※ 月別アーカイブ:8月2017 ※

2017年釣行記(54) – WD

2017年 Touching Winding 釣行記

日 時:8月25日(金)
潮回り:中潮(↑↓)

場 所:UMKZ-P
釣 果:ナシ

同行者:単独

前回このUMKZ-Pに来た時は、アジ様投げサビキで夕間詰めに出ていた由。又、タチウオは暗くなってから指3本程度だがポツポツと上がっていた。
そこで、今回は夕間詰めには投げサビキアジ様、暗くなってからはワインドタチウオと、欲張った釣りをする積りで16:00頃自宅を出発。

途中、東戸塚付近でトング、水汲みバケツや〆用のハサミを車に積み忘れたことに気が付いたが、取りに戻る余裕もないので、釣り場近くの○州屋で調達して、釣り場の駐車場に18:00前に到着。

前回来た時は、釣り場の岸壁にはズラリとアングラーが竿を出していたが、今回は、それ程混んではいない。しかし、先行者の間に割って入るには少々勇気が必要な位の微妙な間隔しか空いていない。
バッカンやクラーを手に、空いている所を探して歩いて、前回とほゞ同じ場所に幾らか広めの空きを見付けて、釣り座確保に成功。

今回持ち込んだロッドは、Soare XTUNE S709ULTBARTLETT BARS-86EMLの2本。
S709ULTは去年の冬、不注意で折ってしまったのを修理したものだが、その後は出番がなかったので、今回は投げサビキ用に引っ張り出した。と云うのもシーズン入り間近のメッキでは、中心メンバーとして活躍して貰う必要がある。その為に、修理の結果が問題ないかどうかを確認したかったのが、その理由。
BARS-86EMLはエギングロッドだが、3軍落ちしていたもので、ワインドで使えれば無駄にならないと考えた。

18:00過ぎ、S709ULT五目ジグの8gに今回のために急遽揃えたささめ針のキャストアジングサビキを組み合わせて、キャスティングを開始。
予報では東寄りの風の筈だが、現地では南寄りでフォローになっているので、目の悪い小生には着水点が見えないものゝ、遥か彼方にまで飛んで行っている筈。
着底までは20カウント程。投げサビキでのアクションの付け方は分らないが、着底後適当にリフト&フォールを繰り返し・・・・。
そして、3投目か4投目のこと。同じ様にリフト&フォールを繰り返していると、いきなりブルブル。合せも決まって生命体が抵抗する動きを感じながら、リーリングしているとフッと軽くなって、その主は姿を見せることなく、海に帰って行ってしまった。それから暫くして、再度、コンタクトがあったが、これもリーリングの途中でバレてしまった。
針が小さいのだろうか?
などとバレる原因を考えながらアクションを加えていると、今度は根掛かりで、五目ジグアジングサビキは海の藻屑となってしまった。そこで、改めて周囲の様子を観察しながら、仕掛けの作り直しに取り掛かった所で、隣りの若者がタチウオを掛けたのを目撃。

そこで、直ぐに小生もタチウオ狙いに切り替え。
日没時刻を過ぎたばかりの未だ周囲は明るい18:30頃のことなので、ワインドより距離が出るメタルジグの方が良いだろうとジグパラ20gを結んでキャスティングを開始。しかし、その一投目で根掛かってしまい、手に入れたばかりのゼブラピンクを奉納してしまう羽目に。
であれば、ワインドの方が良かろうと少し軽めの10gのJHにワームをセットしてワインディングに変更。所が、岸壁から10~15mの所に根があると見えて、これも根掛かりロストする始末。

ボトム狙いは根掛かりリスクが高過ぎるし、陽も沈んで暗さも増して来たので、タチウオは浮いて来たのではないかと考えて、15カウントでの中層狙いに徹することに。
その頃になって、潮が動き出してきたのでタチウオが寄って来るだろうと期待が高まったのだが、悪いことに右隣りの餌釣りの電気浮子がドンドンと流されて来る様になり、酷い時は小生を越えて左手側にまで行ってしまう状況になってしまった。
仕方がないので、その浮子を避けるために左に向けてキャストすると、15カウントで根に掛かってしまう。となると、キャスト方向は正面に限られてしまうので、浮子が流れて来るタイミングを測りながらのキャスティングに終始せざるを得ない。

