※ カテゴリー別アーカイブ:Ajing ※

2017年釣行記(51) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:8月4日(金)~5日(土)
潮回り:中潮(↓↑↓)

場 所:孤島’
釣 果:カサゴ x 5、ワリガニ x 1

同行者:FKGW、SGMR、(KKC、KRHR、THY、NKZT)各氏

今週の始めにチェックした予報では、週末に近い金曜日は強い風が吹くので、釣行は無理かと思っていた。所が、間近になると予報の内容が変わって、風は日付が変わってからは北寄りに変わるものの、当日中は南寄り。しかも一晩を通して1~2mと弱いとあり、この予報通りであれば充分釣りに行ける。
しかし、夜から翌朝に掛けて傘マークが付いている。前回、前々回とも傘マークにも拘らず雨が降に降られることもなく、アジングを楽しめたが、2度あることは3度あるなのか、それとも3度目の正直で今回は降るのか・・。窓を通して見る空は一面に黒い雲が覆っており、今回ばかりは予報通り降り出しそう。
所が、FKGW女史SGMRさんも釣行するとのこと。

彼らに触発された訳ではないが、来週は台風5号祝日のため釣行出来なくなる惧れがあるので、行くなら今晩しかない。更には前回SGMRさんに教えて貰ったトントントン・スーッ・パッを復習しておきたいと多少の雨でも行く気になって準備を開始。

遅れて来ると云うSGMRさんに先行して、16:00前にFKGW女史と二人、釣り場の岸壁に到着。週末を控えた金曜日で、しかも、夏休みに入っているのでアングラーは多いだろうと思っていたが、現場には黒鯛師が一人だけ。
ガラガラの釣り場で、FKGW女史第一Vゾーン、小生は第二Vゾーンに釣り座を構え、そして遅れて来るSGMRさんのためにに第三Vゾーンを確保して今晩の濱アジングを始めることにした。

空は不気味に暗い雲が覆っていて、降り出すのは時間の問題の様子。

風は予報通り南寄りが弱く吹いているだけで、この点は申し分ない所。
しかし、海には前回よりも強い濁りが入っていて、岸壁に当たった波の白い泡が薄茶色に染まっている。そして、その濁りを目を凝らして良く観察すると、味噌汁の椀の底に沈殿している味噌の様にモヤモヤとした雲状のものが、岸壁の壁に沿って3~4mの幅で帯になって続いているのが分る。そこで、少しでも濁りの薄い場所はないかと、岸壁を歩いてみた所、第三から第四Vゾーン方面が幾らか良く、小生が入った第二Vゾーン付近が一番濃い様に思えた。と云っても、50歩100歩。
敢えて場所移動をすることもなかろう
と思ったが、寧ろ、来なければ良かったかも・・・と、雨に濡れることを覚悟までして来た小生の気持ちは、キャスティングを始める前にも拘わらず、スーッと萎えてしまった。

一方、FKGW女史は、余り濁りを気にする様子もなく、いつもの通り早速キャスティングを始めている。
その内、濁りもなくなるだろうし、そうなれば釣れる様になる筈
半分、自身に云い聞かせる様にして、8326#1B1.5gのメタルジグを結んで、16:20頃キャスティングを始めたが、まるでコンタクトがありそうな雰囲気がない。そこで10分もしない内に1gのジグ単に切り替えたが、潮の変化も感じられない。

17:00少し前、SGMRさんが登場。
濱アジングの申し子の様なSGMRさんでも釣れなければ、アジ様が寄ってい来ていない証拠。彼が釣れば近くに寄っている証だと、最近では、すっかりパイロット・アングラーと化してしまったSGMRさんの様子を見ていると、第一出っ張りに移動して直ぐにロッドを曲げている。残念ながらこれは税金のカサゴだったが、暫くすると、ポツリポツリながらもアジ様を抜き揚げ始めたのは、流石としか云い様がない。しかし、やはり濁りの影響でアジ様の活性が低くて中々口を使わない状況の様子で、もう一つテンポが良くない。

