※ カテゴリー別アーカイブ:Touching ※

2023年釣行記(38) – TC

2023年 Touching 釣行記

日 時:07月06日(木) 19:10~21:30
潮回り:中潮
(↑↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:ナシ
同行者:単独、(ISBSさん)

この所、KMI’sアジング続きだったので、目先を変えて刀狩りに行くことにした。

自宅を17:40頃に出発し、現地付近には18:50頃到着。
実は、刀狩りの今シーズン開幕の場として、MHR-KGNにするかUMB-FPにするか大いに迷っていたが、街灯があってより可能性が高いUMB-FPに決めて車を走らせていた。所が、UMB-FP近くの交差点にまで来た時、何を思ったかハンドルを切ってMHR-KGNの駐車スペースに車を入れていた。

そして、車から降りて丁度キャリヤーにクーラーやバッカンを積み込んでいる時に、小生と同じ車が滑り込んで来た。この車の持ち主は、専ら刀狩りばかりをしている御仁で、偶々、乗っている車の種類や色が小生の車と同じだったことから、親しくなったのだが、その御仁によれば、5月には指5本位のドラゴン級が釣れたが、6月に入ってからはさっぱり。今日は10日振りに様子を見に来たとのこと。

これを聞いて、UMB-FPにポイントを替えようかと考えたが、やって見なければ判らないと考え直し、キャリヤーを引っ張って岸壁に出た。

中潮の満潮時刻直前なので潮位が高く、テトラ帯は完全に海中に沈んでいて位置が全く判らない。となると、下手をするとテトラ帯の真上を釣ることになり、根掛かりが怖い。そこで、微かな記憶を頼りにテトラ帯の切れ目の正面になる22番スポット付近に入ろうと、岸壁を歩いたが、生憎、そこには先行者の姿がある。そこで、その少し先の24番スポット付近に釣り座を構えることにした。このポイントでもタチウオを釣った記憶があり、根掛かりもしなかったので、大丈夫だろうと考え、準備に取り掛かった。

19:10頃、Sephia S809M/Fのロッドに、テンヤドジョウを括り付けた快適波止タチウオテンヤSS2Sの組み合わせで、今シーズン初めての刀狩りを開始。
日没時刻前のまだ明るい時間帯なので、タチウオがコンタクトして来る可能性は低い。しかし、掛けた瞬間のタチウオ独特の動きを想像して、胸がドキドキする瞬間だが、案の定、何も異常がない。

何回か、テトラ帯に根掛かりしないコースを探りながら、キャストを繰り返していて、背後を通り掛かろうとするアングラーに気が付いた。そのアングラーが通り過ぎるのを確認しようと、振り返って顔を見ると、何とそのアングラーはISBSさん
ISBSさんによると、最近も通って来ているが、タチウオが釣れている場面を見掛けたことがない。近くのUMB-FPの駐車場もガラガラ状態だとのことで、やはり、今年のタチウオは良くなさそう。こんなことなら、来る前に、ISBSさんに状況を尋ねれば良かったと思ったが、後の祭り。

しかし、来てしまった以上、やるしかないと腰を落ち着けてタチウオ調査をすることにした。

ISBSさんタチウオを求めて、先に進んでいった後も、その場で回遊を待ち続けたが、全く、反応がない。
時折、海中に沈んでいるテトラにテンヤが掠った際のコツッと伝わって来る感触に、来たか!!と胸をドキドキさせガッカリすることがあるだけ。

20:00頃、先に行っていたISBSさんが戻って来て、やっぱり、駄目だったよと言葉を残して、引き揚げて行った。
その頃には、小生の頭にはボーズの文字がグルグルと回っていたが、ヒョットすると、回遊があるかも知れないと根拠のない期待を抱いてキャスティングを続けた。
しかし、全て無駄な作業に終わり、結局、21:30を回った頃、疲れ果ててStopFishingとした。

