2025年釣行記(62) – EG

2025年 Eging 釣行記

日 時:09月22日(月) 16:45~17:45
潮回り:大潮
(↓) 164→155cm
場 所:BNBUR
海水温 : n.a.
釣 果:アオリイカ x 0
同行者:単独

緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんに会いに行くことを考えていたが、明日の23日は秋分の日の祝日。となると週前半の釣行日は月曜日のこの日しかない。しかし、生憎、この日の風向は北寄りの4m/s。となると、正面から受けることになるMHR-KGNでのエギングは難しい。しかし、BNBURなら背後の高い崖に風は遮られて何とかなりそう。
とは云え、BNBUR方面に釣行したのは今から8年前の2007年12月が最後。と云うのも、BNBUR近辺では釣り終わって引き揚げる際には、嫌でも駐車場までの急坂を登らざるを得ない。この登坂が高齢者にとっては最大の難点でエギングから遠ざかった理由の一つと云っても良い。
と云う訳で、週前半の釣行は諦めようと思ったが、残された釣り人生を考えると、体力的にあの急坂を登れるチャンスはそんなにはない。しかし、今なら、片道70km程の道程を往復し、エギングを楽しんだ後急坂を上って帰って来る体力がひょっとすると残っているかも知れない。それを確かめるためにも、一度試してみる必要がある。

14:50頃、自宅を出発。
自宅からBNBUR方面には渋滞のメッカが2個所もあって、通過時間が読めないこと。又、8年も留守にしていた現地の様子を明るい内に確かめたい。と云う訳で、少し早めに出発したが、途中で激しい渋滞に巻き込まれることもなく、予定通り16:40頃現地に到着。

早速、ヒップ・ウェーダーに履き替えバッグを肩に掛けて浜への降り口に立ってみると、遥か下方からザーッと波音が聞こえて来る。
ありゃ、波がある・・・・?
ここは風裏になって穏やかな筈なのに・・・。

ここまで来て引き返す訳にも行かず、ゴロタ浜に出てみた所、かなり強い風が斜め右前方から吹き付けて来ており、高い波が次から次に押し寄せて来て遠くに見えるKWUSには波飛沫が高く上がっているのが見える。
こんな筈では・・・と思ったが、現実は眼の前にある風景でこればっかりはどうしようもない。暫くその場に佇んで波が低い場所を探してゴロタ浜を行ったり来たり。
しかし、竿を出せそうな場所は見付からない。

どうする?
引き揚げるか・・・・?
と暫し自問自答していたが、どうにも気持が収まらない。

結局、ゴロタ浜の中央付近の磯場近くで、やってみることにして準備に入った。
この日のロッドはSephia XTUNE S806ML-S、組み合わせるエギは風の強さを考えて3.5号のBASIC Typeにして、16:45頃、キャスティングを開始した。
しかし、正面に向かってキャストするとラインが大きく風に吹かれてどうしようもない。風上に向かって斜め右前方にキャストしても、風に押し戻されてヘナヘナと落ちてしまい、全く距離が出ない。それでも着水後ラインを張ってリーリングを始めると、エギが引き波に引っ張られてグーッと重くなったり、寄せ波に押されて全く重さがなくなったりで、波に遊ばれているだけ。

満潮時刻の16:58を過ぎて、下げに入れば少しは波が収まるかも知れないと期待をして、暫く粘ったが収まる気配はない。この時点での予報でも、風が弱くなるとはなっておらず、このまゝキャスティングを続けても可愛娘ちゃんが反応を返して来ることは考え難い。とは云え、この時点で引き返しても、帰り道は丁度渋滞の真っ只中で、完全に行くも地獄、戻るも地獄状態。
どうするか迷いながら、人影のないゴロタ浜で只一人になって期待の持てないキャスティングを繰り返していたが、結局、17:45頃になって諦めることにした。

