2025年釣行記(13) – MB

2025年 Mebaring 釣行記

日 時:03月14日(金) 17:50~21:40
潮回り:大潮
(↓) 160→50cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : N.A.
釣 果:メバル x 8、カサゴ x 1
同行者:単独、(Dr.TJさん)

この日の風向きは15:00~20:00までは南々西だが、21:00頃には北北西に変わってしまうので、日没から釣り始めたとして実釣時間は2時間程しかない。高速道路を使って片道約1時間の道程を往復しても2時間しか遊べないのは、少々コストに合わない気もするが、しかし、
2時間でも釣りが出来れば・・・。
運が良ければ、風向きが変わる時間が後ろにずれ込むことだってあり得る。
と前向きと云えば聞こえは良いが、自身を誤魔化す理屈を付けて兎に角行くことにした。

現地到着は、17:30頃。
いつもの様に駐車スペースに車を乗り入れた途端、テール・ゲートを開けた黒のSUVの前に立っている人影が目に入って来た。
その瞬間、オッ、Dr.TJさんだ。やっぱり、来ていた!!
その思いはDr.TJさんも同じだったと見えて、小生が来ているのではないかと、小生の車を探したとのことで、期せずして二人の思いが一致したことに顔を見合わせてニヤリ。

この日もロッドはSoareXR改々をチョイスし、17:50頃、18番スポット付近からキャスティングを開始。
と云っても、可愛娘ちゃんが動き出すには未だ早過ぎるため、0.5gのJH0.3gのJHでの飛距離の具合を見ることにした。すると0.5gのJHでは丁度テトラ帯付近。0.3gのJHではその1~2m手前に着水することが確認出来た。更に、自作のビーズ・ルアー小も試してみたが、これは2.0g強の重さがあるので、テトラ帯よりかなり沖まで飛距離が伸びている。どちらにしてもこの日は追い風になる南寄りの風なので、距離が出ることは計算済みだが、MHR-KGNでは、向かい風になる北風の場合は入釣することはないため、アテにしても問題はないだろう。

飛距離の確認が終わった所で、ビーズ・ルアー小を先発に選んで、可愛娘ちゃんの居場所を探ることにした。
ビーズ・ルアージグ単の様な釣り方が出来るので気に入っている上、前回の様に渋い状況であっても何とかメバルを連れて来てくれることもあるので期待をしたのだが、反応は・・・・やはり、ない!
Dr.TJさんにもアタリがないと見えて、ドンドンと先に進んで行ってしまう。
小生はお気に入りのへの字カーブ付近で30~40分程粘って、ビーズ・ルアーをキャストし続けたがコツリとも反応がないので、ワームの釣りに切り替えることにした。
仕掛けは0.3gのJH0.5gの錘を使ったスプリット・ショット。風向きがクルクルと変わるので、少し重ためにして何とか風の影響を避けようと考えたのだが、状況は変わらず、可愛娘ちゃんからは何の答えも返って来ない。

2月中旬に20匹を超える釣果があったので、調子が戻って来たと思ったのだが、それは完全な糠喜びで、以降の釣果は精々1桁前半。この日も少しは調子が良くなっているかも知れないと根拠のない期待を抱いて来たのだが、正に絵に描いた餅

余りにも反応がないので、スプリット・ショットの錘を0.8gにしたり、錘を外してジグ単にしたりと、何とか可愛娘ちゃんの関心を得ようと色々と試して見たが、何をしても空振り。

そこで、最後の手段とばかりにラインを風に弱いPEを止めて0.4号のエステルに替え、0.3gのJHを使ったジグ単に徹することにした。以前にはこの組み合わせでメバリングを楽しんでいたので、これでも駄目なら諦らめも付くというもの。しかし、それでも反応は一向に返って来る気配はない。

この日の最初の獲物は、47番スポット付近で来たアベレージ・サイズのこので、時刻は実釣を開始して1時間以上も経った19:04のことだった。
この時はゆっくりとしたリフト&フォールを繰り返していた際に、ジワーと重くなったのでラインを張って様子を窺った所、生命体の反応が伝わって来たもの。恐らくワームを銜えたまゝ動かずにジッとしていたので、小生にはその瞬間が判らなかったのではないかと思うが、寄せに入っても只重たいだけでゴミを掛けたのではないかと思った程。しかし、抜き上げた獲物は紛れもない可愛娘ちゃんで何とかボーズが回避出来ヤレヤレと云った所だったが、釣れ方が釣れ方だけに、1時間も待ってやっと手にしたにしては嬉しさは半分と云うところ。

