

日 時:07月06日(木) 19:10~21:30
潮回り:中潮
(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:ナシ
同行者:単独、(ISBSさん)

この所、KMI’sアジング続きだったので、目先を変えて刀狩りに行くことにした。

自宅を17:40頃に出発し、現地付近には18:50頃到着。
実は、刀狩りの今シーズン開幕の場として、MHR-KGNにするかUMB-FPにするか大いに迷っていたが、街灯があってより可能性が高いUMB-FPに決めて車を走らせていた。所が、UMB-FP近くの交差点にまで来た時、何を思ったかハンドルを切ってMHR-KGNの駐車スペースに車を入れていた。

そして、車から降りて丁度キャリヤーにクーラーやバッカンを積み込んでいる時に、小生と同じ車が滑り込んで来た。この車の持ち主は、専ら刀狩りばかりをしている御仁で、偶々、乗っている車の種類や色が小生の車と同じだったことから、親しくなったのだが、その御仁によれば、5月には指5本位のドラゴン級が釣れたが、6月に入ってからはさっぱり。今日は10日振りに様子を見に来たとのこと。

これを聞いて、UMB-FPにポイントを替えようかと考えたが、やって見なければ判らないと考え直し、キャリヤーを引っ張って岸壁に出た。

中潮の満潮時刻直前なので潮位が高く、テトラ帯は完全に海中に沈んでいて位置が全く判らない。となると、下手をするとテトラ帯の真上を釣ることになり、根掛かりが怖い。そこで、微かな記憶を頼りにテトラ帯の切れ目の正面になる22番スポット付近に入ろうと、岸壁を歩いたが、生憎、そこには先行者の姿がある。そこで、その少し先の24番スポット付近に釣り座を構えることにした。このポイントでもタチウオを釣った記憶があり、根掛かりもしなかったので、大丈夫だろうと考え、準備に取り掛かった。

19:10頃、Sephia S809M/Fのロッドに、テンヤドジョウを括り付けた快適波止タチウオテンヤSS2Sの組み合わせで、今シーズン初めての刀狩りを開始。
日没時刻前のまだ明るい時間帯なので、タチウオがコンタクトして来る可能性は低い。しかし、掛けた瞬間のタチウオ独特の動きを想像して、胸がドキドキする瞬間だが、案の定、何も異常がない。

何回か、テトラ帯に根掛かりしないコースを探りながら、キャストを繰り返していて、背後を通り掛かろうとするアングラーに気が付いた。そのアングラーが通り過ぎるのを確認しようと、振り返って顔を見ると、何とそのアングラーはISBSさん
ISBSさんによると、最近も通って来ているが、タチウオが釣れている場面を見掛けたことがない。近くのUMB-FPの駐車場もガラガラ状態だとのことで、やはり、今年のタチウオは良くなさそう。こんなことなら、来る前に、ISBSさんに状況を尋ねれば良かったと思ったが、後の祭り。

しかし、来てしまった以上、やるしかないと腰を落ち着けてタチウオ調査をすることにした。

ISBSさんタチウオを求めて、先に進んでいった後も、その場で回遊を待ち続けたが、全く、反応がない。
時折、海中に沈んでいるテトラにテンヤが掠った際のコツッと伝わって来る感触に、来たか!!と胸をドキドキさせガッカリすることがあるだけ。

20:00頃、先に行っていたISBSさんが戻って来て、やっぱり、駄目だったよと言葉を残して、引き揚げて行った。
その頃には、小生の頭にはボーズの文字がグルグルと回っていたが、ヒョットすると、回遊があるかも知れないと根拠のない期待を抱いてキャスティングを続けた。
しかし、全て無駄な作業に終わり、結局、21:30を回った頃、疲れ果ててStopFishingとした。

昨年の今頃は、MHR-KGNでもUMB-FPでも釣果があった上、釣り場近くの上◯屋のHPでも、7月3日付でUMKZ-Pでの釣果写真を掲載していたこともあって、よもやボーズを喰らうとは思いもしなかった。
しかし、結果は思いもしなかったパーフェクト・ゲーム
とは云え、主として岸辺近くをネチネチと狙うアジングと、長いロッドを力一杯振って11gのテンヤをキャストする刀狩りは、釣り方としては真逆だが、その面白さは甲乙つけ難く癖になって止められない。

次回の釣りは、KMI’sでのアジングにするか、UMB-FPでの刀狩りにするか・・・・?