18:00頃、NKZTさんと、KRHRさんが登場。
NKZTさん第三VゾーンSGMRさんの隣り、KRHRさん第三出っ張りに釣り座を構えてキャスティングを開始。するとその一投目、SGMRさんが云っていた通りNKZTさんは早くもアジ様をゲット。

20:30頃になって、KKCさんTHYさんが登場して来て、この夜のメンバーが確定。KKCさんには彼の爆釣ポイントである第二Vゾーンを譲り、小生は第二出っ張りに少しずれる様にして移動。

時間は経ったが、中々濁りがとれず、アジ様の活性は低いまゝの状況に、皆さん苦労している様子。しかし、それでも何とか引っ張り出していて、気が付けば、小生のみが本命を手に出来ていない。
何とかしなければ・・・と焦る気持ちもありながら、半分以上は諦めた気持ちを奮い立たせて、1匹だけでもとキャスティングを続けたが、濁りに加えて帯になって流れて来る潮の灰汁が気になって仕方がない。
釣れている時であれば、何も気にすることなく釣りに集中出来るのだが、
こんな状況では、周りの全てが気になり完全に負のスパイラルに落ち込んでしまう始末。こうなると、トントントン・スーッ・パッの復習も何処へやら、いつの間にか惰性の繰り返し。

更に、そんな気持ちに追い打ちを掛ける様に、夜半前には、遂に雨がシトシトと降り始め、メガネのレンズに小さな水滴がびっしり。こうなると、周囲がぼやけて見える様になって、この夜の釣りは事実上の終了。
後はひたすら夜が明けるのを待つだけになり、東の空が白み始める頃には、道具を片付けていた・・・・。

孤島修行の場になることは、これまでも何度もあったし、寧ろ満足出来る結果に終わったことは、数える程もなかったので、驚くに当たらず小生に取っては当たり前。
しかし、久し振りに感じるアタリに喜んでも、その主は小さなカサゴばかりで、アジ様からだと自信を持って云えるアタリが一度もないまゝ、ボーズに終わってしまった今回ばかりは、何故か、これまでになく惨めさを強く感じながら、家路に着いた次第。

2017年釣行記(50) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:7月31日(月)~8月1日(火)
潮回り:小潮(↑↓)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 21

同行者:SGMRさん

皮肉なもので、梅雨明け宣言が出る前は晴天が続き、梅雨明け宣言が出て以降、愚図ついた雨模様の日が続いていて、雨の有無を気にする毎日。

月曜日の朝、いつもの様に天気予報をチェックすると、月曜日の夜は曇りだが、翌日の火曜日は朝から晩まで傘マークがびっしりと並んでいる。そして、週末の金曜日は雨は降らないものゝ風が6~7mと強く吹く予想となっている。となると、今週の孤島での濱アジングは、出来そうもない。

たまには、釣りのない一週間があっても良いかと思ったが、釣りに行きたい気持ちを俄かに抑えることが出来ず、色々なサイトを徘徊してみたが押し並べて火曜日は一日中雨の予報。しかし、その中でもWindyのみが雨の降り出しを8:00頃からと予想している。
この予報通りなら、月曜からの濱アジングは問題ない。
一縷の望みを持って、いつも見ている予報を改めてチェックし直すと、火曜日の早朝は50%確率の傘マーク。と云うことは、雨が降らないことだってあり得る。
しかし、50%確率の傘マークは、同じマークが付いている日が2日あれば、どちらか1日は降るが、どちらか1日は降らないと云う意味になり、この論法に従えば、25日の50%確率の傘マークは降らない方に振れたので、今回は降る方に振れる筈。

そこでSGMRさんに連絡を入れると、濡れるのを覚悟で行きましょう!!

