2018年釣行記(63) – AJ&TC
2018/10/15
日 時:10月15日(月)~16(火) 16:00~5:00
潮回り:小潮(↑↓↑)
場 所:孤島
釣 果:アジ × 24、タチウオ × 1、カサゴ × 4
同行者:単独(NMTさん、MSDさん)
10月に入ったと云うのに気持ちの良い秋晴れの日がなく、毎日、どんよりとした曇り空が続いている。この日も今にも泣き出しそうな曇り空で、ひょっとすると降られるかも知れないが、孤島に行くことにした。
孤島の岸壁には16:00頃到着。
この岸壁を訪れるのは先月17日以来の約一ヶ月振りのこと。多い時には週に二回も通っていた時期もあったことを考えると、随分と間が空いてしまった。
今回は単独なので、独りで徹夜することも覚悟の上だが、その一方で、行けば誰か知り合いがいるだろうと期待していたことも事実。
その期待が叶って、NMTさんがニコニコ顔で迎えてくれた。やはり徹夜することを考えると、顔見知りがいる方がずっと心強い。
岸壁には航路寄りに餌釣りの若者二人が、広目に釣り座を構え長いロッドを出しているので、中央から航路側には入る余地がない。MNTさんは彼らから少し距離を置いて中央付近の陸側にバケツを置いている。彼の右側には初めて見る顔のアジンガーが2~3人程入っているので、直ぐにアジングをするには、足場の狭い所に釣り座を決める以外にない。
小生は、餌釣り師が徹夜をすることは考え難いので、彼らが引き揚げた後にアジングを始めれば良い。それまでは他の場所でタチウオを狙うことにしようと考え、取り敢えずNMTさんの左側に椅子を置いて場所を確保。
今回のラインナップは、タチウオ用のSephia S809M/Fとアジング用のTenryu改と8320#1Bの3本。
夫々のロッドにリールをセットしラインを通して、Sephia S809M/Fを手にコバに立ってキャスティングを始めたのは16:30頃。
風は南寄りで少し強めなので、航路に向かって立つと横風になるが、ワインドでは余り気にならない程度。時間的には、日没時刻の17:00頃にはまだ間があるが、どんよりとした曇り空のため、光量がかなり少なくて薄暗くなっている。UMKZ-P方面では夕間詰めに釣果が出ているとの情報もあったので、ひょっとするとタチウオが寄って来ている可能性もあり、運が良ければ早い内に刀狩りが出来るかも知れない。
期待したが、いつもの通りこれは空振り。
しかし、ワインド後にフォールをさせている最中にコンコンとアタリを感じることが何度かあった。残念ながら合わせ切れずに終わったが、恐らくタチウオがちょっかいを出したのではないか・・・・・。
NMTさんの様子を見ると、早くもアジを出し始めているので、タチウオの場を休めるためにアジングに切り替えることにして、17:00過ぎに8320#1Bに1gのJHでアジングのスタート。
すると、NMTさんの云う通り地合いに入っているらしく、直ぐに答が出て、この日最初のアジをゲット。サイズは25cm程の良型。
9月頃の孤島は、夕間詰めに地合いがあっても、その後はサッパリ。日付が変わってからもポツリポツリともう一つで、夕間詰め勝負の傾向が強かった印象がある。しかし、NMTさんによれば、先週は21:00頃にはマンクーになった程良かったとのことで、状況が変わっている様子に、今日は良いかも知れないと知らず知らずの内に期待が膨らんでしまう。
18:00頃、MSDさんが登場。少々狭いが、小生とNMTさんの間に入って貰い、3人並んでロッドを振った。しかし、NMTさんの云う程アタリが続いて来る訳でもなく、やはり先週とは状況が変わっているのだろう。
そこで、裏側の岸寄りの曲がり角付近を試して見ることにした。ここでキャストすることは数える程しかないが、2段下まで降りるのも面倒なので、無精を決め込んだ次第。すると、これが怪我の功名。それまでより遥かにペースが上がって、2匹、3匹と追加に成功。
結局、20:00頃にはツ抜けを達成。
所が、20:00を回ると群れが去って行ったと見えて、アタリがなくなってしまった。
20:30頃、エサ師の2人を含めて4~5人のアングラーが引き揚げて行き、7人程が居残り徹夜をすることになったが、アタリは忘れた頃にあるだけで、しかも群れでいる筈のアジにも拘わらず、続くこともなく単独の交通事故の様な状況。
2:00頃、長時間の釣りに疲れも感じて来たので、小休止。
1時間程ウツラウツラと休んで、3:00頃、キャスティングを再開して、何投目かのこと。根掛かりで高切れしたシステムを組み直して、キャストした所、どう云う訳かJHの重さが感じられない。
どうしたんだ・・・・・。
理由が判らないまゝラインを巻き上げて、良くよく見るとリーダーがスパッと切られていて、JHがなくなっている。
カマスかタチウオに切られたのだろう。
であれば、犯人を確保するまで。
直ぐにSephia S809M/Fにロッドを持ち替えて、コバのカーブ付近でワインドを再開。
2~3回しゃくった所でテンション・フォールをさせて様子を窺っていると、コンとアタリがある。最初の反応は合わせ切れなかったが、2度目の反応にガッチリと掛けることが出来、指3本のタチウオをゲット。
これまではシャクッた途端にガツンと大きなショックがあって後、ギュイーンとロッドを絞り込むタチウオのワインディングが面白かったが、これはどうしても釣れちゃった感が強い。しかし、今回はフォールの最中のコンと感じるアタリが取れ、釣った感満載。
1匹目の後、2匹目も同じアタリで掛ける所まで行ったが、ロッドにタチウオの重さを感じた途端にバレてしまったので、釣果としては1匹のみだが、満足出来るものだった。
その後は、タチウオのアタリがなくなってしまったので、又々アジングに復帰。
相変わらず、アタリが遠い状況が続いていたが、東の空が薄っすらと白み始める頃。それまでの状況が嘘の様に、頻繁にアタリが出始め、小生でも3連チャンをする程。
所謂、朝間詰めの時合なのだが、一瞬にして状況が180°変わってしまう面白さを楽しむことが出来、久し振りに20匹を超える釣果。しかも平均25cm程の良型ばかりで、満ち満ちた気分で、5:00頃、StopFishingとした。