2025年釣行記(55) – TC
2025/08/26
日 時:08月26日(火) 18:30~22:00
潮回り:中潮(↓) 184→110cm
場 所:MHR-KGN
海水温 : n.a.
釣 果:タチウオ x 2
同行者:KRKZさん
今回は、MHR-KGNで久し振りにKRKZさんとのコラボ刀狩り。
現地には18:10頃に到着。
この日の日没時刻は18:17なので、直ぐにでもゴールデン・タイムに入ってしまうタイミングのため、急いで道具をキャリヤーに積み込んで岸壁に出たが、驚いたことにアングラーの姿が全く見えない。日中は酷い暑さで、しかも釣れないから誰も出て来ないと云う地元の年配者の言葉を思い出すが、それにしても全然居ないと云うのは少し異様な感じがする。
今日はどうだろうか・・・・?
釣りをする前は、いつも大なり小なり不安な気持ちがあるものだが、誰も居ない釣り場を目の前にし、しかも、前回パーフェクトを喰らっただけに、不安な気持ちが一層強くなって来る。
と同時に、今度こそは・・・とリベンジしてやろうとする気持ちにもなるのがアングラーなのだが。
誰も居ない岸壁を一人ゴロゴロとキャリヤーを引っ張って26番スポット付近に到着。今回もこのポイントに釣り座を構えて、所用のため到着が19:30頃になると云うKRKZさんを待つことにして、周囲の様子を見ながら準備に取り掛かった。
風は5~6m/sの予報通り稍強めに吹いて来ているが、残暑とは名ばかりの酷暑・猛暑の毎日なので、例え夜間の釣りであっても、風が吹いている方が寧ろ凌ぎ易くて有り難い。時刻は満潮時刻(18:41)直前のため、潮位は184cmと非常に高くテトラ帯は完全に水没していて海が広く見える。
今回のタックルは、スピニング・ロッドのSephia S809M/F、0.8号のPEライン、快適波止テンヤSSのS(15g)を組み合わせたもので、18:30頃、キャスティングを始めた。
小生は、刀狩りでは10~11gの重さのテンヤが最も扱い易いと思っており、状況によって軽くすることはあっても、根掛かりリスクの高いMHR-KGNでは、重くすることは滅多にない。と云う訳で、普段であれば11gのテンヤを選んでいる所だが、今回は前回の結果を受けて虎穴に入らずんば虎子を得ず。敢えて重たいテンヤを選んで、沖目の深いレンジを狙ってみようと考えた。
と云う訳で、キャストして15カウント程沈めてから軽くリフト&フォールを繰り返しながらリーリングを開始。しかし、無反応。次は10カウントそして5カウント、カウントなしとレンジを変えて探ってみたが、まるで反応が返って来ない。そしてキャストする方向を変えて扇状に同じことを繰り返したが、これでも梨の礫。
こうなると、実績のない15gのテンヤでは心許ない。直ぐにいつもの11gのテンヤに替えてみたが、やはり反応は返って来ず、ものの30分も経たない内に、今日も駄目かも知れないと弱気の虫がむくむくと頭をもたげて来る。
19:20頃、KRKZさんがようやく到着。
短い挨拶の後、KRKZさんは24番スポット付近に釣り座を構え、二人並んでの刀狩りを始めた。
前回の様に、何も反応がないのに、一人黙々とロッドを振り続けるのは辛いものがある。しかし、仲間が近くに居るとそんな場合でも息抜きも出来るし、気分転換も出来る。
状況を確認し合いながら、気分を新たにキャスティングを繰り返したが、相変わらず何も反応がなく、全体的に生き物の気配が感じられない。
タチウオは回遊魚なのでルートを外していなければ、いつかは必ず回って来る筈で、過去に釣果を上げていることからしても、ルートを外しているとは考え難い。しかし、回遊に当たらないとあれば、こちらから探しに行くのも手。
大きくは動けないものゝKRKZさんは28番スポット付近にプチ移動してロッドを振り始めた頃、斜め左後方から吹いて来る風に乗せてキャストし、いつもの様に軽いリフト&フォールを繰り返していた。すると、海中に没しているテトラ帯付近にテンヤが差し掛かったと思われる頃、何の前触れもなくコツと感じる反応があった。
その瞬間、まるで、無の境地で敵の太刀筋を避ける剣豪の様に腕が勝手に動いて見事に針掛かりさせて本命のタチウオをゲット。サイズは指3本強のこの時期にしては良型で、時刻は19:48のことだった。
タチウオは群れで回遊しているので、これを皮切りに後続をと期待したが、これは一匹狼だったと見えてその後はまた何も変化がない。
KRKZさんは沖目で一度魚信があったものゝその後はないとのことだが、休むことなくキャスティングを続けており、小生も触発されて2匹目のタチウオを狙ってキャスティングを繰り返した。しかし、努力に見合う結果は返って来ない。
魚信がないまゝ時間だけが経って、ギリギリ指3本サイズの2匹目をゲット出来たのは30分後の20:25。これも1匹目と同じ様に沈んだテトラ帯の際で掛けたもので、今度こそ群れで回って来たのではと思ったが、これも期待外れ。
その後も、二人共一瞬のチャンスも逃してはならじと、いつ返って来るかも知れない魚信を期待して立ち位置を替えてタチウオの居場所を探ったが、見付けられず仕舞い。
結局、キャスティングを続けるのが厭になる程疲れを感じて来たので、小生は22:00頃StopFishingとして片付けに入り、その後はKRKZさんの刀狩りを見ながら情報交換をして、22:30頃(?)帰路に着いた。
と云う訳で、刀狩りを楽しむことも出来ず、疲れだけが残る釣行だったが、近くのUMB-FPでも最近はタチウオの釣果が上がっていないとのこと。となると、この付近から群れが居なくなったのかも知れず、いつ戻って来るか?
戻って来るまでは、夏枯れのこの時期、狙うものがない。
どうするか・・・・・。
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