雨粒がメガネのレンズに着くのが煩わしくて仕方がないので、出来れば避けたい所だが、この日をパスすると今週の釣りはなくなってしまう公算が強い。と云う訳で、小生にしては珍しくこの日ばかりは敢えて濡れることを前提で行くことにした。

今回は、雨に降られても良い様に、持ち込む道具類を極力少なくしてバッカンに詰め、仕事で遅れるSGMRさんより一足早く、17:00少し前に釣り場の岸壁に到着。
空には一点の雲もなくドピーカンに晴れ渡り、夕方の17:00頃にも拘わらず、日差しがジリジリと強く、明日の雨予報が俄かには信じられない程の好天気で、少し歩いただけで、汗が流れ落ちて来る。
週の始めの月曜日の故か、岸壁には黒鯛師が一人だけで、閑散としており、この後も、翌日の雨予報をおして徹夜組が現れることは考えられず、釣り座は好きな所を取り放題。しかし、念のため、後から来るSGMRさんのお気に入りの第二Vゾーンを確保。

17:15頃、持ち込んだ8320#1B8326#1Bの二本の内、8326#1Bをチョイスして1.5gのメタルジグの組み合わせでキャスティングを開始。
水の色は、前回と同じ様に濁りが入っていて茶色っぽく見えるが、風はフォローの南寄りで、前回よりは遥かに条件は良さそう。これで、アジ様が遊んでくれれば云うことなし。

色々と角度を変え棚を替えてキャスティングを続けたが、全くノーカンジ。20分程でメタルジグを諦めて1gのJHに変更。
しかし、構えた釣り座付近では潮の重さも感じられず、アジ様が居そうな気配もない。そこで、誰もいないことを幸いに、カニの横這い釣法宜しく移動とキャスティングを繰り返したが、雰囲気がまるでない。

18:00少し前。SGMRさんが遅れて登場。
彼は、少し離れて第一Vゾーンに道具を降ろして、直ぐにキャスティングを開始。そして、その第一投目で見事にアジ様をゲット。
当然、彼が釣り座を構えた第一Vゾーン付近も、彼が現れる前にチェックしてアジ様が居そうにもないことを確認済みだったのに、これにはビックリと云うか、自身の腕の悪さを見せ付けられた様で、情けない気持ちにもなったのが正直な所。

SGMRさんが順調にアジ様をゲットしているのを横目にキャスティングを続けたが、一向に結果を出せないまゝ時間が過ぎ、何とかファーストフィッシュをゲットしたのは19:30頃。

その頃、釣れなくなった第一Vゾーンから第三Vゾーンに移動して行ったSGMRさんは、漁師モードに突入。

そんなSGMRさんと張り合う気持ちはサラサラないが、少しはあやかりたいとキャスティングを繰り返したものゝ、忘れた頃に来るアタリを拾うのが精一杯で、日付が変わる頃にやっとツ抜け
それでも、前回よりは良いと自らを慰めて続けていると、見かねてSGMRさんが隣りにまで来てくれて、手取り足取りでコツを教えてくれた。
そのキーワードはトントントン・スーッ・パッ。

生憎、小生は、教えて貰ったことが直ぐに実践出来る程のセンスを持ち合わせている訳ではない。そこで、その後は釣果を得ることよりもアクションの付け方をマスターすべくトントントン・スーッ・パッを小さく口に出し、目を瞑ってJHの動きを脳裏に描いての復習に注力。すると、タイミング良くアクションを付けることが出来た時には、コツとかチクとしたアタリを感じることが出来る様になった。しかし、この感覚が解り掛けた頃には、東の空に太陽が顔を出して来ており、タイム・イズ・オーバー!!

次回は、トントントン・スーッ・パッを徹底して、何とかものにしてやろうと思いながら、StopFishingとした。

それにしても天気予報のあてにならないこと!!
あれだけズラリと並んでいた傘マークにも拘らず、空はいつまでも晴れ渡り、風は程良く吹き続き、ベタ凪で釣りには最適な状況。まぁ、あの様な予報だったので、広い岸壁にアジンガーはSGMRさんと小生の貸し切りになったと云える面もあるが・・・・。もう少し確度をあげて欲しいものだ。