帰り道は、100数段もある急坂をエッチラオッチラ息も絶え絶えになって上り駐車場に辿り着けたので、何とか第一関門はパス出来た。

念の為、帰る途中でBNBURの裏側に当たるKTGHMを覗いてみたが、こちらのウネリはBNBURよりも酷くて、いつも乗っている磯にも這い上がっている。

と云う訳で、この日は何処に入っても釣りにならないことを確認して、18:00過ぎに帰路に着いたが、帰る途中の渋滞は思っていた程酷くなく助かった。

しかし、久し振りにヒップ・ウェーダーを履いてゴロタ浜を歩き回ったせいでいつも以上に脚に疲れが溜まったと見えて、中程を過ぎた辺りから、右足の向こう脛に違和感が出て来た。このまゝ運転を続けているとブレーキ・ペダルを踏めなくなって事故る惧れがある。
そこで、途中にある上州屋に立ち寄ることにした。
そして、広い上州屋を目的もなく歩き回っている内、程なくして右足の違和感は消えたが、一難去って又一難。今度は左足の踵から脹ら脛に掛けて立って居られない程の痛みが出て来た。左足の踵は、遥か昔にエギングで東伊豆に遠征した際、骨折した部位だが、完治して以来痛むことは皆無だったので、骨折が原因とは思えない。しかし、歩けないので仕方がない。店員や客が近くに居ないことを良いことに、床に跪いてマーサージをした所、暫くして痛みはなくなった。
そこで、上州屋には休ませて貰ったお礼に910円のエギ・ケースを買って車に戻り、20:00過ぎ、無事自宅に帰り着いた。

と云う訳で、脚に出た違和感や痛みをどう考えるかによるが、帰りの急坂は何とか上り切れたので、70kmを往復する体力はまだ残っている。
我田引水的だが、そう思っても良い・・・・・?

2025年釣行記(61) – AJ&EG

2025年 Ajing Eging 釣行記

日 時:09月19日(金) 17:30~22:15
潮回り:中潮
(↓) 165→102cm
場 所:KMI’s
海水温 : n.a.
釣 果:アジ x 25
同行者:単独、(ICNHさん)

小生の釣り道楽の原点は50年余前のヘラブナ(鮒釣り)だが、海釣りの原点は2005年に始めたエギングで、当時は南伊豆や西伊豆に足繁く通っていた。そのエギングも、ブームとなって釣り場がエギンガーで混む様になってから、徐々に遠退いてしまっていた。しかし、前回のMHR-KGNで久し振りにアオリイカの独特な引きを味わってから妙に気になり、道楽部屋では動画を漁りその動画に触発され、エギングがしたくて堪らなくなってしまった。

こうなると居ても立っても居られなくなる性格なので、前回から一日の休んだだけだが、金曜日を候補にした。しかし、この日の潮回りは中潮の下げ潮で、潮位が高い時間帯は18:00~20:00の2時間しかない。しかも、向かい風となる北東の4m/sとあっては、少々厳しい。と云う訳で、週後半の釣りは諦めようと思ったが、一旦火がついた気持は収まらず、代わりにKMI’sでのアジングに出掛けることにした。

現地到着は、17:00過ぎ。
岸壁には入り口MJMJ君がいるだけで、最奥は空いていたので迷うことなく最奥に釣り座を構えて準備に入った。

この日の日没時刻は17:43と随分と早くなってはいるが、まだまだ明るい時間帯なのでSephia SS S76ML-S3.0号のエギを組み合わせて、17:30頃、KMI’sでのアオリイカ調査を始めた。と云うのも、仲間がアオリイカを釣ったと云う情報が入ったので、小生も肖りたいと考えたもの。
しかし、思惑は見事に外れて可愛娘ちゃんからの音沙汰は一度もなく、18:00頃、アジングに切り替えた。

今回のタックルはSaltyStage改のロッドにAldebaran BFS XGのリール、1.0GのJHの組み合わせ。
予報では北東の風が3m/sとのことだったが、現場で感じる風は南東からかなり強め。しかし、酷暑・猛暑続きの毎日だったので、ヒンヤリとしていて寧ろ気持が良い。その風に吹き寄せられたゴミが足許に溜まっているが、潮に動きがないためなかなか流れて行かず、やり難いが仕方がない。