釣れ方には不満はあるものゝようやく活性が高くなって来た様子に期待をしたが、その後は又ダンマリの世界に戻ってしまった。

そこでへの字カーブ付近を諦めて蟹の横這い釣法Dr.TJさんを追うことにした。
しかし、可愛娘ちゃんが居る気配は何処にもなく、2匹目の獲物を手にしたのは19:3260番スポット付近のことだった。この時はキャストした後、糸ふけを取ってアクションを付けようとした所、その時には既にワームを咥えていたもので、1匹目も2匹目も釣れちゃった感満載。小生はどちらかと云うと掛けに行く釣りが好みなので、メバリングの面白さは殆んどないに等しく、しかも、単発と来てはこの日の勝負はついたも同然。

19:50頃、Dr.TJさんから着信があり、岸壁の東端でボトム・バンピングで3匹掛けたとの連絡が入って来た。
そこでこの調子じゃ何処に入っても同じだろうと思いながらも、久し振りに凸部の先に足を伸ばすことにした。
そして、以前楽しい思いをした凸部の角を試してみたが不発に終わり、そのまゝ進んで118番スポット付近でのこと。この時も余り期待をせずにボトム付近を通す様にしてゆっくりとリフト&フォールをさせているとモゾとした反応があって、ようやくこの日の3匹目をゲット。そして、それから間もなく120番スポット付近で同じ様にボトム付近でコツと4匹目を掛けることが出来た。
何れもアジの様なアタリでメバルとは思えない程微かな反応ではあったが、それでも何とか続いて来てくれたので今度こそは・・・と厭が上にも期待が膨らんで来る。しかし、次にコツンとハッキリとした反応でロッドを曲げてくれたのはトボケ顔のカサゴでがっくり。
その後は、またまたダンマリに戻ってしまった所で、折り返して来たDr.TJさんと連れ立って復路に入った。

その頃になると風はピタリと止んで、テトラ帯が大きく本体を海面から出す程潮位が下がったことを除けば、メバリングには持って来いの状況になった。しかし、肝心要の可愛娘ちゃんは何処に居るのか、さっぱり反応が返って来ない。

そんな状況下で20:56にこの日の5匹目を交通事故的に102番スポット付近でゲット。そして98番スポット付近で、21:0121:02に立て続けゲットし、この21:00前後の僅かな時間がこの日のハイライトだった。

そして、21:3249番スポット付近で、Dr.TJさんが追い付いて来るのを待ちながら、潮位が下がって浅くなったテトラ帯と岸壁の間を流していてコツン。結局、この日の最後の獲物となる8匹目が21cm程の良型だったが、この1匹を掛けた直後から北寄りの風が強く吹き出して来た。
予報より若干遅れた格好だが、北風の吹き出しと共に二人の気持ちは切れてしまって、21:40頃、StopFishingとした。

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19:04 1匹目 47番スポット付近
19:32 2 60番スポット付近
20:01 3 118番スポット付近
20:08 4 120番スポット付近
20:09 カサゴ
20:56 5 102番スポット付近
21:01 6 98番スポット付近
21:02 7
21:32 8 49番スポット付近

2025年釣行記(12) – MB

2025年 Mebaring 釣行記

日 時:03月11日(火) 24:40~26:30
潮回り:中潮
(↑) 90→130cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : N.A.
釣 果:メバル x 4、カサゴ x 1
同行者:単独

