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2024年釣行記(55) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:08月26日(月) 18:15~22:10
潮回り:小潮
(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:タチウオ x 1
同行者:単独

この所アジング続きだったので、久し振りに刀狩りに行くことにした。

予報では、風は南風の3m。
当初は、真横からの風になるのでやり難そうだが、3mならば何とかなるだろうと思い、UMB-FPに行く予定で自宅を出た。しかし、釣り場近くの街路樹を見ると、風に吹かれて大きく揺れており、予報の3mよりも遥かに強そう。こうなると、隣りとの間隔が余りないUMB-FPではお祭り騒ぎになりかねない。特に、隣りが餌釣り師の場合は、仕掛けを流し放しにするので、尚更。
と云う訳で、急遽、釣り場を南風の背負えるMHR-KGNに変更することにした。

前回このMHR-KGNに入った時は、小生以外にアングラーの姿は全く見えず異様な雰囲気だった。しかし、今回は、何を狙っているのかは判らないが、3~4人のアングラーが岸壁の入り口付近で長いロッドを振っているのが見えて、一安心。

早速、クーラーやバッカンをキャリヤーに積み込んで岸壁に出た所、風は時々息を止める様に止む時もあるが、背後から強めに吹いて来ており、MHR-KGNにして正解だった。しかし、海は潮位が高くて、岸壁から8~10mの位置にあるテトラ帯の殆んどが海中に没していて目視出来ない。となると、釣り座の位置によっては根掛かりラッシュになりかねない。どうしようかと思ったが、前回入った22番スポット付近が空いていたので、ここに釣り座を構えることにして、準備に取り掛かった。

最近はベイト・タックルをメインに使っているので、BlueCurrentⅢ 82/Bがレギュラー・ロッドなのだが、MHR-KGNでは実際に狙うのはテトラ帯の沖側になりテトラ帯と岸壁の間は捨てることになる。となると、どうしても飛距離が欲しい。
と云う訳で、持ち込んだBlueCurrentⅢ 82/BSephia S809M/Fの2本の内、飛距離の面では有利なSephia S809M/Fを手に、快適波止タチウオテンヤSS2Sを組み合わせて、日没時刻の18:15頃にキャスティングを開始。

前回のUMB-FPでのことではあるが、時合は日没時刻を過ぎた極々僅かな時間しかなかった。そのUMB-FPとMHR-KGNはそれ程距離が離れていないので、同じ傾向にあるだろうと思い、集中してタチウオからの反応を待ったが梨の礫。それどころか、海中に没しているテトラに根掛かりして、ラインを高切れさせる始末。そこで、折角のチャンス・タイムを逃してはならじと慌ててBlueCurrentⅢ 82/Bを引っ張り出してキャスティングを続けたが、コンタクトはない。

こうなると、やはり広範囲を探るしかないと考え、改めてSephia S809M/Fを取り出し替えスプールをセットして、刀狩りを続けた。

すると、これが奏功したのか、突然、ガツガツと待ちに待った反応が返って来て、この日初の獲物をゲット。時刻は19:04のことで、サイズはベルト・サイズに毛が生えた様な指3本しかなく、嬉しいには嬉しいが両手を上げて喜ぶには物足りない。
もっと太いものが欲しいと力を込めてキャスティングを繰り返したが、群れをなして回遊している筈なのに、後続の反応はない。逆に、またまた海中に沈んでいるテトラ帯の餌食になって、この日2度めの高切れの憂き目。

仕方がないので、マタマタBlueCurrentⅢ 82/Bに取り替えて刀狩りを続けた。そして、この日3度めの根掛かりで、3個めの快適波止タチウオテンヤSS2Sを奉納してしまい、手持ちの2Sは全て無くなってしまった。

時間的にはまだまだ余裕がある上、指3本が1匹の釣果では満足出来ない。
と云う訳で、快適波止タチウオテンヤSSを手持ちの中では最も軽い5Sを試しに使ってみることにした。しかし、BlueCurrentⅢ 82/B5g程度しかない軽いテンヤをキャストしても飛距離は更に出ず、釣りにならないことははっきりとしている。そこで、再々度Sephia S809M/Fにお出ましを願うことにして、ライン・システムを組み直した。