ゴミが溜まっていない場所を狙ってキャスティングを繰り返したが、時間がまだ早いためか、反応は返って来ない。それでも、その内回って来るだろうとキャスティングを繰り返していると、18:15頃から何やらモゾモゾとした反応が返って来始めた。所が、どうしても合わせられず空振りばかり。アジならば掛かる筈なのに可怪しい。何だろうと思いつゝ空振りを繰り返していた。
所が、ある時、特にこれと云った理由もなく何気なくアクションを大きくした所、ラインがスーッと入る反応があって漸く針掛かりさせることに成功。
サイズは16cmで18:34のことだった。
紛れ当たりとは云え、兎に角、ボーズを喰らうことは避けられたと背後で小生を見守ってくれていた岸壁の主の黒猫にお礼方々進呈して、次を狙った。

続いて来るかと思ったが続かず、又々針掛かりさせられない反応ばかり。
そこで、何時もよりも深く沈めて、少し大きくアクションを加えると、コツと反応があって、2匹目をゲット。その後はこのアクションの付け方が功を奏したと見えて、まあまあのテンポでアジを掛けることが出来、19:17にツ抜けを達成。しかも、サイズは20cm前後ばかりで、湾奥に位置するKMI’sでの釣果としては文句のない所。

小気味の良いアジの引きを一人楽しんでいると、19:20頃、ICNHさんが登場。
しかし、間が悪くてその頃から徐々に反応が遠くなり、掛かって来るアジのサイズも20cmに届かないものが増えて来てしまった。
それでも21:13にはダブル・ツ抜けとなり、21:32には25匹目まで釣果を伸ばすことが出来た。内半数の13匹をお持ち帰りすることにしたが、後期高齢者夫婦とご近所用としても充分。

と云う訳でアジングは終了として、エギングに切り替えた。
しかし、反応らしきものを2回程感じただけで可愛娘ちゃんの顔は見れず仕舞い。
結局、22:15頃、StopFishingとしてICNHさんを置いて帰路に着いた。

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18:34 1匹目 16cm 19:19 11匹目 16cm 21:16 21匹目 16cm
18:40 2 19 19:21 12 17 21:24 22 21
18:45 3 20 19:24 13 20 21:26 23 16
18:49 4 20 19:30 14 15 21:28 24 21
18:58 5 20 19:31 15 16 21:32 25 19
19:00 6 21 19:38 16 20
19:01 7 16 19:56 17 15
19:09 8 20 20:02 18 15
19:13 9 21 20:09 19 15
19:17 10 21 21:13 20 16

 

2025年釣行記(60) – EG

2025年 Eging 釣行記

日 時:09月17日(水) 18:10~22:10
潮回り:若潮
(↓↑) 150→130cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:アオリイカ x 2
同行者:単独

早いもので、9月ももう中旬。にも拘わらず猛暑・酷暑の毎日が続いているが、夜になると虫の鳴き声が聞こえ、アオリイカの新仔の釣果もチラホラと聞こえて来る様になって来た。前回のMHR-KGNでの刀狩りをした際にも同行のKRKZさんアオリイカの新仔が見えると云っていたので、次回はMHR-KGNでのアオリイカ調査をしようと考えていた。
しかし、生憎、次の月曜日の15日は敬老の日のため、平日釣行派の小生は自宅蟄居の日。と云う訳で、釣行は翌16日にしようと思っていた。所が潮汐表を見ると16日の潮回りは長潮で干潮時刻20:39の潮位が146cm、満潮時刻21:45の潮位も146cmと干満差が全くない。小生は潮回りはそれ程気にしないのだが、通常は6時間ほどある満潮と干潮の時刻差も1時間程しかなく、潮が動くことも期待出来ない。
そこで、調査日を更に一日ずらして17日の水曜日にすることにした。

17:50頃、現地に到着。
予報では南南西の風が4~5m/sとあったが、岸壁に出てみると予報とは違って西風の要素が強く西南西からかなり強めに吹いている。こうなると北に開けているMHR-KGNでは左から右への横風になってしまって、釣りがし難くなる。となると、この風を背中から受けられるへの字カーブ付近がベスト・ポジションになる。と云う訳で、26番スポット付近で長いロッドを2本も出しているアングラーの背後を通ってへの字カーブ付近に急行。幸いへの字カーブ付近にはアングラーの姿はなかったので、クーラーや水汲みバケツを置いて、場所を確保し一息つくことが出来た。