2022年釣行記(69) – TC&AJ

2022年 Ajing Touching 釣行記

日 時:12月02日(金) 16:30~21:00
潮回り:小潮(↓↑)
場 所:DKK
釣 果:タチウオ x 2、アジ x 3、カサゴ x 1
同行者:KMIさん、ICNHさん

定例釣行日の金曜日(2日)は、予報を見ると、生憎のことに北東乃至北の風が4~5mとのこと。こうなると、MHR-KGNでは強い向かい風になり、DKKでは横風になって、誠に具合が悪い。加えて、この日は、早朝のワールド・カップスペイン戦のために寝不足になっていたので、今週末の釣行は止めようかと思っていた。そう思いつゝ、翌日の土曜日の予報を見ると、南西の風が3~4m。基本的に、週末や日曜・祭日の釣行は控えているのだが、今週は例外にしようかと大いに気持が動いた。
そんな所に、KMIさんICNHさんの二人が、強風をおして強行するとの連絡が入った。独りで冷たい風に吹かれて、アジタチウオからのあるかないか判らないコンタクトを待ち続けるのは如何にも辛い。しかし、仲間が居れば、コンタクトがなくても気分転換は出来るし、耐えられなければ早目に切り上げることも出来ると云う訳で、小生も出掛けることにした。

15:20頃、自宅を出発し、現地には16:00頃、到着。
そして、小生の直前に到着していたICNHさんと連れ立って、岸壁に出てみると、入り口付近にはトックリ・サビキの常連さん、最奥にはMKIさんの知り合いのAIYMさん(?)がロッドを振っていて、この岸壁のベスト・ポジションの両端には入れない。そこで、小生は中央付近、ICNHさんは中央付近の入り口寄りに釣り座を構えて、この日の釣りをすることにした。

準備をしつゝ様子をみると、風は予報通り強く吹いており、しかも、向かい風になる東寄り、更には、海は波立っていて、果たして釣りになるかと心配にな程。
そんな状況の中、ICNHさんはさっさと準備を終わらせてアジングを始めているのにはアングリ。

実は、小生はSoareGameをベイトのショート・ロッドに組み直したばかりの竿を試しに使いたかったが、スピニング・ロッドでもかなりやり難くなる程のこの風では到底無理。と云う訳で、重たいテンヤを使う刀狩りであれば、何とかなるだろうと、取り敢えずはアジングを諦めて刀狩りにから始めることにした。

16:20頃、強い風を意識して、いつもより細い0.8g号のPEラインに少々重ための1S(15g)テンヤを組み合わせて、キャスティングを開始。

12月に入り、タチウオの盛期は過ぎている筈なので、コンタクトの数はそれ程はない筈。千載一遇のチャンスを逃すまいと集中したが、やはりと云うべきか当然というべきか、兎にも角にも、音沙汰はない。そんな中、ふと隣りのICNHさんの様子を見ると、何とアジを抜き上げている最中。
聞けば、豆アジだが、盛んにアタッて来ているとのこと。

そこで、君子豹変すとばかりに、狙いを豆アジに切り替えて、Soare改を持ち出したが、小生の所では音沙汰がない。ICNHさんの釣り方を見ると、軽くアンダーハンドでキャストしてJHもそれ程沈めていない様に見える。この日の様に風が強い時は、余計なラインを出さず、極力風の影響を受けない様にする方が良いかも知れないと、滅多にすることのないアンダーハンド・キャストを倣って試みたが、中々答えが出ない。

16:30頃到着して、最奥でアジングをしていたKMIさんも、アタリがないと云いながら様子を見に来た所を見ると、どうやら、この日のアジの付き場に偏りがあったのかも知れない。

余りにも魚っ気がないので、一人ロッドを振っているICNHさんを挟んで、3人で釣り談義をしていると、突然、来た!!との声が上がって、いつの間にか刀狩りに切り替えていたICNHさんがロッドを大きく曲げてやり取りを始めた。そして、抜き上げたのは、指4本クラスの良型タチウオ
タチウオが回って来た。チャンスだ!!
急いで元の釣り座に取って返してテンヤをキャストすると、何と直ぐに答えが出て、小生にもタチウオが来てくれた。
時刻は、17:00少し前のことで、サイズはICNHさんには及ばず、精々指3.5本と云った所だが、これで取り敢えずボーズは回避出来たと一安心。
とは云え、1匹だけでは足りない。せめてもう1匹は欲しいとアングラーならではの欲の出し方でキャスティングを繰り返したが、強い風の影響で、中々思い通りに行かない。

