2024年釣行記(79) – AJ
2024/12/06
日 時:12月06日(金) 16:00~22:20
潮回り:中潮(↑↓)
場 所:KMI’s
海水温 : 16.2℃
釣 果:アジ x 21、カサゴ x 1、サバ x 1
同行者:単独、(SMT、KMI、ICNH各氏)
前回の記念すべきエイジ・シュート達成となるべき78回目の釣行では、腕には天と地ほどの差があることを、SMT仙人に嫌と云う程思い知らされてしまった。足元にも及ばない程の差を付けられて、これはこれでショックだったが、蟹は甲羅に似せて穴を掘る。自分なりに自身の技量の範囲内でアジングを楽しめれば良いと思い直して、マタマタ、KMI’sに行くことにした。
と云っても、前回が月曜日の釣行だったので、木曜日に行くのが順当な所ではあるが、木曜日はSMT仙人も顔を見せる公算が大きく、そうなると月曜日の二の舞いになる惧れが強い。
幾ら何でも2回連続して打ちのめされるのは勘弁願いたい。
と云う訳で、敢えて1日ずらして、翌日の金曜日にしたのだが・・・。
現地には、少し早めの15:20頃に到着。
岸壁に出てみると、入り口には若者ルアー・マン、救命浮輪付近には年配のアングラー、そして最奥にはNKYMさんが入っており、お気に入りポイントは塞がっている。
さて、どうするか・・・・。
幸い年配のアングラーとNKYMさんとの間は、少し広めに空いているので、二人の間に釣り座を構えさせて貰うことが出来た。そして、持ち込んだSoareXR改とSaltyStage改の2本のロッドにリールをセットし、ラインを通したりして準備をしていると、一人のアングラーが岸壁に入って来るのが目に入って来た。
遠目に顔はハッキリと見えないが、黄色のジャケットには見覚えがある。
アレッ、ヒョットしてSMT仙人・・・・?
ニコニコ笑いながら近付いて来たアングラーは、紛れもなくSMT仙人その人で、これには思わず苦笑いをしてしまった。挨拶の後、SMT仙人は入り口の若者の隣りに入るとのことで、戻って行き、前回とは逆に小生は最奥付近、SMT仙人は入り口付近に陣取って、この夜のアジングをすることになった。
16:00頃、SoareXR改を先発に選んで、キャスティングを開始。
この時の仕掛けは、スロー・シンキング(SS)の飛ばしウキに0.6gのJHを組み合わせたものにした。と云うのは、昨年の今頃は、アジは沖目に付いている場合が多かったので、長目のロッドで少し沖の中層から上層にかけてを狙う積りで採用したもの。実際には、夕間詰めを過ぎて反応がなくなった時に、広範囲を探る場合の出番を考えており、その時のために、飛距離や飛ばしウキの沈み具合などを確認することが主目的のキャスティングだった。
日没時刻までは30分程あって、アジが回って来るまではまだ時間があり、反応が返って来ることも考えられず、事実、何も反応がないまゝ日没時刻を迎えた。そこで、予定通りSaltyStage改にロッドを持ち替えて、0.8gのJHにSSシステムを組んで、アジングを開始することにした。
時間的には、いつアジからの反応があっても可怪しくはない時間帯に入って来たが、気配がない。
今日は駄目な日に当たってしまったのか知れないと若干不安に思いつゝキャスティングを繰り返していると、周囲の光量が落ちて行きすっかり暗くなった17:03にこの日初めての反応が返って来た。
情けないことに、どの様な反応だったのか思い出せないのだが、獲物は20cm超の良型の本命だった。
豆アジであれば、背後で物欲しそうにジッと待っている黒猫にプレゼントする積りだったが、立派なサイズだったので、お土産用に始末をして後続を狙った。
2匹目は10分程後の17:12に抜き上げた20cmクラスの良型で、テンポは余り良くはないが、この調子が続いてくれたら、何とかお土産は確保出来ると捕らぬ狸の皮算用。しかし、3匹目を掛けたのは、それから30分近く後の17:39で、しかも豆アジでガックリ。
その頃、KMIさんとICNHさんが連れ立ってやって来て、KMIさんは引き揚げる所だったYMNKさんに入れ替わって最奥に入り、ICNHさんは更にその奥に入って、3人並んでアジングをすることになった。
この二人によると、入り口付近のSMT仙人は、その時点で既に6匹の釣果を挙げているとのこと。弘法筆を選ばずと云うが、流石に仙人ともなるとポイントを選ばず、何処に入っても良い成績を上げるんだなぁと痛く感心した次第。