18:10頃、Sephia XTUNE S806ML-Sのロッドに3.0号のシャロー・タイプのエギの組み合わせで、2025年のエギングを開始。
エギングと云えば小生の海釣りの原点で、昔はアオリイカの独特な引きを味愛たくて南伊豆方面にまで通っていたが、MHR-KGNでのエギングは昨年から始めたばかり。メバリング刀狩りのホームなので釣り場の様子は良く解っているが、緑のアイシャドウの可愛娘ちゃんが何処に居るのかは良く分かっていない。そこで、昨年初めて入釣した際に結果を出すことが出来たテトラ帯と岸壁の間の浅場狙いから入ることにして、斜め右前方に向かってキャスティングを始めた。

しかし、ラインが風に吹かれてやり難くて仕方がない。そこでエギを替えたり若干重たいノーマル・タイプにしたりして、少しでも風の影響を少なくしようとバタバタしたので、どうにも落ち着かない。そんな時に紛れ魚信でもあれば腰も納まろうと云うものだが、何もない。そんな状態が続き、1時間程も可愛娘ちゃんからの反応を待ったが梨の礫だったので、70番スポット付近に移動してみることにした。

そして、その途中の54番スポット付近で夕食のパンを齧りながら一休みしている時に、ふと今年の梅雨メバルはテトラが置かれている場所付近で反応して来ることが多かったことを思い出した。
そこで、テトラ帯とテトラ帯の切れ目の沖目からテトラ帯付近を狙ってみることにした。しかし、その方向では横風を受けることになる。そのため、風が息継ぎをして弱くなった瞬間を狙ってキャストし、ゆっくりとタダ巻きでエギを引っ張って来た。すると、丁度テトラ帯が配置されているラインに差し掛かって来た時にジワーとした重さが伝わって来た。場所から云って根掛かりする筈はないので、可愛娘ちゃんからのラブ・コールであることを確信。軽く合わせを入れると、弱いながらもグイーン・グイーンとアオリイカ独特の懐かしい引きが伝わって来て、コロッケ・サイズながら嬉しい嬉しい1杯をゲット。時刻は19:30のことだった。

その後、暫くの間、54番スポット付近を同じ様にテトラ帯付近を狙ってみたが音沙汰はなく、70番スポット付近に移動。
しかし、反応はなかったので凸部90番スポット付近に足を伸ばした。このポイントは、昨年、良型の可愛娘ちゃんを掛けたことがあるので期待をしたが、その時とは風向きが逆のため、実績のあるテトラ帯の角にエギを通すことが出来ず仕舞い。

復路に入っても、相変わらず強い風が吹いていたため狙えるポイントは少ない。それでも、風が息切れをした隙を縫ってテトラ帯の切れ目にエギを流すことを繰り返したが悉く空振りに終わってしまった。

可愛娘ちゃんからの反応がないまゝ時間が経って21:00になった頃、26番スポット24番スポット付近をチェックしてこの日の調査を終えることにした。
入釣した際に見掛けた26番スポット付近の先行者は引き揚げているだろうとの読みだが、外れならその先の22番スポット付近でもと疲れや腰の痛みも出て来ていたので、ポイントには余り執着せずに調査するつもりで戻った。
すると28番スポット付近にはヘチ釣り師がいたが、26番スポット付近は読み通り空いていたので、調査を開始。
しかし、音沙汰がないので24番スポット付近に移動。このポイントも空振りだったのでStopFishingにしようと思ったが、26番スポット付近が気になって仕方がない。そこで行き掛けの駄賃とばかり2~3投することにした。とは云え、26番スポット付近にまで戻るのも億劫なので、無精を決め込んで25番スポット付近から斜めに26番スポット付近を狙うことにした。すると、何かがエギに触れている様な違和感が伝わって来た。しかし合わせを入れるタイミングが掴めない。
こうなると2~3投で諦める訳には行かない。何とか違和感の主を確かめようと腰の痛みも何処へやら、御老体に鞭打ってキャスティングを繰り返していると、1杯目の時と同じ様なジワーッとした反応が返って来た。そして、合わせも見事に決まって、この日2杯めとなるコロッケをゲット。時刻は、丁度22:00のことで、この後、未練のキャスティングを繰り返して後続がないことを確認したうえで、22:10頃、StopFishingとした。