先週は来る日も来る日も北風が吹き、又、雨や雪が降る日もあって釣行出来ず仕舞い。何年か前までならば、風裏のポイントを求めてアチラコチラ徘徊していたものだが、昨今では寄る年波に負けて専ら足許に気を使わなくても良いMHR-KGNKMI’sしか行かなくなってしまった。となると、風向き次第では釣行を諦めざるを得ないことになる。
と云う訳で、先週は不本意ながら道楽部屋で悶々と過ごしていたのだが、週が変わった月曜日になって、ようやく南寄りの風が吹くとのこと。チャンス到来とばかりにその気になって潮回りをチェックすると、18:00以降の潮位は75cm以下で21:17の干潮時刻には25cmまで下がってしまう。となると、MHR-KGNでのメバリングには不向き。ならばKMI’sはどうかと云うと、アジングの幕開をするには早過ぎる。
結局、今回の釣行も諦めることにして、次回のために先の予報をチェックした。すると生憎の北風&雨の予報が続いており、こうなると今週も釣行叶わぬ公算が大で、釣行記録がない週が2週連続することになり、エイジ・シュート達成に影響が出て来る惧れが強い。
そこで、念の為、火曜日の早朝の風の具合をチェックすると、前日の月曜の夜と同じ南南東の3m/sで、潮位は午前0:00の75cmを底に以降は上げて行くので、行くとすればこのチャンスしかない。

現地到着は、24:25頃。
早速岸壁に出てみると、大きく海面から身体を出しているテトラ帯が点々と見え、風は感じるか感じない程度。月齢11.1の月は雲に隠れているため暗い岸壁を進み40番スポット付近に到達した所で、この日のメバリングを開始することにして準備に取り掛かった。

この日のロッドは、SoareXR
実は、MHR-KGNメバリング用にはSaltyStage Prototype XMBS-762ULSSを新しく導入して、これまでに何回か使ってみた。しかし、エクストラ・ファースト・テーパーの故かキャストした際の感触がもう一つしっくり来ず期待外れだった。
そこで、大いに迷ったのだが、ベイト・ロッドに改造したSoareXRを改造し直して元のスピニング・ロッドに戻して使うことにして、この日はそのSoareXRの再デビューの日。

SoareXRに使用するルアーの重さは0.6~6gとなっているので、0.3gのJHに0.5gの錘を使ったスプリット・ショットを組み、24:40頃、キャスティングを開始した。

いつものことで、キャスティングを開始して5~10分程の間は、その日の調子を占うことになり期待と不安が綯い交ぜになって、ドキドキものなのだが、この日はどうか・・・・・・・?

人影が全くない岸壁に一人立って期待のキャスティングを繰り返したが、まるで反応が返って来ない。前々回はパーフェクト・ゲームを喰らい、前回は僅か3匹の貧果だったので、ソロソロ調子が上向いて来ても良い頃だと期待をして臨んだが、案に相違して音沙汰がない。

この日、最初の反応があったのは実釣開始約30分後の25:11のことで、ポイントは46番スポット付近だった。この時は、風や波などの雑音があれば判らなかっただろうと思える程極々微かな違和感に半信半疑で軽く腕を煽って掛けたものだった。
サイズは17cm程のアベレージだったが、その日の初獲物はどんなサイズでも嬉しいもので、ボーズ逃れが出来てヤレヤレと胸を撫で下ろした。

ようやく可愛娘ちゃん達が動き出して来た気配に胸踊らせてキャスティングを繰り返したが、反応がない。そこで、岸壁と平行になる様にキャストし壁際を通す様にしてみた。すると直ぐにモソと答えが出で同サイズをゲット。時刻は25:15、ポイントは46番と47番スポットの中間付近で、この日の可愛娘ちゃんは壁際から離れていないと考えて、同じ様に壁際を通して3匹目を狙ったが、1回こっきりの単発に終わってしまった。
そこで、今度はボトム付近を狙ってみた。するとコン。しかし、針に掛かっていたのはトボケ顔のカサゴでがっくり。

その後は、表層、ボトム付近、壁際、テトラ帯よりも沖目を流しても、何も反応が返って来ない。
ワームが駄目ならプラグはどうかとBEAGLE-SSや前回反応があったFinluckMinnow30Swなども色々と試してみたが、悉く無視される始末で、どうしようもない。だからと云って、この日は凸部やその先にまで足を伸ばす気にもなれず、への字カーブ付近で粘っていた。

