2016年釣行記(48) – AJ

2016年 Ajing 釣行記

潮回り:大潮(↓↑)
場 所:孤島’
釣 果:アジ x 30、カサゴ x 1
同行者:SGMRさん、HSMTさん
(YSKWさんとその友人、KIさん、IMIさん)

今週の前半も台風のために釣行出来ず、釣行回数の増加ペースがガクンと落ちてしまったまま、月も変わってもう9月。歳の数だけ釣行すると云うエイジ・シュート達成のためには残る4ヶ月で23回。内、1回は今回の釣行で消化したので22回。月平均5~6回の釣行で達成出来る計算だが・・・・。

週末を控えた金曜日なので釣り場は大勢のアングラーで賑わうことは必至。そこで、向かい風となる北東ないし北北東の風の予報だが、少しでもアングラーの少ない孤島’に行くことにした。

現地到着は16:00過ぎ。今回、SGMRさんは仕事のため17:00過ぎになるとのことなので、小生独りで先乗り。
重たいクーラーを手に長い岸壁を奥に進んだが、残念ながら第1Vゾーンには先行者の姿がある。仕方がないので、その手前の第2Vゾーンに釣り座を構えることにして荷物を降ろしたが、着いた時には息はゼーゼー。
孤島’は海面からの高さが余りないので、小生は好きな釣り場だが、重い釣り道具を運ばなければならないこの往復が最大の難点。と云っても、足許に不安のないコンクリートの岸壁なので、ゴロタ浜などには比べ様もない程楽な筈なのに、これも年老いたせいか・・・・・。

予報通り北東の風が斜め右前方からかなり強めに吹いて来ており、海は小さな三角形の波が一面に立っていて、ザワザワと落ち着かない。その上、水の色は先週と同じ様に黄土色に濁っていて、雰囲気はもう一つ良くない。

ゆっくりと支度をして、Emeraldas改のロッドに、強い風を考慮して重た目の1.8gのJHの組み合わせで、17:00少し前にキャスティングを開始。これまでの経験では、日没前の明るい時間帯には、遠投して20カウント程沈めた中層でコンタクトして来ることが多かったので、今回もそのレンジを何度か通したが、今回はコンタクトなし。
AJ-2016-03217:00を回った頃、徐々に棚を深くして30カウント。アクションを繰り返して丁度真ん中付近にまでJHが来た所で、クンとこの日最初のコンタクト。

アジンガーにあるまじきことだが、アタリがあるとは思わなかったので、これには手が出なかった。言い訳をさせて貰えれば、波立っている海と、右前方から吹いて来る強めの風のために色々な雑音が多くて、その中にあったアタリがアジからの信号とは判らなかった次第。しかし、ラッキーなことに、追い喰いのアタリがあって、ボーズ逃れの嬉しい一匹。

この日の最初の釣果の写真を撮っている所に、SGMRさんHSMTさん、それに大阪から来たIMIさんの3人が揃って登場し、その撮影現場を目撃。図らずも彼らをくすぐる最高の餌となったと云う訳。彼ら3人は、Vゾーンを挟んで反対側に並んで陣取り直ぐにキャスティングを開始。

最初の1匹を獲った後は、暫くアタリが遠くなり交通事故かと思ったが、その内アタリが復活。風や波の雑音が多くても、一度獲っているので二度目以降は迷いなく合わせを入れることが出来た。しかし、何故かバラシが多い。掛けて寄せて来る途中でフッとロッドが軽くなったり、抜き揚げる途中でポロリと落としたり。3~4回、連続でそんな状態。

18:00頃、KIさんが登場。彼は独り離れて第4Vゾーン付近に釣り座を構えている。まぁ、彼程の腕前になると弘法、筆を選ばずではないが、ポイントは余り気にしないのだろう。事実、今回も釣りまくり頭を取った由。

予報では、日付が変わってからとなっていた風向きが、それよりもかなり早く20:00を廻った頃から真正面からの北に変わって来た。と云っても、海面からの高さもないので、気にする程のことはなかったが、それよりもこの日のアタリの出方が気に入らない。パタパタとアタリが続いたと思ったら直ぐになくなり、次の回遊を待つ状況で、どうも群れの規模が大きくない様子。
しかし、サイズの面では23~25cm揃いで、この点は申し分のない所。

20:30頃なって、YSKWさんとその友人が登場して、本日のメンバーが出揃った格好。

22:00頃のことだったと思うが、YSKWさんは、大阪から来たIMIさん濱アジの美味さを味わって貰おうと、まな板、出刃、ワサビに醤油、紙の皿まで持参の上、釣れたばかりの濱アジを裁く実演会を開催し、見事な腕前を披露。続いてKIさんも・・・。
皆さん、釣りが上手いだけではなく、料理の腕前も玄人裸足で、男子厨房に入らずを実践して来た昭和時代の小生は、只々感心するばかり。

北風は一向に収まる気配もなく、最初の内こそ気持ち良く感じていたが、絶え間なく吹かれ続けていると、徐々に寒さを感じる様になり、素足にクロックスのつま先は冷たくなる位。シャツの前ボタンを留め、遂には、バッグに潜ませていたラッシュガードを引っ張り出した程で、文字通り季節の進み具合を肌で感じた一晩だった。

結局、この日は小さな群れの回遊を待つ釣りだったが、2:00過ぎには30匹を達成。
その後は数を伸ばすことは出来ず、他のメンバー程の釣果も得られなかったが、自分なりの釣り方でソコソコの結果を出すことが出来て、非常に満ち足りた気分でStopFishingとすることが出来た。

所で、先行者の御仁だが、御年78歳とのことで、前回の80歳の御仁と云いこの御仁と云い、小生もかなり高齢の身分だと自覚はしているが、まだまだ先輩方が元気に釣りを楽しんでおられるのを、目の当たりにして大いに元気付けられた次第。
しかも、今回お会いした御仁は一睡もせず貫徹をされた由で、脱帽!!!

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