と云う訳で、2025年のエギング・シーズンが無事開幕した次第。

2025年釣行記(59) – AJ

2025年 Ajing 釣行記

日 時:09月12日(金) 18:00~19:00
潮回り:中潮
(↑) 180→190cm
場 所:KMI’s
海水温 : n.a.
釣 果:アジ x 14
同行者:単独、(KMIさん)

小生が日頃使っている天気予報アプリによると、金曜日は夕方と夜遅い時間帯に傘マークが付いている。しかし、チェックする時間によっては傘マークが増えていたり減っていたり、又、予報を出している会社によっても雨が降る時間帯が違っている。要するに天気は不安定で、いつ雨が降っても可怪しくはないことだけは確か。
と云う訳で、今週後半の釣行はパスしようと思っていたが、何となく気持ちが収まらず、短時間にはなるが雨が降り出すまでの間、ロッドを振ることにした。

17:30頃、現地に到着。
来る途中、車窓から見た雲行きは怪しく今にも降り出しそうで心配だったが、いつもの場所に停まっているKMIさんの車を見付けて、何となくホッとして、岸壁に出た。

岸壁には、初めて見る顔の若者アングラーと最奥に釣り座を構えて準備をしているKMIさんの二人だけで、小生は事務机前に釣り座を構えることにした。
しかし、空はいつ泣き出しても可怪しくない雰囲気が広がっているので、雨に濡れた道具を片付けるのは願い下げにしたい小生としては、道具を広げる踏ん切りがつかない。どうしようか・・・?と考えながら、岸壁の主の黒猫に挨拶代わりのオヤツをあげるなどしてグズグズしていたが、KMIさんは雨中の釣りになる前提で準備万端整えて来たとのこと。そんなKMIさんに促されて、レイン・ウェアなどの雨具を車に取りに戻り漸く道具を出す気になった。

と云う訳で、XSC-59ST-ProのロッドにAldebaran BFS XGのリール、1.0GのJHの組み合わせで、18:00頃、キャスティングを開始。

所が、小生のキャスティング開始と同時に雨粒がポツリポツリと落ち出して来た。
もう少し降り出しが早ければ、道具を広げることもなかったのに・・・!!
と独り毒づいてみたものゝどうしようもない。かくなる上は雨が酷くならないことを祈るしかない。そんな祈りが通じたのか、本降りにはならなかったものゝ降り続いたので、直ぐにクーラーやバッカンの蓋には雨粒が溜まってビッショリ。

この日の日没時刻は17:53なので、時間的にはゴールデン・タイムに差し掛かったタイミングのため、いつアジからの反応が返って来ても良い状況にある。しかし、昨日の大雨洪水警報が出される程の強い雨の影響によるものなのか、隣りのKMIさんからもぼやく声が聞こえる程全く気配がない。

雨に降られてもアジからの反応が返って来るのであれば、まだ我慢も出来るが・・・・。
そんなことを考えるもなしに考えていると、突然、隣りのKMIさんから当たったヨ!!と声が掛かったので、見ると良型のアジを抜き上げる所。
漸く回って来たと期待をしたが、小生の所では反応がない。
群れが小さいのか・・・・?
単独行動中のアジだったのか・・・?

この日初めての魚信があったのは、KMIさんから少し間をおいた18:36
この時は、斜め左前方にキャストしたJHが沈み切ってラインが垂直になった時に、コツンと反応があった。
この所、刀狩りに精を出していたので、久し振りに感じる小気味の良い引きを楽しんで抜き上げたアジはギリギリ20cmだったが、ボーズ逃れの嬉しい1匹だった。