タチウオからのコンタクトもないので、又々、アジングに切り替え、ICNHさん流のアンダーハンド・キャストを見様見真似で繰り返したが、うんともすんとも反応がない。
そこで、駄目で元々とばかりに、JHを敢えて軽目の0.8gにしてみた。アンダーハンドでショート・キャストをすれば、風の影響はかなり減らせる上、風にドリフトさせれば、案外、反応を示すかもしれないと考えた結果なのだが、これがビンゴ
直ぐに答えが出て、ワームを引っ手繰る様な大きなアタリで、この日初めての豆アジをゲット。時刻は、実釣を開始して1時間も経った17:20頃。

やっと、今日の釣り方が見付かったと同じ様にして後続の豆アジを狙ったが、再現出来ず何も反応が返って来ない。JHも1.2gや1.5gなど色々と試したが報われず、2匹目を獲ったのは、それから約20分後の17:40頃。そして、3匹目は18:00頃と20分に1回、忘れた頃に来る反応を何とか獲っていたが、それ以降は完全に梨の礫

アジよりもタチウオの方が、可能性はある筈と考え、以降は刀狩りに重点を置いて見たが、タチウオの反応も感じられない。強風の影響で、小さなアタリは感じ取れなかったとも考えられるが、シーズン終盤にあって、盛期の様に何度もコンタクトがあると期待する方が、無理と云うものだろう。

20:00少し前、入り口付近の常連さんが引き揚げていったので、物は試し、気分転換を兼ねて、彼の後に移動してみた。
そして、斜め右方向に何度かキャストしていると、その何投目かで、突然、ガツン。思わぬ反応に、少々泡を喰ったが、アクションを付ける動作が合わせになって、無事、2匹目のタチウオをゲット。サイズは、1匹目より一回り大きな指4本。

その後は、豆アジからもタチウオからも見放された格好で、全く生命体の反応を感じられないまゝ、時間が経ち、結局、21:00頃にStopFishingとして、3人揃って釣り場を後にした次第。

兎に角、この日は予報が的中し、終始強い風が吹き荒れていた。それでも、我慢をして釣りが続けられたのは、やはりKMIさんICNHさんと一緒だったからで、独りだったら、とっくの昔に引き揚げていただろうと思う。否、恐らく強風をおして来ることはなかった筈。
そんな悪条件の
冷たく強い風の中、老体をおしてやって来ただけに、何とかタチウオアジも獲れ、この日の目標が達成出来たのは、出来過ぎと云うべきだろう。

2022年釣行記(67) – AJ&TC

2022年 Ajing Touching 釣行記

日 時:11月25日(金) 16:30~21:30
潮回り:大潮(↑↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 4、タチウオ x 2、カサゴ x 2
同行者:KMIさん、ICNHさん

前回もメイン・ターゲットにしたアジ豆アジを含めて泣きの3匹だけ。サブ・メインのタチウオに至ってはボーズに終わる惨敗。と云う訳で、何とかこの借りは返したいと、またまた、DKKに行くことにした。

15:45頃、現地に到着して、岸壁に出てみると、意外なことに先行者は2人だけ。しかし、最奥には、その内の一人が、青物を狙って長いルアー・ロッドを振っている。仕方がないので、入り口に釣り座を構えようかとも思ったが、出来れば最奥に入りたい。そこで、そのルアーマンに予定を訊ねると、中央付近に移動しようと思っていたので、どうぞ、入って下さいとのこと。

有り難く最奥に入らせて貰って、準備に取り掛かった。

今回の目標は、我が食卓用に20cm以上のアジを1匹、そして、出来ればご近所用のタチウオを2匹。と云う訳で、今回はアジング用にEmeraldas改と予備のSoare改タチウオ用にSephia S809M/Fの3本を持ち込んだ。

自宅を出る際に見た予報では、東南東の風が3m程とのこと。この風向きでは、向かい風若しくは横風になるのでアジングには少々厳しいだろうと思っていた。しかし、岸壁に立ってみると、幸いなことに殆んど無風。寧ろ、11月も下旬だと云うのに、薄っすらと汗ばむ位の暖かさで、風の心配をすることなくベイト・アジングが出来そう。そこで、Emeraldas改を手に、16:15頃、肩慣らしのキャスティングを開始。