だが、ここまでしても空振りの連続で、1度だけ合わせ切れなかったアタリがあったのみ。それでも惰性と未練のキャスティングを繰り返したが、何も変化がないまゝ時間が経ち、22:00頃、精魂尽き果ててtopFishingとして、引き揚げて来た。

今回釣り座を構えた22番スポット付近は、これまでも入ったポイントで、その時は根掛かりすることはなかった。そんなこともあって、根掛かりの心配は殆んどしていなかったのだが・・・・。
油断があったのかも知れないが、兎に角、お気に入りの2Sのテンヤを3個もなくしたのは、痛かった。
帰宅後、直ぐに密林に注文したのだが、到着は29日の木曜日になる由なので、次回の刀狩りに間に合わないだろう。

2024年釣行記(51) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:08月14日(水) 18:30~21:30
潮回り:若潮
(↑)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 2
同行者:単独

連日32℃以上の酷暑で、季節はなかなか進まず秋はまだまだ先だと思っていた。しかし、2~3日前からツクツクホウシが鳴きだし、夜には虫の声が聞こえて来る様になって、実感は全くないが確実に季節は進んでいる筈。とは云え、相変わらず猛暑・酷暑の毎日で嫌になって来るが、それでも、直射日光に晒されない夜になると、釣りの虫が蠢き出して来る。

と云う訳で、一般的にはお盆のこの時期に殺生をすることは避けるべきだろうが、墓の住人の一人は小生に釣りを教えてくれた親父なので、許してくれるだろうと誠に都合良く考えて、両親の墓参りをした帰りにUMB-FPに立ち寄って、刀狩りをすることにした。

18:10頃、現地に到着したが、お盆休みに入ったためか、駐車場はほゞ満車状態。
この様子では入る場所はないだろう。MHR-KGNにすれば良かったと思いつゝ、キャリヤーにクーラーやバッカンを積み込んで岸壁に出て見た。すると、心配した通り、大勢の家族連れやアングラーがズラリと並んでいて割り込む余地はなさそう。
どうしようか? 奥に行けば入る空きがあるかも知れない・・・?
などと考えながら、少し進んで行くと、前回と同じ第1ボラード近くに少し広めの空きを見付けた。よくよく見るとその空いた場所の中央付近に水を流した跡があって、直前までアングラーが居た様子。これは、ラッキー!!とばかりに、左右の先行者に断って、その場所に釣り座を構えることにした。

前回は、風がなかったので纏わり付いて来る蒸し暑さが不快に感じる程だったが、今回は弱いながらも予報通りの南風が吹いていて、幾分、まし。これで、湿気がなければ快適だろうと云うのは無い物ねだり。

18:30頃、BlueCurrentⅢ 82/B快適波止タチウオテンヤSS2Sを組み合わせて、キャスティングを開始。

陽が沈んだばかりの時間帯で周囲はまだまだ明るいので、タチウオが反応を返して来るには、まだ早いだろうなどと考えながらキャスティングし小さなリフト&フォールを繰り返していた。
すると、何投目かのこと、ロッドを持つ左手にジワーッとした重たさが伝わって来た。不覚にもそれがタチウオではなく海藻かゴミが掛かったと思って合わせを入れずに回収に掛かったのが悪かった。半分程まで回収して来た所で生命体の感触が伝わって来たが、次の瞬間にはフッとロッドが軽くなって、無念のフック・アウト。

しかし、まだそれ程暗くなっていない時間帯にも拘らず、タチウオの反応があったことに気を良くして、キャスティングを繰り返した。するとキャストの度に気配がある。今日は良いかも知れない・・・と胸をワクワクさせてキャスティングを続けたが、テンヤの近くをウロウロしているだけの様子で、喰いの反応が出ない。
そこでテンヤのアシスト・フックをシングルからダブルに交換してみた。するとこれが功を奏して、19:02にようやくこの日初のタチウオをゲット。
UMB-FPでの今季初の獲物に気を良くしたが、残念ながら太さは指2.5本程のベルト・サイズ。
そこで写真撮影後リリースしようとしていると、近くに居たカップル・アングラーが欲しいと仰る。こんなに細いので、食べる所は余りないよ。それでも良ければと進呈し後続を狙ったが、その後は完全に気配が消えてしまった。

