2017年釣行記(26) – AJ
2017/04/28
日 時:4月28日(金)~29日(土)
潮回り:中潮(↑↓↑)
場 所:孤島
釣 果:アジ X 5、カサゴ X 4
同行者:SGMRさん、FKGW女史、(KIさん、SMNさん、UHRさん)
ついこの前2017年を迎えたばかりなのに、光陰矢の如しで、早くもその2017年も1/3を過ぎてしまって世間様はGWに突入。となると釣り場は何処も激混みになることは必至なので、1年中GWの小生は、現役の皆さんに楽しんで貰うために、来週1週間は釣行を控えようと思っている。
となると、GW直前の金曜日に釣りに行かなければ、2週間もロッドを振れないことになる。当てにならない予報をチェックすると、幸いなことに風は1~2mと弱い。
と云う訳で混むことは予想されたが、孤島に行くことにした。
SGMRさん、FKGW女史と駐車場で落ち合って、孤島には3人揃って16:00頃に到着。
前回の23日は、数える程の先行者しかいなくてある意味で寂しい思いもあったが、今回はベスト・ポジションにはズラリとエサ師が並んでおり、何人もの黒鯛師の姿があちらこちらに見える。過ぎたるは及ばざるが如しで、直ぐには釣り座を確保することが出来ない状態。しかも、今回も弱い風の予報に反して、現場では強い南西の風。南西から北東に伸びている孤島では、真横の風になる上に足場の高いポジションではやり難いことこの上ない。
こんな状態を目の当たりにして、小生のやる気は、風船が萎んで行く様にシューン・・・・。
直ぐにロッドを振れない以上、慌てて支度を整えてもキャスティング出来ないのではその必要もない。殊更にゆっくり支度をしていると、我々に少し遅れて中田英寿似のUHRさんと昨年ここで会った若者アジンガーが登場。
そうこうする内、最も航路側に入っていたエサ師が帰り支度を始め、すかさずSGMRさんは狙っていたポジションの確保に成功。その右隣りが少し広めに空いていたので、小生も何とか釣り座を構えることが出来た。
そして、FKGW女史は?と姿を探したが、近くには見えない。
あれ、どうした?
周囲を見回してみると、岸壁の低い所に後ろ姿が見える。私はプライベート・ビーチでやると良く口にしている様に、混雑を避けてアジンガーが殆ど居ない離れた場所に釣り座を構えて、既にキャスティングを始めている様子。
そしてUHRさんは足場の広くなった所と狭くなった所の境付近、もう一人の若者はUHRさんの陸側隣りに夫々釣り座を構えて、取り敢えずは誰もあぶれることなく落ち着いた格好。
そこで、持ち込んだSoare改、Emeraldas改、8326#1Bの3本の内、横風の強さを考慮して8326#1Bのロッドに重めの1.5gのJHを先発に選んでキャスティングを開始。
所が、右から左の強い横風に加えて潮の流れも右から左。こんな時は斜め右前方にキャストして、少しでも影響を軽くする様にするのがセオリーだが、小生の右隣のアングラーは長い竿のサビキ釣りなので、斜め右にキャストすることが出来ない。正面にキャストして30カウントもすると、仕掛けは左り真横のほゞ90度まで流されてしまって、釣りにならない。
仕方がないので、バケツや座布団はそのままに釣り座を確保した状態で航路側に向いてキャスティングを始めて時間潰し。
17:00頃になってKIさん、SMNさんが登場。KIさんはUHRさんの左側のエサ師が居た場所、SMNさんはSGMRさんの左の航路側に釣り座を決めて、夫々にアジングを開始。
しかし、この日もアジ様の活性が低いのか、群れが小さいのか、SGMRさんが明るい内に小振りのアジを2~3匹掛けただけで、皆さん苦戦を強いられている様子。
そんな中、御多分に漏れず小生にもアジ様からのコンタクトはなく、それどころかこの釣り場では税金とも云えるロリ・カサゴのアタリすらない。何処かにアジ様が屯している場所はないかと、徘徊して探し回ったが見付からない。
結局、独り離れてキャスティングを続けているFKGW女史の隣りに入れて貰ったが、アジ様からもカサゴからもコンタクトはなく、早くも完全試合の文字が頭の中をチラチラと浮かんで来る始末。
20:30を廻った頃、漸く風が収まって来たので、元々の場所に戻った所、長いロッドのサビキ師の居た場所にKIさん、そしてKIさんの後にSMNさんが釣り座を移動していた。と云っても、実際にキャスティングをしている場所は、最も航路側にSMNさん、その右側にSGMRさん、そして小生が釣り座を構えていた場所にKIさんの順で、小生が入る場所がない。仕方がないので、留守にしているKIさんの釣り座でキャスティングをすることに。
状況を訊ねると、SGMRさんは両隣のSMNさん、KIさんを尻目に只一人爆釣モードに入っているとのことで、小生が戻ってからも良いペースでロッドを曲げている。
その頃には、あれ程強く吹いていた風はなくなり、海ものったりとした典型的な春の海になり正にアジング日和になったにも拘わらず、小生には相変わらず一寸した違和感も感じられない。他の皆さんもSGMRさんを除いて、忘れた頃に来るアタリをジーッと辛抱強く待っている様子。
そこで、根掛かりする惧れは強いが、JHを手持ちの中では最も重い1.8gにして遠投。しっかりとボトムを取って小さくアクションを加えていると、コンとハッキリとしたアタリ。
こんなに明確なアタリは、この日初めてで、漸くこの日の幕開けのアジ様をゲット。
時刻は、21:00を廻った頃のことで、キャスティングを開始してほゞ4時間も経っていた。
そして、同じ様な釣り方で2匹目を獲れたので、この方法で拾い釣りを通そうと思ってキャスティングを続けていると好事魔多し。22:00頃から北寄りの風が強く吹き出して来る始末。こうなると1.8gでも底を取るのが覚束なくなる上、ラインが大きく吹かれてしまってお祭りも多くなって来る。
幾ら親しい仲間内のこととは云え、出来れば避けたい事態。
と云う訳で、小生は又々比較的風の影響が少ないFKGW女史の隣りに邪魔をさせて貰って夜明けを迎えたが、結局、最初に決めた釣り座ではキャスティングをする機会が殆どないまゝStopFishingとすることになってしまった。
今回で、今年の孤島では3回のアジングとなったが、何れもツ抜けには遠く及ばず一桁前半の釣果。
昨年と比較すると、今年は少し遅れている様だが、アジング・シーズンは端緒に着いたばかり。最初から好釣果を期待する方が無理と云うもので、群れが本格的に寄りを見せるまでの間、釣れなくても止むを得ない所。
と云っても、アタリを感じられない徹夜の釣りは修行そのもので、いつも以上に身体の中心部にズシーンと重い疲れを溜め、軽いクーラーを持ってのご帰還だった。