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2024年釣行記(38) – MB

2024年 Mebaring 釣行記

日 時:06月24日(月) 19:30~23:20
潮回り:中潮
(↓)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 2、フグ x 1、メジナ x 1、カサゴ x 1
同行者:単独、(ISBSさん)

6月も最終週に入り、梅雨メバルもソロソロ終盤戦に入っているが、芳しくない状況が続いており、今シーズン13回のメバリングツ抜けを達成出来たのは僅かに2回だけと、何年か前までとは雲泥の違い。夢よもう一度ではないが、このまゝシーズンを終えるのは如何にも悔しいと云う訳で、有終の美を飾るべく、又々MHR-KGNに出掛けることにした。

いつもと同じ様に17:30頃に自宅を出発したが、事故渋滞に掴まっていつものICから高速に乗ることが出来ず、一つ先のICまで一般道で行ったために時間が掛かってしまい、現地到着は19:15頃。

早速、車から出て準備を始め様とした所、結構強い風が吹き込んで来ており、街路樹の枝も風に吹かれてワサワサと揺れている。予報では南西の風が6mと強めの予想だったので、覚悟はしていたが、それよりも強く吹いている印象。
若干不安になりつゝSoareXR改を手に岸壁に出てみた所、風は強めだが背後から吹いて来ているので、問題はなさそう。

19:30頃、この日のメバリングを開始。
今回は、飛ばしウキを使ったワームで、近場から凸部の手前までをジックリと攻める予定のため、滅多に攻めることのない12番スポット付近を開始地点にした。
海は、中潮の満潮時刻間際のため潮位が高く、テトラ帯は完全に海中に没しているので位置が全く判らない。となると、根掛かりリスクが高くなるが、どうしようもない。根掛かったら根掛かった時のことと割り切ってキャスティングを繰り返した。
すると、ある時コツンとハッキリとしたコンタクトがあり、合わせも決まってリーリングを始めた。しかし、引きが弱い。
型は小さいけれど、今日の可愛娘ちゃんの活性は高そうだし、久し振りにメバリングが楽しめるかも・・・と抜き上げてみれば、何とその正体はクサフグでがっかり。

気を取り直して、いつもよりテンポの遅い蟹の横這い釣法可愛娘ちゃんの居場所を探したが何処に居るのか判らない。
何処かに居る筈だと思いつゝキャスティングを繰り返していると、モゾと感じる反応があった。
反射的な合わせも決まってリーリングを始めた瞬間、トルクのある強い引きが伝わって来た。
これはデカイぞと喜びながらリールのハンドルを回したが、メバルにしては引きが強過ぎる。
ひょっとすると、黒鯛か・・・?と思いつゝ海面に浮かせてヘッドライトの光を当てて魚体を確認すると、何とその主は抜き上げられそうにもないまるまると太った大きなメジナ。外道なので記録は取っておらず、ポイントは不明だが、時刻は丁度20:00頃のこと。

さて、この獲物をどうするか?
ラインが切れることを覚悟して抜き上げてみても良いが、出来ればこのワームはなくしたくない。このワームは、1本だけ残っていたママワームアクションフィッシュ1.8で、このMHR-KGNでの当たりワームなのだが、amazonにも在庫がなて補充が出来ずにいるため、外道でなくしたくはない。
誰か玉網を持って来ているアングラーは居ないか?と周囲を見渡すと、30m程先に黒い人影が見える。ひょっとすると彼は玉網を持っているかも知れないと思い、時折見せる強い引きをいなしながら海面に浮かせたまゝ引き摺る様にしてその彼の許に寄って行った。しかし、生憎なことにその彼も玉網を持っていないと云う。だが、トレブル・フックの付いたルアーで引っ掛けられるかも知れないと云う彼の提案を試してみると、見事にメジナの背びれ付近に掛かり、抜き上げに成功。
メバリングにとっては、良型のメジナとは云え見事な外道だったので、ルアーで引っ掛けてワームを救ってくれた彼に進呈した。