周囲を見回してみても、電気ウキの灯りは2~3個程しか見えず、状況は前回と変わっていない様子で、20:00を廻った頃から、引き揚げて行くアングラーが増えた印象。

それでも、テンヤを1S4Sなど重さを替えて試してみたが、完全に音無しでコツリとも来ない。前回は20:00を廻った頃でも、近くをウロウロしている気配が何となく伝わって来たことが再三あった。しかし、今回は、それもない。

時計は20:30を周り、残り1時間となった所で、ラインを太くすることを思い立った。動画情報によると、関西方面ではテンヤの沈下速度を遅くするために太めのPEラインを使っているとのこと。
であれば、駄目で元々。兎に角、やるだけやってみよう!
1.2号のラインを巻いている予備のリールに取り替えてみた。

するとこれが正解だったのか、20:40にこの日2匹目をゲット。これもギリギリ指3本の太さしかないので通り掛かった若者に進呈して、次を狙った。

しかし、ラインを太くしたのが正解とは早計の至で、この2匹目交通事故だったと見えて、後続の反応は皆無。

前回は21:00前にMHR-KGNに転戦したが、今回は最後まで粘ってみようとキャスティングを続けた。しかし、奇跡が起きることもないまゝ、結局、21:30頃にStopFishingとして片付けに入った。

一昨年迄の様に日没時刻を過ぎてからも、反応が続く状況に戻って欲しいのだが、前回も、今回も、時合は日没時刻の前後を挟んだ極僅かな時間しかなく、昨年からの良くない状況は変わっていない印象。
地上は、猛暑・酷暑、豪雨など異常気象が続いているが、海の中も異常な状況になって来ているのだろう。となると、元の状況に戻ることは考えられないのだが・・・・・。

2024年釣行記(50) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:08月08日(木) 18:30~22:00
潮回り:中潮
(↑↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 0
同行者:単独

前回、前々回とアジングが続いたので、今回は刀狩りをすることにしていたが、タチウオの在庫はまだ残っているため、在庫の積み増しは家人に喜ばれないだろう。ご近所に配るにしても、マダマダ魚体が細いためお土産にするには少々少し気が引ける。しかし、小生としてはあの強烈な引きを楽しみたい。
と云う訳で、余程の大物でない限り持ち帰らずに近くのアングラーに引き取って貰うことを考えた。となると、MHR-KGNよりもお隣りさんとの距離が近いUMB-FPの方が、何かと都合が良い。そこで、一昨年までは良かったが昨年は絶不調だったので、回復しているかどうかのチェックを兼ねてUMB-FPに行くことにした。

18:15頃、現地に到着。
早速、クーラーやバッカンをキャリヤーに積んで釣り場となる岸壁に出てみると、意外な程にアングラーの姿がない。一昨年などは狭い間隔で長いロッドを振っているアングラーがずらりと並んでいたのに。
アレーッ、どうしたんだろう?
やはり、調子が悪いまゝで、釣れていないのか・・・?
不安な気持ちを抱いたまゝ岸壁を進んで、第一スロープ第一ボラードの間に広めに空いている場所を見付けた。この付近はお気に入りのポイントなので、これはラッキー!! 両側の先行者に断って釣り座を構えることにした。

予報では南寄りの風が2mとあったが、岸壁に立ってみると殆んど吹いておらず、ベトーッとした不快な暑さが纏わり付いて来て堪らない。首に掛けたタオルで汗を拭き拭き、準備に取り掛かった。

18:30頃、BlueCurrentⅢ 82/B快適波止タチウオテンヤSS2Sを組み合わせてキャスティングを開始。
この時期の日没時刻は18:38なので、入釣するタイミングとしてはドンピシャ。