昨年の今頃は、MHR-KGNでもUMB-FPでも釣果があった上、釣り場近くの上◯屋のHPでも、7月3日付でUMKZ-Pでの釣果写真を掲載していたこともあって、よもやボーズを喰らうとは思いもしなかった。
しかし、結果は思いもしなかったパーフェクト・ゲーム
とは云え、主として岸辺近くをネチネチと狙うアジングと、長いロッドを力一杯振って11gのテンヤをキャストする刀狩りは、釣り方としては真逆だが、その面白さは甲乙つけ難く癖になって止められない。

次回の釣りは、KMI’sでのアジングにするか、UMB-FPでの刀狩りにするか・・・・?

2022年釣行記(69) – TC&AJ

2022年 Ajing Touching 釣行記

日 時:12月02日(金) 16:30~21:00
潮回り:小潮(↓↑)
場 所:DKK
釣 果:タチウオ x 2、アジ x 3、カサゴ x 1
同行者:KMIさん、ICNHさん

定例釣行日の金曜日(2日)は、予報を見ると、生憎のことに北東乃至北の風が4~5mとのこと。こうなると、MHR-KGNでは強い向かい風になり、DKKでは横風になって、誠に具合が悪い。加えて、この日は、早朝のワールド・カップスペイン戦のために寝不足になっていたので、今週末の釣行は止めようかと思っていた。そう思いつゝ、翌日の土曜日の予報を見ると、南西の風が3~4m。基本的に、週末や日曜・祭日の釣行は控えているのだが、今週は例外にしようかと大いに気持が動いた。
そんな所に、KMIさんICNHさんの二人が、強風をおして強行するとの連絡が入った。独りで冷たい風に吹かれて、アジタチウオからのあるかないか判らないコンタクトを待ち続けるのは如何にも辛い。しかし、仲間が居れば、コンタクトがなくても気分転換は出来るし、耐えられなければ早目に切り上げることも出来ると云う訳で、小生も出掛けることにした。

15:20頃、自宅を出発し、現地には16:00頃、到着。
そして、小生の直前に到着していたICNHさんと連れ立って、岸壁に出てみると、入り口付近にはトックリ・サビキの常連さん、最奥にはMKIさんの知り合いのAIYMさん(?)がロッドを振っていて、この岸壁のベスト・ポジションの両端には入れない。そこで、小生は中央付近、ICNHさんは中央付近の入り口寄りに釣り座を構えて、この日の釣りをすることにした。

準備をしつゝ様子をみると、風は予報通り強く吹いており、しかも、向かい風になる東寄り、更には、海は波立っていて、果たして釣りになるかと心配にな程。
そんな状況の中、ICNHさんはさっさと準備を終わらせてアジングを始めているのにはアングリ。

実は、小生はSoareGameをベイトのショート・ロッドに組み直したばかりの竿を試しに使いたかったが、スピニング・ロッドでもかなりやり難くなる程のこの風では到底無理。と云う訳で、重たいテンヤを使う刀狩りであれば、何とかなるだろうと、取り敢えずはアジングを諦めて刀狩りにから始めることにした。

16:20頃、強い風を意識して、いつもより細い0.8g号のPEラインに少々重ための1S(15g)テンヤを組み合わせて、キャスティングを開始。

12月に入り、タチウオの盛期は過ぎている筈なので、コンタクトの数はそれ程はない筈。千載一遇のチャンスを逃すまいと集中したが、やはりと云うべきか当然というべきか、兎にも角にも、音沙汰はない。そんな中、ふと隣りのICNHさんの様子を見ると、何とアジを抜き上げている最中。
聞けば、豆アジだが、盛んにアタッて来ているとのこと。

