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2024年釣行記(37) – MB

2024年 Mebaring 釣行記

日 時:06月20日(木) 18:40~23:20
潮回り:大潮
(↓↑)
場 所:MHR-KGN
釣 果:メバル x 6、カサゴ x 3
同行者:単独

MHR-KGNは、サイズは15~17cm程度と小振りだが、それでも行けば必ず円らな瞳の可愛娘ちゃんがロッドを曲げてくれ小気味の良い引きを楽しませてくれるので、小生にとっては正に癒やしの釣り場だった。従って、この釣り場では、キャッチ&リリースを前提とし、針は全てバーブを潰して出来るだけ可愛娘ちゃんにダメージを与えない様にして、大切にして来た。しかし、昨今の温暖化の影響なのか、2021年の冬頃から急につ抜けすることさえ難しい釣り場になってしまい、それ以前の釣れっぷりが嘘だったと思う程、様変わりしてしまった。
そんな状況のMHR-KGNなので、ある程度、苦戦することは覚悟していたが、前回、まさかボーズを回避するのに四苦八苦するとは露程も思いもせず、帰宅後も釈然と出来ないまゝだった。と云う訳で、前回のリベンジではないが、MHR-KGNに出掛けることにした。

現地到着は、18:20を廻った頃。
車から降りて準備に取り掛かったが、思いの外風が強く吹いており、街路樹の枝もかなり揺れている。出発する際にチェックした予報では南寄りの風が5mとあったが、それよりもかなり強く感じる程で、岸壁は道路より一段下がっているので幾分弱くなっている筈とは云え、少々心配になる。

SoareXR改を手に岸壁に出てみると、風は強いが背後から吹いて来ており、何とかなりそうなので一安心。海は、大潮の満潮から2時間程しか経っていないので、海面から頭を指しているテトラ帯の頂上が点々と見えるだけで、海藻は全く見えない。

前回の轍は踏みたくないので、今回はハード・プラグではなくワームの釣りに徹することにしていたため、先ずは飛ばしウキを使ったシステムを組んで、18:40頃、19番スポット付近から開始。

飛ばしウキは、ハヤブサのメバルロケットFを使うことが多いのだが、今回はタックル・ボックスから探し出して来たTICTのMフロートを使うことにした。自宅で計測した結果では双方とも重量は3.9g内外でほゞ同じだが、形状がMフロートは細長い紡錘形をしており、その分空気抵抗が減るので、飛距離も若干伸びるのではないかと考えた。

日没時刻前で周囲は明るいので、可愛娘ちゃん達が動き出すには早過ぎるため、先ずは飛距離の確認。
何投かするとタイミングが合った時には、テトラ帯の先2~3m程先に波紋が広がるのが見える。背後から吹いて来る風の影響も当然あるが、飛ばしウキの形状も飛距離に寄与している様子に、取り敢えず満足した。

所が、その内、ロッドを振り被ってキャストした次の瞬間に、カクンと軽いショックを残して飛ばしウキが失速し、テトラ帯と岸壁の中間付近にポチャンと落ちる現象が出て来た。キャストの仕方が悪いのかと思い、色々と工夫をしてみたが、現象が起きる時もあれば、何事も起きずに気持ち良く飛んで行く時もある。
ショックがあった時は、ラインとリーダーの結び目がガイドに引っ掛かった様な感触なので、ラインの通り具合をガイド一つ一つ確認をしたが問題はない。
前回、こんな症状を全く起こさなかった時と比較すると、ロッドもライン・システムも全く同じで、違っているのは飛ばしウキだけ。その飛ばしウキにしても重さは0.1g位の違いでしかなく、形状が違うだけ。それだけで、こんなにも結果が異なるのは説明し難いが、現象が起きる時よりも起きない時の方が多いので、原因の究明は後にしてこのまゝ釣りを続けようかと思った。しかし、心配しながらでは釣りに専念出来ない。
そこで、飛ばしウキを止めて、ハード・プラグをキャストしてみることにした。すると問題なく飛んで行く。この日はワームで通す算段だったが、プラグに反応してくれれば云うことなしと、暫くの間プラグをキャストし続けた。だが、ことはそんなに上手く行く筈もなく、目論見は見事に外れてしまった。

