2017年釣行記(51) – AJ
2017/08/04
日 時:8月4日(金)~5日(土)
潮回り:中潮(↓↑↓)
場 所:孤島’
釣 果:カサゴ x 5、ワリガニ x 1
同行者:FKGW、SGMR、(KKC、KRHR、THY、NKZT)各氏
今週の始めにチェックした予報では、週末に近い金曜日は強い風が吹くので、釣行は無理かと思っていた。所が、間近になると予報の内容が変わって、風は日付が変わってからは北寄りに変わるものの、当日中は南寄り。しかも一晩を通して1~2mと弱いとあり、この予報通りであれば充分釣りに行ける。
しかし、夜から翌朝に掛けて傘マークが付いている。前回、前々回とも傘マークにも拘らず雨が降に降られることもなく、アジングを楽しめたが、2度あることは3度あるなのか、それとも3度目の正直で今回は降るのか・・。窓を通して見る空は一面に黒い雲が覆っており、今回ばかりは予報通り降り出しそう。
所が、FKGW女史もSGMRさんも釣行するとのこと。
彼らに触発された訳ではないが、来週は台風5号や祝日のため釣行出来なくなる惧れがあるので、行くなら今晩しかない。更には前回SGMRさんに教えて貰ったトントントン・スーッ・パッを復習しておきたいと多少の雨でも行く気になって準備を開始。
遅れて来ると云うSGMRさんに先行して、16:00前にFKGW女史と二人、釣り場の岸壁に到着。週末を控えた金曜日で、しかも、夏休みに入っているのでアングラーは多いだろうと思っていたが、現場には黒鯛師が一人だけ。
ガラガラの釣り場で、FKGW女史は第一Vゾーン、小生は第二Vゾーンに釣り座を構え、そして遅れて来るSGMRさんのためにに第三Vゾーンを確保して今晩の濱アジングを始めることにした。
空は不気味に暗い雲が覆っていて、降り出すのは時間の問題の様子。
風は予報通り南寄りが弱く吹いているだけで、この点は申し分ない所。
しかし、海には前回よりも強い濁りが入っていて、岸壁に当たった波の白い泡が薄茶色に染まっている。そして、その濁りを目を凝らして良く観察すると、味噌汁の椀の底に沈殿している味噌の様にモヤモヤとした雲状のものが、岸壁の壁に沿って3~4mの幅で帯になって続いているのが分る。そこで、少しでも濁りの薄い場所はないかと、岸壁を歩いてみた所、第三から第四Vゾーン方面が幾らか良く、小生が入った第二Vゾーン付近が一番濃い様に思えた。と云っても、50歩100歩。
敢えて場所移動をすることもなかろう。
と思ったが、寧ろ、来なければ良かったかも・・・と、雨に濡れることを覚悟までして来た小生の気持ちは、キャスティングを始める前にも拘わらず、スーッと萎えてしまった。
一方、FKGW女史は、余り濁りを気にする様子もなく、いつもの通り早速キャスティングを始めている。
その内、濁りもなくなるだろうし、そうなれば釣れる様になる筈。
半分、自身に云い聞かせる様にして、8326#1Bに1.5gのメタルジグを結んで、16:20頃キャスティングを始めたが、まるでコンタクトがありそうな雰囲気がない。そこで10分もしない内に1gのジグ単に切り替えたが、潮の変化も感じられない。
17:00少し前、SGMRさんが登場。
濱アジングの申し子の様なSGMRさんでも釣れなければ、アジ様が寄ってい来ていない証拠。彼が釣れば近くに寄っている証だと、最近では、すっかりパイロット・アングラーと化してしまったSGMRさんの様子を見ていると、第一出っ張りに移動して直ぐにロッドを曲げている。残念ながらこれは税金のカサゴだったが、暫くすると、ポツリポツリながらもアジ様を抜き揚げ始めたのは、流石としか云い様がない。しかし、やはり濁りの影響でアジ様の活性が低くて中々口を使わない状況の様子で、もう一つテンポが良くない。
18:00頃、NKZTさんと、KRHRさんが登場。
NKZTさんは第三VゾーンのSGMRさんの隣り、KRHRさんは第三出っ張りに釣り座を構えてキャスティングを開始。するとその一投目、SGMRさんが云っていた通りNKZTさんは早くもアジ様をゲット。
20:30頃になって、KKCさん、THYさんが登場して来て、この夜のメンバーが確定。KKCさんには彼の爆釣ポイントである第二Vゾーンを譲り、小生は第二出っ張りに少しずれる様にして移動。
時間は経ったが、中々濁りがとれず、アジ様の活性は低いまゝの状況に、皆さん苦労している様子。しかし、それでも何とか引っ張り出していて、気が付けば、小生のみが本命を手に出来ていない。
何とかしなければ・・・と焦る気持ちもありながら、半分以上は諦めた気持ちを奮い立たせて、1匹だけでもとキャスティングを続けたが、濁りに加えて帯になって流れて来る潮の灰汁が気になって仕方がない。
釣れている時であれば、何も気にすることなく釣りに集中出来るのだが、こんな状況では、周りの全てが気になり完全に負のスパイラルに落ち込んでしまう始末。こうなると、トントントン・スーッ・パッの復習も何処へやら、いつの間にか惰性の繰り返し。
更に、そんな気持ちに追い打ちを掛ける様に、夜半前には、遂に雨がシトシトと降り始め、メガネのレンズに小さな水滴がびっしり。こうなると、周囲がぼやけて見える様になって、この夜の釣りは事実上の終了。
後はひたすら夜が明けるのを待つだけになり、東の空が白み始める頃には、道具を片付けていた・・・・。
孤島が修行の場になることは、これまでも何度もあったし、寧ろ満足出来る結果に終わったことは、数える程もなかったので、驚くに当たらず小生に取っては当たり前。
しかし、久し振りに感じるアタリに喜んでも、その主は小さなカサゴばかりで、アジ様からだと自信を持って云えるアタリが一度もないまゝ、ボーズに終わってしまった今回ばかりは、何故か、これまでになく惨めさを強く感じながら、家路に着いた次第。