こうなると雨が降っているからと云ってStopFishingとする訳にも行かない。キャスティングを繰り返して2匹目、3匹目を狙ったが、反応が続かない。KMIさんの所にも反応はないとのこと。
やはり、群れは小さそうだし、今日の所は上がった方が良さそうだ・・などと考えていると、幾分雨脚が弱くなって来て遂には止んだと云っても良い位の小さな雨粒になった。
ラッキー、このまゝ行って呉れ!!と思いつつキャスティングを繰り返していると、コツ。これは空振りだったが、キャストし直して18:42に19cmの2匹目をゲット。

所が、この直後から又々雨が降り出し、しかも、少し雨粒も大きくなった気がして、イヨイヨ、本降りになる気配が漂って来た。
こうなると、首の皮一枚で何とか辛うじて繋がっていた気持も、プツンと切れてしまい、19:00頃、KMIさんを残してStopFishingとした。

2025年釣行記(58) – TC

2025年 Touching 釣行記

日 時:09月09日(火) 18:30~22:00
潮回り:中潮
(↓) 190→90cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 6
同行者:KRKZさん

先週の後半は台風15号のため釣行出来ず、1週間振りの釣行。
この所刀狩りが続いていたので、KMI’sアジングをすることを考えていたが、火曜日にKRKZさんMHR-KGN刀狩りをするとのことだったので、付き合うことにした。

現地到着は、日没直後の18:00頃。
岸壁を俯瞰すると、この日はアングラーの姿が4~5人程見える。先日の台風15号の影響で、調子が少し戻って来ているのかも知れない。時刻は、丁度、満潮時刻の18:02に当たっているため、潮位は191cmと最も高くなっておりテトラ帯は完全に海中に没していて、海が広く感じる。風は予報通り南寄りで稍強めだが、9月も中旬に差し掛かろうと云うのに酷暑・猛暑が収まっていないので、寧ろ有り難い。

KRKZさんに連絡を入れると、既に到着していて26番スポット付近でロッドを振っているとのことだったので、急いでクーラーなどを積んだ重たいキャリヤーをゴロゴロと引っ張って岸壁を歩いて、KRKZさんと合流。
今回は24番スポット付近に釣り座を構えることにして、準備を始めた。

今回使用するロッドは、Major CraftTCX-962STY
前回はZENAQASSAUT Shore S96を使ったのだが、20年前には何の苦労もなく振り回していたこのロッドのズッシリとした重さに、寄る年波には勝てないことを厭と云う程思い知らされて帰って来た。
そんな背景があったためか、刀狩りの動画に写っていたロッドの中に妙に気になるものを見付けてしまった。そこで調べてみると、上代20,000円そこそこで実売価格は13,000円程。更に、貯まっているポイントを使えば11,000円で手に入ることが分かった。
小生は良い物を長く使うのが主義なのだが、つらつら考えてみると、小生の釣り人生も残り僅かしかない。となると、ここで多額の設備投資をしてもそのコストを回収出来ない惧れが非常に強い。しかし、11,000円程度であれば2~3年しか使えなくても充分元が取れるだろう
と思いつつも、小生にしては珍しく迷いながらポチッ。

このTCX-962STYドジョウをセットしたスパーク・テンヤの11gを組み合わせて、18:30頃、キャスティングを開始。
このロッドはスピニング・ロッドだが初めて手にするものなので、様子見のため軽くキャストして先ずは慣らし運転と云った所だが、いつもの様に軽くリフト&フォールを繰り返してリーリングをしているとコツン。心の準備も出来ていなかったので見送ってそのまゝリーリングをしていると又々コツン。これは空振りだったがKRKZさん、魚信があるよ!!と隣りに声を掛けて、改めてキャスティングをし直した。
しかし、こちらが集中して待ち構えると魚信があったことが嘘の様に、何も変化がない。
ありゃ、どうした・・・・?
と思いつゝキャスティングを繰り返していた。

すると、それから間もなくしてコツと反応が返って来てこの日の口開けの1匹をゲット。
サイズは指3本でまぁまぁと云った所。時刻は18:39のことで、実釣を開始して10分足らずで、最近になく出足が良い。
鱗のない魚で鱗付けが出来たと云うのも何か理屈に合わない気もするが、これでTCX-962STYでの初釣果をあげることが出来たので、気を良くして次の獲物を狙った。