所で、この日は、図らずもSGMRさんの釣り方を教えて頂いたのだが、これまで思っていた以上に非常に繊細であることが印象的なことであった。

繊細さと云う意味では、小生の釣りの原点のヘラ鮒釣りにしても、フライフィシングにしても、同じ様に繊細な釣りであることに変わりはない。しかし、それらとアジングの繊細さは、少し質の面で異なっている様に思えた。
つまり、ヘラ鮒釣りもフライも、目に見える浮子の動きや水の流れなどの具体的な変化から魚の状態を推理し対策を打ち、釣果に繋げる釣りだと云える。勿論、その様な具体的な変化ばかりではないのは当然だが、浮子の動きや水の流れの具体的なものが大きな要素であることは間違えのない所だと思う。
一方、アジングでは、ロッドを通して手に感じる違和感から全てを判断しなければならない。例えば手に伝わって来た違和感から潮の流れを読み、その上でアジの状態を推理する等、抽象的な違和感を全てのベースにしなければならない釣りだと云えるのではないかと思う。
アジングの経験が豊富なアジンガーやセンスのあるアジンガーであれば、この様なことを意識することなく、釣果を得ることも可能だろう。しかし、長い釣り歴の中でもアジングは2~3年の経験しかなく、ヘラ鮒釣りやフライの方がアジングよりも遥かに短い。その意味でアジングは未だ未だ初心者の域を出ず、判断に偏りがあるかも知れないが、アジングの方がより難しい釣りではないかと思った次第。

まぁ、何れにしても、トントントン・スーッ・パッを早くマスターすべきだと切に感じた1日だった。

2017年釣行記(49) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:7月28日(金)~29日(土)
潮回り:中潮(↑↓↑)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 9、カサゴ x 9、シマイサキ x 1

同行者:FKGW女史、(KIさん、THYさん)

この所、めっきりと腕を揚げたFKGW女史のお誘い。歳は取っても、こんな小生であってもかつては男の端くれ。異性からのお誘いには弱い。また、小生自身としても、前回試した1.5gのメタルジグのアジングを、更に明るい時間帯で使って見たかったこともあって、今週2回目の孤島’での濱アジングをすることにした。

現地には、FKGW女史と二人揃って16:00少し前に到着。

予報通り、風は右からの横風になる東寄りが結構強く吹いていて、やり難そう。しかし、予報では夜には弱くなるとのことなので、暫く我慢すれば何とかなりそう。
それよりも、海水の色が何となく茶色っぽく濁りが入っている様に見えるのが気になる。と云っても、濁りが入っている時が良かったり、逆に悪い時もあるので、こればっかりはやって見なければ判らない。

FKGW女史第三Vゾーン、小生はその隣りの第三出っ張りに釣り座を構えてキャスティングを開始。今回持ち込んだロッドは8320#1B8326#1Bの2本で、先発は当初の予定通り8326#1B1.5gのメタルジグの組み合わせ。
しかし、何となく雰囲気が宜しくない
そこで、小生のみ第一Vゾーンに移動して、離れて釣りをすることに。

第一Vゾーンは前回も入ったポイントなので、様子は解っているため、前回と同じ様に35カウント程沈めてアクションを開始。メタルジグのアクションと云えばリフト&フォールが定番だが、小生はジグ単の場合と全く同じ様に、と云うか、ジグ単の積りでキャスティングを繰り返した。前回は、これで一応答えが出た格好だが、今回はコンタクトがない。
そこで、アクションを色々と替え、棚を替えたりもしたが梨の礫

早々にメタルジグを諦め、8326#1Bに風の強さを考えて重めの1.3gのJHの組み合わせで再スタート。
しかし、横風に吹けるラインに引っ張られて思った様に沈んで行かないので、試し更に重い1.5gにしてみた所、足許でコン。写真を撮り忘れたので、時刻は定かではないが未だ明るい日没前のことで、続いて同じ様に足許でコンと、まずまずのスタートを切ることが出来た。