そこで、君子豹変すとばかりに、狙いを豆アジに切り替えて、Soare改を持ち出したが、小生の所では音沙汰がない。ICNHさんの釣り方を見ると、軽くアンダーハンドでキャストしてJHもそれ程沈めていない様に見える。この日の様に風が強い時は、余計なラインを出さず、極力風の影響を受けない様にする方が良いかも知れないと、滅多にすることのないアンダーハンド・キャストを倣って試みたが、中々答えが出ない。

16:30頃到着して、最奥でアジングをしていたKMIさんも、アタリがないと云いながら様子を見に来た所を見ると、どうやら、この日のアジの付き場に偏りがあったのかも知れない。

余りにも魚っ気がないので、一人ロッドを振っているICNHさんを挟んで、3人で釣り談義をしていると、突然、来た!!との声が上がって、いつの間にか刀狩りに切り替えていたICNHさんがロッドを大きく曲げてやり取りを始めた。そして、抜き上げたのは、指4本クラスの良型タチウオ
タチウオが回って来た。チャンスだ!!
急いで元の釣り座に取って返してテンヤをキャストすると、何と直ぐに答えが出て、小生にもタチウオが来てくれた。
時刻は、17:00少し前のことで、サイズはICNHさんには及ばず、精々指3.5本と云った所だが、これで取り敢えずボーズは回避出来たと一安心。
とは云え、1匹だけでは足りない。せめてもう1匹は欲しいとアングラーならではの欲の出し方でキャスティングを繰り返したが、強い風の影響で、中々思い通りに行かない。

タチウオからのコンタクトもないので、又々、アジングに切り替え、ICNHさん流のアンダーハンド・キャストを見様見真似で繰り返したが、うんともすんとも反応がない。
そこで、駄目で元々とばかりに、JHを敢えて軽目の0.8gにしてみた。アンダーハンドでショート・キャストをすれば、風の影響はかなり減らせる上、風にドリフトさせれば、案外、反応を示すかもしれないと考えた結果なのだが、これがビンゴ
直ぐに答えが出て、ワームを引っ手繰る様な大きなアタリで、この日初めての豆アジをゲット。時刻は、実釣を開始して1時間も経った17:20頃。

やっと、今日の釣り方が見付かったと同じ様にして後続の豆アジを狙ったが、再現出来ず何も反応が返って来ない。JHも1.2gや1.5gなど色々と試したが報われず、2匹目を獲ったのは、それから約20分後の17:40頃。そして、3匹目は18:00頃と20分に1回、忘れた頃に来る反応を何とか獲っていたが、それ以降は完全に梨の礫

アジよりもタチウオの方が、可能性はある筈と考え、以降は刀狩りに重点を置いて見たが、タチウオの反応も感じられない。強風の影響で、小さなアタリは感じ取れなかったとも考えられるが、シーズン終盤にあって、盛期の様に何度もコンタクトがあると期待する方が、無理と云うものだろう。

20:00少し前、入り口付近の常連さんが引き揚げていったので、物は試し、気分転換を兼ねて、彼の後に移動してみた。
そして、斜め右方向に何度かキャストしていると、その何投目かで、突然、ガツン。思わぬ反応に、少々泡を喰ったが、アクションを付ける動作が合わせになって、無事、2匹目のタチウオをゲット。サイズは、1匹目より一回り大きな指4本。

その後は、豆アジからもタチウオからも見放された格好で、全く生命体の反応を感じられないまゝ、時間が経ち、結局、21:00頃にStopFishingとして、3人揃って釣り場を後にした次第。

兎に角、この日は予報が的中し、終始強い風が吹き荒れていた。それでも、我慢をして釣りが続けられたのは、やはりKMIさんICNHさんと一緒だったからで、独りだったら、とっくの昔に引き揚げていただろうと思う。否、恐らく強風をおして来ることはなかった筈。
そんな悪条件の
冷たく強い風の中、老体をおしてやって来ただけに、何とかタチウオアジも獲れ、この日の目標が達成出来たのは、出来過ぎと云うべきだろう。