と云う訳で、また飛ばしウキを使ったシステムに戻して、戦々恐々としながらキャスティングを繰り返していた。そして、ロッドのティップから飛ばしウキまでの長さを詰めてキャストすれば、飛ばしウキがヘナヘナと失速する現象が起き難くなることを発見した。
それでも、油断をするとなってしまうが、滅多に起きなくなって安心して可愛娘ちゃんからのラブ・コールを待てる様になったが、肝心の反応は返って来ない。
そこで、蟹の横這い釣法で居場所を探すことにした。

この日の口明けは、実釣開始後約1時間半後の20:0236番スポット付近で来たこの
どの様なアタリだったのか、さっぱり記憶がないのだが、返り討ちの言葉が頭に浮かんで来てた頃のことだったので、ホッとした記憶は残っている。

そして2匹目は、20:32に丁度への字カーブの曲がりっぱなの46番スポットで獲ったのだが、このは仕掛けの着水とほゞ同時に反応して来たもの。そこで、今日のメバルは浮いていると考え、以降は出来るだけ表層近くを意識して通す様にした、コンタクトして来たのはこの1匹だけだった。

飛ばしウキを使う場合のJHの重さだが、この日もこれまでと同じ0.5gを使っていた。と云うのは、水深のないMHR-KGNでは、根掛かりリスクを減らすため、従来は0.3~0.5gのJHを使ったジグ単で楽しんでいたので、その流れで0.5gのJHをチョイスしていた。しかし、この日はもう少し重たい方が良さそうな気がしたので、思い切って0.8gのJHに替え、ワームもママワームアクションフィッシュ1.8を使ってみた。
すると、直ぐに答えが出て20:5154番スポット付近で、この日の3匹目をゲット。

これでこの日の答えが出たと思ったが、それは早計至極で、後が続かない。
そこで70番スポット付近に移動したが、ここでは空振りに終わりその少し先の73番スポット付近で、21:104匹目をゲットしただけ。

時刻は21:00を廻っていたので折り返しに入ろうかと考えたが、かつては良かった凸部の先が気になったので、ものは序でと様子を見に行くことにした。
しかし、こちら側でも可愛娘ちゃんの姿はなく、21:35120番スポット付近で5匹目となるロリ・サイズを追加出来ただけで、結局、21:45頃、125番スポット付近から折り返しに入った。

この頃になると、風は時折弱くなることはあるが、向きがコロコロと変わって、やり難くなってしまった。特に、海面に頭を出しているテトラ近くを狙う時は、風に吹かれたラインがテトラに絡んで餌食になるリスクが高くなるので、油断が出来ない。

復路に入って目ぼしいポイントを打ちながら戻ったが、反応して来るのはカサゴばかりで結局3匹ゲットし、肝心のメバル22:4750番スポット付近で6匹目を獲っただけ。

その後も、何とか追加出来ないかと小生にしては珍しく粘ったが、追加ならず、結局、23:20頃にStopFishingとした。

所で、この日の釣り場だったが、海藻が殆ど消えていたことには少なからず驚いた。
昨年だったか一昨年だったか、ビッシリと繁茂していた海藻が、台風の影響で綺麗サッパリなくなっていたことがあったので、今年も台風が来るまでは我慢を強いられると思っていた。所がこの日は、沖目にキャストしても殆んど海藻が邪魔をして来ることがなかった。
海藻がゴソゴソと針に触れて来る雑音のない中、ジックリと可愛娘ちゃんの反応を待つ釣りが出来て、もう少し数が出れば申し分のない所だが、満足することが出来た。

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20:02 1匹目 36番スポット付近
20:32 2匹目 46番スポット付近
20:51 3匹目 54番スポット付近
21:10 4匹目 73番スポット付近
21:35 5匹目 120番スポット付近
22:47 6匹目 50番スポット付近