2021年釣行記(64) – TC

2021年 Touching 釣行記

日 時:11月04日(火) 16:50~21:30
潮回り:大潮(↓)
場 所:UMB-FP
釣 果:タチウオ x 5
同行者:単独

今回は、ソロソロ終盤戦に近づいている刀狩りをする積りで、天気予報をチェックすると、釣り場付近では北風が吹くとのこと。北からの風となると、左から右への横風になって釣り難くなるので、出来れば追い風になる南西の風が吹いて欲しい所だが、1m程度と弱いので何とかなりそう。
と云うことで、UMB-FPでの刀狩りを決行することにした。

現地に到着したのは16:40頃。
直ぐに道具を手に岸壁に出たが、祝日でもない木曜日にも拘らず、相変わらず大勢のアングラーがロッドを振っていて、釣座を確保するのに難儀しそう。
彼らの様子を見ながら、奥に進んで、岸壁の中程の第二ボラードの少し先に何とか入れそうな場所を見付けた。そこで、先行者に断ると、どうぞ。私は餌がなくなったので、引き揚げますから、後に入って下さいと気持ちの良い返事が返って来た。
有難うとお礼を云いながら、その小柄なアングラーをよくよく見ると、何と若い女性アングラー。最近は、釣り場で女性をアングラーを見掛けることも珍しくなくなったが、その殆どがパートナーの男性と一緒で、女性独りと云うのは余りお目に掛かったことがない。随分と世の中も変わったものだ!!

有り難く彼女の後に釣座を構えさせて貰って、キャスティングを開始したのは16:50頃。タックルは例によってSephia S809M/Fのロッドに快適テンヤSSSSサイズ

風は、予報とは違って殆ど感じない程度の微風で、11月に入ったと云うのに、少し暑さを感じてしまう程。海には波もなく穏やかで、釣りはし易そう。

この日の日没時刻は16:44なので、17:00を回った頃には、夜の帳が降りた様な雰囲気が漂って来ており、いつタチウオからのコンタクトがあっても可怪しくはない。
期待をしながら、キャスティングを繰り返したが、反応が感じられない。寄って来れば、コンタクトはある筈と思いながらも、シーズン終盤に差し掛かっている筈なので、このまゝアタリ一つなく終わってしまう様に思えて来る。

17:20頃、キャストして軽いリフト&フォールを2~3回繰り返した所で、この日初めて曰く云い難い違和感が伝わって来た。これは合わせを入れる程でもなかったが、その次のキャストで、今度はコンとはっきりと感じられるアタリ。
来た!!
と思って合わせを入れたが、残念ながら、魚体に針が触れた感触だけを残して空振り。ようやく、タチウオが回って来たとキャスティングを繰り返し、集中してコンタクトを待ったが、以降は全くの音無しの構え。
黒い海面に漂っている赤や青の電気ウキの灯りにも、海中に引き込まれる様子は見えず、キャストしては軽いリフト&フォールをしながら回収し、又、キャストすると云った単純作業の繰り返し。
コンと伝わって来る小さなアタリにタイミング良く反応が出来、合わせも決まって針掛かりさせた瞬間、まるで根掛りでもした様にロッドがガツンと止まる瞬間、アドレナリンが噴き出してくる感覚が忘れられないので、飽きずに続けられる単純作業だが、こんなにも長い時間に亘って何も変化が感じられないと、徐々に集中力が抜けて来る。

そして、18:50頃のこと。
集中力が抜けた状態で、惰性のリフト&フォールを繰り返し、直ぐ足元にまで回収して来た時、いきなりロッドを引っ手繰って行く様な強いアタリでこの日初の獲物を手にすることが出来た。

交通事故の様な向こう合わせで掛かって来たので釣れちゃった感満載。しかも、ギリギリ指3本と云ったサイズの最近では細いタチウオなので、物足りない1匹だが、何とかボーズを逃れてホッと出来たと云うのが正直な所。

1匹獲れたので一息付くことは出来たが、例によってその後は完全に音沙汰なし状態に陥ってしまい、気持ちが切れてしまうのは時間の問題。
しかし、夕方の早い時間から始めたので、かなり時間が経っている様に思えるが、時計を見ればまだ20:00前。このまゝ引き揚げるには、マダマダ早い。
周囲を見渡すと、小生が入りたかった第一スロープ付近の電気ウキの灯りも見えなくなっている。そこで、気分転換を兼ねて場所を移動することにした。

すると、移動後の2~3投目で答えが出て、2匹目を確保。しかし、サイズは指3本にも満たないベルトの様な細さで、がっかり。
太さの面では不満は残るが、それからの約1時間程の間は、ポツリポツリと反応があって21:00頃までに4本追加に成功。その他に獲れなかったアタリや、途中でバラしたものも幾つかあったので、20:00から21:00までの1時間が、この日のハイライトで、愉しい時間帯だった。

所で、この日の獲物は精々指3本と云った所で、これまでより一回り細いものばかり。自宅で捌いてみると、全て真子を持っていないオス。
カマキリや蜘蛛、魚の中にもオスよりもメスの方が体格が良い例があるが、タチウオもメスの方が大きいのだろうか?

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