2022年釣行記(67) – AJ&TC

2022年 Ajing Touching 釣行記

日 時:11月25日(金) 16:30~21:30
潮回り:大潮(↑↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 4、タチウオ x 2、カサゴ x 2
同行者:KMIさん、ICNHさん

前回もメイン・ターゲットにしたアジ豆アジを含めて泣きの3匹だけ。サブ・メインのタチウオに至ってはボーズに終わる惨敗。と云う訳で、何とかこの借りは返したいと、またまた、DKKに行くことにした。

15:45頃、現地に到着して、岸壁に出てみると、意外なことに先行者は2人だけ。しかし、最奥には、その内の一人が、青物を狙って長いルアー・ロッドを振っている。仕方がないので、入り口に釣り座を構えようかとも思ったが、出来れば最奥に入りたい。そこで、そのルアーマンに予定を訊ねると、中央付近に移動しようと思っていたので、どうぞ、入って下さいとのこと。

有り難く最奥に入らせて貰って、準備に取り掛かった。

今回の目標は、我が食卓用に20cm以上のアジを1匹、そして、出来ればご近所用のタチウオを2匹。と云う訳で、今回はアジング用にEmeraldas改と予備のSoare改タチウオ用にSephia S809M/Fの3本を持ち込んだ。

自宅を出る際に見た予報では、東南東の風が3m程とのこと。この風向きでは、向かい風若しくは横風になるのでアジングには少々厳しいだろうと思っていた。しかし、岸壁に立ってみると、幸いなことに殆んど無風。寧ろ、11月も下旬だと云うのに、薄っすらと汗ばむ位の暖かさで、風の心配をすることなくベイト・アジングが出来そう。そこで、Emeraldas改を手に、16:15頃、肩慣らしのキャスティングを開始。

暫く、ウォーミング・アップをして刀狩りに変更。
と云うのは、前回、まだ明るい時間帯だったにも拘わらず、何度もコツコツと反応があった。しかし、どうしても合わせを入れるタイミングが掴めず、結局、獲ることが出来なかった。タチウオのアタリだと信じてはいるが、正体を見た訳ではないので、今回はそれを見極めたいと思ったのが、その理由。
そして快適波止タチウオテンヤSS1S(15g)をキャストしてみると、前回と同じで、コツコツとした反応が帰って来るが、どうしても合わせられない。
何度かキャストを繰り返し、何度も空振りをしている内に、テンヤの着水点付近の海面が、何やらザワツイているのに気が付いた。そればかりでなく、アクションを付ける際のラインの動きに驚いて海面を割って飛び出す魚体も目に入って来た。
と云う訳で、前回と今回、明るい時間帯にコツコツとアタッて来るのはコノシロイナッコの群れだと判った所で、この日の本命のアジングに戻ることにした。

所が、その頃から横風が強くなって来てベイト・タックルでは、とてもアジングを続けることが出来なくなって来た。予報の3mよりもかなり強く感じる風に堪らず、スピニング・ロッドに切り替えてアジングを続けた。が、夕マヅメのゴールデン・タイムにも拘わらず、豆アジからも反応がない。
陽が沈む前は汗ばむ程だったのに、絶え間なく冷たい風に吹かれ、急激に寒くなって来ると同時に、早くも気持も急降下。そこで、気分を変えるためにターゲットをタチウオに変更。
しかし、シーズンの終盤戦で降った昨日の冷たい雨の影響が出たのだろうか、全くコンタクトがない。それでも、アジよりは可能性があると考えて、キャストを繰り返していると、いきなりコツ。
合わせも決まり、タチウオの強い引きを楽しみながら抜き上げたのは、最近のアベレージの指4本サイズ。
時刻は17:10頃のことで、日没後1時間も経っておらず、出足としては可もなく不可もなくと云った所だが、体感的には、3時間も4時間も経って苦労の末に何とかゲットした様な感覚だった。