所が、その後はアタリが間遠くなってしまった。と云っても、ポツリポツリと退屈しない程度の間隔でアタリがあって、20:30頃にはツ抜け寸前になり悪いとは云えないペースと思ったら、その頃からピタリとアタリがなくなってしまった。それでも、最初の内は、その内また群れが回って来る筈と余裕をかましていたが、1時間経ち、2時間経ち、気が付くと3時間もの間アジ様からのコンタクトがないまゝ。
そうなると、ロートルアジンガーの集中力も徐々になくなり、休みなく吹き続けている東寄りの風が、飛翔力のない蚊をブロックしてくれるし、暑さを吹き飛ばしてくれて、多少べた付いた潮風であることを割り引いても非常に気持ちが良く、気が付けばロッドを持ったまゝ、ウツラウツラ。
フト我に帰り気を取り直して、ロッドから伝わって来る信号を感じ取ろうと集中したが、いつの間にか意識が朦朧。
これはイカン!
膝の上に置いたロッドをしっかりと握って、目を閉じるとスーッと引き込まれる様に・・・・・。
FKGW女史アタリはありますか?の声掛けに目が覚めるまで、久し振りに釣り場で気持ちの良い眠りをすることが出来た。

そこで、気分を変え、相変わらず吹き付けて来ている東寄りの風を正面から受けられる様に少し釣り座を移し、岸壁に沿う様にキャスティングを再開。
訊けばFKGW女史は、この風の中0.8gのJHを使っているとのことだったので、小生も倣って0.8gに変更。向かい風で距離は全く出ないが、元々足許を狙う積りなので、何ら問題なし。

すると、これまで何時間もアタリがなかったのに、コンとアタリがある。合わせを入れると、針掛かりした瞬間こそグングンと良い引きだが、直ぐに重たいだけになってしまって、案の定カサゴ。しかし、ルートを変えると梨の礫。
アジングに来てカサゴは外道だが、アタリがないのも寂しいものがある。そこでアジングを諦めてガシリングに趣旨を替えてカサゴ狙いにして、遊んでいると、コツッ。
カサゴの積りで合わせを入れた所、カサゴよりもトルクのある強い引き。しかも、直ぐに観念することもなく針を外そうと抵抗する動きも伝わって来る。
久し振りのアジ様か?
しかもこの引きなら尺はあるかも知れない・・・・。

慎重にネットインさせると、アジ様にはない横縞が入っていて、クェクェと鳴いてさえいる。
KIさんの所まで持って行き、鑑定して貰うとシマイサキと云う魚とのこと。

その後は、又、カサゴと遊んだが、足許で来る筈のアジ様には全く見向きもされず交通事故の様なまぐれアタリもないまゝ時は過ぎ、空が白み始めた4:00過ぎには、道具を片付けて帰り支度を始めていた。

所で、昨夜の晩飯では前回釣ったアジを刺身にして食したのだが、何故かしら、以前ほど美味さに感激をしなくなっていることに気が付いた。頭や背骨で出汁を取った潮汁も然り。以前は、食す度にこんなに美味いものはないと感激し、子ども達や孫達にも喰わせてやりたいと切に思ったのが嘘の様。

こんなこともあり、又、ご近所に配るにしても毎週毎週ではヒンシュクものなので、今回は持ち帰る予定は全くなく、その意味ではお気軽なアジングだったが、そんな時に限って2桁に届かない情けない釣果。

対してFKGW女史は、この渋い中でも20匹を叩き出している。
元々、彼女の粘りと云うか集中力には凄いものがあって、只々、感心するばかり。釣り場に着くと直ぐにキャスティングを始め、釣り終わるまで殆ど休むことなくロッドを振り続けていて、小生にはとても出来ない相談。この点、アタリが途切れると直ぐに退屈してしまう小生なんかとは全く違っていて、この熱心さ・集中力の故に急速に上手くなったのだろう。
見習わなければと思うが、いつも指を咥えて見ているだけに終わってしまう。
次回会う時には、爪の垢を貰って煎じて飲むことにするか・・・・。

2017年釣行記(48) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:7月25日(火)~26日(水)
潮回り:中潮(↑↓↑)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 58、カニ x 7