そうこうする内、見る見る間に潮位が高くなりテトラ帯の大部分が海中に沈んで見えなくなって来た。そんな海の様子を見ながらキャスティングを繰り返していて、自作のビーズ・ルアーをデビューさせた時に似ていると思い至り、駄目で元々とビーズ・ルアーの小に替えてみた。
すると、コツと反応があって、この日の3匹目をゲット。時刻は26:04、ポイントは49番スポット付近のことだった。そして、26:08に同じポイントで追加に成功。
ビーズ・ルアーの小が正解かと思ったが、反応が返って来たのはこれが最後でその後は全く反応がなくなってしまった。それでも、何とか居場所を見付けようとキャスティングを繰り返していると、キャストしたタイミングでゴソゴソとした感触があってラインの抜けが悪くなってしまった。
そこで、スプールをチェックしてみるとピョコンと飛び出したまゝ巻かれている箇所が目に入って来た。所謂バック・ラッシュなのだが、スピニング・リールでは初めての経験。
現場で解こうとしたのだが、ベイト・リールの場合と違ってどうにも出来ない。そこで予備のスプールに交換しようとしたのだが、こう云う時に限って持って来るのを忘れている。

と云う訳で、26:30頃、諦めてStopFishingとして2時間足らずの短いメバリングを終えて岸壁を後にした次第。

所で、この時期になるとビッシリと海面を覆って釣りの邪魔になる海藻だが、今シーズンは3月に入ったにも拘らず、殆んどない様に思える。流石に底を取ると海藻が掛かっては来るが、海面にはなく海中にもそれ程漂っている様子もなかった。
極々近視眼的な見方をすると、釣りをする身にとっては有り難いと云えるのだが、これが良いのか悪いのか・・・・。

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25:11 1匹目 46番
25:15 2匹目 46~47番
25:23 カサゴ 47番
26:04 3匹目 49番
26:08 4匹目 ↓

2025年釣行記(11) – MB

2025年 Mebaring 釣行記

日 時:03月01日(土) 17:55~21:15
潮回り:大潮
(↓) 178→100cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : N.A.
釣 果:メバル x 3
同行者:YTさん

前回の釣行から中一日しか開いておらず後期高齢者の身には少々きついが、南々西の風が4m/sとの予報に誘われて、前回喰らったパーフェクト・ゲームのお返しも兼ねてMHR-KGNに行くことにした。

17:20頃、YTさんの笑顔に迎えられて現地に到着。
YTさんは友人の息子さんにメバリングの手解きをするとのことだったので、一足早く岸壁に出ることにした。
岸壁に立ってみると風は殆んど吹いておらず、丁度、大潮の満潮時刻に当たっているためテトラ帯は海中に沈んでいていつもより広々と見える海は、早くも波もなく穏やかな春の海の様相をしていて、メバリングには持って来い。これで可愛娘ちゃんのご機嫌が良ければ、YTさんの小学生の弟子のデビューには最適だろう。

今回はSaltyStage Prototype XMBS-762ULSSのロッドを先発に選び、先ずは飛距離のチェックをすることにした。
と云うのは、小口径のガイドなのか、又はエクストラ・ファースト・テーパーなのかそれ以外にも原因があるか判らないが、飛距離が余り出ない印象がある。特に小生にとっては始めて手にするエクストラ・ファースト・テーパーのロッドは、キャストする際に、ルアーの重さをロッドに乗せている感覚がまるでなく、どうにも頼りなく思っていた。
たまたま、前々回の釣行の際、0.8gの錘を使ったスプリット・ショットを試した所悪くはなかったので、今回は明るい時間帯で改めて飛距離を確認しておこうと考えたもの。
そして、0.3gのJHに0.8gの錘を組み合わせてキャストしてみると、着水の波紋が広がるのは精々テトラ帯付近。距離にして10m程。1.1gの仕掛けなので距離的には、やゝ物足りなさは残るが、妥協出来る範囲。

と云う訳で、やはりルアーの重さをロッドに乗せている感覚はないものゝこの日はこのXMBS-762ULSSで通すことにして、17:55頃、42番スポット付近からこの日のメバリングを開始した。