取り敢えず、これでボーズではなくなったが、この日は、先ず20cmクラスのアジを獲って第一目標をクリアしてから、タチウオを狙う積りだったので、それとは逆。しかも、タチウオが1本だけではご近所向けのお土産に出来ず、もう1本追加しなければならない羽目になってしまい、自らハードルを上げる結果になってしまったが、この強い風では仕方がない。
兎に角、タチウオを追加しなければと、風下となる斜め左方向に向かってキャスティングをしていると、1本目を獲ってから10分後の17:20頃、今度はムズーッと重たくなるアタリで、2本目をゲット。

これで、兎にも角にも、この日の目標の半分は達成出来たので、今度はアジングに集中することにした。

しかし、相変わらず、強い横風が吹き止むこともなく、寧ろ強くなって来てJHが全く沈んで行かない。
隣りのICNHさんは、アジは表層に居ますヨと云い、ポツリポツリと豆アジながら掛けているが、小生は上手く表層を流せない。風の力を利用しようと、軽い0.4gのJHにしたり、逆に重たい1.5gにしたりしてみたが、これでも上手く行かない。

半ば諦め気味に0.8gのJHを流している時、風に膨らんだラインがスッと動く瞬間があり、反射的に腕を伸ばすと、思い掛けず生命体の反応が帰って来て、来たー!
時刻は、既に19:40頃になって、漸く、この日の初めてのアジをゲット。しかし、サイズは目標に遠く及ばない

漸く、この日のパターンを掴んだと思い後続を狙ったが、元の木阿弥で再現性が全くない。

20:30頃、KMIさんが引き揚げて行った所で、小生も倣って引き揚げようかと一旦は思ったが、何としてでも20cmをものにしてやると思い直して、ICNHさんと並んでアジングを続けることにした。

しかし、こんな老いの一徹が叶うこともなく、豆アジを3匹追加しただけで、結局、この日の第一目標達成はならず、22:00頃、引き揚げることにして片付けに入った。
所が、皮肉なことに、この頃になってあれ程強く吹いていた風がピタリと止んでしまった。若くて体力がある頃ならいざ知らず、この歳になると、一旦切れてしまった気持を繋ぎ直して・・・と云うことも出来ず、結局、ICNHさんと連れ立ってStopFishingとして帰路に着いた。

2022年釣行記(66) – AJ&TC

2022年 Ajing Touching 釣行記

日 時:11月22日(火) 16:30~21:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:DKK
釣 果:アジ x 3、タチウオ x 0、カサゴ x 1
同行者:KMI、HRD、IMMR、SMT各氏

今回もDKKでの釣りだが、この所刀狩りが中心だったので、久し振りにアジングをメインにする積もりで、15:15頃に自宅を出て、現地到着は15:50頃。

直ぐに道具を手に岸壁に出てみると、意外なことに先行者が多い。先ず、最近のお気に入り場所になった入口に一人、最奥には綾瀬はるか似の可愛い彼女連れの若者アングラー、そして最奥から少し中央寄りに長いロッドを振り回している若者アングラーが二人と、先行者は都合で五人。
と云う訳で、入れそうな場所は中央付近にしかない。しかし、アジをメインとするので、出来れば最奥に入りたい。そこで、彼女連れの若者は、それ程遅くまでは釣りをすることはないだろうと思い、予定を尋ねてみると、18:00頃までとのこと。出来ればもう少し早く入りたいと思ったが、こればっかりは致し方ない。そこで、アジングはカップルが引き揚げた後に始めることにして、刀狩りの準備に入った。

岸壁の中央付近に戻って、Sephia S809M/F快適波止タチウオテンヤSS2S(11g)の組み合わせでキャスティングを始めたのは、16:30頃。
実は、カップルと長いロッドの二人組の間には、空きがあって、そこに入るにはスペース的には問題はなかった。所が、二人組の一人がキャストするウキの着水点は、何と、彼らの左側の空きスペースを越え、カップルの前方の沖。しかも、強めの風が右から左に吹いているので、ラインも当然左側に流されている筈。と云う訳で、空きスペースでキャストすると、お祭り騒ぎになるのは必定。そこで、君子危うきに近寄らずとばかりに二人組の風上になる中央付近で刀狩りを始めた次第。