同行者:FKGW女史、SGMRさん、OHTさん

天気予報をチェックすると、火曜日の10:00頃から水曜日の朝までズラリと50%確率で傘マークが並んでいる。所が、我が居住地域のピンポイント予報を見ると、傘マークが付いている現時刻でも窓の外は晴れている。
念のために、色々なサイトを訊ねてチェックしたが、同じ様に傘マークが並んでいる。予報の元になっているデータの出所が同じなので、何処のサイトも変わり映えがしないは当たり前と云えば当たり前かも知れない。しかし、窓の外は晴れている現実に対して、傘マークが付いている予報をどう捉えれば良いのか?
すると、ラジオから流れて来た予報では、天気の急変に注意・・・
成る程、これが答えか・・・・。例え、外は晴れていても、1分後に天気が急変して雨になるとすれば、この矛盾は説明出来るし、予報は当たっていたことになる。
何れにしても、火曜の夜はどこかの時点で雨が降り出すことは確実らしい。
となると、雨に濡れると溶けてしまう特異体質を持つ小生としては、これでは釣りを諦めざるを得ず、先週に続いて今週も前半は釣りは休む積りでいた。

所が、FKGW女史SGMRさんは雨支度をして行くとのこと。更に、今回は久し振りにOHTさんが来るとのこと。OHTさんには真冬のアオリイカ釣りで一緒になって以来、半年振りになるので、是非会いたい。
そこで、漸く意を決して、孤島’濱アジングをすることにした。

先行していたFKGW女史にニコニコ顔で迎えられて、17:00少し前にSGMRさんと一緒に釣り場の岸壁に到着。
FKGW女史第二出っ張りに釣り座を構えていたので、小生は第一VゾーンSGMRさん第二Vゾーンに夫々構えることにして、準備をしている内に、遅れてOHTさんも姿を見せて、今夜のメンバーが勢揃い。

天気が急変して、いつ雨が降り出して来ても可笑しくない筈だが、空は高く晴れている。しかし、異常な程の蒸し暑さが、雨が近いことの証明かも知れない。重たい道具を持って長い岸壁を歩いて来ただけでびっしょりとかいた汗が中々引かない。

小生が、息を整え汗が引くのを待ちながら、ゆっくりと釣り支度をしている間にも、他の若い3人はキャスティングを始めている。

この日は1.5gメタルジグを試したかったので、いつものSoare改8320#1Bに加えて暫く出番のなかった8326#1Bの3本を持ち込み、Soare改には0.8g8320#1Bには1gのJH、そして8326#1Bには1.5gメタルジグを組み合わせてスタンバイ。

キャスティングを開始したのは17:20頃。
先発は、これまで通り8320#1B。仲間内の情報では明るい内からアタリがあったとのことだが、それから2~3日も経つので状況は変わってしまったのか、コンタクトがない。

そこで遠くの深場を狙うことにして8326#1Bに変更。
1.5gメタルジグメバリングで使う積りでかなり前に買ったものだが、全く出番がなくタックルボックスの片隅に転がしていたもの。前回、ここでKKCさんジグサビキを使ってアジ様をゲットしていたのを見て、ひょっとするとメタルジグでも行けるかも知れないと思って引っ張り出して来た。

キャストして35カウント後、リフト&フォールを繰り返し、時にはサビいたりもしていると、コンと明確な反応があって、メタルジグでの第一号。
時刻は18:20頃で、他の仲間に比べると出遅れ感一杯だが、新しい方法でゲットした嬉しい1匹。

これを皮切りに2匹、3匹とこれまでにない好調な滑り出しに気を良くしたが、反応が薄くなったので、8320#1Bに替えてJHでのアジング。
すると、又々アタリが出始めて、2匹、3匹。早くも19:00過ぎにはツ抜け達成する程の高活性だが、サイズは何れも判で押した様に20cm内外ばかりで、もう一つ。
アタリがない時は、サイズはどうでも良いからアタッて欲しいと思い、アタリが続くと、今度はサイズを求める貪欲なアングラーの性丸出しで、前回の釣りを楽しもうと云う反省は何処へやら。