時間的には可愛娘ちゃんが動き出す頃で、期待は充分。
直ぐにでも反応が返って来るだろうと高を括っていたがコツリとも来ず、数投しただけで前回と同じ状況が目の前にチラチラとし始める始末。
このままでは前回と同じ結果になってしまう。何とかしなければ・・。
そこで、スプリット・ショットに使う錘を少し軽い0.5gに替えて、ワームを漂わせる様にして見た。
すると直ぐに答えが出て、この日の最初の獲物をゲット。このは掛けた瞬間にバシャバシャと水音を立てて暴れたので、海面直下で喰らいついて来たのだろう。
サイズは21cm程のMHR-KGNでは良型の部類に属するもので、これはこれで嬉しかったが、寧ろこれで前回の二の舞を踏まずに済んだとホッと安心した方が大きかった。
ポイントは47番スポット付近、時刻は実釣開始後約30分程経った18:20のことだったので、ロケット・スタートではないものゝそれ程悪いスタートを切った訳ではないが、この時はこの30分が殊の他異様な程長く感じられた。

それでも、やっと可愛娘ちゃんが動き出したと期待に胸膨らませて後続を狙うと、コツッと反応が返って来る。しかし、どう云う訳か針掛かりしない。アレッ、しまったと思いつゝキャストを繰り返すと、やはり反応が返って来る。だが、空振り。こんな筈では・・・と思いつゝキャスティングを続けている内に反応がなくなってしまった。

仕方がないので、少し移動して18:5051番スポット付近で何とか2匹目可愛娘ちゃんをゲットしたが、後続がない。

こうなるとキャストする際にルアーの重さがロッドに乗らないことが、それが可愛娘ちゃんからのラブ・コールがないことには関係がないことは判っているものゝ、気になって来て仕方がない。八つ当たり気味だが、気になることは排除しておくに越したことはないと意を決してロッドを交換することにした。

そしてTenryu改を手に戻って来て、0.3gのJHを使ったジグ単での一投目。
モゾとした違和感で、この日の3匹目をゲット。時刻は19:3743番スポット付近のことだった。
Tenryu改0.3~0.5gのJHを使ったジグ単での釣りは、小生にとってはMHR-KGNでのメバリングの原点と云えるもので、原点回帰が正解だったと思ったのも束の間。それ以降は完全に梨の礫

これでは、わざわざ車に戻ってロッドを交換して来る必要もなかったと思い始めると、釣りを続ける気持ちはドンドンと小さくなって引き揚げるタイミングを考え出す始末。20:30頃、戻って来たYTさんに様子を尋ねるとやはり反応はなく、21:00頃に引き揚げるとのこと。
そこで、駄目元で久し振りにFinluckMinnow30Swを使ってみることにした。このプラグはMHR-KGNでは最強のルアーで、困った時に助けて貰ったことが過去に何度もある。しかし、最近はこの神通力もなくなったと見え、出番がめっきりと減ってしまったのだが、御守としてMHR-KGNでのメバリングには必ずバッグに入れて来ている。

このルアーを結んで何投目かのこと。いきなりコツンとハッキリと感じる反応が返って来た。それまで何も反応がなく、小生も惰性でキャストしていたので泡を喰ったが反射的な合わせが決まってやり取りを始めた。しかし、強い引きをいなしながら寄せに入った所で根に巻かれて二進も三進も行かず、結局、無念のバラシで獲れず仕舞い。
これで目が覚めてキャストを繰り返すと、コツと感じる反応がある。しかし、幾ら合わせを入れても針掛かりさせられない。何度か悔しい思いをしてようやく針に掛け、抜き上げようとした所で敢えなくフック・アウト。

結局、FinluckMinnow30Swでも可愛娘ちゃんをゲット出来ず、21:15StopFishingとして、YTさん達と共に釣り場の岸壁を後にして帰路についた。

この日は前回のリベンジも考えてのメバリングだったが、惨憺たる結果に終わり返り討ちにあった様なもので、前回にも増してフラストレーションが溜まる夜だった。
YTさんの小学生の弟子には、それこそ嫌と云う程メバルを釣って貰いたかったが、それも巡り合わせなので仕方がない。しかし、何とか1匹獲ったとのことで、魚を掛けた感触を味わうことが出来ただけでも良かったと云うべきだろう。