丁度、その彼と話をしている最中に、ISBSさんが登場。
ISBSさんは、挨拶をして直ぐに先に進んで行ってしまった。こうなると、手練れが攻めた後の釣り残しを拾うしかなくなり、肩から先(腕)の問題に加えて客観的な状況も不利になってしまう。
あぁ、今日も先を越されてしまった!!
今日は凸部の手前までをジックリと探る計画だったので、残念ながら本命のポイントにはまだ到達していなかったが、結局、計画変更。本命ポイントを諦めてへの字カーブ付近に重点を入れることにした。しかし、への字カーブ付近もISBSさんが攻めていることも充分考えられる。そこで、時間を出来るだけ空けて場を休めるために、殊更に時間を掛けてへの字カーブの手前までをジックリとチェックしたが、何事も起きない。

そして、への字カーブに到達。
気分を新たに喜び勇んでキャスティングを始めようとしたのだが、進行方向に何やらアングラーの姿が薄ボンヤリと見える。
あ、痛!!
ここにも先行者が居る!!
このポイントを諦めるとしたら、凸部かその先まで足を伸ばす必要があるが、今更そこまでするのも面倒臭い。と云う訳で先行者から4~5m離れた手前でキャスティングを繰り返したのだが、先行者が攻めた後だったと見えて、全く反応が返って来ない。

そこで、その先行者を高巻いて先の51番スポット付近に入って、キャストすることにした。
そして、2投目か3投目で久し振りにコンとコンタクトがあった。残念ながらこれは合せることが出来ず空振りだったが、ようやく可愛娘ちゃんの居場所を見付けたと、フォローのキャストを入れて、ようやく本命の可愛娘ちゃんをゲット。時刻は実釣開始後約1時間半後の21:14のことだった。

取り敢えず、これでボーズは回避出来たと安心したが、
MHR-KGNはボーズ逃れに四苦八苦する様な釣り場でない筈。これを皮切りに・・・・
すると思いが通じたのか、直後にコンコンと小気味の良い反応が返って来て、ロリ・メバルだったが21:152匹目をゲット。

可愛娘ちゃんの居場所を見付けたと一旦は喜んだが、結果的にこの時間帯がハイライト。
その後は、何とか追加しようと粘りに粘ったが、ロリ・カサゴを追加しただけで、本命の可愛娘ちゃんは全くの不調。

結局、23:20頃、精根尽き果ててStopFishingとして帰路についた。

 

所で、飛ばしウキを使ったライン・システムのキャスティングだが・・。
今回も、最初の内は、キャスト直後に軽いショックと共に失速した飛ばしウキがヘナヘナと着水することが何度もあった。その都度、前回上手くキャスト出来た時の方法を試したり、ロッドを振るスピードを替えたりと色々と試してみたが、上手く行かない時は何をやっても駄目。しかし、時には何事もなかったかの様にスーッと距離が出る時もある。だが、再現性がなく小生には何が良くて何が悪いのか、さっぱり原因が判らない。

そんなことを繰り返している内、
こんなに苦労するなら、何もスピニング・リールを止めてベイト・リースに替える必要はなかったじゃないか・・・・・。
と徐々に腹立たしくなって来た。
そして、年甲斐もないことでお恥ずかしい限りだが、腹立ち紛れに少し力を入れて、と云うか、ハード・プラグをキャストする場合と変わらない力の入れ具合でキャストしてみた。この時は、ラインが切れることを覚悟してキャストしたのだが、あら、不思議。何事も起きずにラインがスルスルと伸びて行く。
直ぐに回収して、同じキャストの仕方を繰り返して見ると、やはり何事も起きない。
以降、この日はこのキャスト方法で通したのだが、一度も失速現象は生じなかった。おそらく、失速させない様に大事になり過ぎていたのだろう。

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21:14 1匹目 51番
21:15 2匹目 51番