すると、思いがけないことに、1投目からコツコツと何やら反応が帰って来る。時間的には、日没時刻の16:31を過ぎたばかりで、周囲はまだまだ明るく、タチウオが動き始めるにはまだ早い時間帯だと思っていたので、思い掛けないコンタクトにドキドキと鼓動が早くなって来る。
2投目、3投目とキャストを続けたが、コツコツとテンヤを啄く様な反応だけで、合わせを入れるタイミングが掴めない。テンヤを流すレンジを替えたり、アクションを替えたりしたが、徐々に反応が帰って来なくなり、結局、1匹もものに出来ずに終わってしまった。

カップルが引き揚げて行ったのは、17:40頃。
直ぐにアジングの支度を整えて、18:00頃、キャスティングを開始。今回は市販品のベイト・ロッドを試したかったので、BlueCurrentⅢ 53/Bをチョイス。所が、向かい風が強くなって来たために、直ぐにスピニング・ロッドの8320#1Bに切り替えたので、BlueCurrentⅢ 53/Bの出番は開始当初だけに終わってしまった。

この日の口開けのⅠ匹を掛けたのは、19:30頃。
漸くロッドを曲げてくれたのは、お約束の豆アジで、喜びも半減だが、サイズを選べないのが釣り。
お父さんかお母さんを読んで来る様にと云い聞かせて海に帰したのだが、次に来たのも同じサイズの

豆アジであっても、数が多ければ、不満はあってもそれなりに楽しめるが、この日はそれもない。

悪いことに、20:00を回った頃から横風が更に強く吹いて来て、JHが沈んで行かなくなった。踏んだり蹴ったりとはこのことで、タチウオからのコンタクトもなく、アジからも相手にされることもなくなって、気持は正に風前の灯。そんな中、半ば諦め気味にJHを流していると、思いがけずコン。
抜き上げたアジは、最近のDKKでは良型と云って良い23cmクラス。
マグレとは云え、やっとの思いで手にした良型だが、1匹では老夫婦の食卓に乗せるには足りない。せめて同じサイズをもう1匹とキャスティングを続けたが、偶然の産物では再現性は皆無。

こうして、老いの努力は報われることなく終わり、21:30頃、精根尽き果てて、仲間の皆さんに別れを告げて引き上げて来た。

2022年釣行記(65) – TC&AJ

2022年 Ajing Touching 釣行記

日 時:11月18日(金) 16:10~22:00
潮回り:長潮(↓↑)
場 所:DKK
釣 果:タチウオ x 2、アジ x 0
同行者:IKOKさん

今回もDKK刀狩りアジング
と一応アジも狙う積りにしているが、最近のDKKでは豆アジばかりなので、飽く迄もメイン・ターゲットはタチウオにする予定。と云っても、一昨日も持ち帰っているので、タチウオの在庫はまだ冷凍庫に残っているため、今回の釣果は、ご近所様へのお土産にする積もりで、最低2匹、出来れば4匹の目標を設定。

いつもより少し早めの15:15頃、自宅を出で現地には15:45頃に到着。
直ぐに岸壁に出てみると、驚いたことに釣り場には人影はなく、一番乗り。
と云う訳で、釣り座を何処に構えるかは選り取り見取りだが、隣りの芝生は青く見えるのたとえ通り、かえって迷ってしまうことになり、この日も一旦は最奥に釣り座を構えたが、直ぐに入口付近に移動。

この日も、いつも通りのタックルで、16:10頃、キャスティングを開始。時間的には日没時刻直前だが、晴れ渡った明るい空が広がっており、タチウオが動き出すには早過ぎる。そこで、先ずは肩慣らしと軽くキャスティングを繰り返していると、16:30頃、KMIさんが到着。KMIさんは、翌日の仕事に障るからと20:00頃までの予定で、最奥に釣り座を構えた。