2025年釣行記(10) – MB

2025年 Mebaring 釣行記

日 時:02月27日(木) 17:25~20:30
潮回り:大潮
(↓) 160→40cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : N.A.
釣 果:メバル x 0、カサゴ x 1
同行者:単独、(Dr.TJさん)

昨今の天気予報は1週間先までの予報が出されているので、毎日チェックする必要はなさそう。しかし、それでもひょっとすると良い方向に変わっているかも知れない溺れる者が藁を掴む心境でチェックするのだが、やっぱり駄目か・・と溜息を付く毎日。この状態が続けば、今年の2月の釣行は3回だけに終わってしまうが、昨年も2月の釣行は2回しかなかったことを考えると、季節的なものなので仕方がないと諦めるしかない。
そんな所に南風が3m/sとの予報が目に入って来て、目の前がパッと明るくなりその瞬間に釣りに行く気になった。所が、潮回りをチェックするとこの日は大潮の下げ潮に当たっており、釣りをしている筈の時間帯の潮位は20:00頃には75cm、21:00頃には40cm足らずにまで下がってしまう。唯でさえ水深のない釣り場なのでこれでは釣りにならなず、どんなに頑張っても20:30頃には引き揚げざるを得ない。となると、実釣時間は最大でも3時間程しかない。
さて、どうするか・・・・?
若干逡巡する気はあったが、2月ももう終わりなので、兎に角行ってみようと車を走らせた。

現地到着は17:15頃。
いつもの場所にはテールゲートを開けた黒いSUVがあり、その陰で釣り準備をしているアングラーの姿が目に入って来た。その瞬間にDr.TJさんだと思ったが、BINGO。どうやらDr.TJさんとは思考回路が良く似ていると見える。

Dr.TJさんと連れ立って岸壁に立ち、小生は20番スポット付近、Dr.TJさんは少し先の23番スポット付近からキャスティングを始めた。

今回のロッドは、SoareXR改
最近はTenryu改SaltyStage Prototype XMBS-762ULSSなどのスピニング・ロッドばかりを使っていたので、久し振りにベイト・ロッドメバルの引きを楽しみたいと思ったもので、ハード・プラグを中心に展開し、場合によってはスプリット・ショットを試すことも予定して臨んだ。

時刻は17:25頃。
潮位は高くてテトラ帯の殆どが海中に沈んでおり、海は波もなく穏やかで、あちらこちらで潜水を繰り返しているカイツブリと思われる水鳥が見える。小魚などを追い掛け回しているカイツブリがウロウロとしていることは、メバルの餌になるベイトが居る証しになり、メバルも寄って来ていると考えられるが、一方ではカイツブリを警戒して活性が下がることも考えられる。どちらに転ぶか判らないが、余りウロウロとしては欲しくないお客さんだが、これも自然の一部なので仕方がない。

悪い影響がない様に!と願いながらキャスティングを続けたが、コツリとも反応がない。時間が進み周囲の暗さが増して来て、嫌が上にも雰囲気は良くなって来たが、可愛娘ちゃんからのラブ・コールはない。
少し先に進んだDr.TJさんソイを1匹掛けただけで、本命の反応はないとのこと。

可愛娘ちゃんは例え全く気配がない状況であっても、何かを切っ掛けに突然活性がが高くなって入れ掛かりになることも、良くあることで、そんなチャンスを逃さないためにもキャスティングを続けている必要がある。
時間的にも、実釣を開始してそれ程の時間は経っておらず、老いたりと云えども心身共に元気一杯。次こそは、次こそはと気合を入れてキャスティングを繰り返したが、全く音沙汰がないまゝ。

18:00頃、早くもハード・プラグに見切りを付けてスプリット・ショットに変更。この仕掛けは前回始めて試しに使ってみた所、極めて具合が良かったので、ベイト・ロッドで試そうと思っていたもので、目論見通りの結果であればベイト・ロッドの出番を増やせると考えた。