周囲を見渡しても、前回あれ程あった電気浮子の数が1/3程に減っており、UMKZ-P方面のタチウオが釣れなくなったと云う情報通りの様相で、気分転換に投げサビキを持ち出したが、暗くなってからは音沙汰もなく、根掛かりで仕掛けを飛ばしてしまうだけ。

アタリが少しでもあれば気持ちの持ちようは全く違って来るのだが、
アタリはない、
根掛かりリスクは高い、
右から流れて来る電気浮子が邪魔
とあっては、モチベーションを保つだけでも大仕事で、21:00前には、既にヤル気は殆どなくなってしまい、惰性のキャスティングを繰り返すだけになってしまい、22:00頃にStopFishingとした。

2017年釣行記(53) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:8月21日(月)~22日(火)
潮回り:大潮(↓↑)

場 所:孤島’
釣 果:アジ x 6、カサゴ x 2、ワリガニ x 1

同行者:単独

雨模様の日々が続いていたので、今月初めの4日に来て以来17日振りの孤島’
この時は散々な目に遭わされ、少々頭に血が上っていたが、好むと好まざるとに関わらず結果としてこの17日間が良い冷却期間になった様で、改めて孤島方面に行く気がムズムズと湧いて来た。
そこで天気予報をチェックすると、風は南風とのこと。であれば孤島ではなく南寄りの風に強い孤島’の方が良い。しかも、前回の屈辱を晴らすチャンスにもなる。

現地の岸壁には18:00少し前に到着。
先行者は、手前のテトラメジナ師、最も奥の第一出っ張り黒鯛師、そして第二Vゾーン付近には餌釣りの3人だけ。アジンガーは小生一人で、空いている第三Vゾーン付近に釣り座を決めて、準備を開始。
今回持ち込んだロッドは、最近出番が少なくなったSoare改8320#1Bの日本建てで、先発は8320#1B1gのJHの組み合わせ。

18:20頃、キャスティングを始めようと岸壁の縁に立って改めて海を見ると、前回の4日と同じ様に茶色の濁りが強く入っている。それを目にした途端、気持ちがシュンとしてしまって出鼻を挫かれた格好。
しかし、キャストもせずにスゴスゴと負け犬の様に引き揚げることが出来る訳もなく、そんな状況でも4日には釣果を揚げていたアングラーもいたので、兎に角、やって見るしかないと覚悟を決めてキャスティングを始めた。

風は予報通りフォローの風で問題ないが、潮の流れが右から左に強くて、潮上にキャストして30カウントもすると、左横まで流されてしまう始末。そこで、JHを重めの1.5gに替えてみたが効果がなくどうしようもない。
先はまだまだ長い。その内、潮が緩むこともあるだろう。
JHを1gに戻して、潮が緩くなるチャンスを窺いながらキャスティングを繰り返していると、18:40頃になって、それまでが嘘の様にスーッと流れが弱くなり、チャンスタイム到来・・・・・・・。
アジ様からのコンタクトを待ってキャスティングを繰り返したが、実釣を開始して1時間半も経つ20:00になっても、何ら音沙汰がない。この時点で、4日二の舞になることを確信せざるを得ない程で、税金のカサゴからもコンタクトがないのは一種異様な感じ。
小生より1時間早く釣りを始めたと云う隣りのエサ師に様子を訊ねてみても、帰って来る答えは明るい内はアタリがあったが、暗くなってからはサッパリとのこと。テトラのメジナ師アタリが全然ないと嘆いていたので、どうも釣り場全体が不調の様子。

22:00頃になると、濁りは多少薄くなり水色も良くなって来た様に思えたが、大潮にも拘わらず潮はトロリとも動かないまゝ、気が付かない内に潮位だけが下がっている様な状況。