日没時刻を過ぎたばかりでまだ薄明るい中、左隣りのアングラーがタチウオを抜き上げた。見た所、指3本あるかどうかで良型とは云い難いが、寄って来た気配に期待感が膨らんで来る。
そして、間もなくしてガツン。来た!!と腕を煽って合わせを入れたが、これは残念ながら空振り。それでも、寄って来たので、ゲットするのは時間の問題と余裕を持ってキャスティングを繰り返していた。すると程なくして右隣りのアングラーがタチウオをゲット。
小生はすっ飛ばされた格好になるが、刀狩りを開始したばかりで体力的にも精神的にも余裕がある。
その内、来るさ・・・

所が、その後はコツンとあっただけで、合わせを入れる様な喰いアタリがない。両隣りにも反応はない様子。電気ウキの灯りは、右手に、左手にが夫々1個しか見えず、やはり不人気振りが良く判る。

タチウオからの反応がないまゝ時間が経ち19:30を回る頃には、引き揚げて行くアングラーが眼に付き始め、20:00頃になると両隣りも帰って行った。

それでも、寂しくなった岸壁に残ってキャスティングを続けていると、20:30頃、直ぐ近くで突然ガツン。何とか針掛りさせボーズは免れた!!と思って遣り取りを開始した途端、敢え無くフック・アウト。
これがこの日味わえた唯一のタチウオの引きで、その後は完全に無視され続けた。

それでも、昭和世代の粘りを発揮したが、全く気配がない。こうなるとMHR-KGNにすれば良かったのかも知れないとの思いが浮かんで来のは自然の成り行きで、21:00頃、様子を見るために移動を決断。

21:00過ぎにMH-KGN22番スポット付近に立って、キャスティングを始めたが、こちらでも全く反応はなく、22:00頃、諦めてStopFishingとして帰路に着いた。

結局、時合は日没直後の極短い時間帯だけで、サイズもそれ程太くなくもう一つで、調子が戻ったとは云えそうにもない。とは云え、一度だけの結果で判断するのも早計だろう。
近々お盆に入り、UMB-FPの近くにある親父の墓参りに行くので、その帰りに寄って再度チェックして見ようと思う。

2024年釣行記(47) – TC

2024年 Touching 釣行記

日 時:07月29日(月) 18:35~22:15
潮回り:小潮
(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:タチウオ x 2
同行者:単独

この所、アジング続きだったので、目先を替えて今シーズン初めての刀狩りに行くことにした。

目標となる獲物は決まったが、場所をUMB-FPにするか、MHR-KGNにするか?
UMB-FPは、刀狩り初体験をした場所なので、2024年の開幕もUMB-FPでとの思いが強かったが、残念ながら、この日の夜は横風となる南風が3mとの予報。少しでも西寄りであれば良いのだが、隣りが餌釣り師だと、仕掛けが風に流されて来てトラブルの元になり、甚だ具合が悪い。一方のMHR-KGNでは、風の面では全く問題はないが、釣果が安定していない印象がある。しかし、お隣りさんとのトラブルはあり得ない。
一長一短で、どちらにするか決め兼ねたままゝ、17:00頃、自宅を出発し、現地に近くになった所でMHR-KGNに決めた。

現地到着は、18:00過ぎ。
早速、クーラーやバッカンをキャリヤーに積んで岸壁に出てみると、かなり風が強く吹いており、MHR-KGNにして正解。
潮位は、130cm程とかなり高くて、処々にテトラ帯の頂上が海面から頭を出しているだけ。テトラ帯が完全に海中に没している時間に到着すると、テトラ帯の切れ目が判らず釣り座を決めるにも苦労しそうだが、頭を出しているテトラを頼りに出来ただけでもラッキーと云えそう。
結局、見えている頂上からテトラ帯の位置を推測して、24番スポット付近に釣り座を構え準備に取り掛かった。