しかし、可愛娘ちゃん達はソッポを向いたきりで振り返ってもくれず、実釣開始1時間程でボーズの文字が目の前にチラチラして来る程何も反応がない。
それでも、我慢をしてキャストしていると、プルプルとこの日初めて感じる生命体の反応があった。やっと来てくれたか・・・と喜びながら抜き上げてみると、針にぶら下がっていたのはトボケ顔のカサゴで、時刻は18:27、ポイントは43番スポット付近のことだった。
本命ではないが少し魚が動き出して来た証拠だと気持ちを切り替えて可愛娘ちゃんを狙ったが、への字カーブ付近でも反応は皆無。この日は釣りが出来る時間は余りないため、釣れないのに悠長に一箇所で粘るのは考えものとばかりに、先に進んでいたDr.TJさんを追い越して凸部の先にワープ。

しかし、こちらサイドでも可愛娘ちゃんの気配は全くなく、そうこうしている内に潮はドンドンと低くなってテトラ帯が大きく身体を海面から出す状況になって来た。何年か前にはこんな状況でも、可愛娘ちゃん達は遊んでくれたものだがそれは夢のまた夢で、反応が返って来る雰囲気は全然感じられない。

岸壁の端にまで足を伸ばしたDr.TJさんが戻ってきた頃には、小生のやる気はゼロになり、事実上のStopFishing。その後はDr.TJさんの釣りの様子を見ながら戻り、20:30を回った頃、釣り場を後にして帰路についた次第。

この日は大潮の下げの時間帯に当たり実釣時間は少ないとは云え、月光のない新月だったので、メバルの活性は高い筈。つ抜け位は・・と獲らぬ狸の皮を数えて臨んだが結果はアタリ一つもないパーフェクト・ゲーム
この所、少し調子を戻して来た印象があっただけに、納得し難い結果で、フラストレーションを目一杯溜め込んでしまうMHR-KGNでのメバリングだった。

2025年釣行記(09) – MB

2025年 Mebaring 釣行記

日 時:02月15日(土) 17:30~21:30
潮回り:中潮
(↑↓) 150→163→100cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : N.A.
釣 果:メバル x 21
同行者:YTさん、(Dr.TJさん)

前回は、8~9m/sの強風が吹くとの予報の中敢えて強行した結果、満足にロッドを振ることも出来ず、フラストレーションを目一杯溜めてのご帰還だったが、この日は南風が3~4m/sとMHR-KGNでのメバリングには持って来い。
しかし、この日は生憎の土曜日。小生は平日釣行派なので基本的に土日祝祭日の釣行は控えているのだが、冬季には余りない南風が吹くチャンスであり、前回の雪辱も果たしたい。そこでMHR-KGは全長2kmもある釣り場であるため現役組を邪魔することにはならないだろうと誠に都合の良い理屈を付けて、土曜日釣行を敢行することにした。

16:50頃、現地に到着。
この日のロッドは、久し振りのSaltyStage Prototype XMBS-762ULSS。このロッドは以前にも何度か使ってはみたのだが、スピニング・ロッドにも拘らず飛距離が出なかったので少々敬遠気味だった。しかし、少しクセが強いので慣れが必要なのかも知れないと考え直して敢えて持ち出して来た次第。

と云う訳で、早速、岸壁に出て試しに0.5gのJHを結んでキャストしてみると、やはり飛距離が出ていない。ロッドにはLure:0.2~8gと書かれているので問題はない筈だが、これではストレスが溜まってしまう。
そこでロッドをTenryu改に交換するために車に戻った。すると小生が到着した時にはなかった黒のSUVが近くに止まっており、その陰で釣り支度をしているDr.TJさんの姿があった。氏も南風の予報に誘われてやって来たとのこと。釣り人の考えることは皆同じだなぁなどと話しながら、彼の釣り支度が終わるのを待っている所に、YTさんも合流して3人揃って岸壁に出た。

そして、Tenryu改でキャスティングを始めたのだが、どう云う訳かXMBS-762ULSSが気になって仕方がない。プラグであれば何とか使えるかも知れないので、プラグ縛りで通そうと考え直して、又々ロッドを交換をすることにした。

と云う訳で、行ったり来たりを繰り返した後落ち着いてキャスティングを始めたのは、到着後40分も経った17:30頃。ルアーは自作のビーズ・ルアーの小。このルアーは2g程あるため飛距離はソコソコ出ており、この点でストレスを感じることはなさそう。

この日の口開けの1匹をゲットしたのは、丁度18:00。ポイントは36番スポット付近のことで、ジワーッとルアーを抑え込む様な反応だった。サイズは17cm程のアベレージだが、思い描いた流れで得た結果だったので大満足。