この日のアジ様の高活性状態は続き、こんなロートルアジンガーでも、21:00頃には20匹、日付が変わる頃には40匹もの好釣果。
しかし、こうなって来ると釣り上げたアジ様の処分先が気になって来る。小生宅は年寄りが二人なので、数は全く要らない。そこで近所に配る算段をする訳だが、週に2回も濱アジングをしていると、その都度頻繁に配ることも出来ない。
小生の御幼少の砌、釣り好きな親父が釣って来た魚が毎晩の食卓に出て、辟易した記憶がある。そんなこともあって、小生の釣りはヘラ鮒ブラックバスフライフィッシングと、海釣りを始めるまでは全てゲームフィシングで釣果を持ち帰ることはしなかった。
そんなことを考えていると、徐々に矛先が鈍って来て、只でさえ微かなアタリに対する反応は鈍いのに、輪を掛けて手が出なくなって・・・。
丁度その頃になって、夥しい数の水クラゲが大挙して押し寄せて来て、岸壁の際を帯状の絨毯の様にビッシリ。こうなると、年寄りのか細い集中力はプツンと切れてしまう悪循環。

そこで、気分転換のために試しに8326#1B1gのJHを組み合わせてみた。と云うのも、このロッドは、アタリの出方にもう一つしっくりしたものが感じられず、その直後に作ったSoare改の方が好みに合っていたために、2軍に落ちていたので出番がなかったのだが、アジ様の活性が高い時ならば、色々と実験が出来るし、アタリの出方を確かめられるのではないかと思ったのが理由。
その結果、何故これまで余り使わなかったのか、自分でも不思議に思う位に微かな違和感でもきちんと手元に伝えてくれるのが解った。そこで、日付の変わった後半戦は8326#1Bで通すことにしたが、お蔭で、この夜はSoare改の出番が来ることは一度もなかった。

次回は、8320#1Bと8326#1Bの2本建てでやって見ようと思った次第。

所で、この時期はワタリガニが岸壁近くに寄って来ることが多い。前回は玉網を持ち込まなかったので、近くを泳ぐカニを見て悔しい思いをしたが、今回はその轍を踏まない様に玉網を持ち込んだ。
それが正解で、海面付近を泳いで近付いて来るカニを見逃すまいとアジングの傍ら目を凝らし、見付けると玉網を手に捕獲に挑戦。
最初の1~2杯は要領が解らず失敗したが、最後には要領も解り殆ど取り逃がすこともなく、都合7杯も捕獲に成功。
他の3人はお土産にしないとのことだったので、全て持ち帰り、5杯はご近所にアジ様と一緒に引き取って貰い、2杯は夕食の際の味噌汁の美味しい出汁になって貰った。

所で、いつ急変しても可笑しくない空模様だが、ズラリと並んだ傘マークにも拘らず泣き出すこともなく、一晩もってくれたのには助かった。今回は、予報が良い方に外れてくれた格好だが、その逆に晴れマークにも拘らず雨が降ることもあり得る訳で、やはりもう少し確実な予報を出して貰いたいものだと切に思う。

2017年釣行記(47) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:7月21日(金)~22日(土)
潮回り:中潮(↓↑↓)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 38、カサゴ x 1

同行者:FKGW、SGMR、KKC、(KI、YSKW、KRHR)各氏

週の前半の孤島’釣行は雷雨のため、已む無く中止にしたので、濱アジングにすっかりのめり込んでいるFKGW女史は逸る気持ちを抑え切れずに16:00頃に行くとのこと。しかし、学校が夏休みに入ったこの時期は、夕方の16:00とは云え、まだまだ暑い日差しが残っているので、小生は少しでも体力の消費を抑えるため、1時間遅れの17:00頃を予定。

釣り場近くの駐車場で道具を車から降ろしている所にKKCさんが到着。そしてその後間もなくSGMRさんKIさんが現れ、更に、両手に道具をぶら下げてKRHRさんも登場。姿は見えないが駐車場にはYSKWさんの車があるので、今晩は先週の金曜日と同じ様に7~8名のアジンガーで混み合いそう。

17:00少し前、既にアジ様を2匹ゲットしてニコニコ顔のFKGW女史の出迎えを受けて釣り場の岸壁に到着。
彼女は第一Vゾーンを挟んで奥に釣り座を構えていたので、小生はその向かい側、SGMRさんKKCさん第二Vゾーンに釣り座を決め、期せずして先週と同じ配列。そして、KHRHさん第三出っ張りKIさんは一人離れて第四Vゾーンに夫々釣り座を決めて、金曜の夜を徹しての濱アジングを開始することになった。