BlueCurrentⅢ 82/Bを手に、18:35頃、快適波止タチウオテンヤSS2Sを組み合わせてキャスティングを開始。
この時期の日没時刻は18:47なので、間もなくゴールデン・タイム丁度良い時間に始められたと思いつゝ、キャスティングを繰り返していると、ある時、ロッドを振り被って振り下ろした瞬間、カツッと軽いショックが伝わって来た。アッと思い前方を見やると、糸の切れたタコの様に遥か遠くに飛んで行くテンヤが目に入って来た。
ベイト・リールを使っている場合に、時折発生することのあるラインの高切れで、その対策はリーダーを長く取ることとあった。そこで、今回はリーダーをふた尋(約3m)取って来たのだが、どうやら効果はなかったらしい。
リーダーを結び直そうかと思ったが、ゴールデン・タイム直前のことで、無駄な時間を使いたくはない。急遽、予備に持って来ていたスピニングSephia S809M/Fにロッドを替えて、キャスティングを続けた。

しかし、期待の反応はない。
周囲を見回しても、餌釣りの電気ウキが一つも見えない。いつも通りであれば、5個や6個の赤い色の電気ウキの灯りが波間に漂っているのだが、どう云う訳か、自転車で行き来している地元のおっちゃん連中も一人も見えない。
アレーッ、今年は釣れていないのか・・・・・・?


UMB-FPにすれば、良かったのかも・・・・・?


粘っていれば、必ず廻って来る・・・・だろう?

そんなことを考えながらキャスティングを続けていると、20:00少し前、突然何とも云えない違和感が伝わって来た。反射的に合わせを入れたが、空振り。それから15分(?)後にも、何かが触って来たが、これも掛けられず仕舞。
それでも、回遊して来た気配に集中して反応が返って来るのを待ったが、その後は完全に音無し状態。

気分転換を兼ねて、テンヤを滅多に使うことのない軽めの快適波止タチウオテンヤSS-3S4Sに替えてみたが、効果なし。立ち位置も、24番スポット付近を中心に22番スポット付近や26番スポット付近を行ったり来たりしたが、反応は返って来ず仕舞いで、21:00を廻った頃には、早くも集中力は風前の灯状態。

半ば諦め気味で惰性のキャスティングを繰り返していると、何かがテンヤに軽く触れている様な気配が伝わって来た。
オッ、何かが居るとその瞬間、覚醒してジッと次の反応を待ったが、そのまゝ気配は消えてしまった。しかし、その違和感の主がタチウオなら、まだ近くに居る筈と同じコースにキャストし軽いリフト&フォールを繰り返していると、フッとラインのテンションが抜ける反応が返って来た。そこで、ロッドを煽って合わせを入れるとガツンとショックが伝わって来て、その直後にグングンと力強く締め込むタチウオの引きが伝わって来た。

時刻は、実釣を開始して3時間経過した21:27のことで、抜き上げたタチウオはギリギリ指3本程の太さしかなく、決して大きくはなかったが、今シーズン初の獲物であり、諦めかけていただけに、嬉しい1匹だった。

タチウオは群れで回遊しているので、近くには仲間達が居る筈とキャスティングを繰り返したが、後続の反応は返って来ず仕舞い。

そのまゝ時間が経ち22:00近くになった所で、ソロソロ引き揚げようか・・・と思いつゝキャスティングを繰り返していると、コツンと来て、1匹目より少し太い余裕の指3本をゲット。
こうなると、引き揚げようと云う気持ちは雲散霧消。寧ろ、息も絶え絶えになっていた御老体が息を吹き返した様に元気になって、更に追加しようとキャスティングを続けていると、コツ。
よし、頂いた・・!と合わせを入れた所、軽いショックを残してロッドが急に軽くなってしまい、リーダーを僅かに残した仕掛けが帰って来た。どじょうテンヤ刀狩りをする様になってから、タチウオに仕掛けを切られることはなかったのだが、どうやら装着していたケミホタルにバイトして来た様子で、ケミホタルから先が見事になくなっていた。