そこでロッドをスローなので潮の流れが良く判るSoare改に替え、JHも軽めの0.8gに変更。

この日、初めてアタリがあったのは23:20頃。
それまでは、只の一度もアタリがなく、正に4日のVTRを見ている様な状況で、半ば以上に諦めの境地だった。
そんな状況で惰性でキャスティングを続け、アクションを加えていると、足許付近まで寄って来た所でチクッ。
反射的に腕が動いて合わせが決まって、生命体の小気味良い反応がロッドを伝わって来る。
この故に釣りが続けられるのだろうが、アタリがあった場所が岸壁に近かったこともあったので、カサゴだろうと思いつゝリーリングを開始した所、中々観念することなく抵抗を続けている。
ひょっとして本命か?・・・・・・。
期待しながら海を覗くとキラリとヒラを返す白い魚体が見えて、紛れもないアジ様
やっと寄って来た!!!
チャンス到来とばかりに気持ちを込めて、アタリがあったポイントを付近を狙ってみたが、後続はない。それでも、アジ様が近くに寄って来ていることを信じてSGMRさんが良くやっている様に、足許を集中的に攻めてみたが、これも空振りに終わって交通事故の様。

日付が変わってからは、忘れた頃に来る単発のアタリを逃さない様にするのが精一杯の所で、結局5匹の釣果で朝を迎えてしまった。
そして5:00過ぎ。
8320#1B1gのJHで未練のキャスティングをして40カウント。ボトムをシッカリと取りチョンチョンとアクションを加えていると、コツッと今回始めて感じるハッキリとしたアタリで、25cmの良型アジ様
エサ師明るくなってから3匹パタパタと来たと云っていたので、今回は夕方、明け方とも明るい時間帯の方が良かった様だ。

今回は、釣果があっただけ4日よりはましだったが、と云ってもツ抜けにも達しない貧果で終わってしまい、屈辱を晴らせたとは云えない結果だった。
しかし、どう云う訳か、満足出来たとは云えないまでも4日の様な屈辱感もなく、再度挑戦する気になって引き揚げて来た

所で、帰宅後、対岸の釣り施設の釣果情報をチェックすると、一時は4,000以上もの釣果が21日には400内外まで減っているので、大きな群れが去って行ってしまったのかも知れない。

2017年釣行記(52) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:8月18日(金)
潮回り:中潮(↓↑)

場 所:UMKZ-P
釣 果:カサゴ x 3

同行者:単独

8月に入って、まるで梅雨の様に雨模様の天候が2週間以上も続き、釣りに行きたくても出られない状況。ニュースによると16日も雨の日が続いたのは40年振りとのことだが、前回の孤島’での屈辱的な結果から立ち直るには、丁度良いタイミング。これ幸いとばかりに釣りのことは忘れて、鉄道模型作りに専念していた。

そう過ごして2週間程経ち禁断症状が出始めた所で、天気予報をチェックすると、金曜日の夜は南寄りの風が4mと強目だが傘マークがなく、苦手な雨が降ることはない模様。それを目にした途端、釣りに行きたい気持ちがムズムズと湧いて来て、釣りの準備を始めた。
以前ならば、この条件を見ると迷わず孤島’にする所だが、人気場所だけに激混みになるのは必至な上、どうしても徹夜になってしまう。そこで今回は、釣り場の引き出しを増やすことを優先してUMKZ-Pでのアジング調査をすることにした。ここは、過去に地元釣り師に不愉快な思いをさせられたことがあって、以来避けて来たが、タチウオアジが出ているとの情報があったので、再度チェックして見ようと云う気になったもの。

16:30頃、自宅を出発。釣り場の駐車場には予定通り18:00過ぎに到着。

予報では南風が4mとのことだったが、岸壁ではそよ風程度で全く気にならない。しかし、流石に週末を控えた金曜日の夕方、しかも2週間振りの天気とあって、岸壁には一定の間隔でズラリとアングラーの背中が並んでいる。しかも、夏休み中なので子供連れも多い。空きを探して行ったり来たりして、男の子連れの親子の隣りにスペースを見付けて、潜り込ませて貰って何とか釣り座の確保に成功。

18:20頃、8320#1B1gのJHの組み合わせでキャスティングを開始。すると、その2投目か3投目。ボトム付近で軽くアクションを付けていると、コツッ。
情報に嘘はなかったと喜んでリーリングを始めたが、直ぐに抵抗することを諦めてしまうカサゴの挙動にガッカリ。