翻って、小生の方は、その後も忘れた頃に単発で返って来る反応を拾って、19:20にやっとの思いで7匹目をゲット。この時点では、テンポが悪くて時間は掛かるが、何とかつ抜けは出来るだろうと思っていた。所が、この7匹目を最後に、ピタリと反応がなくなってしまった。
それでも、一縷の希望を胸にキャスティングを続けたが、何事も起こらず時間だけが過ぎて行き、20:00を廻った頃になって入り口のSMT仙人がクーラーを重たそうにぶら下げてやって来た。どうしたのかと訪ねた所、もうクーラーが満杯で、これ以上は入らないとのことで、50匹近い釣果とのこと。
前回の月曜日には40匹、今回は50匹と今週だけで100匹近い獲物を手にして、ご近所に配るにしても限度があるだろうし、どうするんだろう?と余計なお世話だが、些か心配になって来る。
20:30頃、SMT仙人は引き上げて行き、隣りのKMIさんは、コンスタントにロッドを曲げ、ICNHさんは、デカいのをバラした!!と騒いでいる。しかし、小生の所には何も気配がない状態が続いており、遊覧船が目の前を通り過ぎて行った頃には、これ以上の追加は無理だろうと半ば以上に諦めていた。
それでも、惰性のキャスティングを続けている内に、ふと、ワームをセリアのワームに替えてみることを思い付いた。と云うのは、今年の夏頃、アジの反応が悪い時でもこのワームには好反応を示したことがあったことを思い出したので、溺れる者藁をも掴むとばかりに、試してみることにした。序に、釣り方もSMT仙人に倣って巻きのアジングをやって見ることにした。実は、小生がアジングを始めた場所では、誰も巻きのアジングをしておらず、皆、縦のアジングだった。その様な先輩諸氏のアジングを見て覚えたので、小生も自然に縦のアジングになり、そのまゝ現在に至っている。と云う訳で、巻きのアジングに手を出すこともなく、結果的に不得手にしていたので、駄目で元々と半ば投げ槍で試してみた。
すると、結果的にはこれがこの日の大きなターニング・ポイントだった。
これまでの1時間半程の間、全く気配も感じられずにいたため、期待もしていなかったのだが、思い掛けず1投目から反応が返って来て、びっくり。
そして、半信半疑で合わせを入れた所、明らかなアジの引きが伝わって来て20cm超の8匹目をゲット。時刻は21:01のことだった。そして、21:05、21:07・・・と一時はほゞ入れ掛かり状態となり、21:27にはカウンターの目は16になっていた。しかも、獲物は全て20cm超級ばかりで、それまでの絶不調振りは嘘だったと思える程の至福の時間だった。
しかし、ワームと釣り方の両方を同時に替えてしまったため、どちらが奏功したのか判断が出来ない。
そこで、高切れで仕掛けを紛失したのを機に、セリアのワームをやめて手持ちの中からから適当な物を選んで試してみた。すると21:56から22:04の10分足らずの間に4匹の釣果を得ることが出来た。
その後も、アジの反応はまだまだ途切れる気配もなかったので、延長しようかとも思ったが、延長線の結果が悪ければ、折角のルンルン気分が台無しになってしまう。と云う訳で、疲れが出て来ていたことも考え、22:20頃、KMIさんやICNHさんを置いて一足早くStopFishingとして、帰路に着いた。
終わり良ければ全て良し。
この日のKMI’sアジングは、正にこの言葉通りの展開で、釣果こそSMT仙人やKMIさんには遠く及ばなかったが、一つ引き出しを増やせたこともあって、自分としては大満足出来た初冬の夜の結果だった。
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17:03 | 1匹目 | 21:11 | 11匹目 | |
17:12 | 2匹目 | 21:13 | 12匹目 | |
17:39 | 3匹目 | 豆 | 21:19 | 13匹目 |
17:44 | 4匹目 | 21:22 | 14匹目 | |
18:09 | 5匹目 | 21:25 | 15匹目 | |
18:15 | 6匹目 | 21:27 | 16匹目 | |
19:20 | 7匹目 | 21:36 | 17匹目 | |
21:01 | 8匹目 | 21:56 | 18匹目 | |
21:05 | 9匹目 | 21:58 | 19匹目 | |
21:07 | 10匹目 | 22:02 | 20匹目 | |
22:04 | 21匹目 |