秋の夕日はつるべ落とし、直ぐに周囲が暗くなり、ゴールデン・タイムの到来。前回の釣果は、17:00過ぎから19:00頃までの夕マヅメの時間帯に集中していたので、ソロソロ何か反応がある筈と集中したが、何も音沙汰がない。
どうした・・・・?と思いながらキャスティングを繰り返し、フト最奥に目をやると、青白いヘッド・ランプの灯りの中でギラギラと輝くタチウオの姿が見えた。KMIさんの方は、もう出たんだとキャストする腕にも力が入ったが、状況の変化はないまゝ。

予報と違って風は結構強めに吹いているのでテンヤを重めの1S(15g)に替えたり、風が弱くなった時間帯には軽い4S(5.5g)に替えたりして、タチウオの気を引こうとしたが、まるで反応なし。

17:00頃(?)、ICNHさんが到着して、最奥のKMIさんと並んで刀狩りを始めることに。

この日、小生が最初の1匹を獲ったのは、18:25頃の夕マヅメに当たる時刻。
それまでにも、何度かテンヤを啄く様な違和感を感じることはあったが、合わせを入れるまでには至らずモヤモヤしていた。そんな中で、テンヤを押さえ込む様なアタリを合わせたもので、一安心。とは云え、実釣を開始してから2時間以上も経過していたので、体感的には、夜も更けた頃の様に思えた。

この1匹に励まされて後続を狙ったが、前回とは全く状況は違っていて、忘れた頃にテンヤに興味を示している気配は伝わって来ることはあっても、喰い込むアタリには繋がらず、前回良かった斜め右方向でも同じく、音沙汰はない。
その内、来る筈とキャスティングを繰り返していた所、キャストした際にコツと軽いショックが伝わり、飛距離も全く出なくなってしまった。そこでラインをチェックすると、ラインが団子になっている箇所があり、その部分がガイドを通る際に抵抗になっていることが判った。この日のラインは、小生にしては太めの1.0号のPEだが、スプール一杯に巻いた状態で、軽いテンヤをキャストしたためバック・ラッシュを起こしてしまったと見える。この状態では釣りは続けられないので、団子になった箇所でラインを切断してFGノットでシステムを組み直して、キャスティングを再開した。

しかし、状況は更に悪くなっていて、テンヤを啄むこともなくなってしまった。
この日は、タチウオをさっさと4匹獲って、アジングに移行する積りだったが、1匹だけでは、ご近所へのお土産にもならない。何とか、1匹追加しなければと思ったが、コンタクトがなければ為す術がない。

20:00を回った頃、3匹の釣果で意気揚々と引き揚げて行くKMIさんから、1匹頂いて、取り敢えず最低限の匹数の確保はなったが、何かしら納得出来ないものがある。
と云う訳で、アジングは止めて刀狩りに集中したが、たまにテンヤを啄く反応しかない。それでも意地になってキャスティングを続けた結果、ソロソロ引き揚げようかと云う21:20頃に、漸く2匹目をゲット。
これで、KMIさんから頂いた1匹を含めて3匹となった訳だが、当初の目標には1匹足りない。そこで、何とか追加したいと、残業をすることにしたが、これも無駄な努力に終わり、結局、22:00頃、心底疲れ果ててStopFishingとした。

KMIさんICNHさんによれば、夕方の時合いはそれ程長くはなかったとのことなので、小生はライン・トラブルのために、その短い時合いを逃してしまったのが、この日の苦戦の主因だったのだろう。

所で、ワインドで刀狩りに挑んだICNHさんは、見事に2匹の良型をモノにして、タチウオの引きに魅了された様子で、ご同慶の至り

« 古い記事 新しい記事 »