日没時刻の18:30を過ぎ、周囲が暗くなり始めてチャンスタイムの到来かと思ったが、これも期待外れで、全く音沙汰がない。辺りを見渡すと、タチウオ狙いのの電気浮子の灯りが点々と波間に漂っているが、釣れている気配は感じられない。

19:30頃、10m程離れた所に陣取っていた若者の歓声が聞こえて来たので、見ると丁度タチウオを抜き揚げた所。サイズ的にはもう一つの感がある様に見えたが、寄って来たと見えて、その後、ポツリポツリと揚がり始めた様子。
しかし、肝心のアジ様からのコンタクトは依然として感じられない。
タチウオが接岸しているのでアジ様が怯えて口を使わなくなっているのか、アジ様からの微かなコンタクトを感じられないのか。
こんな時、SGMRさんならどうするだろうか・・・・。
色々と考えたが、どうしても事態の打開には繋がらない。

20:30頃、アジ様が居るのか居ないのか判らないまゝ、スーパーの建物裏に移動を移動を敢行。
こちら側は街灯の光りが届かないので、タチウオも寄っていない筈で、そうであれば、逆にアジ様の寄りが期待出来るのではと思ったのだが・・・・

孤島付近では、アジ様が浮いていることは少ないのでボトム一辺倒だが、場所が変われば浮いていることだってあり得るだろうと5カウント刻みで表層からボトムまで探ったが、これも空振り。
こうなると、小生はお手上げ!!

結局、22:00頃に1.8インチのワームと変わらないサイズのロリ・カサゴを釣ったのを最後に、ウンともスンとも感じられなくなり、23:00前には気持ちも切れて、StopFishingとした。

帰り際に隣りでタチウオを釣っていた若者に、今後のために様子を訊ねてみた所、19:00頃の間詰め時、25cm程のアジ様がポツポツだが揚がっていたとのこと。
しかし、岸壁から20m程の距離で投げサビキだった由。
とすれば、距離の出ないショートロッドでのアジングは可能性が薄いのか・・・?

2017年釣行記(51) – AJ

2017年 Ajing 釣行記

日 時:8月4日(金)~5日(土)
潮回り:中潮(↓↑↓)

場 所:孤島’
釣 果:カサゴ x 5、ワリガニ x 1

同行者:FKGW、SGMR、(KKC、KRHR、THY、NKZT)各氏

今週の始めにチェックした予報では、週末に近い金曜日は強い風が吹くので、釣行は無理かと思っていた。所が、間近になると予報の内容が変わって、風は日付が変わってからは北寄りに変わるものの、当日中は南寄り。しかも一晩を通して1~2mと弱いとあり、この予報通りであれば充分釣りに行ける。
しかし、夜から翌朝に掛けて傘マークが付いている。前回、前々回とも傘マークにも拘らず雨が降に降られることもなく、アジングを楽しめたが、2度あることは3度あるなのか、それとも3度目の正直で今回は降るのか・・。窓を通して見る空は一面に黒い雲が覆っており、今回ばかりは予報通り降り出しそう。
所が、FKGW女史SGMRさんも釣行するとのこと。

彼らに触発された訳ではないが、来週は台風5号祝日のため釣行出来なくなる惧れがあるので、行くなら今晩しかない。更には前回SGMRさんに教えて貰ったトントントン・スーッ・パッを復習しておきたいと多少の雨でも行く気になって準備を開始。

遅れて来ると云うSGMRさんに先行して、16:00前にFKGW女史と二人、釣り場の岸壁に到着。週末を控えた金曜日で、しかも、夏休みに入っているのでアングラーは多いだろうと思っていたが、現場には黒鯛師が一人だけ。
ガラガラの釣り場で、FKGW女史第一Vゾーン、小生は第二Vゾーンに釣り座を構え、そして遅れて来るSGMRさんのためにに第三Vゾーンを確保して今晩の濱アジングを始めることにした。