暫く、ウォーミング・アップをして刀狩りに変更。
と云うのは、前回、まだ明るい時間帯だったにも拘わらず、何度もコツコツと反応があった。しかし、どうしても合わせを入れるタイミングが掴めず、結局、獲ることが出来なかった。タチウオのアタリだと信じてはいるが、正体を見た訳ではないので、今回はそれを見極めたいと思ったのが、その理由。
そして快適波止タチウオテンヤSS1S(15g)をキャストしてみると、前回と同じで、コツコツとした反応が帰って来るが、どうしても合わせられない。
何度かキャストを繰り返し、何度も空振りをしている内に、テンヤの着水点付近の海面が、何やらザワツイているのに気が付いた。そればかりでなく、アクションを付ける際のラインの動きに驚いて海面を割って飛び出す魚体も目に入って来た。
と云う訳で、前回と今回、明るい時間帯にコツコツとアタッて来るのはコノシロイナッコの群れだと判った所で、この日の本命のアジングに戻ることにした。

所が、その頃から横風が強くなって来てベイト・タックルでは、とてもアジングを続けることが出来なくなって来た。予報の3mよりもかなり強く感じる風に堪らず、スピニング・ロッドに切り替えてアジングを続けた。が、夕マヅメのゴールデン・タイムにも拘わらず、豆アジからも反応がない。
陽が沈む前は汗ばむ程だったのに、絶え間なく冷たい風に吹かれ、急激に寒くなって来ると同時に、早くも気持も急降下。そこで、気分を変えるためにターゲットをタチウオに変更。
しかし、シーズンの終盤戦で降った昨日の冷たい雨の影響が出たのだろうか、全くコンタクトがない。それでも、アジよりは可能性があると考えて、キャストを繰り返していると、いきなりコツ。
合わせも決まり、タチウオの強い引きを楽しみながら抜き上げたのは、最近のアベレージの指4本サイズ。
時刻は17:10頃のことで、日没後1時間も経っておらず、出足としては可もなく不可もなくと云った所だが、体感的には、3時間も4時間も経って苦労の末に何とかゲットした様な感覚だった。

取り敢えず、これでボーズではなくなったが、この日は、先ず20cmクラスのアジを獲って第一目標をクリアしてから、タチウオを狙う積りだったので、それとは逆。しかも、タチウオが1本だけではご近所向けのお土産に出来ず、もう1本追加しなければならない羽目になってしまい、自らハードルを上げる結果になってしまったが、この強い風では仕方がない。
兎に角、タチウオを追加しなければと、風下となる斜め左方向に向かってキャスティングをしていると、1本目を獲ってから10分後の17:20頃、今度はムズーッと重たくなるアタリで、2本目をゲット。

これで、兎にも角にも、この日の目標の半分は達成出来たので、今度はアジングに集中することにした。

しかし、相変わらず、強い横風が吹き止むこともなく、寧ろ強くなって来てJHが全く沈んで行かない。
隣りのICNHさんは、アジは表層に居ますヨと云い、ポツリポツリと豆アジながら掛けているが、小生は上手く表層を流せない。風の力を利用しようと、軽い0.4gのJHにしたり、逆に重たい1.5gにしたりしてみたが、これでも上手く行かない。

半ば諦め気味に0.8gのJHを流している時、風に膨らんだラインがスッと動く瞬間があり、反射的に腕を伸ばすと、思い掛けず生命体の反応が帰って来て、来たー!
時刻は、既に19:40頃になって、漸く、この日の初めてのアジをゲット。しかし、サイズは目標に遠く及ばない

漸く、この日のパターンを掴んだと思い後続を狙ったが、元の木阿弥で再現性が全くない。

20:30頃、KMIさんが引き揚げて行った所で、小生も倣って引き揚げようかと一旦は思ったが、何としてでも20cmをものにしてやると思い直して、ICNHさんと並んでアジングを続けることにした。

しかし、こんな老いの一徹が叶うこともなく、豆アジを3匹追加しただけで、結局、この日の第一目標達成はならず、22:00頃、引き揚げることにして片付けに入った。
所が、皮肉なことに、この頃になってあれ程強く吹いていた風がピタリと止んでしまった。若くて体力がある頃ならいざ知らず、この歳になると、一旦切れてしまった気持を繋ぎ直して・・・と云うことも出来ず、結局、ICNHさんと連れ立ってStopFishingとして帰路に着いた。

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