タチウオが寄って来ているので、ここでStopFishingとするのは、少し勿体ないと思ったが、心身共に疲れが溜まっていてライン・システムを組み直す気にもならず、結局、22:15頃、釣り場を後にして帰路に着いた次第。

2023年釣行記(76) – AJ&TC

2023年 Ajing Touching 釣行記

日 時:12月04日(月) 16:30~21:20
潮回り:小潮
(↑↓)
場 所:KMI’s
釣 果:アジ x 0、タチウオ x 0、セイゴ x 2、カサゴ x 1
同行者:単独、(IKOKさん)

定例釣行日の月曜日は、小潮の潮回りでもう一つだが、南寄りの風が1m程度と絶好の条件。翌日の火曜日には降雨予報が出ていることもあって、迷うことなくホームのKMI’sに出掛けて来た。

16:00過ぎに、現地に到着。
岸壁に出てみると、先行者は入り口付近のルアー・マンと浮き輪付近の顔見知りの年配者の二人だけだったので、年配者に断って最奥に入って、準備に掛かった。
すると、それから程なくしてIKOKさんが登場し、小生と年配者の間に釣り座を構えて、直ぐにキャスティングを開始。そして、小生がSaltyStage改BlueCurrentⅢ 82/Bのリールのブレーキ調整をしている間に、早くも合わせを入れている。残念ながら、これはライン・ブレイクで獲れなかったが、アジが近くに居ることが解って、二人ともニコニコ。

釣り上げたアジの血抜き用のバケツに海水を汲み入れる等準備万端整えて、16:30頃、SaltyStage改を手にベイト・アジングを開始。

海は穏やかで、風は殆んど吹いておらず先生方が走り回る12月に入ったと云うのに暖かくて絶好の条件・・・・。しかも、アジは近くに居る。
これで釣れない筈はないと高を括っていたが、反応が返って来ない。

アレッ・・・・。
どうした・・・・・?
隣りのIKOKさんも首を傾げている。

こんな筈では・・・・。

実は、小生には実際に魚を釣り上げる前に、血抜き用のバケツに海水を入れて準備すると、釣れないとのジンクスがあるのだが、この時は、アジは近くに居るので、直ぐにものに出来るだろうと安易に考えて、ジンクスに反することをしてしまった。正に捕らぬ狸の皮算用で、それが良くなかったと見えて、何の反応も返って来ない。

二人でおかしい!おかしい!と云いながらもキャスティングを繰り返したが、梨の礫

19:00頃、それまで殆んど吹いていなかった風が右手から左手に吹き抜けだして来た。風向きからすると、南寄りでそれ程冷たくはない筈だが、それでも冬に吹く風は凍り付く様に冷たい。一気に体感気温が下がり指先がジンジンとして来て、ポケット・カイロを忘れて来たことを悔いる始末。

19:30頃、余りにもコンタクトがないのに嫌気が差して入り口に移動して行ったIKOKさんは、諦めて引き揚げて行った。
小生も、寒さと反応の無さに気持ちが切れ掛かったが、時刻はまだ19:30を回ったばかり。仲間からの前半耐えて7匹だったが、途中から違う海になった様に活性が上がりバタバタと20匹のライン・メッセージがグルグルと頭を巡って来る様になっては堪らない。頑張れば、時合が来る筈と根拠のない期待を胸に、冷たい風が吹き止まない中、老骨に鞭打って居残ることにした。

幸い、冷たい風は20:00頃には止んで寒さはなくなったが、海の中の様子は相変わらずで、コツリとも来ない。

21:00頃、隣りの年配者も諦めて引き揚げて行って、岸壁は小生の貸し切りになったが、小生も気持ちは首の皮一枚で繋がっている様なもの。隣りの年配者に機先を制された格好で、未練のキャスティングを繰り返したが、奇跡が起きることもなく、21:20頃、遂にStopFishingとした。

この日は、アジタチウオも、そしてヒイカまでも、一度もコンタクトがないパーフェクト・ゲームで完全に打ちのめされてしまう結果だった。
にも拘わらず、もう、次の釣りのことを考えている(笑)

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