空は不気味に暗い雲が覆っていて、降り出すのは時間の問題の様子。

風は予報通り南寄りが弱く吹いているだけで、この点は申し分ない所。
しかし、海には前回よりも強い濁りが入っていて、岸壁に当たった波の白い泡が薄茶色に染まっている。そして、その濁りを目を凝らして良く観察すると、味噌汁の椀の底に沈殿している味噌の様にモヤモヤとした雲状のものが、岸壁の壁に沿って3~4mの幅で帯になって続いているのが分る。そこで、少しでも濁りの薄い場所はないかと、岸壁を歩いてみた所、第三から第四Vゾーン方面が幾らか良く、小生が入った第二Vゾーン付近が一番濃い様に思えた。と云っても、50歩100歩。
敢えて場所移動をすることもなかろう
と思ったが、寧ろ、来なければ良かったかも・・・と、雨に濡れることを覚悟までして来た小生の気持ちは、キャスティングを始める前にも拘わらず、スーッと萎えてしまった。

一方、FKGW女史は、余り濁りを気にする様子もなく、いつもの通り早速キャスティングを始めている。
その内、濁りもなくなるだろうし、そうなれば釣れる様になる筈
半分、自身に云い聞かせる様にして、8326#1B1.5gのメタルジグを結んで、16:20頃キャスティングを始めたが、まるでコンタクトがありそうな雰囲気がない。そこで10分もしない内に1gのジグ単に切り替えたが、潮の変化も感じられない。

17:00少し前、SGMRさんが登場。
濱アジングの申し子の様なSGMRさんでも釣れなければ、アジ様が寄ってい来ていない証拠。彼が釣れば近くに寄っている証だと、最近では、すっかりパイロット・アングラーと化してしまったSGMRさんの様子を見ていると、第一出っ張りに移動して直ぐにロッドを曲げている。残念ながらこれは税金のカサゴだったが、暫くすると、ポツリポツリながらもアジ様を抜き揚げ始めたのは、流石としか云い様がない。しかし、やはり濁りの影響でアジ様の活性が低くて中々口を使わない状況の様子で、もう一つテンポが良くない。

18:00頃、NKZTさんと、KRHRさんが登場。
NKZTさん第三VゾーンSGMRさんの隣り、KRHRさん第三出っ張りに釣り座を構えてキャスティングを開始。するとその一投目、SGMRさんが云っていた通りNKZTさんは早くもアジ様をゲット。

20:30頃になって、KKCさんTHYさんが登場して来て、この夜のメンバーが確定。KKCさんには彼の爆釣ポイントである第二Vゾーンを譲り、小生は第二出っ張りに少しずれる様にして移動。

時間は経ったが、中々濁りがとれず、アジ様の活性は低いまゝの状況に、皆さん苦労している様子。しかし、それでも何とか引っ張り出していて、気が付けば、小生のみが本命を手に出来ていない。
何とかしなければ・・・と焦る気持ちもありながら、半分以上は諦めた気持ちを奮い立たせて、1匹だけでもとキャスティングを続けたが、濁りに加えて帯になって流れて来る潮の灰汁が気になって仕方がない。
釣れている時であれば、何も気にすることなく釣りに集中出来るのだが、
こんな状況では、周りの全てが気になり完全に負のスパイラルに落ち込んでしまう始末。こうなると、トントントン・スーッ・パッの復習も何処へやら、いつの間にか惰性の繰り返し。

更に、そんな気持ちに追い打ちを掛ける様に、夜半前には、遂に雨がシトシトと降り始め、メガネのレンズに小さな水滴がびっしり。こうなると、周囲がぼやけて見える様になって、この夜の釣りは事実上の終了。
後はひたすら夜が明けるのを待つだけになり、東の空が白み始める頃には、道具を片付けていた・・・・。

孤島修行の場になることは、これまでも何度もあったし、寧ろ満足出来る結果に終わったことは、数える程もなかったので、驚くに当たらず小生に取っては当たり前。
しかし、久し振りに感じるアタリに喜んでも、その主は小さなカサゴばかりで、アジ様からだと自信を持って云えるアタリが一度もないまゝ、ボーズに終わってしまった今回ばかりは、何故か、これまでになく惨めさを強く感じながら、家路に着いた次第。