そして、その10分後の18:512匹目をゲット。
どの様な反応だったのかさっぱり思い出せないのだが、強烈な引きは鮮明に覚えている。元来タチウオの引きは強くて、小生などはその引きの強さに病み付きになっている様なものだが、この時はロッドはガッチリと押さえ込まれたまゝで全く動かせず、リールも負けない状態が暫く続いた。時間にすると、実際にはそれ程長い時間ではなかったと思うが、その時はタチウオと綱引きをしたまゝどうしたものかと考える程長く感じた。
最終的には、リールのハンドルをゴリゴリと強引に回して寄せて来たのだが、竿下に浮かんだ獲物の太さや長さを見てびっくり。そして、これまでに見たこともない様な大物を抜き上げようとしたが、持ち上がらない。隣りのKRKZさんに頼んで玉網を出して貰うことも考えたが、リールのスプールを左手で抑え、ロッドの真ん中付近に右手を添えてエイ、ヤー
強引に抜き上げられて岸壁でバチバチと音を立てて暴れているタチウオを見た瞬間、ドラゴンを釣り上げたことを確信。獲物の太さは指5本を超えており、顔はこれまで釣り上げたタチウオのどれよりも厳つい顔付きをしていて、正に。念の為、これまで全く出番のなかったスケールを引っ張り出して体長を図ると、何と1mを軽く超えて106cmもある。
隣りのKRKZさん凄い!!凄い!!を連発する程の獲物だったが、今にして思えば記録写真を撮っておくべきだった。恐らく、目にしたこともない獲物を前にして、年甲斐もなく舞い上がっていたのだろう。

このドラゴンを獲って間もない18:56にこの日3匹目をゲット。サイズは指3本でこの時期のアベレージだが、直前に太いドラゴンを見ていただけに、殊更細く見えた。
そして、19:02指3本4匹目を掛けたが、順調だったのはここまで。

以降は、反応が間遠くなってしまったので、誰も居ないことを幸いに立ち位置を22番スポット付近や28番スポット付近に替えてタチウオの居場所を探す刀狩りになったが、隣りのKRKZさんにはこの時点まで釣果がなかった。
仲間と一緒に釣りに来た際に一方は釣れても、もう一方は全く駄目と云うケースは良くあることだが、自然相手の遊びなので仕方がないこととは云え、これでは面白くない。そこは揃って楽しい思いをしたい。
と云う訳で、反応が返って来ることがあれば直ぐにKRKZさんと入れ替わり、アクションの付け方などをレクチャーするなどし、小生は実験的に20gのジグパラショートを遠投して沖を探ってみた。
ジグパラショートでは2~3回反応はあったものゝ合わせ切れなかったので、正体は不明だがタチウオの可能性はあるため、次回以降も試してみる価値はありそうだ。

一方のKRKZさんが何とかタチウオを掛けた所で、小生はテンヤに戻って19:235匹目となる指3.5本をゲット。この時にドジョウの尻尾側の半分が切れてなくなってしまったので、ドジョウの代わりにECOGEAR熟成スーパーどじょうをセットしてみた。本物のドジョウではなく偽物にしたからではなく、付近にタチウオが居なかったのが理由だと思うが、音沙汰がない。

それでも、キャスティングを繰り返していたが、少し疲れを感じ始めていたので時刻を確認すると、まだ20:30を僅かに過ぎたばかり。体感的には21:00を回っていると思っていたので時計を見直した位で、KRKZさんもやはり同じ思いだった様子。

小生は、ここまでで5匹の釣果があり、何と云ってもドラゴンを掛けているのでここでStopFishingとすることもあり得たが、早過ぎるためかえってカミさんに心配を掛けてしまう。何よりも若いKRKZさんは、まだまだヤル気充分。そこで、小生も刀狩りを続けることにしたが、本物のドジョウをセットしたテンヤに交換するのも億劫だったので、無精を決め込んでそのまゝキャスティングを続けた。

そして、20:4628番スポット付近で指3本6匹目を掛けたのを最後に、この日の刀狩りは事実上終わり、この後の1時間程は惰性でキャスティングを続けるだけで、22:00頃、StopFishingとした。

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