17:00とは云え、夕日がジリジリと暑いので、小生は物陰で殊更にゆっくりと支度をして時間を潰して、17:30頃からキャスティングを開始。

今回も持ち込んだロッドは8320#1BSoare改の2本。
8320#1Bには1gSoare改には0.8gのJHを組み合わせる積りだったが、岸壁の縁に立つと右から左の横風になる南東の風が結構強めに吹いているので、JHを少し重めの1.3gに変更。しかし、ラインが大きく吹けてJHが沈んで行かない。しかも潮の流れも右から左で、カウントし終わる頃には斜め左にまで流されてしまう状況。出来ればもう少し右に向かってキャスティングをしたいが、そうするとFKGW女史とお祭りになるので、それも無理。そこでJHを更に重い1.5gにする等したが、中々思い通りにJHの操作が出来ない。
その間にも、FKGW女史はポツリポツリとアジ様を掛け、隣りのSGMRさんKKCさんも白く輝く魚体を抜き揚げているのに、小生独り蚊帳の外に置いて行かれた状況。
釣りは始まったばかりで、時間はタップリあると自らに云い聞かせ冷静を装ったが、内心では何とかしなくては、何とかしなくては・・・・と気持ちばかり焦ってしまい、その内、何をやっているのか判らなくなってしまう始末。

小生に最初に来たのは、時刻も定かではなく、どの様な状況であったかも思い出せないが、まだ明るい頃。20cmにも足りないサイズにガッカリした記憶がある。

そして、次から次にアジ様を掛けているFKGW女史の甲高いドラグ音に尻を引っ叩かれてもアタリを出せないまゝ時間が過ぎ、陽がすっかり落ちて暗くなっても、全くノーカンジ。

この日の2匹目は20:00を回った頃。

明るい内の1匹目以来アタリがない時間が続いていたので、気持ちはプツンと切れる寸前だったが、何とかもたせて、やっとの思いで掛けた1匹は20cm。

年寄り二人が食すには数は要らない。サイズが欲しいと今回は23cm以上をお持ち帰りサイズと決めていたので、そのまゝFKGW女史のバケツに投入。
この1匹で遅ればせながら濱アジング戦線参戦と気持ちを込めてキャスティングを続け、21:00を回った頃にツ抜け達成。20匹を超えたのは23:30頃と自分としては悪くないペースだと思ったが、FKGW女史は小生の1匹に対して2~3匹も釣り上げる程のハイペースを持続。

そんなFKGW女史にあやかりたいと、JHの重さやキャストする方向、棚の深さを替えて探ったが、小生にはアタリがあっても単発ばかりで、連続がない。
結局、この夜は日付が変わってから、一時、中弛みがあり、また夥しい数の水クラゲに邪魔をされた時間帯もあったが、一晩を通してポツリポツリと退屈しない程度にアタリが続き、終わって見れば前回とほぼ同じ38匹の釣果。

これはこれで、満足すべき結果だが、以前の様にはいなくなったとは云え、釣れて来るのは何れも20cm内外ばかりでサイズがもう一つ足りない。
更に、SGMRさんKIさんは別格としても、KKCさんの76匹、FKGW女史の70匹近い数に比べると、数の面でも大いに見劣りがする結果で不満の残る所。

しかし、古希も過ぎて残り少ない釣り人生故、若い皆さんと張り合おうとはせず、自分のペースで釣りを楽しめば良い
いつもそう思って釣り場に向かうのだが、直ぐ隣りで好調にロッドを曲げられると、気が付けばいつの間にか何とか追い付きたい。追い越したいとなってしまう。そうなると全てのアクションの一つ一つが早くなり、ジックリとした釣りが出来ずにいつの間にか自分のペースを失って・・・の悪循環に陥ってしまうのが常。
年齢相応に余裕のある釣りをしなければ・・・・と自戒しながら帰路に着いたが、果たして次回は達観した釣りが出来るだろうか?

« 古い記事 新しい記事 »