これを皮切りにと期待をしたが、後続はない。それでも色々とプラグを変えて可愛娘ちゃんの気を惹こうとしたが、何も反応が返って来ない。
そこで駄目元でAmazonで見付けた4個で\990のルアーの内のクリアーを使ってみた。このルアーは過去に1度だけ使ってみた結果、浸透した海水にウェイトが錆びて内側が黒くなってしまい、最早クリアーとは呼べないものでテトラ帯の餌食になっても惜しくはないので敢えて動員してみた。
すると、思い掛けずいきなりの反応があって、この日2匹目の可愛娘ちゃんを連れて来てくれた。時刻は18:24、ポイントは40番スポット付近だった。そして、その直後にバラしたのを最後に反応が消えてしまった。

この日はプラグで通そうと考えてロッドをXMBS-762ULSSに替えたのだが、頻繁にロッドを曲げているYTさんを隣りに見ていると、やはり反応がないのは寂しい。
そこで、君子豹変す大人虎変手のひら返しと色々と云い方はあるが、趣旨変更とばかりにプラグを止めて0.5gのJHを使ったジグ単に替えてみた。すると直ぐに答えが出て、18:3518:3718:40と立て続けにゲット。しかし、距離が出ていないので、リーリングして可愛娘ちゃんを誘い出す暇もなく、直ぐに足元にまでJHが戻って来て面白みに欠ける。距離を稼ごうとJHを重たいものに替えると、反応しなくなってしまう。

どうしたものか・・・・?
プラグに戻すか、飛ばしウキを使うか・・・・?
この日はプラグへの反応は余り良くなさそうだし、飛ばしウキは今シーズンはもう一つしっくりと来ない印象がある。そんなことを考えながらキャスティングを繰り返しいて、ふとスプリット・ショットはどうかと思いついた。
スプリット・ショットは知識としてはあったものゝ、全く実践したことはなかったので若干不安だったが、思い立ったが吉日とばかりに試してみることにした。
そして、0.3gのJHから30~40cm程離した位置に0.8gの錘を噛ましたスプリット・ショットを組んで試してみた。すると飛距離はソコソコ出ている上、操作感もあって甚だ具合が宜しい。飛ばしウキがもう一つというのはこの操作感が殆んどなく釣った感が乏しいことが理由なので、大げさに言えば目からウロコの印象で、以降はこれで行くことにした。

その後はYTさんと付かず離れずの距離を置いて並んでメバリングを楽しんでいたが、20:30近くになった頃(?)から雨が降り出して来てしまった。予報では夜遅くなって降り出すとあったため、こんなにも早くから降って来るとは予想もしていなかったので面喰らったが仕方がない。戻りながらキャスティングを繰り返していたが、徐々に弱くなり遂には止んでしまった。ヤレヤレと安心したのも束の間で21:00を回った頃になって、又々雨が降り出して来た。しかも今度は弱くなる所か粒が大きくなり瞬く間に本降りの様相になり、アッと云う間にびしょ濡れ。堪らず岸壁の先にまで足を伸ばしたDr.TJさんに断りの連絡を入れて、21:30頃、一足早くロッドを畳んだ。

所が、この雨。極々局地的なものであったと見えて、少し走り高速に乗った頃には上がってしまい、最寄りのPAでは地面も濡れておらず雨の形跡は皆無。
ひょっとすると、少し待っていればと思ったが・・・・・。

この日の収穫はスプリット・ショットが使えることが判ったことで、これでXMBS-762ULSSが使える目処が立ちお蔵入りさせなくて済んだ。更には、ベイト・ロッドでも使えそうな気がするので、次回はベイト・ロッドで試してみようと思う。

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18:00 1匹目 36番 19:40 11匹目 54番
18:24 2 40 20:03 12 56
18:35 3 45 20:08 13 56 23cm
18:37 4 20:15 14 60
18:40 5 20:17 15
19:09 6 52 20:25 16 61
19:25 7 59 20:27 17
19:29 8 52 20:28 18
19:33 9 54 20:34 19
19:36 10 20:52 20 49
21:10 21 42

 

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